T形

 久々にエンジンを開けて作業をしてみて、あぁ、ねじを回すのって楽しいなと思っていたときに、YoutubeでホンダのF1エンジンのRA100Eを熟練メカニックがばらす動画を見てしまった。ものすごい手際でF1エンジンを解体していくのだが、そのときヘビーに使っていたのがT形レンチだ。

 規定トルクで締められているボルトをきゅっとゆるめて、あとは人差し指の素早い動作でくるくるっとねじをゆるめていく。正確な手さばきはそれだけでずっと見ていられるぐらい小気味良くて「ああ、自分もああやってねじを回したい」とあこがれを抱くには十分な動画であった。

 10月4日に間瀬で走る準備もあり、いろいろ細かな道具が必要だ。なので、実家近くのアストロに行き、必要なものを買いそろえつつT形レンチを物色するも、オリジナルブランドのぴかぴかしたレンチはあるのだが、映像で見たような鈍く輝く渋いT形レンチがほしい。仕事をさぼって休憩の合間にホームセンターを回る。残念ながら一流メーカーのT形レンチは展示されていなかった。

 KTCとかKokenとかTONEとか見て触れて買いたいのだけれど、伊賀のホームセンターではKTCが在庫されているのみ(しかも昔のSnap-onのように鍵がかけられていて店員を呼ばないと買えない)で、比較して買えるような状況ではなかった。

 ネットがあるからいつでも取り寄せられるんだけれど、工具ばかりは触って買いたいな。

サーキット

 息子にミニ四駆サーキットに連れて行けと要求されたので、コジマに常設されているサーキットへ出かける。家の近所にもあるんだけれど、屋外設置なので36度を超える猛暑の中で遊ぶのは不可能に近い。少し遠いけれど、快適なコジマへと足を運んだ。四つテーブルが用意されていて、すべて埋まっているぐらいは人が来ている。

 強力なモーターを入れたら、最初のコーナーですでにコースアウトしてしまうようになった。ここら辺がミニ四駆チューンの難しいところ。同じぐらいのスピードの人は難なくコーナーを曲がっていて、どこをいじるとまともに走るのかなあ、とムック本に掲載されているマシンを眺めてヒントをもらう。

 コジマサーキットの唯一の欠点は、横に部品が売っているから買っちゃうことだ。コーナーリングの鍵となるローラーをベアリング入りのものに交換したのだが、二つで1セット。四隅に付けると四つ必要になってそれだけですでにミニ四駆本体価格を上回るという…。

 ひと通りクルマを作って走らせたら遅いのだ。バッテリーの消耗? 走らせすぎてモーターが焼けた? いちばん最初よりも明らかにスタートの加速が遅い。手を加えてコースアウトはしなくなったが、単純に遅いから飛び出さなくなっただけなのかも。改造すれば改造するほど遅くなるってどういうことだ。

 あれこれ考えて、写真にも写っているが、そういえばマスダンパーをフロントだけにしてリアを外したままだった。うまく走ったからそうしたのだが、もしかするとフロント荷重になりすぎてリアのトラクションがかかっていないのかもしれない。次、サーキットに行ったらまずはそこから。

 という具合にはまり始めると奥深い。どんな遊びでも同じなんだろうけれども。

 隣の中学生ぐらいのスピードはあるなとほくそ笑んでいたのだが、ふらりとやってきたおじさんが走らせたマシンが異次元の速さ。どうしてコーナーでも立体交差でも飛び出さないのか意味不明。隣の中学生も「えぐっ」と若者言葉でつぶやいていた。道のりは遠そうである。

筋肉痛

 バモちゃんを仕事をさぼっての休憩中にメンテナンスして、案の定、腰の筋肉痛が発生。2日後とかではないからまだまだ若いのかな。

 床下にエンジンを収める構造だから仕方がないけれど、エンジンが傾いて搭載されていて素人にとっては作業がやりづらい。ジャッキアップをして下からやろうかなーと思う作業もあったが、ガレージジャッキとウマは名古屋にあるので、車載ジャッキで支えて左リアタイヤだけ外して作業をした。

 それにしても、タペットホルダーの下のオイルリングはいかがなものか。ある程度距離を乗ったらほぼ不具合が出そうな。ヘッドカバーパッキンやタペットサーキュラー(カムシャフトの後ろ側のメクラキャップ)も、へたってオイル漏れしたらすぐ下にある排気管にかかって煙が出る構造ってどうかとも思う。

