9月26日

 エンジンオイルを交換した。29日のサーキット走行のためである。オイルは1カ月前にオイルクーラーを装着したときに交換してあり、3000キロ弱走行したと思う。しかし、まだ粘度もあるし、色もきれい。だって、交換してから4リットル継ぎ足しているんだもの(涙)。環境に極悪のエゴエゴエンジンである。オイルをたくさん消費する欠陥エンジンとはいえ、すでに7000キロ走行している。オイル消費は7リットルぐらい(涙)。この冬には積み替えをしなくては。

 ディーラーが統合される前はWAKOSのオイルを1リットル700円で入れてもらい、税込み2100円のオイル交換だった。しかし、今のところではWAKOSの4CTというグレードのオイルしかなく、1リットル1900円。オイル交換3.2リットルに4リットルを加えて(涙)、14000円もかかる。これは、痛い。今回はサーキット前ということで、甘んじたが、次からは純正オイルを入れてもらおうかしら。

 ヘルメットも買ってある。ディーラーを通じて買おうとカタログを見たら、異常に高い。スネルという規格に準じて高いものだと、定価97000円。JAF公認で安いものでも、37000円。公式のレースにでも出られるものだから、仕方がないのか。しかし、僕はサーキットを年に数回走るかどうか分からない、ストリート野郎なので、ここまでは必要ない。

 家の近くのホームセンターに寄ったら、あった。フルフェイスで7800円(税別)。色がガンメタなのが気に入らなかったものの、価格だけで購入した。

 油類は交換したし、ヘルメット、手袋も用意した。さらに、予備エンジン(笑)も買った。これで、サーキット準備は万全である。当日の服はどうしよう。長袖、長ズボンが必要らしい。

 オイルや液体ガスケットで汚れたつなぎの作業服か…。

9月25日

 月曜日の仕事はあっという間に終わらせて、午後7時ごろ帰宅。8時には寝た。今日の午前零時に起床。筑波に向かう。

 道を知らないので、アバウトな地図を見ながら走る。迷わないか心配だったが案外すんなりと、午前4時半前にたどり着いた。時間が余ったので、そこら辺を走って過ごし、午前6時すぎにパドックへ行くと、知っている人たちが準備にいそしんでいた。

 さまざまな人にエンジンや足回りの仕様を聞き回る。かなりとんがった仕様の人も。まさにサーキットスペック。走行会では例のごとく、流し撮りの練習をしていた。間瀬のときよりは、手応えある気がする。さて、どうなることやら。某サイトで有名な人たちが4台絡むバトルはなかなかの見物。ファインダー越しながら、興奮した。

 午前中に終了し、参加者とともに昼飯を食べて、解散。このサイトの掲示板に書き込んでくれて知り合った人に、ジョイフル本田というマニアックな品揃えのホームセンターに連れて行ってもらう。測定器具やら、研磨工具やらを衝動買い。親切に連れていってもらい、感謝。

 帰りは、夕方の混雑に巻き込まれて、なかなか進まなかった。しかも、埼玉や茨城など、生まれて初めて行った気がするくらいの不案内な場所。地図を見ながらうろうろさまよい、さすがに疲れていたので、関越道を目指す。花園というインターで高速に乗り、上信越道の東部・湯ノ丸インターで下りる。そこからは下道。国道254号の三才山トンネルを通って松本に。現在午後11時。23時間連続で活動していると、さすがに疲れる。しかもなぜか仕事場でフィルムを現像中。整理していると、寝るのは午前2時ぐらいになる気がする。

 行きは下道で4時間ちょっとだったのに、帰りは高速を駆使しても5時間をすぎてしまった。やはり、茨城は遠い。

 けれども、来年の走行会に出ることを約束したので、再び出陣するのだ。

9月24日

 3連休のうち2日は出勤だったが、休みの日なんて暇なもの。今日は洗車に行ってしまった。掲示板でやりとりがあったように、明日は筑波サーキットへ行って、走行会を見学するのだ。

 でも、つくばってどこにあるのか良く知らない。茨城県だったっけ? 北関東は群馬県中部より東に行ったことがないので、どんな地名があるのか、どんな道路で行けるのか、まったく分からない。混雑を避けるため、夜の11時ごろ出発するつもりなのだけれど、果たしてたどり着けるかどうか。松本から何キロあるんでしょう。

 ど〜だロールバー、ど〜だバーを付けたときのように、ハンドリングの変化は感じられないから、剛性は上がったのかどうかわからないけれど、剛性感は上がった気がする。すなわち、道路の段差を乗り越えたときのボディのぶるぶる感がいくらか軽減された。ハードトップを付けたときのほどでもないが。でも、ハードトップを付けたときのように重くならないから、けっこういいかも。

 ちなみに、NA用を付けた。だから、NB用の幌はもう付かない。だって、ビニールウインドーをこよなく愛しているんだもの。

9月23日

 21日は、ど〜だロールバーの取り付けに、群馬県へ。Vスペシャルにロールバーなど付けたくはなかったのだが、M2-1001を見てから考え方が変わった。なで肩の形状や、溶接されてすっきりた形状がかっこいい、と思うようになった。基本的にM2-1001のレプリカのこのロールバー、限定生産ということもあり、取り付けを予約してあったのだ。

