未分類

6月19日

 昨日、仕事をちょこっとさぼってロードスターに乗り換えて工場へ行き、ネクタイだけ外しておもむろにスロットル交換作業を始める。

 たぶん、Freedomのバージョンが古いこともあって、アイドル接点がないNBのスロットルポジションセンサーでは何ともならないと判断。一時期はNA6CEのインマニに交換しようと考えていたのだが、NA8Cのスロットルさえ用意すれば、アイドル接点があるし、リニアスロポジだ、ということで交換作業。スロットルは、RS
Factory STAGE
にて調達。ありがとうございます!>T氏

RS
Factory STAGE

 シリーズ1のスロットルだけれど、NB用のアクセルワイヤもそのままに、スロットルだけ交換すれば大丈夫そう。NA6CEのスロットルは、インマニとの間のガスケットが金属じゃなくてプラハンで叩いて取り外した後にへばりついたガスケットをスクレーパーで取り除かないといけないのだが、NA8Cからは金属製でぽろっと取れる。水回りも別になっているので、より簡単だ。

 さくっとスロットルを交換し、スロポジセンサーの配線をする。NA8Cのカプラーが用意できなかったので、NA6CEの廃車からクランク角センサーのカプラーをもらってきて、外側を破壊して中身の結線部だけ利用する。4本ある線のうち、一番下がアースでその上がアイドル接点だと分かっていたので、あとは勘で配線したら一発でただしく結線できた。

 次は、ISCVの配線。こちらは2本だけだから簡単、と思ったらはまった。AE101のISCVを付けていた関係で、車体側には3本の配線が来ている。どれかを適当に結べば動くはずなのだが、なかなかうまく行かない。全通りを試してみたけれど、動かない。いい加減な配線でエンジンを始動したときに、Freedom側のプログラムが落ちてしまった(リセットで復活する)か、Freedomがメカニカルに故障したか、ISCVがもともと壊れていたか、のうちどれか。仕事に戻らなければならなかったので、ISCVは放置して、アジャストスクリューで適当にアイドル回転を決めて、工場をあとにする。

 アイドルを検出するってFreedomにとってとても大切なことで、不調だとエンジン始動がしにくかったり、アクセルオフの燃料カットでがくがくしたりと、車を捨てちゃいたくなるのだが、スロットル交換ですべて解消。ただ、現状ではアイドルアップができないので、信号待ちのときとかはエアコンは切らないといけない。

 それにしても、NA8Cの「非線形スロットル」にファイナル4.1にと、NA型ロードスターの「不人気パーツ」が2つも付いてしまった我が愛車を見て苦笑するしかない。スロットルについてはレスポンスが良すぎてかえって乗りにくいぐらいだったので、ちょうど良い感じだ。

6月18日

 立山町もホタルがけっこう出るという話を聞いて、3度目のホタルツーリングに出掛ける。スロポジの問題でエンジン始動があまり調子よくないロードスターは置いておき、インプレッサで向かう。

 昆虫王国付近の水田に到着し、車を止めてみると、普通にホタルが水田横の農業用水沿いに1、2匹飛んでいた。山側に車を向け、カーナビの電源も切って、車幅灯だけの光を頼りにのろのろと道を走る。橋を渡ったので、期待を胸に車を止めると、川沿いに無数の光が点々と瞬いていた。午後9時ぐらいが一番元気が良い、という話を聞いていて、ちょうどそのぐらいの時間だったためか、飛んでいるホタルが多い。

 土手沿いをホタルの近くまで歩く。人が歩いていっても「我関せず」な感じで逃げないどころか人なつっこい感じで近くを飛んでいく。飛ぶ様も、ゆったりとたゆたう感じで、ぼうっと明るくなって、すっと暗くなる様子と合わせ、幻想的な光景をつくりだす。