 あ、煙やにおいが出た方が不具合に気づけて良いのか。

軽整備

 2度、エンジン不調に陥ったバモちゃん(ホンダバモスHM4・2008)。昨年親父から譲り受けてから手がけた整備はオイル交換とオイルフィルター交換ぐらいで、イグニッションコイルを触ったのは初めてだった。気になったのは、プラグに接続する先の部分がオイルで汚れていたこと。プラグを外してみると、ねじ山がオイルで濡れている。リークを起こすし、コイルの故障の原因になる。

 B6エンジンしかいじったことがないので、「ああ、あれね。パッキン不良ね」と早合点して、E07Zエンジン用のヘットカバーパッキンを注文する。送料込みで1400円ぐらいで安いもんだ。昨日、仕事の合間にさくっとヘッドカバーを外す。ヘッドカバーがオイルでどろどろなので、パーツクリーナーで洗浄を試みるも、クリーナーが何本合っても足りない感じで汚れが落ちない。なので、

どりゃー、と洗濯に使う酸素系漂白剤に漬け込むことにした。社宅の台所を使って勤務時間帯(いちおう休憩時間)にエンジン部品を洗浄する社員は、僕が経営者ならクビにする。

 ワイヤブラシでこすってかなり良い感じにきれいにはなったが、ブローバイの経路にある鉄板の表面が変色したのであまりまねしない方がいいかもしれない。

 これで新しいパッキンを装着すればプラグホールへのオイルリークはなくなるよね、と安易に考えていた。

 ところが、パッキン交換の手順を調べていたら、ホンダのこの時期のエンジンの持病として、タペットホルダーのヘッド側のOリング劣化というのがあることを発見。外したパッキンは交換歴があるらしくまだ柔軟性があったし、オイル漏れの原因はそれに違いない。いきなり難易度が上がって尻込みしたが、まあ何とかなるでしょうとOリングを発注。タペットサーキュラーという部品もオイル漏れの原因になるらしく、注文する。少し高くつくけれど、簡単に翌日にパーツが手に入るのはいい時代だ。

 今日、早起きしてまずやったのはバルブクリアランス調整。ロッカーアーム式のエンジンで、10ミリメガネとマイナスドライバー、シックネスゲージがあれば簡単に調整できる。しかし、ほぼ基準値のいちばん狭めにそろっていた。恐らく、2年前にタイミングベルト交換をしてあるのでそのときに調整したんだろう。吸気側を何カ所かいじっただけであまり調整する必要もなかった。

 いよいよ、タペットホルダーの取り外しへ。13本あるボルトを指定通り緩めていく。ロッカーアームがばらばらにならないように針金でボルトを締め上げる、というノウハウが書いてあってその通りにする。外して裏返したのが最初に貼った画像で、三つのOリングが硬化してしまうのが、プラグホールへのオイルリークの原因になるという。

 想像通り、Oリングはプラスチックのように硬化し、少し力を入れたらパキッと割れた。タイミングベルトを交換したのなら、Oリングも交換してくれれば良かったのに。タペットホルダーがばらばらになりそうになるトラブル(なぜ針金でボルトを連結して締め上げるのかがよく分かった)があったが、何とか元に戻して無事エンジンが始動した。

 バモちゃんはミッドシップ四駆のスーパーカーなのだが、荷台のふたを開けてエンジンを整備するので、非常に腰がやられる。汗だくになりながら、何とか作業を終わらせた。

Nifty

 @Niftyのアカウントを取ったのは、Nifty-Serve時代で1994年のことだからもう30年以上も契約していることになる。当時はインターネットは大学などの機関の端末から接続するのが一般的で、個人が広く利用するようになったのはWindows95が発売されて以降だ。

 当時はテキストベースのフォーラムという掲示板のようなシステムで交わされる議論や情報を読むのが主な使い道だった。やがてインターネット時代に移行し、2001年にサイトを立ち上げたので@niftyは僕にとっては切ることのできないサービスだったのだ。

 SNS時代になってホームページの長年の放置を経て、突然思い立って独自ドメインを取得しサイトをスマホ対応にして引っ越ししてしまった。いまは@niftyは転送設定があるだけで使わない。10月1日からHTTPS対応になるとのことで、僕の使っている無料のプランはなくなり、有料になるとの連絡が来た。10月1日からは有料プランに変更しないと管理画面を開けなくなり、データもアップロードできなくなる。来年1月31日でデータは削除されるとのこと。

