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6月26日

 本屋に行ったらRoad&Ster31号が売っていた。ロードスターが載っている本なら衝動買いしてしまうくせがあるので、もちろん、気が付いたらレジで精算を済ませていたのである。

 いろんなところで、この雑誌の悪評を聞くけれど、存在意義は認めたい。定期刊行されるロードスター専門誌はこれ一つしかないのだから、応援したい。

 けれども、やっぱり専門的なことはまったく書けていないのが困ったところで、チューニング関係の記事は素人の僕が読んでも間違いがたくさん見つかる。ライターの勉強不足や、企画の立て方のまずさが目立ってしまうのである。

 今回も「BPエンジンを考える」というページがあったので、これは面白そう、と思って開いてみたら、ただ単に分解に立ち会って写真を撮って並べただけの代物であった。しかも間違いだらけ。分かったことと言えば、パーツを並べた写真を通じて、B6もBPもほとんど同じ構造なんだな、ということぐらいか。B6チューンができれば、全く同じようにBPもいじれそうである。さすがに、ポートなどの加工はまた別のノウハウが必要そうだけれど。このページを読むくらいなら、このサイトを読んだ方がよっぽどましじゃないか、と思うのは思い上がり? 雑誌は有料。お金をもらって書いているプロなんだから、もう少しきっちり取材して書かないといけないと思うのだが。

 なんだか、文句ばっかり書いてしまったけれど、僕はこの雑誌の存在意義を認めているのである。きらいじゃ、ないんだよ。

 やはり、新しいパーツやチューニングの動向が分かる、というのは、一オーナーとしてありがたい。内容を鵜呑みにしない、というのは大前提であるが。

 この号では知っている人が何人か出てきている。松本のディーラーの店長も名前だけ載っていた。何と、筑波のNR-Aパーティーレースでクラス2位にちゃっかり輝いていたのだ。初めて知った。ミーティング紹介でも知っている人が何人か載っていて、にやけてしまった。

 これからは、前半部分のパーツインプレやチューニング特集よりも、後半のミーティング詳報やユーザー紹介、クラブ紹介に重きを置けば、ぐんと存在意義が増すはず。やっぱり、オーナーにとって雑誌に載るのはうれしいものだからね。もう少し、ユーザー側に重きを置いた記事を増やしてほしいものである。

 そんな僕も、ちょびっと写っていてちょっとうれしかったりして。

6月25日

 これしかない、と思っていたいつもの山道のラインが、最近各コーナーごとに何十通りも見えてきて、途方に暮れている。ブレーキを踏むところから、アクセルを入れるタイミングまで、まったくがらりと変わってしまうので、いろいろ試していたら、タイヤ1、2本じゃすまない気がしてきた。

 そんな思いを胸に、夕方、いつもの山道へいくも、路面が濡れているところもあって、思うようには走れなかった。仕方がないので、美鈴湖よりも上へ向かって走り、ウエット路面でそうっと走る練習。ウエットに弱いと聞いていたネオバだが、まったくそんなことはなかった。大雨の高速道路でわだちにはまるくらいでないと、違いは分からないか。途中、霧が濃くなってきた、いや、雲の中に突入したので引き返した。調子に乗って登り続け、突然、雷雲が目の前にあったら、とっても恐ろしい。

 そういえば、昨日まであったFCがなくなっていた。持ち主が持って帰ったのか、それとも警察が撤去したのか。ただ、ガラスの破片だけが残されているのが、少しもの悲しい。

 明日は富山でサーキット走行しようと思っていたら、どうやら雨模様。家の片付けでもしていよう。

6月24日

 2日連続で休みがお預けとなってしまった。休みまくって、平日にサーキットに行ってやる、と企んでいるのだが、なぜか状況がそれを許してくれないのである。

 腹いせに、夕方、いつもの山道へ走りに行った。新品だったはずのネオバもショルダー部分が丸くなってきて、あっという間になくなりそうな雰囲気。そんなことをかまっていたら走ることができないので、いつも通りの走りをした。と思ったらお腹がすいていて全然踏めない。昼飯が韓国製キムチ風インスタント麺(韓国あぶらそばといった感じの食い物)だけだったのだ。力が出なければスポーツ走行もできないのである。

