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8月19日

 異動したばかりだというのに、夏休みの4連休をもらった。今月に入ってまだ1週間ぐらいしか仕事をしていないのに。

 いろいろあってから、ばあちゃんの顔を見ていないので、愛知の奥三河へ。富山からだと微妙に高速道路が使いにくいので、14日に仕事を終えて下道で向かう。引っ越しで余った荷物を積まねばならないので、デミオで爆走する。

 国道41号を高山、下呂と走り、国道256号。国道257号で今は豊田市になった稲武まで走り、激しい峠道を走ってようやくたどり着く。午後9時に出発して、4時間半かかった。高速を使ったとしても、1時間も早くならないと思う。

 15日は雲の上のそば屋に行ったり、盆踊りで踊り狂ったりしてまったりと過ごし、16日昼に名古屋近郊の実家へ。山の上のばあちゃんの家でさえ、蒸し暑く感じたのだが、名古屋は文字通り灼熱地獄だった。エアコンがきいた部屋に閉じこもる。

 17日も部屋に引きこもりがちに過ごして、18日は昼過ぎに一宮に寄ってから富山へ。くそ暑い中、下道で走るのもうんざりなので、一宮木曽川インターから清見インターまで高速。夕方、自宅にも戻らずダイレクトに車屋さん宅に到着する。

 ふらふらとデミオから降りたら、大沢野の花火に誘われた。夜空を飾る大輪もにじむぐらい淡麗を飲みまくって良い気分の時間を過ごす。

 今日は久々の出勤の日。午前中、ちょちょいと仕事をして午後から再び車屋さん宅に行き、人の車に勝手にチューンドROMを取り付けたり、晩ご飯を食べさせてもらったりして過ごす。

 当初の予想どおり、全開で遊んでいるのだ。

8月14日

 富山にもROMチューンがしたい人もいるだろうと、車屋さんのガレージにあったB63HとBPF3を持ち出す。ネットで検索したら富山にも電子パーツ屋さんがあったので、そちらでソケットやEP-ROMなどを買い込む。電子パーツ用の道具がないので、はんだごてなども。

 月曜日の泊まり勤務とか、火曜日の午前中の時間を使って(仕事をさぼって)、まずはBPF3のEP-ROMを外して、28ピンのソケットを取り付ける。

 はんだ吸い取り線をつかってROMの足についているはんだを取り除こうとするのだが、いかんせん、初めてやる作業。要領がなかなか分からずに、手こずる。めんどくさいので、中途半端な段階でマイナスドライバーでこじってROMを外そうとしたら、足が何本かもげてしまった。使用不能である。ま、データは持っているので大丈夫なんだけれど。28ピンのソケットをはんだ付け。これは簡単。が、向きが逆だった。ROMさえきちんと差せば大丈夫。

 今度はB63H。BPF3はROMを取ってソケットをはんだ付けするだけなのだが、B63Hの場合は追加基盤が必要。なにをする追加基盤かと言えば、CPUチップの内部に記憶してあるプログラムやデータを読まないモードに切り替えて、外部のEP-ROMに記録したプログラムやデータを読み込ませるようにするのである。なんだか分からないかもしれないが、外したCPUは追加基盤に再びはんだ付けする必要があるので、BPF3みたいに破壊してはいけない。

 追加基盤はGRIDという自動車エレクトロニクスの専門ショップのものがポピュラーなのだが、Yahoo!オークションを検索したら、7000円の破格値で(たぶん自作の)追加基盤があったので、落札する。月曜日昼に落札し、火曜日午前中に受け取った。なんという、手際の良い取り引き。

 まずはCPUチップを外さねばならない。吸い取り線の使い方をいろいろ工夫してみて、かなりのはんだを取り除くことができた。あとはめんどくさいので、やっぱりマイナスドライバーでこじって基盤から外す。外観上は壊れることなく、追加基盤に実装することができた。はんだごての熱やドライバーをこじってかかった力で壊れているかもしれないけれど。

 素人仕事でROMチューンができるようにしたECUが2つ。ちゃんとエンジンがかかると良いのだけれど。

8月12日

 土曜日、富山で初めて郊外に出た仕事が、おわらサーキットの近くだった。なんだか、これから富山で繰り広げられる車三昧の生活を暗示しているみたい。これもなんかの縁に違いない。

