6月30日

 朝から降ったりやんだりの生憎の天気。寝床から抜け出す気にすらならなかった。

 それでも、とのろのろと昼頃、起き出した。エンジン加工部屋にこもって怪しげな作業。ヘッドを組み立てた部屋が散らかったままだったので、片づける。ロードスターばかりいじっていないで、たまには家のメンテナンスもしないと。

 夕方、自分のメンテナンスもしようと、生え放題になった髪の毛の処理に出掛ける。2日ぶりにロードスターのエンジンをかけたら、何事もなくかかった。髪の毛を処理し、晩飯を喰らったら、雨が小降りになっていたので、いつもの山道に行く。土、日になると、走り屋さんたちが集まるのだが、さすがに雨の日にはいないだろうと思ったら、ちゃっかり数台が集まっていた。同じ道を戻ると正面衝突するかもしれないので、別ルートで下山した。

 夜、洗濯。部屋の片づけ。外は雨。明日ぐらいは晴れないかしら。ドライブに行きたい。

6月29日

 麻雀後、仕事が残っていたので仕事場に戻ったら、いつの間にか午前3時。家に帰って、ひと眠りしようと横になったら、午前10時半だった。大胆な寝坊である。ここまで寝坊したからには、腹をくくるしかあるまい。ゆっくりとシャワーを浴びて、昼前に家を出た。ばれなきゃいいのだ。

 明日と明後日は休みであることが確定した。まずヘッドの組み立てのためどろどろに汚れた部屋の掃除をしなくちゃならない。着るワイシャツもなくなったから、洗濯だ。

 でも、もし晴れたら我慢できずに、ドライブに出ちゃったりして。そうなる公算が大きいか。

6月28日

 ある仕事が進まず、血反吐を吐く思い。やっぱり押しつけの仕事はやる気にならないや。でも、乗り越えればだいぶ楽になりそう。ロードスターに時間をつぎ込むのだ。

 他社の人に麻雀に誘われた。高校時代にのめり込んで以降、ここ何年もやっていない。カモになるカモ。

6月27日

 朝、珍しく早起きした。ネクタイしたまま友達の家の小さなソファーで寝ていたら、体温が異常上昇したらしく、寝汗でものすごいことになっていた。

 中央道に乗って松本へ向かう。途中、滝のような雨。ぎゅーんだとウエットな高速は少し心許なかった。新ヘッドでこれまで計650キロ走行したけれど、問題なし。すこぶる調子がいい。やはり、自分で組んだエンジンで動いている愛車は、これまでよりも思い入れを感じる。ああ、幸せ。

 だらだらと仕事をした。なぜか別所哲也と会った。とってもでかかった。

6月26日

 休みだったが、仕事のからみで人に会うことにする。長野県の南端に近い泰阜村というところまで行った。

 ガソリンがほとんどなかったので、給油する。40リットルも入った。走行距離は280キロちょっとだから、リッター7キロということになる。新しいヘッドを載せたばかりなのに、踏みすぎ。トルクの出方を確かめようと、アクセルのオンオフを繰り返したり、山道を中心に走ったりしていたので、ここまで悪化してしまった。反省。「慣らし」なんて言葉は僕の脳みそには記憶されてないらしい。

 給油後、新ヘッドで初の高速道路。塩尻インターから長野道に乗る。このインターから東京方面に向かうと、かなりの上り坂となる。ここで、全開テスト。3速8000回転近くまで回す。さすがに3速7000回転ぐらいになると、かなり苦しそうな回り方となる。6500回転から上の領域はこれまでとあまり変化が感じられない。それより下の領域だとかなりトルクフルになった気がするのに。実際は馬力が出ているのかもしれないけれど、体感的な違いが薄い。この領域を分かるぐらいに変えたければ、やはりカムを変えるしかないのか。

 一定の速度を維持するのに、アクセルの踏み方がこれまでより少ない気がする。負圧計が付いていないので、実際どのくらいの違いがあるのか数値としては表れないのが残念。とっても暑かったのでクーラーを付けながらの走行。高速を約90キロ走って中央道飯田インターで下りる。燃費は載せ替え前とあまり変わらない感じだ。

 用事を済ませて、飯田にいる友達に電話する。飯を一緒に喰らおうと思ったのだが、やはり仕事だとのこと。夜なら空いている、というので、3時間あまりをドライブして過ごすことにした。

 国道153号を愛知県稲武町まで走り、面の木峠という山道を超え、国道151号に乗って、再び飯田に戻るコースを取った。距離にして150キロぐらいか。ずっと山道。途中、とても細い峠道となる。

 実際、ドライブして分かったが、やはり新ヘッドを積んだおかげでトルクフル。アクセルを踏むと、これまでよりもぐっとトルクが出るので、かなり楽ちんに走ることができる。これまで2速に入れていた速度でも、3速のまま踏めば、十分気持ちいい加速をする。ハイコンプで値段が1割も高いハイオクを入れているのだから、こうでなくちゃ。

 今から、友達の飲みに入る。松本に帰るのは明日の朝。仕事なのに。

6月25日

 朝4時30分、なぜか仕事場で目覚め、はたまたなぜかROMチューンセットがそこにあったので、ROMを2種類焼いて、いつもの山道に行った。

 6500回転から上が苦しそうに回っていたので、高回転高負荷の領域の点火時期を少し遅らせたら、7500回転まではいい感じに吹け上がるようになった。しかし、もうちょっと高回転でパンチ力が欲しいな。

