未分類

5月15日

 不愉快な胸焼けの中、目覚めるといつものショットバーのカウンターだった。時間は午前3時。「おはよう」とマスター。仕事場の人の「酒飲みに行こうぜ光線」に負けて焼鳥屋へ行き、生ビール。1週間ぶりにアルコールを摂取した。3杯しか飲んでいないのだが、くどくどとあちらこちらの文句を言いながら飲んでばちがあたったのか、かなり回った。ショットバーに移ってすぐに意識を失ったらしい。迷惑な客だ。

 そういえば、仕事場の人がいない。マスターに聞いたら1時間ぐらい前に帰ったという。見事な放置ぶりである。たぶん、揺すってもたたいても怒鳴っても目覚めなかったんだろう。僕が悪いと思われる。しかし、支払いが済んでいなかったから、確信犯か。

 ふらふらとショットバーの階段を下り、ほとんどの店が閉まった繁華街をのろのろと歩いていった。通りでは仕事を終えたばかりのクラブの金髪のお姉さんたちが、けだるそうに、かつかつとヒールの音だけ残して歩いていく。まがったネクタイによれよれのスーツ姿の僕は、そんなけだるい時間帯にマッチしていたに違いない。

 アルコールから解放されてさわやかになったはずの体に再びアルコールを充填。1週間の断酒も元の木阿弥になっちゃった。

5月13日

 ジムカーナで自分勝手に定めた課題は、カウンターを当てるか当てないかの領域でのコントロールだった(派手に横を向けて走るのもあこがれなのだが)。普段、コーナーで切っているステアリングよりも少ない量で、アクセルで車を曲げるイメージ。公道ではなかなか練習できないことを試そうと、意気込んでコースインしたのだが、雪道でしかやったことのないこと、当然、うまくいかなかった。

 道路と違い、パイロンを目当てに走るので、どこをクリップにして走ればいいのか、どの段階で、どちらに車が向いていればいいのかがよく分からなかったことも敗因の一つ。ラインも定まらないのに、走り方ばかり気にしていた上、タイムまで気にしていたら、目標も曖昧になり、何がなんだか分からないことになるに決まっている。

 午前中はなにがなんだか分からないまま終わり、午後になって、アクセルコントロールで車を自在に曲げることができる人を助手席に乗せて走ったら、「何がやりたいのかは何となく分かるけれど、オーバースピード。普段の道ではやらない走り方だから、次は抑えてスピードを殺して走って」とアドバイス。実にまっとうな意見なのだが、走り方としては極めて普通で面白みに欠ける。まあ、踏みたいのを抑えて走ることもコントロールで、速さなのだけれど。

 公道をイメージしてコースイン。絶対にお尻が出ないよう、アクセルを踏まずに我慢する。一番スピードが乗るところでは、早めにブレーキをかけ、スピードを殺してからタイトなコーナーを無難に曲げる。これで一気に3秒ぐらい上がった。しかし、欲求不満である。

 そういえば、ショックのセッティングをいじってなかったので、固めに調整する。これで挙動がかなり安定した。一番スピードが乗る場所では、かなり突っ込んでもまだまだいけそうであった。助手席から「オーバースピードだ」という声が聞こえたものの、もう少しいけると突っ込んだら、車が横っ飛びした。一気に失速して、その後はメロメロ。やはり、理性を失ってはいけない。

 一番の課題は360度のターン。うまい人は前荷重にしてからサイドをがつんと引いてリアを流し、パイロンに吸い付くようにくるりと円を描いてクリアする。僕は、前荷重が作り出せずに、ハンドルだけ多めに切ってしまうので、どアンダーとなって格好悪くふくらみ、後半だけパワースライドさせ、楕円形を描いてクリアする。ここだけで1、2秒の差がついてしまうようである。練習あるのみ。

 不安だったVスペシートも別に苦にならなかった。重ステは、タイトなコーナーではさすがにキックバックが強烈で、ねじ伏せるような力が必要であった。タイムを狙うならパワステだろう。

 もっとうまくなるゾと、心に誓った走行会であった。

5月11日

 ちょいと用事を終えて午後9時すぎに仕事場に戻ったら、「飲みに行こうぜ光線」を発していた仕事場の人はすでに帰宅していた。連続酒抜き記録4日を達成。最近の乱れた生活の中では前代未聞である。しかし、夕食はまだだった。そこから何か食べるとすれば、駅前のラーメン屋か吉野屋か、ファミレスぐらいである。仕方なく、モスバーガーを喰らった。酒も抜いたし、とっても健康的である。

 明日は富山のスキー場駐車場でジムカーナを初体験。普通に山道を走っているだけでは絶対に使わないテクニックが求められるので、どんなことになるのか予想すらできない。普通に走っていてサイドブレーキを引くことなんてまずないよなあ。うまい人の助手席に乗ってテクニックを盗もうとは思うのだが、盗めるほど腕がない、という客観的事実があるので、どうなることやら。