 山間の棚田で仕事をして、そのまま車屋さんへ。おもむろにパソコンを開いて仕事をし始める。ファクスや電話回線なんかも借りちゃったりして、もう我が物顔。

 耐久レースに出場している面々が、間瀬に練習走行に行ったらしい。「夜、反省会だから、このまま泊まって行かれよ」と誘われるも、さすがに転勤してきたばかりの人間が仕事場に1度も顔を出さないでビールモードに入るのもまずいかと思い、仕事場に戻る。戻ったからってなにをするわけでもないのだが。

 淡麗ケースを担いで7時ごろ、再び車屋さんに行き、おもむろにビールを開ける。車談義をしていると、耐久メンバーが戻ってきた。合流して、反省会に突入。あまり良い成果はなかったみたいだけれど、まあ、真夏なんだから仕方がないでしょう。

 いつの間にか床に寝そべって意識を失い、朝を迎える。

 朝、のろのろと起き出して始めたのが、ガレージの片づけ。車遊びのがらくたをまるごと持ち込んで積んであったので、片づけしてぱっと見でどれが僕の荷物か分からなようにしてしまおうという狙い。B型エンジンのヘッドや腰下などエンジンパーツがごろごろ転がる中を、ごそごそ動き回り、不要パーツやまだ使えそうなパーツを区別してまとめる。

 物を置く場所が不足していたので、ホームセンターで棚を購入して組み立てた。気温35度ぐらいの中での作業だから、当然、滝のように汗が吹き出る。棚が活躍し、なんとか僕の荷物がいろいろなパーツの間に隠蔽できた。

 夕方は金沢に住む友人が久しぶりに会おうと富山にやってきて、車に乗せてもらい魚津市の金太郎温泉へ。なかなか良いお湯だったのだが、昼間さんざん汗をかいてしまったのであまり長くつかっていられなかった。魚津駅前に移動し、居酒屋で一杯やって帰宅。

 富山にいる2、3年は全開で遊ぶことを宣言しているから、もう遠慮なしに遊びまくる所存。

8月9日

 前任地でお世話になった博物館の学芸員の人が「富山フリーク」。愛知県でも海はたくさんあるのに、わざわざ日本海側まで通い、新湊や滑川、黒部あたりの岸壁や海岸で釣りに没頭するのが趣味。太平洋側にたくさんサーキットがあるのに、なぜか日本海側のサーキットにどろどろうるさい車で気持ち悪いぐらい頻繁に乗り付けていた怪しい男のことは、ここでは置いておく。

 昨日、「明日も富山に行くんですよ」と携帯に電話を掛けてきてくれた。妻と息子と3人で、朝3時に出発するのだという。夏休みに入ってからすでに3回目だというから、どこかの怪しい男も顔負けなのである。いや、某男は住む場所を富山に変えちゃったのだから、こちらの方が筋金入りか。

 東海北陸自動車道で富山の西部入りし、東部に転戦して日帰りで帰るという。せっかく電話をくれたのだから、行かねばなるまい。

 僕の営業時間は午前10時から。午前10時に涼しい顔して持ち場に顔を出せば、どこに居ようがまったく問題ない。7時に起きて海王丸パークの隣の漁港へ。富山の道はまだ分からないので、auの助手席ナビで連れて行ってもらう。なかなか優れものだ。

 漁港の巨大テトラポットの上でゴカイをえさに釣りをしていた。せっかく魚文化がある県に来たのだから、釣りをして魚をさばけるようになろうかしら。

 あれこれ話して1時間近くをすごし、引き上げる。行きは正しいルートを通って混む道を走ったので、帰りは別の道から富山市内に入ることにする。

 とりあえず海岸沿いの道を走り、東へ。道に突き当たったら、少し南に走ってたんぼ道を東に向かう。富山はどこに居ても山や丘が見えるから、だいたいどの位置を走っているかが分かる。ここら辺は松本にいたときの感覚と同じ。

