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4月10日

 我が大切なロードスターがエンジンに問題を抱えてしまったのなら、それはただ事ではないのである。何で、こんな仰々しい書き方をするか、と言えば、今日も仕事を早めに切り上げて、エンジンをいじってしまった照れ隠しのためである。

 外したインマニのインジェクターを取り替えて、もう一度組み付けた。4番気筒のプラグがかぶるのはインジェクターの不良じゃないかしら、という最後の希望にかけていたのだ。4本取り替えて、いつもの山道に走りに行く。作業は1時間ほどで終わったから、やはりインマニの着脱も慣れてしまったのであろう。

 思いっきり走って、美鈴湖のほとりでプラグを外すと、4番気筒のプラグもきれいに焼けていた。結局、何が原因なのか分からず、少しむしゃくしゃして走り出したところに、白いFDとすれ違った。

 ただでさえ、いらいらしているのである。ぶっ飛ばしたらすかっとするだろうと、そんな訳の分からないことを考えながら、ゆっくり走っていたら、果たしてFDが後ろから付いてきた。フルスロットルをくれてやったのは言うまでもない。

 FDは本気でなかったみたいで、あっという間に見えなくなった。物足りない思いで下り、女鳥羽川沿いの堤防道路と交わる交差点で信号待ちをして、堤防道路方面に左折したら、対向車線側にいたシビックが後ろにぴたりと張り付いた。ぷつりと、頭のどこかがぶち切れちゃった。

 2速2000回転ぐらいからフルスロットルをくれる。加速のタイミングが遅かったので、後ろのシビックがぴたりと、バンパーから50センチぐらいのところを付いてくる。たぶん抜きたいに違いない。虫の居所が悪かった、抜かせてなるものか、とフル加速をしてしまった。

 ぴったりと付いてくるシビック。それを確認してぶち切れる僕。アクセルベタ踏みで、4速に入ったあたりで、ゆるやかな左コーナー。まだまだいけると、ベタ踏みのまま抜けたら、シビック、少し離れた。

 それでも、まだまだ付いてくる。フル加速のまま、ギアが5速に入った。そんな異常な速度領域で、シビックが対向車線側にはみ出して威嚇してくる。白いラインだから、抜いても悪くはない場所だが、相手が悪かった。異常な速度に突入しながらも、抜いてみやがれ、とアクセルベタ踏みしたままの、変態だったからである。間瀬のZコーナー前の右カーブのようなコーナーを抜けたら、赤信号が見えた。シビックは直線は異常に速いが、コーナーが少し苦手みたいで、車間がまた少し広がり、ざまあみろ、とブレーキを踏む。信号待ちでシビックは、ぶおんぶおんと空ぶかしして威嚇して来るものの、青信号になったら、サッと左折していった。こんなことをしていたら、命がいくつあっても足らないナと、反省する。

 街中を走ったら、4番シリンダーのプラグが黒くすすけていた。やはり、オイルがシリンダー内に侵入しているようである。オイル消費量からみて、バルブシールではなさそう。排気ガスは目立った白煙が交じらないところをみると、コンスタントにオイルが燃えている感じだ。

 14日、友人Kも仕事が休み、というので、ノーマルエンジンに積み替えようと思う。しばらくの辛抱だ。

4月9日

 仕事を早めに切り上げて、庭に入れてあったロードスターのボンネットをおもむろに開け、インマニを外しに掛かった。以前は泣きながら外した部分であるが、さすがに何度もやっているとコツがつかめてくる。30分もしないうちに燃料ホース以外の部分が外れた。

 冷却水が完全に抜けていなくて、肝心の4番のポート内に激しく浸水してしまった。幸い、バルブが閉じていたので、燃焼室に水が入るのは免れた。

 オイルで汚れているのかを見たいのに、冷却水が入ってしまってはまったく意味がなかったかも。水を吸い取って、のぞき込んでみると、かなり汚れていた。また、バルブシールか?と思うも、他のポートを見ても同じように汚れている。オーバーラップが大きくなっているから、汚れやすいのだろうか。