 橋の欄干に白岩川とあった。その光景だけでかなり満足だったのだが、山手に向かって車を走らす。ちょこっとだけ山に入ったところで再び川があったので車を止める。

 川に数匹が。それよりも、隣の水田のちょっと高いところにホタルがいくつも飛んでいるのを発見した。見渡すと水田に隣接した山側の木々の間にたくさんのホタルが。

 水辺にいるホタルがなぜ、森の中に?と疑問に思って、何かあるに違いない、と山手に向かって歩いていくと、分かった。農業用水が、山の斜面に沿って少し高いところを流れているのだ。土手をよじ登って水路沿いを歩く。たぶん、地元の人もホタルを見るのか、雑草が刈り倒されていて、青臭くふかふかの草の上を歩く。

 山の斜面を少し削って水路が築かれていて、左右には木が生えているから水路沿いが木々のトンネルになっていた。草木の葉に、無数のホタルが止まっていて、携帯電話の照明を消すと、真っ暗闇に光だけが浮かび上がってホタルのトンネルになった。狭い空間のあちこちにホタルが止まっていたり、相変わらずのろのろと飛んでいたりして、違う虫ならば恐怖を覚えるかもしれないのだけれど、光を放つホタルだとなぜか「かわいい」と思った。

 あてどもなくホタルを探すドライブに、また行きたくなりそうだ。

6月17日

 Googleのアドセンスを張って数日間。アクセス解析もあってそれを見ているだけでけっこう興味深い。

 やっぱり、張った直後は物珍しさもあって広告へのクリックがあったのだけれど、ここ2日間はぱったりクリックもやんでしまった。最初は「おお、これはお小遣いになるかしら」なーんて、一瞬だけバラ色不労収入生活を夢想してしまったのだが、世の中うまい話なんてあるわけもなく、こんなサイトに見に来ている人は固定された人たちなのだから、飽きちゃったらそれで終わりになるに決まっているのだ。たぶん、マニアックなサイトすぎて、マニアックなコンテンツに対応する広告を出す業者も少なく、表示される広告もあまり代わり映えしないに違いない。

 それでも、使ってみると、ネットで隆盛のアフィリエイトの仕組みとか、どうやってお金が発生しているのかが具体的に分かって興味深い。こりゃあ、無意味なブログとかが無慮数万発生するのもうなずける。どうも、1クリックに対する単価がいろいろ違うみたいなのだけれど、そこら辺の仕組みは企業秘密なんだろう。

 見せ方の問題なのかな、と広告の張り方を微妙にマイナーチェンジしているのだけれど、日を追ってクリック数が減衰していくので、やっぱり固定された人たちが飽きてしまっているだけなのだな、という気がする。自分のところに張ってみると、さまざまなブログや掲示板にたくさん同じようなアフィリエイトがあるのが目に入る。すみからすみまではびこっている感じだ。

 もしかしたら、「クリックしないで!」なんて書いちゃったから遠慮しているのだろうか。許可しますので、興味深い単語が出てたらクリックしてみてください(笑)。

6月16日

 再び夜にロードスターを駆り、ホタルを探して富山をさまよった。

 富山市周辺でホタルが生息していそうな場所はどこか、と頭を巡らせて、旧大山町の福沢地区へ向かう。平野から外れて里山がある感じの土地。VEGAというアートスペースに先日訪れたときの風景が頭をよぎったので、ふらふらっと向かう。

 川沿いの道を上がり、時々ヘッドライトを消しながら走ると、山手の田んぼの上空に淡い光が横切るのが目に入ったので車を止める。田んぼの土手を上がると、田んぼと山との境付近に5、6匹発見。勘で走ってきたわりにはあっけなく発見できた。

 あそこ辺りにもいそう、と考えて、旧大沢野町の寺家方面に向けて走ると、あちこちでちらほらと発見。広大な田んぼがあるけれど、どこにでもいる、という感じではなくて、どちらかといえば平地の、民家に近い用水近くにいることが多かった。

 笹津方面に下山して国道41号を少し走り、神通川を渡って山沿いの県道を八尾に向かう。愛知からおわらサーキットに来ていたときに通ったおきまりコース。

 ホタルがいそうな田んぼが広がっているけれど、なかなか見あたらない。しばらく走って、集落の中の水路を渡ったので車を止めてみると、いた。水路沿いの草むらに10数匹。4、5匹が同時に飛んでいて、「乱舞」とまでは行かないけれども、ほぼ同じ周期で明滅する様がとても美しかった。

