未分類

9月2日

 田中康夫の独裁政権が誕生してしまったようである。

 一連の流れを見ていると田中康夫の政治センスには感服するしかない。県議会の議員を挑発してあえて不信任案を出させて、失職を選んで選挙で当選する。これは、最初から彼の描いたシナリオ通りである。

 170万の有権者がいる一つの県が一つの選挙区となるような知事選だとこのご時世、候補のイメージをいかに作るのかで勝負が決まる。当選のバンザイを朝日村のスキー場でやったことからも分かるように彼のメディア操作、というかいかにイメージを作り出すか、という才能は舌を巻くばかり。改革の騎手vs守旧派というイメージをマスコミを通じて見事に有権者に植え込み、取った票は80万。立候補を受け付けるときに冗談で言いふらしていたのだが、彼に勝つなら田中真紀子をつれてきて「田中対決」をさせるぐらいしか手はなかった気がする。真紀子さんが「あんな男はダメ!」と言い切ってしまえばもう少し善戦できたんじゃないかなあ。さすがに真紀子さんが今更出てくるわけがないから、ただの馬鹿話でしかないのだけれど。

 いくら共産党の組織票が10万票近く転がり込んだとはいえ、得票率6割強、対立候補の倍を獲得してしまったのだから、もう県議会の皆さんは彼に何も言うことができない。「民意我にあり」の一言で、いくら文句があろうとも黙っているほか無いのである。少なくとも来年4月の統一地方選で県議が選挙で選ばれるまでは、何も言うことができない。これを独裁政治と言わずに、何と表現すればよいのか。

 彼の独善的な手法のまずさは、きちんと地元新聞などを通じてウオッチしていればいくらでも知ることができ、それこそボロがぼろぼろ出てくるのだけれど、普通の人は、彼が知事としてなにをしていようがまったく利害関係もなし、知ったことではないのである。それが、ダム中止だの不信任案だの、失職だの、節目ごとにテレビや全国紙の1面社会面が騒ぐ。節目にはだいたい中央のキー局の「敏腕」記者がやってきて、まさに「改革の騎手vs守旧派」という安易な構図で、彼にまつわる問題をとらえていく。彼の思惑通りの像ができあがってゆく。

 昔のように差し迫って困ったことはなく政治が何とかしなければならないことも少ないから、知事選なんて一つのエンターテイメント。有権者にマスコミを通じてイメージを植え付けた者の勝ちなのだ。

 政治家として票を取る、という能力には本当に感心するけれど、長野県の行く末を考えると、これでよいのかな、という思いもある。何せ、あと2年半で任期が終わっていたのに、4年になってしまった。彼は「破壊者」だ。壊すだけ壊しておいて、何にも創り出さないのではないか、という不安がある。目新しいことをやっているように見えるけれど、彼が新しく打ち出した政策って、どこかで始まっていることの焼き直しが多いんだよね。

 選挙で勝ったのだから、僕がこんな馬鹿げた独り言を書いている方が間違っているのである。何よりも有権者の判断が一番貴い。けれども、割を食うのも有権者であることを忘れちゃいけない。

9月1日

 Freedomの調子がとっても良いので、これならバックアップで純正のECUを付けておくこともなかろうと、純正ECUとFreedomを入れ替えた。空燃比計も隣に置く。電源をきちっとした場所から取り、空燃比の表示パネル以外はすべて見えないところに設置した。炎天下の中でやったから、ものすごい量の汗を噴き出しながらの作業である。Freedomの中に汗が入らないかどきどきしながら作業をした。

 いざというときのために、やはりドライブのときにはエアフロと純正ECUを積んでいくことになるのだろうけれど、配線がすっきりしてとてもよろしくなった。これも、最初から安定してFreedomが動いてくれているからである。ま、セッティングの最中は助手席にパソコンが鎮座することに変わりはないのだけれど。

 5000回転ぐらいから、カムに乗ったようにもりもりとトルクが出る半面、3000回転から5000回転ぐらいのトルクが薄いな、と感じていたら、5000回転以下あたりの目標空燃比が薄い状態であった。ガソリンが少なければ、トルクも出るわけがない。燃費に気を使っているんだろうけれど、純正ECUのときでもこの領域を濃くしてそれほど燃費が悪くなった覚えはないから、出力空燃比にセットした。

