8月4日

 朝、息苦しさと人の気配で目が覚めたら、大家さんらしき人が庭に大量の除草剤を散布していた。クーラーも扇風機もないので、部屋のサッシは全開にしてあった。人が寝ている頭上2メートルのところで、除草剤をまいていたわけで、無神経さに閉口した。いくら大家さんとは言え、人の家の庭に勝手に入ってきて、しかもあまり体に良くなさそうなものを散布するわけだから、一言ぐらい、伝えてくれたっていいじゃないか。部屋の中には嫌なにおいが充満し、のどや目が少々痛い。うがいをした。

 気を取り直して、外に出る。今日はロードスター仲間と遊びに行くのである。すると、ロードスターが泥まみれ。真横でアパートの建設をしている(同じ大家による仕業かどうかは分からない)ので、その作業で出た粉塵が大量に付着した上、昨日か一昨日の夕立で、どろどろに汚れてしまったのだ。しかも、その泥の上を猫ちゃんが歩いていたらしく、足跡やら寝た跡やらが派手に付いていた。極めつけはフロントガラスの上を滑って下りた、二筋の長い足跡が。

 気を取り直して、洗車場に行く。小銭がないことに気づき、両替のため、缶コーヒーを購入する。すると、出るわ出るわ、10円玉ばかり23枚。欲しいのは100円玉なのに。1枚出れば事足りたので、何とか気を静める。ぽっけの中をじゃらじゃら言わせながら洗車。

 自販機荒らし、猫殺し、人殺し。案外、些細なことの積み重ねが原因なのかもしれない。

8月3日

 朝、オーストラリアからの電話で目が覚めた。現地でWeb経由で@Niftyを使っていたら、突然パソコンが不調になった。ログアウトしていないけれど、大丈夫か、という内容。確か昔はアイドル状態が数分続くと勝手に切断された気がしたので、「大丈夫じゃない」と答えたものの、相手が不安を訴えるので、IDとパスワードを聞いて僕のパソコンからログインしてみたら、問題なくできた。切断されていなかったら「二重ログインです」と怒られるはずなので、「大丈夫だよ」と答えて電話を切った。

 オーストラリアと日本でこんな会話をする時代って、なんだかすごい。

8月2日

 今年の暑さはただ事ではない。松本の夜で蒸し暑いなんて、丸3年住んでいるけれど、あまり感じたことがなかった。なのに、今年は蒸し暑い夜が続く。

 家にはエアコンどころか扇風機すらない。いや、うちわも。昼間はほとんどいることがなく、夜帰ってきても10時以降なので、あまり必要性を感じてこなかった。

 だが、今年は違う。夜だろうが暑い。日付が変わる頃でも汗が出るくらい。扇風機買っちゃおうかな。

 湿気がなくてさわやかな夏を楽しみに、冬の寒さを耐えているのに、これは詐欺のようなもの。しかも、松本は冬に雪が降ることはあまりなかったのに、近年は1メートル近く積もるような大雪が多くなった。

 いいところがなくなっちゃう。名古屋近郊の実家は狂ったような暑さなんだろうな。でもエアコンがあるだけいいや。

 それでも、外では鈴虫が鳴き始めた。そのうち、ましになる、か。

8月1日

 なぜか2日連続の送別会。さすがに体力と肝臓の限界なので、2軒目のショットバーでは「スペシャルカクテル」を注文した。

 ここのマスター心得ていて、茶色の飲み物、すなわち「ウーロン茶」を何気なく出してくれるのだ。

7月31日

 ちゃんと睡眠を取ったのに、眠い。体全身がけだるい。やはり、肝臓が夏ばてを起こしているのだろうか? 一時期、肝臓マニアだったことがあるので、少々知識があるだけに、なんとなく不安を覚える。

 一番の不安は、これから歓送迎会があるということ。飲まない、というわけにもいかず、そこそこはつきあわないと行けない。

 ちゃんと家の布団までたどり着けるんだろうか?

7月30日

 昨日はなぜか長野で仕事をしていた。午前3時ぐらいまで仕事して、そのまま仕事場で飲みモードになってしまった。鬱陶しい仕事が終わったうれしさに、連日の飲みでかなり肝臓がやられてきているのを忘れ、缶ビールを飲んじゃった。7、8本ぐらい。

 ホテルに向かったのが午前4時ごろだったと思う。歩いて行ったのは覚えているが、途中、どうやって歩いたのかは覚えていない。フロントでカギを受け取ったのはおぼろげながら覚えている。

 朝、起きたら浴槽の中だった。スーツ姿のままで。なんでそんなところに寝ていたのか、不思議に思う間もなく、景色がぐるぐる回っていたので、そのままベッドに向かい、倒れ込む。