 八尾方面へ。山の中をうろうろ走り、途中で川の護岸に数匹見つけることができたけれど、物足りない感じ。最後は国道472号沿いにある「仁歩ほたるの里農村公園」へ。真っ暗の中、携帯電話の光を頼りに歩いただけでも遊歩道とか水路が立派に整備された公園であることが分かる。

 一度に見えたホタルの数は最も多かったのだけれど、どこか「牧場」のようで、里山の何気ない水路に風景にとけ込んでゆらゆらと飛ぶホタルみたいに美しい、とは思わなかった。

6月15日

 フロント16キロ、リア12キロのバネレートと聞くと、恐ろしい乗り心地だと思われるかもしれない。マンホールのふたを踏んだだけで脳みそがシェイクされる、みたいな。走りながら会話したら舌をかみ切る、みたいな。

 が、意外や意外、乗り心地はけっこう良いのだ。高速の橋の継ぎ目レベルなら、「たん、たん」と軽く乗り越える。路面がうねっているような場合で、ちょこっと飛ばし気味だとさすがに、トランク内の工具やらガソリンタンクやらが「がっしゃん」と音を立てるけれど、路面の凹凸に注意を払いながら運転しなくても、普通に運転していればOK。注意するとすれば、コンビニやガソリンスタンドの入り口でフロントバンパーを引っかけないようにするぐらい。

 NA6CEの純正ビルシュタインを借りて付けたことがあるけれど、ショックの異常に固い初期の減衰やエブリタイム底付き状態のリアのバンプラバーのせいで、それこそ、マンホールの段差で脳みそシェイキング。継ぎ目に注意を払ってのろのろ運転しなければいけないほどだった(NB2のビルシュタインは良いよね)。雅久号の足は、バネなりの固さはあるけれど、伝わってくる衝撃みたいなものはそれほどきつくない。

 足がENDLESSのFUNCTION Xだとは前も書いた。ノーマルだとフロント10キロ、リア9キロのバネなんだけれど、12キロ10キロでオーダーして雅久号に取り付けた。シェイクダウンのおわらサーキットでは、ブレーキで自由自在に車が動かせる感じで、ものすごく良いフィーリング。すっごく満足して使っていた。

ENDLESSのFUNCTION X

 乗り心地が良いのはバネ「X COILS」の良さがある。初期の段階からかなりつぶれた段階まで表示レート通りのつぶれ方をするというのが売り文句で、その通り、16キロでも間瀬の高い縁石に乗ってもけっこう普通に乗り越える。バネの売り文句を見ると、別のアメリカ産バネの売り文句と似ていることは内緒(笑)。

 昨年1年間戦い、アンダーっぽい車の動きが気になり、バネは14キロ12キロに変更。さらに、減衰の問題もある、ということでこのシーズンオフにショックの減衰変更もした。けっこうご機嫌な感じにはなったのだが、まだアンダーぽいのと15インチ化でタイヤがホイルハウスに天突きしてしまったので、ストロークを規制する意味で16キロ化にして今の仕様となる。

 もう一つ、重要な変更がアッパーマウントで、つるしではショックの軸をゴムブッシュで受けているのを、わざわざ他社のピロアッパーを購入して組み込んだ。12キロ程度のバネレートならゴムでもあまり問題なかったけれど、14キロにした途端、乗り心地がとても悪化した。間瀬サーキットの行き帰りの高速が苦痛になるぐらい。

 アッパーマウントのゴムブッシュが悪いとうすうす分かっていたので、アッパーマウントをピロ化。ステアリングの切り始めのフィーリングが劇的に向上し、段差でのショックがウソみたいになくなった。その変化は、最初の交差点で分かるぐらいなもので、にやにやと笑みがこぼれるほど。

 要するに、ダンパーの軸をゴムで受けているものだから、ストロークが発生したときに、ゴムがつぶれないとダンパーの減衰がまともにでない形になるのだ。減衰は30段調整できるのだが、ノーマルアッパーマウントでは2、3段ずつ調整しないと変化あいまいで良く分からなかったぐらいだが、ピロ化してからは1段調整ではっきり分かるようになった。