 なぜか側溝に落ちたまま、2週間以上もオブジェになっているFCサバンナの前に、トレノハチロクが止まっていた。若そうな兄ちゃんが、FCのそばにたたずんで携帯で電話している。FCドライバーの仲間なのかな、と思うも、そのまま通りすぎる。

 下ってくると、まだハチロクが止まっていた。下りだとスピードが乗っているので止まる余裕はない。何度か通りかかっているうちに気になってきたので、ハチロクの前に車を止めて、声をかけてみた。

 兄ちゃんもFCが気になって見ていただけで、ドライバーは知らない、と言う。FCは窓ガラスが割られて、シフトノブやヘッドライトが盗まれている状態。最初はきれいな状態だったので、最近やられたんだろう。無惨な状態になっている。走っている連中の仕業ではないだろう。運転席の下に配線が転がっているのを見ると、ターボタイマーかブーストコントローラーでも盗まれているのか。

 試しにボンネットを開けてみると、エンジンルーム内はなにも取られてはいなかった。しかし、FCのボンネットって鉄だったんだねえ。えらく重い。

 何か身元が分かるものはないかと、車内をごそごそと調べた。ちょっと後ろめたい気がしたけれど、2週間も放置してある車なのだから、ドライバーにただ事ではないことが起こっているんだろう。もしかしたら、盗難車なのかも知れない。犯人が盗んだ車で遊んでいて落ちたので捨てていった、と。連絡先が分かれば、と思った。

 カード類が大量にあった。レンタル屋かガソリンスタンドのカードかと思ったので、調べてみると、いずれも消費者金融カード…。かなりの数が置かれていた。レシートもあったので、見てみるとなんだか自己破産寸前の状態じゃないのか、と思われるぐらいの額であった。1つのカードでかなりの額なのでそれが10数枚も重なると…。その他にもいろいろあったのだが、若い男の剥き出しの生活を見てしまったようで少々後悔する。

 カードから住所は割れると思うのだが、あまり関わらない方がよいようであったので、あきらめて、そのまま放置することにした。雨が降ったら車内が水浸しになる。放置されて窓ガラスを割れていたずらされるFCがかわいそうだ。

 以上の作業はハチロクのお兄ちゃんとやったので、すでにうち解けた気分である。何でも、いま20歳で3カ月前に無事故のハチロクを55万で買って走り始めたところだ、という。1度、この山道で事故をやったらしい。タイヤを見ると、左リアだけスタッドレスタイヤ。こんな状態で走っていれば、コントロールを失うことは目に見えている。スタッドレスがささくれ立っているのを見ると、駐車場かどこかでパワードリフトでもやって遊んでいるんだろう。

 ハチロクには乗ったことがない。アクセルをあおったら、なかなか良い吹けをする。「乗らせて」と言ったら、快くOKをくれた。助手席に乗ってもらって、走り出す。

 ハンドリングはいかにも軽い車の後輪駆動、というフィールできびきびとしている。素直。足回りは少し固いバネが入っているよう。ちょっと走っただけでも楽しい車であることが分かる。これで走り込めば、うまくなれるんだろう。

 ブレーキがちょっと甘く、何よりもタイヤが腐っているので、さすがに攻め込むことはできない。エンジンは、ROMやフライホイールなどをいじっている僕のロードスターの勝ち。でも、山道で走って練習する分には必要十分であると思われる。

 ロードスターに興味を示していたので、エンジンルームを見せてあげて、いかに簡単に幌が開けられるのかを見せて、オープン病を感染させるために、助手席に乗せてあげた。軽く山道を1往復。お兄さん曰く「ロードスターをなめてました」。コーナースピードだったら、負けないよ。ともかく、中古でも良いからタイヤをもう少し良いものに変えて、ブレーキを整備するようアドバイスしておいた。下手のくせに知ったかぶりで生意気だね。