 いよいよ@niftyと契約している意味が古いメールアドレスの維持とネットプロバイダーしかなくなったので、1本化を考えた。光回線の業者とプロバイダー契約もしたら安くなるのではないか。サポートに連絡すると、何と@niftyの契約料金とほぼ同じ。手数料として3300円徴収するという。

 切り替える意味が契約している業者を一つ減らすだけということになり、@niftyとの契約を続けることにした。将来、断捨離でもしたくなったら、また考えよ。

バラバラ

 快調になったはずのバモちゃん、なんとまたすぐにアイドル不調の症状が出て勝手に440ccへダウングレードしてしまった。別のイグニッションコイルが壊れたのか、交換した中古品がもともと不具合があったのか。まあ、15万キロも走っている軽ワゴン車だから、おそらく別のコイルが壊れたんだろう。

 世話してもらっている自動車修理工場に置いて来ようと実家の母とともに2台で行くと「すぐにできるよ」ということで、まずは抜き差しして不具合があるイグニッションコイルを特定。前回変えたの何番だっけと新たに壊れたのか中古部品がまずかったのかはわからなくなっているのは、まあご愛敬。

 工場の奥にある箱にはストックしてあるコイルがたくさん詰め込まれていて、がらがらと箱から出して適合しそうなコイルを探す。カプラー形状や長さがいろいろ違い、なかなか見つからなかったが、一つだけ合いそうなものを探し出して取り付けるとエンジンがスムーズに回った。お金はいらない、という社長の息子さんに母が無理やり5000円を渡してきた。親身に面倒を見てくれる工場は大切にせねば。2度あることは3度あると思い、ヤフオクでイグニッションコイルの中古品をストックとして買った。

 で、バモちゃんの調子が良いのだ。どこで分かるかというと、名阪国道の峠越えを法定速度をキープして登っていけるみたいな。キックダウンの回数が少ない。バモちゃんのE07Zエンジンは3気筒だけれどスムーズに回る(うるさいけど)なと思っていたのだが、実際は壊れかけコイルで燃焼のばらつきはあったのかもしれない。

 点火メンテナンスで変わるものだなあ、NGKのイリジウムでもつけようかなあと思って点火プラグを調べたら、すでに使い倒されたイリジウムが付いていた。あの工場、やるなと改めて思う。笑ったのがイグニッションコイルで三つともバラバラのメーカー。右から東洋電装、デンソー、日本特殊陶業。やっぱりNGKは高級感がある。あ、三つともばらばらということはやはり元からついていたコイルに不具合が出たのか。追い金を渡しておいてよかった。

 コイルやプラグのねじ部分がオイルで濡れていたので、シリンダーヘッドカバーのパッキンを発注した。伊賀での勤務が終わったら捨てようと思っているバモちゃんだけれど、手をかけるとまた愛着がわくなあ。

高嶺の花

ステップワゴンの車検に来たら新型プレリュードが。カッコいいね。世の中がSUVだらけの今の時代、スペシャリティーカーを往年の名前で出してくれて素晴らしい。

 幅は1.88メートルもあるけれど全長と高さを抑えていることもあって数値よりはコンパクトに見える。衝突安全基準もあるから仕方ないのかもしれないけれど、重さは300キロぐらい重くなっている。使えないリアシートなんかなくしてもう少しコンパクトに軽くつくってもらったら面白いのにな、と思う自分はたぶんマニアックなだけで普通の人には気にならないところなんだろう。

 それにしても価格が600万円超えと当時より400万円ぐらい高い。貨幣価値から考えても倍になったイメージ。まあ、当時だってGTRがそんな値段してたんだから高いってことはないのかな。

 バブル期と違うのは社会情勢か。当時は「給料上がるし借りなきゃ損」ぐらいの雰囲気があった気がする。今は、大幅に給料上がるとは思えないし、ある範囲で車を選ぶ感じ。人口減少みたいなどうしようもない背景があるにせよ、この四半世紀にこの国が取ってきたさまざまな選択肢が微妙に少しずつ悪い方向にずれてしまっていたのは確実なところ。

準備

 10月4日に日本海間瀬サーキット(RS Factory STAGE大運動会)を走ると決めて、いろいろ準備を進めている。

 やっぱり車載映像は撮っておきたいな、と思いGoproの中古をフリマアプリで調達。ロールバーに固定するためのアタッチメントを物色しているうちに、Goproの周辺アクセサリーの豊富さを知り、あれもこれもと欲しくなる。久しぶりに買い物をしてワクワクした気がする。ゴテゴテとアクセサリー類を取り付けたところで、そんなに動画を撮らないんだろうけれど。

