9月21日

 4時間あまりの睡眠をとって、向かったのは飛騨である。埼玉から九州までツーリングに行く人のお供をするのが目的。いくらインターネットで知り合った人と会うとはいえ、わざわざ富山を経由するのは普通じゃないよね。

 太平洋側は晴れていたのだが、高速で走っていて高山に近づくにつれて霧が良く出るようになった。標高1000mぐらいだから、霧も雲も同じようなものである。古川町に降りると、ほんのちょっぴり雨が降っていた。

 高山近郊で落ち合って、国道41号から360号へ。途中、高岡へ抜ける国道471、472号というのが地図上に書いてあって、ぐちゃぐちゃに曲がりくねっていておもしろそうだったので突っ込んでみたら、ガードレールもなく、車1台がやっと通れるような道であった。草もものすごく生えているし、アスファルトははがれているしで、早々に引き上げを決定した。

 仕方がないので、世界遺産で有名な白川郷へ抜ける360号を走った。この道は、5月末ぐらいに走ろうとしたら、その時点で「冬季閉鎖中」だった道である。たいしたことはないさ、と思って走ったら、こちらも車がやっとすれ違うぐらいのぐねぐね道であった。けれども、上るにつれて天候が良くなり、まさに秋のさわやかな空気の中、高原の道を走る気持ちいいツーリングとなった。気持ちが良い大気の中を走っていると、気分までうきうきしてくる。

 白川郷で証拠写真だけ撮って、富山へ。今回集合したのはこちら。気概のある料理人が切り盛りしている、とっても居心地が良いお店だった。氷見や和倉温泉に刺し身を食べに行った人はぜひ寄るべし。

こちら

 結局5時間以上をノンビリとすごして、夜は富山の車屋さんの家に寄って宴会。車談義、Freedom談義をしてビールを喰らっていたら、意識を失った。

9月20日

 名古屋もすっかり秋めいた空気になって、8月下旬の松本のような気候になってきた。息苦しいほどの湿気がなくなり、外を歩いていてもさわやかだ。空もからりと晴れているから、すぐにでも走りに行きたいのだが、仕事をさぼって走りに行った松本のときのようなわけにはいかない。

 とりあえず、壊れてしまったエアコンをすぐに修理しなくてすんで胸をなで下ろしている。安く直ったら良いな、と甘く考えているのだけれど、いくらかかるんだろう。

 明日は朝早く起きて富山の二上山に行く。秋のツーリングは気持ちよさそう。

9月18日

 Freedomの調子を心配してくれている人がいるかもしれない。

 エンストするだの、空燃比がずれるだの、アイドリングが不安定だのといろいろ書いているから、さぞかし不便になってしまったと思われているかもしれない。心配無用、異常に調子が良いのだ。まったく別のコンピューターに差し替えて1からセッティングをしているにしては、という注釈はつくけれど。やはり、純正ECUの安定性にはかなわない。

 アイドリングは少々不安定であった。いろいろ調べてみると、空燃比計連動機能の学習が働いて、薄すぎるぐらいまで勝手にマップを書き換えてしまっていた。手打ちで濃くしても、しばらくは良いのだが、そのうち、空燃比がぶれだしてきて、16あたりまで薄くなってストールしそうになる。回転の上下動が激しくなっていき、最後にはエンストしてしまう。

 まず、不安定要因となってしまう、外気圧補正の学習をカット。手打ちで適当な数字を入れておく。そのほかにも、いろいろ試してみたのだが、うまくいかないので、裏の機能だと思われるが、アイドリング時だけ学習しないようにしてやった。O2センサのフィードバックはちゃんと動くので良いところに空燃比が安定した。

 しかし、空燃比は安定しているのだが、回転の上下動がなかなか直らない。一定のリズムで回転が上下する。これは気に入らない。アイドリング安定化補正の数値をあれこれ変えてみても良くならない。

 仕事中に暇を見つけて、フリーダムの制御ソフトである「サポートシステム」の起動してあれこれ設定できる箇所を調べていたら、点火時期の設定のところにも、アイドリング安定化補正の設定があった。積極的に点火時期が動く数値に変えてやったら、かなりアイドリングが安定。満足できるレベルになった。