 あれこれ書いているけれど、要するに、つるしの状態のままの場所ってケースの寸法ぐらいなの。それも切ろうとしたぐらい(これは間瀬耐久の特殊な場合)。こうやって書いていると、僕がすべて仕様を変えたみたいだけれど、基本的におおとろ監督が「こうしたら」というのを「うん、分かった」とすべてそのまま実行してきただけの話なんだけれどね。

 ということで、間瀬耐久を通じてガソリンとタイヤと部品代と減衰変更工賃を惜しみなく注ぎ込んで磨いてきた足も、T.O.Racing
Factory
であっけなくそのまま買うことができます(笑)。間瀬耐久参戦車でおわらサーキット1番時計! 2009年シーズン間瀬耐久第1戦、ロードスターで1番!(去年から継続参戦しているの雅久号だけじゃん、という突っ込みはここでは聞かなかったことにしておく)。

T.O.Racing
Factory

 車高を下げたい人でなるべく乗り心地を良くしたい人なら、つるしのバネの10キロ9キロを。サーキットと日常使用も考えている人は12キロ10キロ(TORFではこれがノーマル)を。間瀬耐久に出るなら16キロ12キロのスペシャルを! 雅久号も置いてあるので試乗もできますよ。

 足回りは個人で悩んでいるよりもショップとかで相談しながら仕様を決めて、走りのアドバイスももらう方がずっと早いと思うので、足回りの新調を考えているのならお近くのショップに出掛けることをお薦めします。富山・石川・岐阜の飛騨地方のロードスター乗りならTORFへ。

6月14日

 間瀬で会員以外もそれなりのコストで走ることができる枠が午前中にあったので、雅久号を持ち込んでセッティングと練習。僕は5月末に散々走りまくったので、確認程度に走ることにして、練習はチームのドライバー2人がメーン。

 ドライバーが2人?と思った人もいるかもしれないが、なんと第2戦は長岡のT氏がマッサGOGOで参戦するのだ。昨シーズンまで、最大最強のライバルチームの監督が仲間になるなんて、なんか、ドラゴンボールみたいな展開なのだが、「走りたいよね。シビックに勝ちたいよね」という純粋な気持ちで電話がかかってきたので、喜んでお願いした。ショップとか関係なく純粋にロードスター乗りとして。

長岡のT氏

 この日の課題は、T氏に車に慣れてもらうことと、AD08ネオバとスタースペックのどちらでいくかを見極めること。まずは僕が乗って1周だけタイムアタックして、フィーリングをチェック。特に問題がないので、T氏に乗ってもらう。

 「乗れるかな〜」なーんて言っていたT氏だが、さくっとタイムを出してくるあたりは地元でもありさすが。本人はハードトップと助手席がなくなって軽量化し、15インチ化してかなり変化したブレーキングポイントとタイヤのグリップにとまどっている様子。いろいろ試しながらの走行なのだけれど、それでもタイムを出してくる。速い人って素敵(笑)。

 1本目はT氏から借りたスタースペック、2、3本目は持ち込んだネオバ、4本目は再びスタースペックで走行。結論から言えば、やはりスタースペックで行くことにした。あくまで、間瀬の舗装とコースにマッチしているということであって、ネオバの方が良いサーキットもあるとは思うのだけれどね。事実、おおとろ監督にお願いしたおわらテストでは、ネオバでベストタイムが出た。間瀬で何も考えずに安定して速いタイムで走るなら、スタースペックかなと。

 1点、15インチホイールはたまたま持っていたRP-F1を使っていたのだが、オフセットがノーマル用。5ミリのスペーサーで外に出しているけれど、まだまだ引っ込んでいる感じ。バネレートが16キロ12キロのハイレートになっているぐらい、詰めてきた足回りなので、ミリ単位のトレッドの幅がけっこう効いてくる。タイムにどれくらい違いがあるか、と言われれば、ラップ平均コンマ2、3秒かもしれない。ヘタをするとコンマ1秒。それでも、47、8周する耐久レースでは4秒の差となるのだ。やっていることは、耐久レースではなくて、1時間続くスプリントレース。