 1番と2番のポートをのぞいたら、黒い液体が見えたので、オイルか?と緊張するが、紙で吸い取りにおいをかぐと、どうやらガソリンらしい。インジェクターからたれた? ポート内にたまるぐらいインジェクターからガソリンがたれるなんてことがあるんだろうか。

 すでに暗い時間で、ハロゲンランプの明かりで見ているのでよく見えないが、4番だけ特別に汚れている、というわけでもなさそう。やはり腰下か。

 と、インマニがなくなったおかげで、オイルクーラーのホースが丸見えになっていたのを見たら、オイルが漏れた跡があった。リットル単位で流れていれば、回りがかなり汚れているはずなので、これだけがオイル喰いの原因ではないだろう。

 結局、インマニを外しただけではよく分からなかった。ヘッドを外したい誘惑に駆られるが、インジェクターを取り替えてもう一度エンジンをかけてみようかしら。

4月8日

 間瀬での走行が終わり、まだまだ走りたいな、と、もの足らない思いで片付けをしていたら「雅さんですよね」と声をかけられた。はあ、そうですけれど、と工具やらごみやらを片付ける手を止めて見ると知らない人。なんでも、このページを読んでもらっている人で、友人と間瀬の走行会を見学に来たので僕の車を見つけて声をかけてくれたそうである。

 同じ長野県なのだが、北部の須坂市に住んでいるという。同じ県でも南北に異常に長いので、高速を使っても1時間半ほどかかるぐらい離れている。間瀬で初めて会うなんて、車好きならではだね。

 やはりこのページの読者。エンジンをずっと見ている様子だった。次の予定も入っていたので、ろくに話もできずに、申し訳ない思いをした。どうも4番シリンダーがブロー気味、という話だけはしておいたけれど。

 もしかしたら、掲示板に書いてくれた方だろうか。そうだったら、ハンドルネームを言ってもらったらピンと来たのに。もし、書いたことがない方だったら、これを読んだらすぐ掲示板に書き込んでください。仲間になれます(笑)。

 今日も仕事をさぼって、いつもの山道へテスト走行してきた。白煙がもくもく上がった前のようなひどさはないけれど、高回転で煙が出ている感じ。プラグを見ても、4番だけ黒くすすが付いていたし、ねじの部分にオイルが付いていた。まず、インマニを外してインテークバルブを観察し、オイルが付いていないようだったら、シリンダー側のトラブルであることが確定する。すべてのインテークバルブからオイルが侵入していた以前のトラブルと比べてオイル消費量はあまり変わらない。4番シリンダーだけでそれほどの量が消費している、ということは、バルブシールのトラブルではないと思う。シールのトラブルだけならこれだけ消費しないはずだから。

 あれこれ考えたところでばらしてみないと、やはり分からないのである。思い立ったらやってしまう性格だから、インマニをばらしていたと思ったら、宙づりになっているエンジンが目の前にあった、という状況になりかねない。ロードスターを持っているのに今の季節を走れなかったら、非常に悔しいので軒先に転がっているエンジンを積み込むかも。

 ここで思い出されるのが、エンジンができたら乗せてあげる、と約束していた人たちの顔である。とりあえず、オイルさえ入っていれば8000回転まで回してもすぐには問題ないと思われるので、今の状態でも乗りたい人がいたら、乗ってもらいたいのである。

 とりあえず、乗りたい人たちってどれぐらいいらっしゃるんでしょう。そんなに大したトルクも出ていないけれど、せっかくなので。

 希望者は掲示板に書いてもらえるとありがたいです。それを見てばらす時期を考えます。

4月7日

 4番シリンダーが逝っちゃった!

4番シリンダーが逝っちゃった!