 すると、3000回転から8000回転まで、まさにフラットなトルク、というかフラットな吹け上がりが実現してしまった。まだ濃い領域があるからしばらく学習させないといけないけれど、だいたい良いところに来ていると思われる。しかし、かえって段付き加速していた方が「面白い」エンジンのような気がしてしまうのは、やはり車好きの病的なところか。

 昔は今のようにコンピュータをいじって全域で調子を良くするなんて芸当はできなかっただろうから、かえって「カムに乗る」吹け上がりが強調されていたのかもしれない。いわゆる「低速がすかすか」という現象も強く出ていたんだろう。コンピュータさえいじることができれば、ある程度まではフラット吹け上がりを実現することができる。

 しかし、コンピュータをチューンして、調子を良くすれば良くするほど、悪い言葉で言うと「つまらない」エンジンになってしまうこの不条理さ。速い、速くないで言えば、フラットに吹け上がった方が速いに決まっているのだろうけれど、「優等生」なエンジンは、魂に訴えかけてくるものが薄いかも。わざと段付き加速させるようにした方が、乗った者を「その気」にさせてくれるのかもしれない。

 ノーマルコンピュータでハイカムにするよりも、コンピュータをチューンした方が全域で良くなる気がする。ま、ハイカムに合わせて圧縮比を設定して、コンピュータをチューンするのが最適なんだろうけれど。そこまでやると、普通に4、50万かかってしまうから、普通の人間はやはりコストとバランスを考えて妥協するしかないのだろう。

 いつまでもエアクリレスは怖いので、バイク屋の南海部品にキャブレター用のエアクリーナーがないか探しに行った。10年ぐらい前に兄貴に連れられて豊田の南海部品に行ったことがあるから、ドライブがてら豊田に向かう。ところが、豊田にはもう無いらしいことが判明。仕方がないから、バイク雑誌で調べて名古屋市緑区の国道1号近くにあるお店へ向かう。

 キャブレターのファンネルにかぶせるようなエアクリーナーを求めて走ったのだけれど、置いていなかった。仕方がないから、汎用のエアクリー用スポンジを買う。縦横30×20センチほどの四角いスポンジだ。これを、吸気管のところにあてがって、ひもで縛っておいた。なんだか、ものすごく貧乏くさいエアクリである。燃えないかしら。

 こんな作業をあつかましくも南海部品の駐車場でやったのだが、エンジンをかけるとアイドリングしなくなっていた。やはり、吸気管の入り口をふさぐと吸気圧が変わるんだろう。たぶん、これまで使っていなかったマップの領域を読んでしまっていると思われる。設定されている数値が悪く、どうやら、ガソリンが薄すぎてエンストしてしまうらしかった。

 面倒だったので、そのうち勝手に学習して調子が良くなるだろう、とそのまま家に向かう。アイドリングしない車で街を走るときほど大変なことはない。信号で止まるときも、ブレーキを踏んで、かかとでアクセルをあおっていなければならない。気を抜くとエンストである。止まっているときも常にぶおんぶおんと空ぶかししている車を、周りのドライバーは怪しんだに違いない。

 いつまでたっても調子が良くならないので、噴射量マップを見たら、やはりアイドルで読む領域がずれていて、とっても薄い状態になっていた。手動で濃くしたら何とかアイドルするように。あとは、コンピュータが勝手に学習してどんどん調子が良くなっていく。ああ、素晴らしいぞFreedom+空燃比連動機能。

 本編では、エンジンコントロールのコンピュータのことが何も分からない人にも分かるように上のことを書くつもり。とっても大変な気がするな…。

8月31日

 起きたら曇っていたのでバンザイした。晴れていたらとてもではないが車をいじることができない。来週の走行会に向けて準備をすることにしたのである。

 とりあえず、Freedomで走ることができるかテストしてみる。エアフロは外してしまったから、エアクリーナーも付いていない状態。少々怖いけれど、小石が入らない限り大丈夫だろう。