 ということでスタースペックとともに、オフセット20のホイールも新調することにする。「気合いが入っていない」なーんて言っているわりには、今シーズン、タイヤ3セット目。

6月13日

 「アドセンス、やってみたらどうですか?」

 富山市で革製品を作っているアリノハネさんに会って、なんでまた富山で工房を持っているのかを聞いていたときのこと。ネットショップでけっこう食べていけるそうで、自宅を借りてさらに工房も借りるぐらいは何とかなるという。へえ、と感心しながらお話を聞いていたら「ブログ、やっていなんですか?」と。ええ、車のマニアックなページをやっているんですよ、ってな話で盛り上がったら、冒頭の言葉が飛び出してきた。

革製品を作っているアリノハネさん

 アドセンス? なんのことかまったくピンとこなかったが、どうやらGoogleがやっている広告のことらしい。

 マニアックで極めて狭い範囲の人たち向けのこのページでも、時々「広告出しませんか」とメールが来ることがある。小銭をちょっと稼いだって仕方がないし、なによりも「お金でやっているわけじゃない」というところが一つのポリシーであったので、どんなお誘いも無視していた。

 ネットで自立している人の言葉がちょっと気になったので、さっそくアカウントを取ってタイトルページと日常の2カ所にぺたぺたと張ってみる。

 もともと、広告収入が僕の給料の一部になっているのだし、仕事の人脈を駆使して広告を取ったこともある。別に広告自体が嫌いなわけでなく、僕が個人でやっているメディアの片隅に載っていたって、イヤじゃない。非営利というところがポリシーなだけ。

 この10年で一気にネット社会になって、うちの会社もかなり影響を受けている。ここのところの不況で売り上げもがた落ちだ。ネットで収益を上げる仕組みづくりを考えないとじり貧になることは目に見えているのだけれど、うちの会社の商品はなぜかネットでほとんどただで流通してしまっている。一度、ただにしてしまったものをもう一度有料にしたってだれもお金を払ってくれないわけで、本業が調子よくないのに、商品だけネットに流通してしまうというこの悲劇的な状況は、すぐには変えられそうもない。

 会社の立場でみると、ネットでまったく儲かっていないのに、商品を2次利用したGoogleだとかYahoo!は儲かっている。なんだ、この構造は、ということになるのかもしれない。

 そんな状況もあるので、食わず嫌いでは相手を知ることができないから、まずは試してみるという意味もある。

 Google先生がどんな風に僕のサイトを解析するのかも興味深かったが「チタンエキマニ」だとか「ロードスター」だとか、ちゃんと関連する広告が載っていて、これはこれで楽しくなって良い。出会い系サイトみたいな広告が載るようだったら一発で消すけれど。

 アリノハネさんがわざわざメールをくれて「自分や友達がクリックしたら追放されますよ! 監視されてますよ!」と注意してくれた。なので、僕をよく知っている人は決してクリックしないでください(笑)。

6月12日

 ハイカムをプチカムに交換し、4連スロットルを外してNB6のシングルスロットルを付けたのが現在のエンジンの仕様。圧縮比が高すぎてかなり点火時期を遅らせないとノッキングが出るけれど、3000回転も回せば十分なトルクが出て燃費も良くて、すっごく気に入っている。

 が、一つだけ気に入らないのがスロットルポジションセンサーなのだ。NB6はリニアスロポジで電圧でスロットル開度が分かる仕掛けになっている。問題なのは、アイドル接点がないこと。電圧レベルからアイドリングを自動的に検出できるように学習するのだけれど、このプログラムがまったくもってだめだめらしく、勝手に変な学習をしてしまって、アイドリングが検出できなくなる現象が出てしまう。

 Freedomの電源が入ったときの電圧レベルを学習しているみたいなのだが、電源が入る=クランキングをしていて電圧が低くなっている、というときなので、どうも変なレベルを学習してしまう。アクセル踏んでないのに、アクセル開度が2%〜5%みたいな。その都度、全閉レベルを手打ちすると調子が良くなるのだが、しばらく調子が良くても、そのうちに再びアイドリングを検出しなくなってしまう。