 いつもの山道で4年近く走っていて、他の人に声をかけたのは初めて。車好きって、あっという間に友達になれるから、良いねえ。

 車ぶつけたらそれでもう走れなくなるんだから気を付けて、という思いを込めて、別れ際、「事故らないようにね」と言ったら、「お互いにね」と、やられちゃった。

6月23日

 松本から北へ30キロちょっと行くと、大町市がある。黒部ダムや立山黒部アルペンルートがあるといえば、ちょっとは分かる人がいるかも知れない。長野五輪で感動を生んだジャンプ台のある白馬村の南、と言った方が分かりやすいか。松本は雪国じゃないのだが、大町は雪国である。人口3万人強。安曇野の真ん中の穂高町に人口で抜かれてしまったから、寂れつつある、と言っても良いかも知れない。

 その大町市で市長選が実施されることになった。過去2回は現職が無投票で当選しているので、12年ぶりになる。何と、こんな小さな市に4人も候補が立ってしまった。現職と、環境問題シンクタンク研究員、陶芸家、元新聞記者、となんだか怪しい経歴が並ぶ。

 現職の他3候補は「現職の多選を阻止!」との狙いで出馬している。ちょっと考えれば分かることだが、候補がたくさん立てばそれだけ票が割れることになり、後援会組織がかっちりある現職が有利になるに決まっているのである。そんな自明なことはたぶん、どの候補も分かっているのであろうが、それでも出馬しちゃうところに、大町に住む人の気質が現れているのかも知れない。

 みんながお山の大将を気取りたがる。出陣式では、名ばかりで実態がないと見られる訳の分からない団体の代表がずらずらと並び、それぞれがあいさつをしなければ気が済まないから、出陣式なのか何なのか、よく分からない状態。抜きんでたリーダーシップを発揮する人がおらず、それぞれが自分の主張を勝手に言い張って団結せずに、こぢんまりとしたまとまりを作ってしまうのかも知れない。ある地元紙が社内で割れてそれぞれ他の陣営に入り込んでなにやら暗躍している、との噂もあって、かなりディープな、どろどろした気質が背景にはある。

 選挙、というのは人間模様がいろいろ見え隠れするから、観察していると案外面白いことがある。保守派の現職と、日本共産党はたいてい仲が悪い。この選挙でも、現職陣営が共産党の推す候補の中傷ビラ(内容はあながち間違いじゃないから中傷ではないかもしれないけれど)をばらまき、名指しされた方はそれに過敏に反応して、ことあるごとに反論して、もう泥仕合。機会あるごとに「謀略には負けぬ」などと怒りを剥き出しにしていたら、相手の思うつぼなのにねえ。

 期間は1週間。後半になってくると、それぞれが焦りだしていろいろな「策」を弄するようになる。さて、どんないやらしさを見せてくれるのか。

6月21日

 我が家の近くに今、テント村が出現している。迫害から逃げてきた難民、というわけではなくて、チケットを取るための徹夜行列なのである。

 なぜか、松本市では毎年夏、小沢征爾が総監督を務めるサイトウ・キネン・フェスティバルという音楽祭が開かれるのだ。日本でも指折りの演奏家が集って、オーケストラやオペラの演奏をする。現在、松本市ですったもんだの問題が起こっている市民会館は、今の市長が小沢征爾に指揮棒を振らせたくて(あ、小澤征爾は棒を持たないんだった)、145億も使って「オペラハウス」を建設している、と噂されている。

 なんだか最近、きな臭くなってきた音楽祭であるが、ウィーン国立歌劇場の音楽監督に就任することになっている小澤征爾と同様、人気は高まる一方らしく、明日のチケット発売日を前に、すでに行列ができているのだ。早い人は1週間前からテントを張って、野外生活をしている。今日の午後には150ぐらいあったから、夜に入って会社帰りの人も加わり、200以上にはなっていると思われる。

 並んででもオーケストラの演奏を聞きたい、という人たちだから、悲壮さはまったくない。たぶん、深夜となった今でも酒盛りが続いているんだろう。たぶん、クラシカルな音楽談義をしているのだから、僕とはまったく住む世界が違う人たちだ。