 スロポジ関係の設定はやはり正しくなく、これまでアクセルをあおるとエンストしそうになっていたのが、正常に吹けるようになった。正常、といっても少々ぎくしゃくしているけれど。

 走れるとあらば、やはり走ってくるしかあるまい。エンストして止まらないだろうか、と少々不安になりつつ、出発する。

 ところが、これがなかなか好調なのである。エアフロとエアクリと取っ払ってあるから、吸気音が豪快ですばらしい。5000回転あたりからのトルク感のフィールはROMチューンより良い。低速のトルクが抜けている気がするけれど、セッティングをまったくしていないのだから、仕方がないだろう。

 よい吹け上がりなのだがどうもノッキングが出ているようである。説明書にはハイオクにしてくれ、と書いてあるから若干高圧縮のハイオク向けに点火時期を指定してあるんだろう。これは調整すれば大丈夫。

 走ったことに満足して、他の作業をすることにした。足回りとオイル交換である。

 まずはフロントの2本。今のところは地面がコンクリート張りだから、ガレージジャッキで一気に上げることができて楽である。足回り交換がおっくうになる一番のネックは、ジャッキアップが面倒ということにつきるので2輪まとめてあげることができて楽ちんなのだ。片輪だけ持ち上げるとスタビライザーに力がかかって大変になるし。

 曇りとは言え、くそ暑い中、汗を垂らしながら交換。前輪をジャッキアップしたついでにオイルを交換しようと思い、おやじが買ったオートマジムニーでエアコンをがんがん効かせながら、怪しいオイルがないか探しに行く。

 マイナー系でディスカウトも系もミックスされているホームセンターを2軒回ったけれど、いずれもカー用品の売り場面積が縮小され、当たり前のオイルしか置いていなかった。しかも高い。1軒の方はその昔、アメリカから直輸入したバルボリンの1リットル弱の容器のものが1本298円で売っていたのに。4本買っても1200円である。今は、日本でも正規に販売しているから、こういった怪しい流通ものはなくなってしまったのか。

 仕方なく、サーキット走行するからせめて100%化学合成、ということでモービルのROADMASTERという銘柄を買った。10w-30で4L4980円。まともな値段で買うととても高い。オイルを捨てる箱も買う。

 家に帰って、ロードスターを前に、しばらく考え込んでしまった。こんなくそ暑い中、コンクリートの上で寝っ転がって、はいずり回って交換するのは嫌だな、と。ところが、ここであることを思い出した。寝板という強い味方があったのである。手作りの特製品をもらったのだった。

 寝板の分、クリアランスが厳しくなるから、もう一段階ジャッキで持ち上げ、おもむろに寝板に乗って足で地面を蹴って、下に潜り込む。こりゃ、楽だ。新聞紙を引いたりしてもあちこちすりむいていたのが、何の苦もなくドレンボルトに到達できた。余裕ができると配慮も行き届くから、1滴もオイルをこぼさなかった。

 リアの足回りの交換が終わった頃にはすでに夕方である。フロント10kリア8kのバネに交換したから、どんな感覚になるのか知りたくて、いても立ってもいられずに、走りだした。

 ハンドリングが若干クイックになったけれど、あまり変わらない、というのが印象。やはり、へたくそにどんなバネを与えても意味がないのかも知れない。かなりの雨が降ってきたから、全開で走ることはできなかった。

 何よりも、Freedomがどんどん学習しているのか、走っているうちにぎくしゃく感も薄れてくるわ、空燃比もなかなか良いところに合ってくるわですばらしすぎる。タイトルを「いばらの道」としてしまったけれど、まったくいばらじゃない。なかなかすごいコンピューターである。

 後は、ノッキングセンサーも付けて点火時期を自動でセットしてくれたら言うことがないのに。欲を言えば、ギアごとに点火マップが欲しいけれど。

8月30日

 最近、家に帰ったらなぜか午後11時近かったり、家を出るのが午前5時前だったりしたので、若干疲れがたまっているのかな、と思いながら、体を壊してはたまらないので、お偉いさんがうようよ通る通路脇で、大口開けて爆睡したりしていたのである。