 アイドリングモードに入らなくても、エンジンが止まりそうになるのだけれど、アイドリングはする。困るのは、エンジン始動時にアイドリング検出をしていないとエンストしてしまうことだ。始動後5秒ぐらいアクセルをふかせばなんとか大丈夫なのだけれど、鬱陶しい。アイドリングモードに入らないと、普通に車庫入れをするときもエンストしやすくなってしまう。アイドリングの調子が悪い車って、はっきり言って捨てたくなる。

 いろいろ試してみた。学習方法の選択だとか、全閉レベルの学習中止とか。が、Google先生に聞いてみたところ、学習停止フラグはFreedomのバージョン6.30以降に有効で6.18な僕のFreedomでは意味がないらしい。

 Dジェトロで動かしているから、スロポジなんてアイドル検出と非同期噴射、加減速補正ぐらいにしか使っていない。まったくもって無駄な苦労をしているのが、本当にばかばかしい。

 NA8Cの吸気管や水回りを組み合わせるなどして、手間をかけて付けたNB6インマニなのだけれど、NA6CEノーマルに戻してしまおうと企んでいる今日この頃なのだ。

6月11日

 一日中、会議を聞いてがんがんと仕事をして、へとへとになってしまったのだけれど、ホタルが飛んでいるかもしれない、ということで、ロードスターに乗り換えて南砺市へと出掛けた。

 ホタルってなかなか見に行く機会がない。富山ならば、山側に行けばどこでも見られそうなものだけれど、富山に越して来て最初のシーズンの昨年は見ることはなかった。

 隠れたホタルスポットの小川に行くと、いた。真っ暗な水辺の草に捕まって、2、3の光が。川沿いに歩くと、ゆっくりと飛び回るホタルもいて、数は少ないけれど、想像よりも幻想的な光景。午後10時すぎと、時間がちょっと遅かったこともあって、飛んでいるよりは草にとまっているホタルの方が多かった。

 一面田んぼと農業用水だらけの南砺市だけれど、農薬を使うのでそんなにたくさんはいないらしい。あてどもなく開幌のロードスターを走らせる。目的もないドライブって素敵。上を見上げれば、満天の星。山沿いを走ってホタルがいそうなところはヘッドライトを消してのろのろ走る。普通の畑や田んぼに1、2匹発見できた。

 走っていると、強く光りながら元気よく上空めがけて飛んでいったホタルが見えたので、車を止める。畑の中に5、6匹のホタルが明滅していて、広い土地にちらほらといるだけだけれど、それもまた良かった。

 城端方面は時間が遅くなったためか、はたまた畑が多いからか、ホタルは発見できず。遅い夕食のため、福光の小矢部川沿いの店に寄ってオムライスを食べて帰宅した。

6月9日

 兄貴の初の子ども、僕から見るとおい、が4月末に誕生した。五月はレースやら軽井沢やらで忙しい月であったのと、兄貴の奥さんが実家に戻っていたということもあって、顔を出さないまま1カ月が過ぎ、兄貴の家に母子が戻ってきたというので、最初の休日の月曜日に顔を出してきた。

 日曜日夜に実家入りして、月曜日の夕方に瀬戸市の兄貴の家に行くというスケジュールだったので、朝から名古屋・栄へ。百貨店なんぞをぐるぐると回る。よさげなソファセットなんか50万円とかしている。転勤族な僕には高級家具なんてもったいなくて買えないので、本当に見るだけ。やっぱりそんじょそこらの量販店と違って良い品が並んでいるのは分かるのだが、たぶん今は百貨店店頭で品定めをして、ネットで買っちゃうんだろう。

 お昼すぎから中央卸売市場へ行き、魚屋さんに顔を出す。良く来た、元気かということでそのまま市場の定食屋に入り、中トロ刺し身にたこの煮たのに、イカげその炒め物にウナギの白焼きに、穴子の天ぷらにご飯に貝汁に塩からにオムレツにと冗談みたいな品数が机の上に並んだので、わしわしと全部平らげた。

 夕方、兄貴のマンションへ。やっぱり子どもはかわいい。