 やっぱり走っているときにタイムも確認したいよね、ということでChatGPTに聞いて、スマホに外部GPSをリンクさせて計測することにした。スマホだけでも計測できるのだが、スマホは1Hz(1秒間に1回)の記録のため、計測しても誤差がだいぶ出るということで、10Hzの外部GPSを注文した。Bluetoothでスマホ内部のGPS信号と置き換えることができるらしい。高級品のロガーだと25Hzとかみたいだけど、アマチュア走行の目安ぐらいなので10Hzで十分だろうと判断。10分の1秒の誤差が出る可能性がある。

 間瀬で耐久レースを走っていた2007~10年ごろは、LAPSHOTというデバイスでタイムを計測していた。パワープラントフレームあたりにセンサーを仕込み、サーキットのコントロールラインに埋め込まれている磁石の磁気をセンサーで拾って計測する仕組みで、磁気を拾わない場合もあって、タイラップ止めしたセンサーの位置を路面に向けてずらすなどの調整が必要だった。

 一方でGPSロガーも使っていた。Photomate887という小さな(大きめの消しゴムぐらい)デバイスで計測する。Photomate887の内部メモリーにデータをため込み、それをUSBでパソコンに吸い出し、GPSデータを扱うアプリでデータを表示すると、走行ラインを見ることができたし、デジカメで撮影した画像とリンクさせるとスピードメーターが表示され、1周のラップタイム(当然、5Hzか10HzなのでLAPSHOTのタイムとは微妙にずれる)とかGフォースとかが表示できた。

 こんな感じ。いま見てみるとシケイン前で150キロ超えるんだ。怖いな。

 磁気とGPSの二つの計測からGPSに1本化されたわけだが、おそらくスマホ側で5Hzとかの出力ができれば外部GPSとかも不要になる。内蔵されているセンサーは対応しているんじゃないかなあ。ソフトウエア的にGPSの信号を解放できて、スマホ1本で計測できればものすごく楽になるのに。

走る洗う

 仕事後に走ってきた。仕事場に単身、住まわされているので、仕事が終わるとやることがない。車遊びには好都合なのかもしれない。ドライブに行く。

 TOUGHBOOKを載せて、名阪国道へ。高回転高負荷の領域の空燃比をチェックしながら走り、少し薄い回転域があったぐらいでほぼ問題がない感じ。少し濃いぐらいに調整しておいた。伊賀は少し標高があるので、平地に行ったらずれる可能性もある。

 Freedomコンピューターを調整するFCSSが止まりまくる。Windows95互換モードにしてもだめ。なんでだろうと考えたら、マップが拡大されていないバージョンの古いやつだった。Windows98とかMeなら調子よく動くんだろうけれど。

 なのでセットアップは早々にあきらめて、ワインディングへ。若いころはひゃっはーとところかまわずエンジンをぶん回していた記憶(美化されているかもしれない)があるけれど、伊賀は盆地でワインディングはあるのだが、少し奥の方でも家があるので騒音を考えると回せない。山奥までいくと、今度は鹿パラダイスで、車が全損になる可能性もあるからやっぱり回せない。

 昔はぶんぶんうるさい車だらけだったけれど、いまはそんな車少ないし、狭い盆地で「うるさいロードスター」として特定されSNSにアップされでもしたら仕事にかかわりそうだ。飛ばさ(せ)なくなった、というのはまあ、大人になったということなのだろう。

 台風が来るので洗車した。今回、全塗装(同じネオグリーン)をしたので大雨が降るならカバーをかけたい。カバーをかけるには、ほこりを落とさねばなるまい(カバーをかけるだけで傷がつくかもしれないけれど)。ということで夜中に会社の拠点で洗車をする怪しいおじさんなのでした。

請求書

 バモちゃん(ホンダ・バモス2008)を世話してもらっている自動車修理工場に昨日、電話を入れ、すぐに実家に置いてあるバモちゃんを引き取ってもらって何と今日修理が終わって帰ってきた。予想通り、1番のイグニッションコイルの不調だったようで、ひと通りの点検とプラグの点検、中古のイグニッションコイルへの交換で治ったみたい。で、請求はいくらかなと写メをもらった書類を見ると、、、

 2200円

 引き取り料も取ってもらってない。片道10分ぐらいかかるから2往復40分にガソリン代もかかっているのに…。親父が長いこと世話になったということもあるのだろうけれど、もう少し取ってもらわないと心苦しい。今度、菓子折りでも持って行くかな。