 徹夜で野外で音楽談義は「よい子」に見られて、徹夜で峠で車談義は「悪い子」に見られる。言い換えれば、日本に音楽文化はあっても車文化はない。ひがんでしまう僕は、やはり間違っているんだろうか。

6月20日

 午後11時近くまで飲んで、さすがに午前6時3分発のあずさに乗らなければらなかったので、後ろ髪引かれながらタクシーで帰宅。午前5時前になんとか起きだし、シャワーを浴びてふらふらと松本駅へ向かう。

 9時すぎ新宿駅着。駅に用事があったので、移動は必要ない。しばらく狭苦しい思いをして、11時前には用事が終わった。なぜか小澤征爾を見た。

 せっかく東京に来たのだから友達と昼飯ぐらい喰らおうと電話したら「免許の書き換えで無理」とのことだった。ならば仕方あるまい、とそのまま帰ることにして、電光表示を見ると、次のあずさは正午発。

 1時間ちょっとあるので、重い荷物をぶら下げながら、新宿の街を歩く。いやあ、人が多い。松本の人口分が通りを歩いているんじゃないかしら、と思うくらい人、人、人でめまいすら覚える。すぐに嫌になって、紀伊國屋書店に入る。見るのはやはり車の本だから、まったく松本と変わり映えがしない。

 重い荷物を下げて立っている状態なので疲れて、再びのろのろと駅に引き返す。弁当買って、あずさに乗り込む。正午に出発して、3時前には松本駅に降り立っていた。

 さすがに疲れて眠いのだが、こんな日に限って夜勤が入っているものである。寝ていよう。

6月19日

 東京では、神谷町で友人とイタリアンな店でビールを飲んでメシを喰らった。最終のあずさは午後9時新宿発なので、それほどのんびりしていられない。生中ジョッキのビール4杯ぐらいしか飲めなかった。こんなこと言っているから、でぶから脱出できないんだろうけれども。

でぶ

 ふらふら千鳥足で日比谷線に乗り、霞ヶ関で丸ノ内線に乗り換えて、新宿へ。正真正銘の酔っぱらいのくせによく時間通りにたどり着くもんだ。9時のあずさに間に合った。

 友人には、「飲んでいけば、帰りは甲府ぐらいしか目が覚めないから」と冗談を言っていたのだが、本当になった。いつの間にやら意識を失って、気が付いたら甲府駅でたくさんの乗客がぞろぞろと下車していた。しばらく、うとうとして、韮崎に着くまでには再び意識を失い、次に気が付いたら、松本駅で車掌さんに声をかけられていた。正しい酔っぱらいである。

 どうせタクシーで帰るのだし、駅前にいるのだから、やはりいつものショットバーに行かねばならぬだろうと、おぼつかない足どりで向かう。ショットバーでは「しゃっきり系」のカクテル3杯。ごちそうさまして、タクシーで家に戻り、倒れ込むようにして寝た。

 今日も、仕事場の人の「酒に飲みに行こうぜ」攻撃に負け、焼鳥屋に行くことに。数日前にダイエットをしようと決心し、ここ数日は昼ご飯だけちゃんと食べて、夜はコンビニのサラダだけ、アルコール抜き、という、昆虫のような生活を送っていたのも、昨日今日ですっかり水泡に帰したのである。

 そして、なぜか明日も東京に行かねばならない。行きたくないんだけれど。

6月18日

 なぜか、東京の霞ヶ関の高いビルでこんなくだらない文章を書いていたりして。

 9時過ぎのあずさに飛び乗って、揺られること3時間弱。松本からだと東京はちょっと遠い。無理に旅情気分を醸し出そうと、車内販売の釜飯を注文したら、見事に安曇野産。八王子あたりまで来ていながら、地元の味を楽しんでしまったのである。うまかったから、良いけれど。