 間瀬走行会へ向かう途中、松本スペシャルROMから低地ROMに差し替えるため、エンジンを停止。再びエンジンを始動したら、不吉なラッシュ音がした。3月末にサーキットへ行ったときも、エンジン始動のたびにラッシュ音がしていたのを思いだし、自分でばらしたHLA、やはりおかしくなっているんだろうか、と思った。

 しばらくしたらラッシュ音もなくなったので、高速に乗る。少し仕様を変更したので、空燃比が狂っていないか見るためだ。

 高回転まで回すと、少し濃くなっているようだった。サービスエリアでおもむろにパソコンをいじり、ROMを焼く。2回止まって書き換えてどうやら空燃比は決まったのだが、相変わらずラッシュ音が鳴る。少しひどい。

 高速を走っていてあることに気が付いた。油圧が安定しない。油圧計の針が低すぎるところでふらふらしているのだ。考えられるのは、オイルポンプ不良、油圧計不良、オイル不足のどれか。油圧計の不良だったらいいな、と思いつつ、頭の中では以前の悪夢が思い出された。ヘッド載せ替え後、バルブシールの組み付け不良で大量の白煙を出していたにもかかわらず、オイル量を注意していなかったため(これも無茶だった)、危うくオイルが空っぽになるところだったことがあった。最近、オイル量をチェックするのをさぼっているので、もしかして、再びオイル食いエンジンになってしまったのでは…、と。

 とりあえずサービスエリアで止まって、レベルゲージを見ると、見事になにもつかなかった。悪夢は現実になったのである。オイル交換をしてから、まだ2週間。レベルゲージのFよりも上まで入っていたから、2リットルぐらい消えてしまった計算になる。

 これで、前日に出た不具合の原因が分かった。不具合とは、4番シリンダーのプラグがくすぶって、3気筒状態になる症状だ。このときは点火系の問題だろう、と思って、なぜか庭に転がっていた点火コイルと部屋に転がっていたプラグコードに交換し、点火プラグも新品にして一応は直った。点火が悪かったんじゃない、オイルが激しく燃焼室内に進入しているので、プラグがかぶってしまっていたのだ。不具合が出だしたのが最近ということは、徐々に症状が悪化して、最近になって目に見える症状が出るようになったのだと思われる。

 サーキット走行でも加速時に白煙が出ていたと指摘された。始動直後に、かなり多めの白煙が出続ける。後ろを注意しながら加速すると、6000回転以上で煙を噴いているようである。いろんなことを総合して、どうやら、シリンダー側が傷が付いたり、偏摩耗したりして、オイルが上がっているよう。あくまで想像だけれど。ピストンリングの組み付け不良ためか、シリンダーをボーリングせずにそのまま使ったのがまずかったのか。せっかくオイルが漏れないエンジンができたと思ったのに、もうおかしくなってしまった。この3カ月ちょっとで、すでに10000キロ弱走行した。慣らしもあったから、前のサーキット走行以降に不具合が出た、と考えれば完全に動いていた時期は5000キロぐらいだった、ということになる。せめて3、4万キロは普通に動いていて欲しかったのだが。

 これで再びエンジンを組むことが確定してしまったのである。実に惜しい。なぜ惜しいか、と言えば、今の状態でかなりいいトルクが出ているからである。最近の仕様変更で、フタが外れたような感じになって、エンジン本来のパワーが出たと思われる。間瀬の走行会で、ストレートで1028をぶち抜いたぐらいのポテンシャルがあるのだ(そのわりにはタイムが遅いじゃないか、という問題はこの際わきに置いておく)。これで抜けの良いマフラーを付けたらどうなるか、と考えていたのだが、それどころではなくなってしまった。

 オイルをつぎ足して走れればまだましなのだが、プラグがくすぶってしまう症状がたびたび出るようならば、すぐに手を打たなければならない。今のプラグが8番だから、7番のプラグにしてもまだくるぶるようなら、とりあえず、庭に転がっているノーマルエンジンに積み替えて、ばらしてみて原因を探ることになると思う。

 素人が企むエンジンチューンは一筋縄ではいかないのである。

4月5日

 満開の桜に、そろそろ葉がぽつりぽつりと生えてきているようである。2、3日後に花びらが散って風で飛ばされるぐらいが一番見ごろなのかも知れない。お城の堀は花びらが落ちて一面、うす紅色に染まる。1週間もすると、色が変わって見られたものじゃなくなるのだが。