 これで、不満なところはなくなった。というよりも、5000回転からの吹け上がりが素晴らしい。レスポンスもROMチューンと遜色ない。軽量フライホイール以外に手が入っていない圧縮比9.4のレギュラーで回しているエンジンなのに、コンピューターを変えただけで、爽快な吹け上がりが実現してしまった。全域でトルクが増している。「速いな」と実際感じる。そこらのNA8Cだったらぶち抜けるんじゃないかしら。

 エアフロを取ったから、という安易な考えはないけれど、ROMチューンと点火時期、空燃比ともそれほど変わらない数値なのに、この吹けの違いは不思議。ぜひ、他の人にも乗ってみてほしい。

 セッティングの課程をどんどん「日常」に書いてしまっているのは、本編を書くときに忘れちゃっていると困るから。早く更新しなくては。

9月17日

 昨夜、練習に呼ばれて恥も外聞も知らずがなり散らしたビートルズバンドのライブがあったので、名古屋の大須に向かった。グッドウイルという大須パソコン街の大手のショップの一つの店舗の半地下が、ライブカフェになっているのだ。

 電車で行くのも面倒だったので、ロードスターで向かった。カフェに到着し、激しく後悔することになる。酒を飲まずにいるのはとってもつらい雰囲気だから。

 まず始まったのはフォーク野郎の弾き語り。曲は違うのだが、長渕ックな調子、と言えばどんなものかよく分かるだろう。アンコールで、あの発禁ミュージック「金太の大冒険」を歌っていた。よくあの長い歌詞を覚えているものだな、と感心。

 お次はハードロックバンド。これはギター1本のためにあるようなバンドだ。MCも曲紹介ぐらいで、ハードな演奏ばかり続くから、かえって単調になって最後は退屈してしまった。

 ようやくビートルズバンド。Back In The USSRから始まり、Come Together、While My Guitar Gently
Weeps、Drive My Carなどなど、マニアックな後期の曲から、ホンダのCMにも使われているObladi-Oblada、前期でカーペンターズも歌ったPlease
Mr. Postmanなどなど。キャリアが長いバンドなので、そつなくこなしていた。こちらも知っている曲ばかりだから、安心して聞ける。

 帰り、一人を車で送っていった。知多半島の先に住んでいる人なので、まるで正反対の方向に向かったことになる。助手席に乗せてみると分かるけれど、やはりいくらショックが新鮮でも10k8kのバネは堅すぎる。名古屋の悪い舗装ではちょっとつらいものが。高速道路を90キロぐらいで走っていても、継ぎ目の衝撃が気になるレベル。

 美浜で人を降ろし、せっかくだからと知多半島先端の師崎に向かう。ペースを上げると、もう人を乗せられないぐらいの突き上げ。一人で乗っているとあまり気にならなかったけれど、やはり一度人を乗せてしまうと、とっても気になってきた。助手席に乗せるのが野郎なら我慢させるんだが、女の子なんか間違っても乗せられない。ドライブ用の足回り1セットを探そうかな、と考えて、ふとある重大な事実に気づいたのである。

 そんなことは乗せる人を探してから心配しろ、という深刻な事実。

9月16日

 ブレーキはちゃんと利いている。フルードも減っていないみたい。

 今日は、点火プラグを交換した。これまでついていたのは、数年前に買って2万キロぐらい使ってあった、ボッシュのブループラチナという6番のプラグ。エンジンはきれいに吹けているし、電極も問題ない(と勝手に思う)ので、交換する必要はないかなとも思うのだが、見た目がぼろぼろになっているのと、電極もなんとなく丸くなっているので、思い切って交換することにした。

 今度買ったのはNGKのイリジウムの6番。圧縮比9.4のノーマルエンジンには6番で十分だと思われる。それに、Freedomはエンスト直後にかぶりやすい。番手を上げると、輪を掛けてかかりにくくなってしまうかもしれない。

 これで、来月の筑波走行までにできることはだいたい終わった。タイヤを新品にするかどうかを迷う。たびたび走れる場所じゃないので、新品の方がよいかしら。Freedomのセッティングは、学習が勝手に進んでいるので、大丈夫だろう。