 集落を通り抜け、国道8号の下をくぐってひたすらたんぼ道を走り、富山市街へ。県庁まで30分ちょっとだった。

8月8日

 高山の元上司におごってもらい、がらくた満載のデミオで7日に富山入り。車屋さん宅にがしがしと、車いじりのごみとスタッドレスタイヤを置かせてもらった上に、昼飯までおごってもらうという厚かましさを反省する暇もなく、新しい部屋に荷物を入れる。

 新しい部屋は仕事場から歩いて5分。そこから県庁までも歩いて5分のロケーション。富山にしては家賃が高いが、仕事場との近さが魅力的なので、まあ仕方あるまい。

 県庁内の仕事場に出かけて唖然とする。前任者が放置していった資料が机の上にてんこ盛り。江南の事務所の歴代前任者のごみを片づけて、一宮の事務所も片づけて、自分の生活ごみも片づけて、車いじりのごみも片づけて、さんざん片づけてきたのに、さらに片づけることになってしまった。

 古い資料なんかはがしがしと捨てる。段ボール5箱分ぐらいは捨てて、ようやくすっきりとした机の上に。健康診断の結果やら診察券やら、結婚式の招待状やら、プライベートな書類も盛りだくさん。さすがに捨てられないから郵送することにする。これだけでだいたい、前任者の仕事ぶりが想像できる。

 最初は慣らし運転なので、ぼちぼちと仕事を始めよう。

8月5日

 この2年半、住んだ江南の会社事務所とも今日でお別れ。1階が事務所で2階が住居スペースだったので、両側から僕の痕跡をなくさねばならない。

 松本の借り上げ社宅は木造平屋の一戸建てで、毒男が住むには広すぎるぐらいだったのだが、居住スペース以外は「エンジン加工部屋」「エンジン組み立て部屋」にして最大限に活用した。江南の事務所では、あまり車いじりはしなかった。駐車場でオイル交換やブレーキ交換のメンテナンスはしたけれど、激しい車いじりといえばデミオのタイミングベルト&ウオーターポンプ&カムなどのシール交換ぐらい。

 あ、ここでは書いていないと思うが、ロードスターをガードレールにぶつけちゃったので、そのとき壊したバンパーを修復するために、事務所内を塗装ブースにしてしまったことはある。ま、けっこう車いじりには便利な場所だったのだが、辞令1枚で慣れ親しんだ土地を離れなければならないのが、サラリーマンの悲哀だから仕方がない。

 自分の荷物の整理と同時に、事務所の整理もしなくてはならないから、何となく、引っ越しを二回やった気分になる。前任者や前々任者の残していった物も徹底的に整理。

 朝8時半に引っ越し業者が来て、がしがしとトラックに荷物を積んでいく。このくそ暑いのによくもまあ、それだけ力仕事ができるなあ、と感心するぐらい。昼前に引っ越しがおわり、ごみをデミオに満載し、慣れ親しんだ事務所のかぎはポストに放り込んで、実家に戻る。もう二度とここに戻ってくることはあるまい。

 夜は幼なじみとともに藤ケ丘に飲みに出かける。明日は、元上司に晩ご飯を強制的におごらせて、そのまま元上司宅に居座って泊まり、7日昼ごろには富山の新居に到着。今日、積んだばかりの荷物をおろすことになる。

 いよいよ、富山市民になるときが来た。

8月3日

 間に1日だけ休みを挟み、連続9回の飲み会が終了。その前の飲み会も合わせれば実に12回も飲み会が続いたことになる。あ、その間に富山2往復&淡麗地獄もあったな。

 異動になったら、前任者の部屋に入る仕組みになっているので、前の住人が抜けないと引っ越しの荷物が入れられない。間にハウスクリーニングも入れるわけで、なるべく早く出てもらわないと、後の人にひびいてしまう。

 そこら辺を僕が入る部屋の住人は良く分かっていないらしく、のんびりと5日に荷物を出すという。6日にクリーニングが入って7日にようやく荷物が入れられることになる。僕の後任者は僕が出て行かないと荷物を入れられないわけで、引っ越し遅れの連鎖になってしまう。新任者を待つそれぞれの部署はそれだけ着任が遅れて人が少ない状態が続くわけで、休みが取れなかったりと、各部署が大変迷惑を被ってしまう。