 丸ノ内線に乗って、霞ヶ関へ。雨がだだ降りだったので、地下鉄構内を歩いて日比谷線、千代田線の狭いホームを、線路に落ちないかしら、とおっかなびっくり歩いて、目的地のそばにたどり着く。いつも山を見ながら暮らしている田舎者にとって、迷路のような地下鉄構内の圧迫感と雰囲気とにおいにはやはりなじめない。都会で毎日通勤している人はたくましいなあ、とただただ感心するのであった。完全な田舎者だ。

 東京と地方の温度差、というものは確実にある。東京特有の雰囲気。中央であるというおごりはないかもしれないけれど、信州の田舎者という意識はあるのかもしれない。いや、別に僕がそんな態度を取られた訳じゃないけれど。僕は傍観者。

 さて、友達と飲みに行こうか。

6月17日

 ネオバって素晴らしい。

 強引に代休を取って、ネオバの威力を試そうと、サーキットに行こうと企んでいた。梅雨の晴れ間であったし、月曜日ならばすいているだろうと思ったから。遠出に向け、早く寝ようと思った。

 ところが、火曜日になぜか東京へ行くのだが、その準備があった。だらだらやっているうちに時間は午後11時。富山のサーキットだから、朝5時に起きないと、走り始められる9時には間に合わない。家に帰ったらルマンがやっていた。そういえば、1年前にルマンを見ながら徹夜でヘッドを組み立てたなあ、と考えつつ、布団に入るも、スタートや途中経過を見ていないし、ゴールまでまだ30分あったので、一刻も早く寝ようと、テレビを消した。

 5時に携帯のアラームで起きたものの、やはり睡眠が足りないようで、体がだるい。無理して起きて、130キロぐらいの道のりを走り、サーキット走行しても、たぶん乗れないと判断し、あきらめて2度目の睡眠に入る。不完全な体調ではタイムが上がらないばかりか、車を壊してしまうかも知れない。

 結局、だらだらとした休日になった。昨日買ってきたビデオ2本を見ながら洗濯。そんなビデオを見てしまったらやはり走りたくなるに決まっている。夕方から、いつもの山道へ繰り出した。

 そういえば、ネオバで攻めるのは初めてであった。時間が早いと他の交通があるので、いったん、慣らしのために美ヶ原まで登る。FM901と比べて劇的にグリップが上がった感触はないものの、イン側のリアタイヤが、タイトなコーナー中に「ずさささ」と鳴くから、やはり変化があったと言って良いだろう。

 洗濯板のような路面で、リアがはねてアクセルが踏めなかったので、リアのショックの減衰を弱く設定する。

 下ったところで、ちょっとペースを上げてみる。はき始めた直後は、ブロックがよれるのか、表面の皮むきが終わっていないためか、ぐにゃぐにゃした感覚がつきまとい、少々怖かったが、すでに500キロほど走行して、「慣らし」も済んだのか、とっても走りやすい。ハイグリップだと、唐突に限界が訪れて怖いイメージがあったけれど、そんなことはまったくなく、流れ出したときの挙動がとってもマイルドでコントローラブル。ちょっとオーバーが強すぎてびっくりしても、その後の動きが予測の範囲だから、余計なおつりも少なくリカバリーできる。スピードメーターを見ると、ストレートエンドでの速度が若干上がっていたので、FM901よりはグリップしているんだろう。当たり前か。

 とっても安心して走れるので、いろいろ試すのもへっちゃらである。ブレーキのタイミングと抜き加減をあれこれ変えてみるうちに、ちょっとつかんだものがあった気がする。新しい挙動があることを知り、それが再現できるようになると、とっても走るのが面白くなるもので、サルのように走りまくってしまった。5分の4ぐらいあったはずのガソリンが4分の1になってしまった。舵角がいつもより少なくコーナーが曲がれると、気持ちがいい。

 タイヤを替えただけで、自分がうまくなった気がした。ネオバって素晴らしい。あとは、乗り心地が良くて、減りが少なくて、安ければ言うことがないんだが。すべての性能はトレードオフだから、やはり人それぞれぴったりのタイヤがあるんだろう。