9月15日

 フロントブレーキのオーバーホールをやった。これまでブレーキのエア抜きさえしてことがないのに、突然オーバーホール。ブレーキパッドや足回りを交換する前にエンジンを交換しちゃったりと、なんだか僕はステップアップの順番が狂っている。

 半月ほど前、足回りの交換をしているときに、フロントのブレーキがキーキー鳴いてうるさいので、パッドの角を削ることにした。パッドをはずし、ブーツの様子を見てみると、ぽろりとブーツの一部分が破れてしまったのである。

 さすがに、ここが破れるとやばい。ピストン部分に砂が入ったり、ブーツを取り付けている場所が錆びたりすると、キャリパー交換となり、数万円が飛んでいってしまう。見なかったことにするわけにもいかないので、とりあえずゴミが入り込まないように破れた箇所にグリスをてんこ盛りに塗っておいて、シールセットを注文した。

 油圧関係、特に、ぜったいミスを犯してはならないブレーキの整備はこれまでディーラーに任せていた。NA8Cのブレーキ移植も、何もかも。たぶん、松本にいたら、すぐにディーラーに持ち込んでオーバーホールしてもらっただろう。しかし、名古屋に来てしまい、近場に信頼できるディーラーをまだ捜していない。変な整備をされるくらいなら、自分がやった方がましだろうと考えたのである。甘い考えかもしれない。

 ブレーキフルードを買いにオートバックスに行ったら、Quaker StateというマニアックなメーカーのDOT4がおいてあった。Quaker Stateのエンジンオイルはロードスターにぴったりでとっても良かったので、衝動買いしてしまう。350ccを2本。

 家に帰り、フロント部分をジャッキアップしてウマをかける。キャリパーを取り外し、まず、ブレーキを踏んでピストンを抜く。本当は、穴からエアを吹き込んで外すらしいけれど、素人はそんな道具は持っていない。

 フルードがだだ漏れになってしまった。とりあえずブレーキホースを切り離して、先をビニール袋に包み、なるべく高い場所にやっておく。

 抜いたピストンはとてもきれいでぴかぴかであった。シリンダーも錆びはなく、状態は良かった。ブーツさえ破れていなければ、オーバーホールも不要だったのに。

 パーツクリーナーを豪快に吹いて、汚れを落とす。ピストンをウエスで磨いてぴかぴかにし、シリンダ側の溝も念入りに清掃する。

 まず、ピストンシールというOリングのようなものを溝にはめる。これは簡単。次はブーツ。どちらが表かは何となく分かったのだが、溝にはめるのがなかなか難しい。溝とブーツにそれぞれ、付属のピンク色のグリスを薄く塗り、きれいにはめる。これがなかなか難しくて、念入りにチェックすると、案の定、溝から浮き上がっている。何度も何度も押さえつけて、なんとかぴったりはめることができた。

 今度は、ピストンをはめ込む。これが難しくて泣いた。ただ押さえ込んだだけでは入らない。ブーツをめくってゴムを伸ばし、ピストンをはめ込んでいくのだけれど、ブレーキフルードを塗ってあるから滑るし、裏側半分がとっても入れづらい。PBの千枚通しのようなピックツールを駆使してようやくはめ込むことができた。ブーツに穴をあけないか冷や冷やした。

 あとはピストンを押し込んで完成。元通りに組み立てて、ホースを接続し、エアを抜く。ブリーダーのプラグがあんなに小さいとは知らなくて、あわてて近くのホームセンターに8mmのメガネレンチを買いに行った。本当にエア抜きをしたことがないことがここでも分かる。

 エア抜きは2人でやるものだそうだが、以前、アストロへ行ったときに耐油ホースとワンウエイバルブ、タンクからなるエア抜き用のツールを買ってあった。素人メカヲタクとして、まず形から入っている、といういい加減さがここからも分かる。

 ホースを取り付けて、ちょっと緩かったのでタイラップで締めてエアを吸い込まないようにし、ナットをゆるめて、踏み応えのなくなったブレーキペダルを2、3回踏み込む。ホースを見てみると、大きな空気の固まりがぼこぼこと浮き上がっているのが見えた。リザーバータンクを空にしないように、フルードを継ぎ足す。