 さすがに体力の限界、というところで、おじさまに誘われて仕事後に3時間もビートルズのマニアックな曲を怒鳴った後に、飲みにも付き合って、生大2杯、少々飲み足りないかな、とも思ったけれど、次の日も仕事であるので早々に引き上げて、家で再びビールを飲み直しながら、昨日のくだらない日記を書いていたのである。

 たぶん、寝たのが午前1時前ぐらいだったはず。一日中寝ていたかったのだが、仕事があるので、せめてぎりぎりまで寝ようと思い、意識を失った。

 ところが、がばっと午前6時前に飛び起きた。まったく原因不明である。疲れすぎていると、かえって寝られないものなのかもしれない。寝ていないわりには体もだるくない。あと1時間ちょっと、寝ていようと思ったのだが結局、暑くて寝付かれなかった。

 もしかして、これは老化の始まりなんだろうか…。

8月29日

 「明日の夜、暇かな…」

と昨日の夕方、仕事場で声をかけられた。振り向くと、相手はおじさまである。というか、あなたは僕の所属する部署とは違うけれど、仕事場の部長さんじゃないですか。

 「いや、暇じゃなければ良いのだけれど…」

とのことだが、部長とは社内では人事権を持っているような役職である。そんな人間が、「暇じゃなければ良い」と言ったところで、それは「暇じゃないと言ってみろ。分かっているんだろうな!」という恫喝のニュアンスが含まれているので普通の神経ならば反抗できるわけないのである。しかし、僕はロードスターに湯水のごとくガソリン代とパーツ代をつぎ込むような普通の神経でない人間なのだから、もしその言葉に反感を覚えたら「冗談じゃない」と反発するに決まっていたのである。

 しかし、その用事というのが突拍子もなかった。「まったくの私用だから申し訳ないんだけれど」とう前置きの後に、「バンドの練習をするからお前が歌え」というのである。この部長、ビートルズバンドでギターを弾いているのだ。誘う表情は、社内の部長の顔でなく、一人物、無邪気に笑う青年のようなものだった。これはすでに年の差や社内での身分の差を超越しているお誘いである。二つ返事で了解した。

 いつも使っているパソコンの壁紙がビートルズのアルバムを12枚並べた図柄であるので、このビートルズバンド一員の部長の目に留まるのは時間の問題であった。確か、名古屋に赴任して早々に「ビートルズファンなの」と声をかけられた記憶がある。ま、一応複線はあったのだ。それが、いくら練習用の「当て馬」とは言え、お誘いを受けることになろうとは、人生は分からないものである。

 ビートルズの曲は知っているけれど、カラオケ以外で歌ったことはない。ま、ロードスターでドライブに行くと、ビートルズで大声で歌いながら運転していることが多いから、たぶん歌えないことはないのだけれど、生バンドでの演奏と、カラオケの歌とは大きな違いがある。

 それでも、せっかく誘ってくれたのだから義務を果たすしかあるまい。ビートルズの有名な歌ばかり10数曲、がなって帰ってきた。うまい下手はこの際置いておくとして、ストレスの解消になったことは確かである。

 20曲ぐらい歌ったので、明日、声が出るか心配である。

8月28日

 最近、バスやタクシーに乗ることが多い。松本では考えられなかった事態である。

 他人の運転する車に乗る、という状況ならば、必然的にその運転がうまいか下手かを判断することになる。別に意識してずっと運転を注意しているわけではないけれど、クラッチを踏んだ瞬間、ギアをつないだ瞬間、ブレーキを踏んだ瞬間、発進の瞬間、と否応なしに「ああ、なかなかうまいな」「へたくそだな」と考えてしまう。もう条件反射の域に達しているから病気なのかも知れない。