 今日も昨日に続き、春霞がなく山がくっきり見えた。桜も満開だし、ある場所に行って、絵はがきのような写真を撮ってきた。松本ではありきたりの構図である。

 午後、時間があったので、我がロードスターを磨いた。ホイールも洗ってぴかぴかになり、気分はグランプリカーである。すごく遅いけれど。

 いよいよ、明日は間瀬だ。下道を使うので午前3時ぐらいに起きないと。初めて走るし、どんなコースかも知らないから、事故をしないように気を付けよう。

4月4日

 信州でロードスターが一番楽しめるのは、やはりこの時期だろうと思う。今は松本の平で桜が満開。諏訪で5分咲き。桜前線はニュース番組で示される平面だけではなく、標高の前線もあるのだ。

 この時期に休みをもらったのなら、走りに行かねば、人生の多くの大切なものを置き去りにするようなものだ。まずは、平で満開になった桜を見に、ロードスターの屋根を開け放ち、薄川へ向かう。今日は春にしては珍しく、北アルプスがくっきり見える。この時期、春霞でだいたい山の展望はなくなるのだが、少し冷え込んだためだろうか、常念岳をはじめ、くっきりと望むことができる。これからのドライブに期待が持てそうだ。

 薄川。美ヶ原を源流に、松本市の中心街で田川と合流する短い川だが、桜の並木が良い。この週末はきっと、河川敷に多くの人が出て花見をするんだろう。ごみごみした街を抜けて堤防に出ると、満開の桜が待ち受けていた。

 桜並木を走るとオープンカーに乗っていてよかった、と心から思う。窓から外を見るのではない。上を見上げるのである。前から後ろに流れていく桜は、なかなかみられるものではない。危ないのでのろのろ運転。

 堪能して、進路を北に取る。あてもなく、気の向く方向へ走るドライブが一番すかっとする。谷間の村に差し掛かると、まだ桜はつぼみだ。ここにはまだ、春が完全には訪れていない。

 聖高原を登ると、北斜面の路肩には雪が残っている。最近の暖かさで一気に解けてしまったのだろう、この時期にしては少ない。善光寺平らを見ながら、ヘアピンの連続を更埴に下りると、あんずの花が満開である。白やうす紅色の花が枝に控えめについている。桜のように豪華ではないけれど、控えめなところがかえって、美しい。

 ここで長野に向かうか上田に向かうかで迷った。長野に行けば、帰りは高速を使う長距離ドライブになってしまう。6日に間瀬を走るから体力は温存しなくてはならないのである。国道18号を上田に向かう。

 沿道も桜が満開だった。小学校の校庭でにぎやかに咲く桜も良いけれど、山の斜面にぽっと1本だけ咲く桜をみるとハッとする。回りの景色にとけ込んでこそ、桜は美しい。

 ここで突然、進路を真田に取った。菅平に向かう山道である。菅平の登り口で直進すれば、浅間山の北に出る国道である。

 ぐんぐんと登っていくと、路面には再び雪が見えるようになり、景色は灰色の冬になってしまった。せっかく花を見にドライブしているのに、あまり山へ登ってはいけなかった。北軽井沢に向かう。

 北軽井沢。軽井沢の名前を付けているだけ合って別荘地が立ち並ぶ。突然、なで肩の浅間山が、まだ多くの雪をいただいて、視界に入ってきた。山頂付近からは、白い噴煙がもうもうと立ち上る。毎日見ていないので分からないが、少し多いのじゃないかしら。

 北軽井沢周辺はまさに火山の大地。岩がごつごつしてうっそうと林が生い茂る。あまりにも荒涼としていて、寒気がするほどである。同じ軽井沢でも、麓と大違い。

 急いで人と桜のある麓に下りる。軽井沢の中心街は軽薄な観光地だけれども、静かなたたずまいのコテージがあると、泊まってみたいな、と思ってしまう。国道18号に合流すると、硫黄のにおいが鼻を突いた。浅間山の噴煙が下まで下りてきているんだろうか。佐久まで下りてきて、ようやく花を見ることができた。すでに夕方近くなっている。

 時計を見て、日没までにビーナスラインに行けるだろうと予想して、望月町から蓼科山に向かって車を走らせる。この前来たとき、全面的に凍って車のテストコースになっていた女神湖の湖水は、すでに全面的に解けていた。ビーナスラインを飛ばし、諏訪で某氏と食事。映画を見て帰宅。200キロ以上は走ったのか。

4月3日

 運命。昨日、突然にしてそれを思い知らされたのである。ある人からのメールがきっかけだ。添付された絵を見て悟った。僕は、自然の中で死ぬまでロードスターを駆らなければ生きていけない運命なのだ。そうなのだ。

 回遊魚は一生、泳ぎ続けるしかない。それがさだめだからだ。そんな悲しい運命を僕も背負っていたなんて。

 その絵は、コレだ!