 3月に交換してすでに2カ月以上も使用しているFM901はこのジムカーナで終わりを迎えると思われる。すでに雨の高速では不安を感じるほど溝が減っている。

 次のタイヤは何にしようか。

5月10日

 自分一人で家にいるときぐらいはお酒を飲まないようにしようと決心して、実行してから、なんだかとっても長い時間が過ぎた気がする。しかし、前にお酒を飲んだ日を考えてみたら、まだ3晩、お酒を抜いただけだった。それでも喉から手が出そうなぐらいビールが飲みたくなっている僕はやはり、依存症になりかけているんだろうか。

 それでも、ここ2年ぐらい、3晩も飲まずにいたことがなかった気がする。どうも、仕事場の人から「飲みに行きたいオーラ」が出ている気がするので、ほんの少しの間だけ達成した偉業も今日で終わりそうな感じだ。「行こう」と誘われて、断れるほど意志が固くないのである。てんで、駄目なのである。飲むたびに後悔して、ある人から「駄目だね」とまで、はっきり言われて、よし、もうやめよう、酒は、やめたやめた、と、ここまで追いつめられているはずなのに。僕の決心なんてそんなものなのかもしれない。

 こう書いている間にも、「飲みに行こうぜ視線」を背後から感じる…。逃げるか。

5月9日

 そういえば、ノーマルエンジンに積み替えた後、水温が下がった現象の顛末を書いていなかった。

 街乗りでは普通の水温なのだが、高速道路など、一定の負荷と速度が続くと水温が70度まで下がってしまう。これはサーモスタットだろう、と思ったのだが、自信はなかった。ヘッドカバーを外してみて分かったのだが、なにせカム回りが黄土色に変色するほどオイルが換えられていない。オイルすらまめに交換しない人(1万キロぐらい交換していないのではないか)が、ローテンプサーモを入れるほどまで水温を気にするのだろうか、という疑問があったから。回す人だったら、水温よりもオイルの鮮度に気を遣うのが一般だから。

 部屋に落ちていたノーマルのサーモスタットを手に、アッパーホースを抜いて分解し、サーモスタットを取り出すと「65」の数字が。やはり、ローテンプサーモが入っていたのだ。交換して、原因も分かり、ようやく安心できた。

 僕自身の考えでは、サーキットやジムカーナの出走前の暖機運転で水温を抑え気味にするのなら効果があると思うのだが、その他では効果がありそうもない。4月中旬の気温の中、街中を走って水温が90度前後で安定していたから。

5月8日

 へこみや傷を直し、きれいに色を塗ってもらったボンネットと前後バンパー、トランクを受け取りに、富山へ。20日間ぐらい付けていたGTウイングにカナード、センターストライプがなくなるのが悲しい自分もいる。何の変哲もないロードスターに戻った。けれども、塗装はぴかぴか。塗ったばかりだと、ワックスを塗らなくても、すばらしい水のはじき方をするんだねえ。

 帰り、雨の中を松本に向かったら、やはりウイングがなくなった違和感を激しく感じた。接地感がぜんぜん違う。ハンドルの重さからして違うので、コーナーの進入に神経を使うようになってしまった。ある程度のスピードで走っていれば、ウイングが効果的であることを身をもって体験した。

 実家へ行き、軽井沢へ行って、富山。4連休で900キロちょっと走った計算になる。山登りもしたので、少し疲れがたまっている気がする。明日からの仕事で体力を回復することにしよう。

5月7日

 2日連続で午前5時半起き。山登りで足の筋肉痛が出るかと思ったが、苦になるほど痛くはない。もしかして、明日になって筋肉痛になるんだろうか。完全に体がおやじ化への道をばく進している。

 午前9時前には松本着。その後、軽井沢へ行き、白樺湖、ビーナスラインを経由して帰ってきた。雨の中のドライブ。晴れていたら、と残念でならない。今日一日で450キロぐらい走ったのかな。

 明日は富山へ行く。往復300キロが近く感じ始めた僕は、やはりおかしいのであろうか。

5月6日

 仕事を終えて松本を出発し、昔の先生の家に行って友人とともにビールを飲みながら語らっていたらいつの間にか午前7時であった。実家に帰宅して就寝。

 今日は、鈴鹿山脈の釈迦ケ岳登山。明日は、軽井沢。明後日は富山。

5月4日

 明日から4連休である。4連休なんてどれくらぶりだろう。これまで、あったかどうかも覚えていない。つい最近も、実質4連休があったのだが、イレギュラーな休みでリフレッシュするどころか、疲労を余計に抱えてしまう始末だったので、有効に利用させていただく。

 今日は、そろそろ仕事から離れても大丈夫になるので、名古屋での飲み会に参戦である。学生時代の友達が先生の家に集まっているのだ。

 明日は、一日中暇。服ぐらい買いに行こうかしら。プレステ、洗車三昧に落ち着く気がする。残りの3日は鈴鹿山脈で登山や富山行きや、乗鞍高原行きがある。実に、落ち着いた連休である。

 中央道がえらく込んでいそうで、今から頭が痛い。