 ブリーダープラグを締めて、ブレーキペダルをぎゅ、ぎゅっと何回か踏む。再びプラグをゆるめると、さらにエアが出てきた。ここら辺の手順は、いい加減である。けれども、元のような踏み応えになったから大丈夫だろう。

 同じように反対側もやる。やはり、ブーツ取り付けとピストンはめ込みが難しかった。

 リアは1年前にオーバーホールしてあるから、良いだろう。と書くと、愛車の状態を熟知して、考えて判断しているように見えるけれど、本当はリアブレーキのシール類の多さを見て怖じ気づいてしまったのである。とっても難しそう。それでも、エア抜きだけやっておいた。

 とりあえず、ブレーキがちゃんと利くか、安全な場所でフルブレーキをしなくちゃ。利かなかったらどうしよう…。

9月14日

 新横浜駅で降りると、肌寒いぐらいだった。朝から重い雲がたれ込めて、いやな天気だと思ったけれど、気温がこれくらい低かったら良いものだな、と思いつつ、肩にぶら下げていた上着に袖を通した。名古屋に引っ越してきて夏用の上着がないことに気が付いて、買ったもの。暑すぎたので、これまで巾着袋代わりに肩からぶら下げて持ち歩くだけで、着たことはなかった。いよいよ、秋も近いのか。

 突然朝に思い立って、出勤して、勢いで横浜に出かけてしまった。十日市場で降りて、仕事先に向かう。

 仕事が済んで、駅の隣にスーパーオートバックスがあったから吸い込まれるように立ち寄った。車をテーマにした雑貨屋のような雰囲気。足回りやマフラー、補強部品などいろいろ置いてあったけれど、何しろすべてのメーカーを網羅しているのだから広く浅くの品揃え。ここまでマニアックな世界に沈み込んでしまった廃人のような者にとっては、雑貨以外はまったく興味を引かれるものがなかった。ただ、入り口にあったF1用のホイールとミシュランのタイヤだけは激しくそそられた。

 すぐさま新幹線でとんぼ返り。すっかり暗くなっているのに、名古屋は昼の新横浜よりも少し気温が高い。

9月13日

  会社から棚ぼたしたIBMのThinkpadX22(ようやく形式を覚えた)。ハードに私物化するためには、私物化しているという証拠をいつでも隠せるようにせねばならぬ。会社がいつパソコンを提出せよ、と言っても大丈夫なように、ワンタッチでもらった状態まで戻せるよう、オリジナルのハードディスクをはずして保存しておくのだ。そのために、もらったばかりの新品ノートパソコンのハードディスクを、ちょちょいと摘出した。何と、ねじ1つ取れば摘出できるようになっている。さすがIBM。

 とりあえず、元から付いていたハードディスクの内容を他のハードディスクに写すため、インターネットで拾ったシェアウエアを使って丸ごとコピーを開始する。余っていたノート用10GのハードディスクをPCカード経由で接続して、一気にコピー。これがなかなか時間がかかる大変な作業なのだ。

 ようやくコピーが終わり、ハードディスクを入れ替える。緊張の瞬間である。だいたい、最初は起動すらしない。案の定、起動しなかった。これまでOSはWindows98だったのだが、Windows2000になったのでこれまでと勝手が違う。ファイルシステムの堅牢さがちょっとじゃましているらしい。

 足りない、と怒られたファイルをコピーしてやっても動かない。結局、2日間ぐらい夜なべしてあれこれ試してみたが、まったく状況は変わらない。悩んでいるのも疲れたので、シェアウエアの説明書を読んだら、ちゃんと対策方法が書いてあった。説明書を読んでからソフトを使うのがやっぱり正しいのだろうか。多くが読んでもわからないように書いてあるマニュアルが嫌いなのがたたってしまった。Freedomの説明書すら、ろくに読んでいない。