 この日に走りに行こうと約束していた、東京の某氏と車屋で合流し、オイルクーラーの取り付けに伴い、不要になったラムコのオイルブロックと大森の機械式油温計をあげた。さっそく、この車屋さんに付けてもらったら、オイルがだだ漏れ。結局、オイルブロックを捨てることになり、某氏には無駄なオイル交換をさせてしまった。反省。油回りはけっこう、シビア。

 夜に松本に戻って来る途中に電話があり、突然「明日休め」とのこと。22日夜に、名古屋で仲間の飲み会がある予定だったので、その日のうちに愛知の実家に戻った。さっそく取り付けた光り物を見せびらかしたくて、小雨の中を開幌状態。しかし、木曽の国道19号は気温10度前後。雨が少しひどくなったので、残念ながら閉幌した。結局この日は、群馬−松本往復と、愛知行きで、400キロほど走った。

 22日は名古屋でも秋晴れでさわやかな日だった。こんな日にドライブに行かないのは、人生の17分の13ぐらいの楽しみを放棄したことになる。知り合いと100キロほど、瀬戸や東濃地方の丘陵地帯へドライブに出掛ける。光り輝くロールバーがあって、なんとなく心が躍る。夜、飲み会に出て、今日は仕事だったにもかかわらず、名古屋近郊で8時に起床した。中央道は秋の行楽に出掛ける車でものすごく混雑。

 結局、この3日間で800キロほど走った。オイル消費は0.8リットルほど。国道の流れに乗って燃費が12km/Lぐらい。これくらいの走りなら、あまり減らないはずなのに、少しひどくなってきているのか。29日の走行会、大丈夫か?

 しかし、松本は寒い。夜になって外に出たら、息がうっすら白い。今のうちに走らなければ。

9月20日

 ウイルス蔓延、というニュースを横目で見ながら、いつものようにパソコンを使ってインターネットを利用していた。作業が終わって、ブラウザとメーラーを閉じ、ダイアルアップ接続を切ろうと思ったら、なぜか異常なトラフィックが。何もしていないのに、回線を何らかのデーターが行き来していた。なんだろう、と思ってニュースを思い出し、はっとした。あわてて、一度回線を切断し、再起動。怖かったがまたネットに接続して、ノートンアンチウイルスのライブアップデートでウイルス定義ファイルを更新した。さらにもう一度、再起動してから、ウイルスチェックを実行した。

 「W32.Nimda.A@mm」

 こんな表示がずらりと出てきた。実に35個。ファイルの修復ができないらしく、コンピューターのある領域に閉じこめておく「検疫済み」という状態になった。不審なメールを受け取ったわけでもないし、怪しげなファイルの実行もしていない。普通に使っていただけなのに、ウイルスが侵入してきた。どこから侵入したのかが分からないのは、恐ろしい。

 今のところ実害はない。僕のアドレスでウイルスを誰かに送ってしまった可能性があるけれど、方々に聞いても届いていない、というから、気付くのが早く、まき散らす前に殺したんだろう。僕から届いた人がいたら、ごめんなさい。お詫びにシステムの復旧に伺います。

 とりあえず、セキュリティーホールをつぶすために、InternetExplorerをアップデート。さらに、今までシステムが重くなってしまうので敬遠していた、ノートンアンチウイルスの「リアルタイムスキャン」機能をオン。がちがちにガードを固めた。

 うちの社でも、かなりの被害があったらしい。パソコン雑誌を作っている友人に電話したら、その社でも大混乱だという。「ネットワークケーブルを外してください」というおふれが出ているとか。一番ウイルスに強そうなところなのに、案外、弱いのね。

 かなり悪意のあるウイルス。米中枢同時テロと関係がある、という報道もあるけれど、話ができすぎている。

 ネット社会は便利だけれど、備えも必要。

9月19日

 嫌なことがあったので、昨日の夜は仕事を早めに切り上げ、ロードスターで出掛けた。29日にサーキットに走るので、練習のつもり。いつもの山道をとろとろ走っているだけだから、あまり練習にもならないんだけれど。

 山道を1往復して、まだ何となく帰りたくなかったので、そのまま美ヶ原高原に駆け上る。真っ暗な心細い山道。もし何かあっても、だれも助けに来てくれない。里を離れるにつれ、星空がだんだんと見えてくる。しかし、夜中に人里を離れ、おねえちゃんと2人で空を見上げたのなら、ロマンチックなんだろうけれど、ただ独り、見上げていると、空恐ろしくなってくる。未確認飛行物体が飛んできて、連れ去られたとしても、だれにも知られることがない。