 誕生日に絵をもらえるなんて、とっても素敵。このページをやっていて良かった。のらくろさんありがとう。

4月2日

 ダイドーのおまけ企画、どうやら1回の出荷のみですでに終了してしまったらしい。2、3日前から買おうとコンビニへ行くのだが、おまけが付いていないデミダスコーヒーばかりである。10数缶買って、1回もロードスターが出なかった僕は、やはりくじ運が悪いんだろうか。

 ときどき買う宝くじも300円以上当たったためしがない。3000円ぐらいならちょくちょく当たると聞くのに。麻雀をやっても、後追いリーチされて、次に引いたのが当たり。上がる気満々でいたのが、一気にリーチ一発を喰らって大きくへこみ、負けてしまうことが多かった気がする。麻雀なんて、高校生以来あまりやっていないのだけれど。

 うん、どうも僕は巡り合わせが悪いぞ、とだんだんとマイナス思考になっていく今日この頃。

4月1日

 例年ならこの時期、まだ朝には氷点下になることもしばしばなのだが、松本で史上初めて3月に桜が咲いてしまったような陽気。果たして、ぽかぽか陽気だった。街中を歩いていると暑いぐらいである。この時期が、信州でロードスターを味わう季節なんだろう。仕事をさぼってドライブに出掛けたい衝動に駆られる。

 ところが、庭で足回りセッティングの最中である。昨日、リアの車高を下げた。調整前ですらリア指3本、フロント指3本半の車高だったのだから、今は極端な前上がり状態。リア指1本半、フロント4本ぐらいになるんじゃないかしら。

 そんなおっかない状態で走りに行くわけにもいかず、我慢した。それに庭へ車を入れるのもお隣さんに気を遣わなければならない。あまり出し入れすると、クレームが直接大家さんに行っちゃったら、パーツや工具が散乱する室内を見られてしまうかも知れない。それは、まずい。

 早くセッティングを終えなければならないのである。なぜ急ぐかと言えば、6日開催される北陸ミーティング間瀬サーキット走行会に参戦するからだ。もしかすると出られないかもしれない事態に陥るかも知れないのだが。

 前回のサーキット走行での課題は足回りの腰砕け感。攻めていくと、ぐらり、と姿勢が変わる感覚があって、それ以上は何もできなくなる。バネやショックの固さの問題もあるだろうけれど、もしかしたら車高の高さが悪さをしているのではないか、と考えたのだ。

 希望の車高は指2本が入るかはいらないかぐらい。それ以上低くすると、信州のうねった路面で快適に走ることはかなわなくなる。今回の調整で近いところまで行くと思うのだが、どうなるのだろう。

 昼間やる時間がなければ、夜やるしかない。本当ならどこかの駐車場でジャッキアップしてやりたいのだが、照明が使える庭での作業となってしまう。

 土の上でのジャッキアップはウマが土にめり込んで、車体が倒れてノシイカのようになってしまう可能性があるので、本来やりたくないのだが、仕方がない。実際、車体にもぐるために高めにジャッキアップしたら、作業後にだんだん傾いてきて怖い思いをした。もちろん、地面に落ちないように、外したタイヤやらコンクリートブロックやら廃タイヤやらを車体の下に詰め込んでいることは言うまでもない。でも危険。もう庭でもぐるのはやめておこう。

 果たして満足行くセッティングとなるのか。

3月31日

 この世に発生した日であるなら、世間一般ではめでたいことになっているかもしれないのだが、問答無用で仕事である。

 せめてもの贈り物、仕事を少し早めに切り上げて、庭でロードスターの下に潜っていた。1キロぐらい軽くなったカモ。