 とにかく、起動するようになったのでアンチウイルスソフトやWEB用ソフトなどを放り込む。

 これが、新パソコンからの初めての書き込み。ちゃんと更新されるかしら。

9月12日

 岐阜の多治見で仕事があったので、本当はいけないのだが、ロードスターで向かう。多治見と尾張旭は愛岐道路という良い道があるので近いのだ。電車で行ったとすると、1時間かけて名古屋駅へゆき、再び30分かけて多治見にいく羽目になる。車なら、往復で1時間ちょっとだ。

 もちろん、セッティングをしながら向かうに決まっている。Freedom用に古くからの愛機であるIBMのThinkpadにWindows95を入れて、軽く動くようにした。最新のWEB技術や動画などを扱うにはちょっと役不足なこのパソコンも、フルコンの設定ならまったく問題なく快適に使える。

 乗り込んでからエアコンが壊れていることに気が付き、スーツ姿だから一気に汗が噴き出してくる。そんな状態で、不調なアイドリングを設定する。一時調子が良くてもだんだんと設定がずれていって最後にはエンストしてしまう。どうしてずれていくのか原因が分からないからやっかいである。

 それにしても、アクセルのレスポンスはROMチューンのときと遜色ないし、高回転のトルク感がなんとも気持ちよくなった。まだ、空燃比と点火時期が調整し切れていないので、ぱちぱちとキーをたたいて調整する。一度止めてエンジンを切って差し替えないといけないROMチューンと違い、設定を変えてどうレスポンスが変わったか分かりやすくてよろしい。

 どうも、外気圧補正マップの学習が不気味な挙動の原因になっている気がしたので、学習を停止して当たり障りのない数値を入れておいた。標高差で空燃比がどう変わってくるかは、なんとなく分かっているので平地でのセッティングが完成するまで悪さしないようにした。

 うむ、Freedomを使っていないと分からない文章になってしまった。ECUのいろはを書いているのでしばしお待ちを!

9月11日

 前にも書いたとおり、最近ものが立て続けに壊れた。

 うっかりコーヒーを飲ませてしまい、「ESC」(エスケープ)キー連打状態に陥ってしまったパソコンのキーボードは、キーの半分以上をめくって丹念に掃除したおかげで復活した。乾いたら元に戻るらしい。機嫌が悪くなると止まったり、データを飛ばして持ち主に復讐したりと、パソコンはなかなか人間的な機械である。

 一番痛いのがロードスターのエアコンである。下手すると20万コース。素人じゃ手出しできない部品なので、直してもらうしかない。20万といったら新しいエンジンのパーツが買えてしまうな、と思うとすべて撤去してしまうことも頭に浮かぶのだが、そうするとたぶんこの車に乗らなくなる。これから冬になるから問題を先延ばしして、修理費を積み立てることもできる。「エアコンを直すか」か「車ごと捨てるか」のいずれかの選択しかない。「車ごと捨てる」=「死んじゃうかもしれない」ということだから、やはり痛い出費をするしかないようである。

 タイヤとエンジンはとっても簡単に直ったので、問題じゃない。

 エアコン修理痛いな、不幸だな、と考えていたら、思いがけず、会社から新しいパソコンが支給されることになった。今使っているDynaBookSS3300でも、Peinum2の266Mhzだし、メモリーは勝手に128メガに増設したし、ハードディスクも6.4Gから勝手に20Gにしてしまったりで業務上はまったく支障はないのだが、くれるというのだから断る理由もないだろう。このサイトを作るのに役立ってきたDynaBookを返さなければならないのはつらいけれど、新しいパソコンの魅力には勝てない。ただでさえ給料泥棒をしているのに、会社にはさらに損害を与えることになってしまった。

 そうして来たのが何とIBMのThinkpad! 自分で買ってしまおうかしら、と思うぐらいのIBMマニアなので、とってもうれしい。型番はまだ見ていないけれど、かなり新しいもの。ノートパソコンのくせにPentium3の750Mhz! メモリーは256メガ! ハードディスクだけちょっと少なく15Gだった。しかし画面が800×600から1024×768に拡大した。文字が少し小さく見えるのが不便だけれど、WEB制作上は楽ちんになる。

 ちょうどエアコンの修理代に釣り合うものを棚ぼたでもらって、ほくほく顔なのだ。