 仕事をきちっとこなす人ならば、そこら辺もちゃんと心得ていて、びしっと手配をすぐさまこなして迷惑がなるべくかからないようにするはずだ。逆に、こういうところもちゃんとできない人って日ごろの仕事ぶりも見え透いてしまう。

 と、あたかも僕が怒っているようにも取れる文章をつらつらと書いているが、のんびりと引っ越し作業やあいさつ回りができるようになって、内心、ほくそ笑んでいるのは内緒にしておこう。

7月25日

 22日は富山の車屋さんの主催のジムカーナ練習会。自分の車で気軽にスポーツ走行を楽しもうという人たち向けのイベントだ。

 日本海ミーティングが土曜日に開かれ、それに続き日曜日が練習会だったのだが、土曜日は仕事日で夜勤だったので参加を断念。1時すぎまで仕事して、F1の予選を見たい欲求を抑えて3時間ぐらい仮眠を取り、デミオで富山を目指す。もちろん、下道だ。

 なぜロードスターではなく、デミオで行ったかと言えば…

 引っ越しの前に、部品やらがらくたを富山の車屋さんに運ばねばならないのだ。15インチわたなべにフロントバンパー、アーム、右ドア、フェンダーなどなど。もう、満載。

 荘川の峠で軽トラと競走してびゅーんと富山、石川県境近くのイオックススキー場へ。荷物満載のデミオで走るわけにもいかず、会場整理係を買って出る。

 午後からロードスターを借りて走ることができた。考えてみるとスポーツ走行って2004年に鈴鹿で走って以来だから、非常にひさしぶり。ウエットコンディションの中、へたれ具合を痛感しつつも楽しく乗り回した。サイドブレーキを使ったターンがうまく行かない。イメージはできるのだけれど、必要な操作のうち1つを忘れてしまう感じ。

 夜は車屋さんの家に泊めてもらう。23日は休み。実は24日は富山の仕事場の歓送迎会があったので、そのまま滞在していれば楽だったのだが、23日午後に仕事をしなければならなかったので、朝10時に出発。昼間の下道はペースを稼げないので、清見インターから高速。

 24日、今度はロードスターで昨日走ってきた道をとんぼ返りする。今度はロードスターを富山に置いてくるのだ。助手席にエスケレートやら工具箱やらを積み、荷物満載の状態で。夕方、車屋さんに到着し、富山県庁近くの仕事場に連れて行ってもらう。新しいすみかも仕事場から歩いて3分のところだった。いままで片道200キロ以上を走って遊びに行っていたのに、これからは15分で到着してしまう。

 7時半から宴が始まり午前3時すぎのカラオケ屋まで拘束された。

7月21日

 ロードスターのバッテリーが怪しいながらもだましだまし使っていたら、今度はデミオのバッテリーが上がった。

 デミオに後輩を乗せて夜飯を食べに行き、帰ってきて2時間ぐらい用事をこなして、帰ろうとしたら「かちかちかちかちかちかち」と盛大な音。ライトを付けっぱなしにしていたわけでもなく、まったく予兆を感じていなかったので、意外な事態に少々うろたえる。

 仕方ないから後輩の車で家に置いてあるブースターケーブルを取りに行く。後輩の車は乗り古しのAE101レビン。しかもオートマ。が、どんなものだろうと運転させてもらう。

 4連スロットルでもないのに、異常にアクセルが重い。何かワイヤ回りのトラブルか。気合を入れて踏まないと、なかなか高回転まで回らない。

 エンジンはスポーツバージョンでもないので、普通。ハンドリングは、ショックが抜けてしまっていてふわふわしていて、新車当時の動きは見る影もない。

 それでも、小さなボディできびきび動き、ブレーキもちゃんと利くので結構楽しい。トヨタもまた小さなスポーツカーをつくれば良いのに。

 ケーブルをつないで一発始動。動いてしまうとまったく普通なのが、バッテリートラブルの怖いところ。

 翌朝、なんとか弱々しくクランクが回ったので、エンジン始動ができた。安売りディスカウントストアでバッテリーを購入し、ちゃちゃっと交換して見事復活。