 目が覚めたら11時すぎ。景色は依然としてぐるぐる回っていたが、松本で11時半に仕事があることを思い出し、体にむち打ってチェックアウト。超過料金は取られなかった。

 1日中仕事にならなかった当たり前として、夜になってもけだるく、食欲もないのは、いよいよ肝臓がへこたれてきたからかもしれない。しばらく、控える必要あり。

 あ、明日歓送迎会だった(涙)。

7月29日

 仕事が重なったり、8月に異動する人間がいたりで、毎晩飲み明かす毎日。そろそろ肝臓の回復力も落ちてきた。かなりやばい状況かも。

 この時期に選挙が来ると、どうしても忙しい。今日も深夜まで仕事。

 更新しなきゃ。

7月27日

 今日、休みだったがなぜか出勤。こういう場合は、ロードスターで出掛けることにしている。車に乗っているときぐらいは楽しんでいたいから。

 ある駐車場に停車し、用事を済ませて戻ってくると、ボディになにやら見慣れぬシミが…。よく見てみると、シミなんかじゃなく、キーか何かでひっかいたような傷だった(涙)。右のリアフェンダーに幅2ミリ、長さ3センチほどに渡って、縦方向に傷が付いていた。わざとか知らないが、ひどいことしやがる。塗装が完全にはがれ、下の鉄板にも傷が付いていた。

 雨が降るとあっという間にさびてしまうので、タッチアップペンで塗っておいた。リアフェンダーの曲面が一番美しいところに、無惨にも目立つ傷がついてしまった。

 いくら9年落ちで塗装もそろそろぼろぼろだとは言え、大切にしている車に傷を付けられると、がっかり。板金して直すほどでもなし、このままずっとこの傷とつきあうことになりそう。

 最近ついてない。

7月26日

 最近、コンテンツの更新がないじゃないか、というおしかりのメールを受けた。「楽しみに見ていて、更新されないのは寂しく思います」なんてメールをちょうだいしたら、それこそ勇気百倍、書いて書いて書きまくりたくなっちゃうじゃないですか。

 メールをくださったのは九州の人らしい。さすがインターネット、そんな遠くの方が読んでくださっているのだな、と実感すると同時に、やはり定期的に更新しなくてはならないな、という義務感も切実に覚えた。

 正直言って、オイル下がりが発覚してからというもの、「欠陥品のヘッドを作っちゃった過程を書いてもしょうがないんじゃないか」と、疑問に思って、更新を怠けていたことは確か。また、日常やっている業務も文章を書くことなのだから、なぜ自分が自由に使える時間に書きたくもない文章を、仕事と同じように書かねばならぬのか、と思って、更新していなかった。大人げない。素人がヘッドをいじって、失敗したことを含めて紹介するからこそ、このページの意義があるはずなのに、いつのまにやら、ヘッドを組み立ててエンジンがかかった、というだけのことで、天狗になってしまっていたのかもしれない。失敗して当たり前、それを包み隠さず、書いていくことこそ、こんな大して面白くもないページをわざわざ読んでくださっている人に対する、誠実な対応であるのに、勘違いしていた。すいません。

 そろそろ、このサイトのアクセス数も、5000に到達する。リロードでは数が増えないカウンターなので、ほぼ正確な延べ人数を表していることになる。毎日数十人の人が覗いてくれている計算。気合い入れなくちゃ、と思います。

 とりあえず、オフ会であった出来事を書く「雅スポ」は更新しなくちゃ、と思う。さすがに2週間以上立ってしまうと、ネタとして腐ってしまうから。

 酒三昧の日が続いているので、もう少し待ってください。

7月24日

 オイル消費がただ事でない事態であることが分かってきた。

 間瀬や富山に行って、オイル量を注意していた。間瀬でレベルゲージを見てみたら、ほとんど減っていないように見えた。けれども、レベルゲージは測ったときの状況で増えたり減ったりと誤差が大きいから、正確には分からない。富山に行く途中の高速で、マフラーから白煙が出ているか見てもらおうと、アクセルオフからのフル加速をしてみたら、やはりかなりの量が出ているとのこと。どうやら、高負荷時に一気に消費する傾向があるらしい。

 オイル消費が、ピストンリングの摩耗による「オイル上がり」だったら、気が楽。これからオーバーホールをするのだから。しかし、組んだばかりのヘッドから「下がっている」ということになると、少々やっかい。組んだ行程を思い出してみても、漏れる場所が思い浮かばない。一番最悪なのは、バルブステムかバルブガイドが摩耗してガタが出て、そこからポート側にたれているというケース。漏れている場所がわかれば、そこだけバルブやバルブガイドを交換すればいいのだが、分からないと16カ所全部のバルブガイドを打ち換えるということになる。こんなお金のかかることはできないので、せっかくぴかぴかにポートを磨いたヘッドとおさらばする羽目になっちゃう。「バルブシールを1カ所付け忘れていました」といった間抜けなエラーだったらいいのだけれど。余った記憶がないので、それもあり得ない。

 富山の車屋さんのご厚意で圧縮を測ってもらったら、全気筒とも圧縮圧力がそろっていた。バルブのすりあわせがきちんとできていた、ということの裏返しでうれしくはあるのだが、腰下が原因だとは考えにくくなってきた。

 こうなってみると、もう開けてみるしかない。9月には初サーキットにチャレンジしてみたいのだけれど、それまでに直せるかしら。

 外したヘッドをもう1回積めばノーマルエンジンとして復活するな…。