 山道を駆け上っていると、木々の間に2つの光るものが。何かは分からないが、獣らしい。夜の美ヶ原は動物と走り屋(僕は違います)の世界となる。

 峠を越える。松本の美ヶ原林道を駆け上っても、ビーナスラインには通じていない。「台上」と呼ばれる地域は1970年代、自然保護運動があったため、自動車の通行が禁止されたのだ。車で通れば数分の距離なのだが、舗装もされてなく、通行止めとなっているので、回り道が必要。とても遠くなる。

 なんとなく、ビーナスラインを走りたかったので、峠を松本と反対方向に下り、再び駆け上がる。途中、道路工事をして信号機が設置されているも、対向車などあるわけがなく、無視。ぐんぐん上っていき、ビーナスラインに至る。標高は2000メートル。気温は10度少しぐらいか。

 霧(この標高だと雲か)がかかっていたので、思いっきりは走れなかった。霧ヶ峰まで走り、諏訪側に下りた。そのまま国道などを通り、松本に戻る。100キロ以上は走ったか。

 今朝、ロードスターのエンジンを始動したら、ラッシュ音が。レベルゲージにオイルがついていない。もしかして、オイル食いがひどくなっているかも知れない。

 サーキット、走れるのかな?

9月18日

 ロードスターのエンジンを始動してみたら、「ぶすぶすぶるるん」と何やらアイドリングがおかしい。どうも、1気筒死んでいる雰囲気である。こういう場合は、だいたい点火系がおかしいことが多い。永井電子のプラグコードはまだ変えてから2年3万キロ。不具合が出るとは考えにくい。とりあえず、2万キロ近く使用しているNGKの点火プラグ「IRIWAY7」を取り替えようと、仕事をさぼってマニアックな品揃えが気に入っている近くのホームセンターに行ったものの、休み。他のホームセンターには普通のプラグしか売っていない。

 今日1日走っていたら、普通にアイドリングしているみたい。原因は何だ。プラグコードのリークor点火プラグのオイル汚れのいずれかと思うのだが。

9月17日

 午前4時ぐらいになぜか目が覚め、ネットを見ていたら、サイレンの音がかすかに聞こえた。電話で確認してみると、松本城の西の「西堀」という地域の飲食街で火事だという。ジムニーで出掛ける。

 我が家から4キロは離れているのに、薄明るくなった空に灰色の煙が太く空に立ち上っているのが見えた。現場に行くと、消防車やら野次馬やらがぎっしり。道路にはい回る消防のホースをまたぎながら近づくと、木造のアパートが派手に燃えていた。この地域は昔栄えた歓楽街。狭い路地のような道路が入り組み古い建物が密集する地域だ。アパートの1階にはスナックや居酒屋がひしめいている。これはまずいかな、と思った。

 派手な放水が続けられたものの、木造の建物は次々と延焼していく。周りには着の身着のまま焼け出された人や、パジャマ姿の野次馬、消防団員、警察官でごった返す。アジア系の外人がやけに多い。中には、知っている人が見あたらないからか、涙を流しながら震えている人も。警察官の一部は、放火事件であることを警戒して、野次馬たちを次々とフィルムに収める。火事独特のものが焦げた、いやなにおいが辺りに漂う。放水が柱や壁に当たる音、何かがはじける音、消防の無線で通信する音、消防署員同士が大声で指示を出し合う声など、さまざまな音声が一緒くたになって、騒々しい。ようやく煙が収まってくると、かろうじて焼け残った柱や、鉄製のテラスの骨組みが、無惨な姿で現れてくる。3時間ぐらいして、ようやく火災が鎮圧された。

 結局アパートなど10棟が焼け、3人が亡くなった。2年半前にも計9軒が全半焼した連続放火事件に遭遇したことがある。昨日まで確かにそこで営まれていた日常生活を、炎が一瞬で燃やし尽くし、人命まで奪う。火事の現場はいつ見てもむなしい。

9月16日

 シリンダーブロックを固定するエンジンスタンドを組み立てた。簡単に組み上がったのだが、スタンドにシリンダブロックを固定する適当なボルトが見あたらない。ホームセンターで買って来るも、ピッチがあわずに無駄となってしまった。自動車のボルトって特殊なのかな。ディーラーに行って相談しよう。

 親を連れてドライブに出た。運転したのはトヨタのクラウン。移動して運ぶ、という用途としては、何とも快適で申し分ないけれど、あまりにもつまらない。この種の車にドライビングプレジャーを求めるのは、そもそも間違っているのかも知れないが、ロードスターなら爽快なワインディングで、眠くなってしまうのは勘弁してもらいたい。

 目的地は清里高原。これまでは国道を通り過ぎたことしかなかった。清里駅近くに行くと、いかにも高原の観光地、という雑多な街並みが現れた。西欧を意識したものや、意味不明な形のもの、いかにもセンスのないものなど、さまざまな建物がごった煮のように集まり、そこを多くの人が歩いていた。僕とはあまり縁のなさそうな場所だ。高原にはソフトクリーム屋が多い。

 他の車に浮気していると、たまらなく乗りたくなってくる。そんな車が、我らがロードスター。