 やはり、カムを変えるしかないのか。

6月24日

 今日も出勤な日だったのだが、やる気がなかったので朝から洗濯。エンジンばかりに時間を費やしていたので、たまりにたまっていた。

 ヘッドカバーとインマニが輝いた(まだ磨きが足りないけれど)のを機に、フィルターとスロットルをつなぐインテークのパイプを金属製に替えたい。ノーマルのやつは何とも頼りない樹脂製で、つなぎ目なんて「全開時につぶれちゃうんじゃないの?」と思うぐらい頼りない。つぶれたような形も気に入らない。

 今、候補となっているのは、クスコのアルミインテーク(約2万)とARCのインテークチャンバー(約3万)。クスコはφ61mmのパイプ。ARCはパイプの途中をふくらませて空気だまりがつくってある。

 吸気管はかなり奥の深い部分で、慎重になってしまう。でも、スロットルの前にチャンバーがあっても効果があるのだろうか。アクセル開度を変えたとき、エアフロの計測値と実際に燃焼室に入る空気の量が微妙に変化して、燃調が薄くならないかしら? ネット上のレポートを見ると、中低速のトルクが上がっただとか、高回転が良くなったとか書いてある。少なくとも、中低速は細る気がするんだが。

 でも、ノーマルの樹脂製の吸気管を見ても、途中に変な部屋がつくってある。すると、吸気管途中にチャンバーを設けると、アクセルを踏んだときのレスポンスに関係するのだろうか?

 複雑すぎてわからないや。

6月23日

 飲んで午前3時ぐらいに帰って、8時半すぎ起床。そのまま出勤だ。いい加減、ちゃんと休まないと死んじゃうかもしれない。今日はちゃんと寝よう。

 久しぶりにジムニーに乗る。今日はロードスターに乗っていない。点火時期を煮詰めていきたいのだけれど、しばらく暇がなさそう。

 HKSのフライホイールを密かに狙っていたのだが、生産中止で在庫もなくなったため、もう手に入らないらしい。5.0kgという理性的な重量(ノーマルは確か8.1kg)と、なによりも34000円という良心的な値段で、クラッチを替えるときには絶対付けてやろうと狙っていたのに。また、違う部品を物色せねばならない。腰下の積み替えと同時にやろうと考えているので、来年のことになるかもしれない。

 HKSのカタログを見ると、「在庫がなくなり次第、販売中止」という部品がけっこうある。NA6CEも古い車の部類に入りつつあるから、仕方ないところか。要望を出しまくれば、また生産してくれるのかな。 

6月22日

 朝5時、なぜか仕事場でスーツ姿のまま目が覚めたものの、すでにそこから走りに行く体力は残っていなかったので、帰宅。しばしの惰眠をむさぼる。

 今日もロードスターで仕事。冷却水が少し減っているのを発見した。多めに補充して、その後は水位に変化なし。とりあえず、どこかで漏れがあるということはなさそう。オイルフィラーキャップを外してもきれいなオイルが見えるだけ。ガスケットが吹き抜けて冷却水が交じると、クリーム状の物体がキャップの裏に付着するらしい。今のところ、吹き抜けはなさそう。

 いつもの山道を再び走るが、ピークパワーは大幅には上がっていなさそう。ROM合わせが課題。

 しかし、積み替え後、連日の飲みで疲れがピーク。早く寝ないと。

6月21日

 朝5時、なぜか仕事場でスーツ姿のまま目が覚めたので、そのままふらふらといつもの山へ。

 アクセルを少し開けたハーフスロットルの領域では、とても変化を感じる。ちょっと踏んだだけで、トルクがぐっと出る。街乗りだと、あまりアクセルを踏まなくても楽々加速しそう。しかし、急な上りで全開をくれてやったときは、いまひとつパワーが出ていない気がする。これまでと同じような吹け上がり方しかしていない。4000〜5500回転ぐらいはいい感じで吹け上がるのに、高回転はこれまでよりも回るのが重苦しい感じ。やはり、点火時期に問題があるのかも。

 山の上の方は霧がかかって視界が悪かったので、引き返す。下り坂を抑え気味のペースで走っていたら、なにやら焦げ臭いにおいが。やばい、冷却水漏れか? とあわてて車を止めたら、前後のブレーキパッドから煙が立ち上っていた。思いっきりフェード。

 前後は新品のブレーキパッド。こんな抑え気味のペースで煙が出るぐらいじゃ、サーキットに行ったら満足にブレーキが踏めない。エンジンと同時にブレーキも強化されたので、これまでとあまり違和感なく運転していても、少しペースが上がっていたのかもしれない。ブレーキが音を上げたのは初めて。

 作業道具で散らかったままのジムニーは置いておき、ロードスターで仕事をする。なぜか、乗っているうちにパワー感が出てきた気がする。バルブスプリングやらHLAやらが馴染んできたのか? 組んでから数十キロしか走っていないのに、高回転まで回したのは問題だったかも。

 やはりノーマルとは明らかに違う。素人としては、自分でやって普通に回っているだけでとても満足。