 ギアチェンジやブレーキの踏み方が荒い人の何と多いことか! 僕は一人で運転しているときこそ、急ブレーキも踏むし、少々の急ハンドル、急加速はするけれど、助手席に人が乗ったら、ほんとうに生卵を載せているようなイメージで、そおっと運転する。加減速、右左折で、助手席の人の首が少しでも「カクン」とするのが気に入らないのだ。これは、そおっと乗せざるを得ない状況がこれまでもあったから、自然に身に付いた「習性」である。

 バスなんてとてもひどい。お年寄りが立っていようが、急ブレーキは踏むは、止まる瞬間にブレーキの踏む力を緩めずにものすごく揺れるは、立っている人がみんなつんのめってしまうような加速をするわで、本当に客商売なのかと疑うほど。タクシーは座っているからまだましなのだが、クラッチが減りそうなつなぎ方をしている人がかなり多い。時折、うまいな、と思うドライバーもいるのだが、人を乗せるプロなのだから、それが当たり前なのだ。

 ペダルを踏む、ハンドルを切る。車の操作はいかなる状況でも慎重にしなければならない。たとえ、それがサーキットでの限界走行であっても。

8月27日

 突然、夕方から浜松に行くことになってしまったので、新幹線に乗って行ってきた。東海道新幹線はそれこそ東京と名古屋間でびゅんびゅん走っているのだけれど、途中で止まる列車の本数が少ない。浜松に止まるひかりに乗ろうと思ったら、1分ほど遅刻してしまった。本当に秒単位で時刻表通りの新幹線はやっぱりすごい。容赦なく置いて行かれたので、30分ほど後のこだまに乗った。各駅停車である。

 2件の用事があり、最初は駅前の千歳町というところであった。駅前だから繁華街であろうとは想像していたのだが、想像以上のにぎわった街であった。午後7時前だというのに、キャバレーなんかの客引きが大勢いて、面食らったけれど、僕の顔を見てしつこく誘ってくる人は皆無であった。いかにもお金持っていなさそうだから。

 2件目は早出町という駅から車で10分ぐらいのところ。地図を見て驚いたのだが、浜松って町名がえらく多い。住所を地図上で探してもなかなか見つからないぐらい。町名がたくさん残っているのは、歴史や文化が残っているということだから良いと思う。松本も狭い範囲にたくさんの旧町名が残っていたのだが、郵便局が合理化を進めたせいだろうか、中央だの大手だのに集約されてしまった。商店街の呼び名としては残っているだろうけれど、そのうち廃れて忘れ去れてしまう地名が多いと思うと寂しい気がする。

 午後9時17分のひかりに乗ったら10時半すぎに家に到着した。浜松って意外と近い。

8月26日

 衝動的に東京へ行って来た。とはいっても、仕事だったのだけれど。名古屋からならのぞみに乗れば1時間40分ぐらいである。東京も、近いもんだ。

 新宿区の目白という場所に行って来たのだけれど、電車は満員だわ、歩道もわんさか人が歩いているわで、やはり東京に対する恐怖の念を強くして帰ってきただけであった。あんな細い道をよく車がたくさん行き交いしているもんだ。

 夕方は神谷町に出て友達と飲んだ。酔っぱらってふらふらになりつつ、午後10時の最終のぞみに乗ったと思ったらもう名古屋駅であった。寝てしまえば旅の疲れもなくてよろしい。

 掲示板の書き込みを初めてiモードでやった。時間もかかるし、お金もかかる。出張しているとき以外、いいところはないね。

8月25日

 電気工作は苦手である。

 目に見えないような実感を伴わないものについては、あまり手を出したいと思わない。電気の配線なんかは最たるもので、これまでなるべく手を出さないようにしてきた。カーオーディオも追加メーターもプロにお願いしたぐらいである。オイルクーラーもそうだが、なかったものを新たに新設するのは苦手なのだ。一度付けてもらえば、大体理解できて組み直すことはできるのだが。 

 そんな人間が初めてやったのがフルコンの配線だ! エーモンの電工ペンチと端子がセットになったものを買ってきて、 バキュームセンサーと吸気温を計る水温センサーをエアフロのコネクターを利用して配線する。きちんと、机の上でイメージトレーニングしてから配線した。そして今日、炎天下で汗を垂らしながら配線をしたのである。

 水温センサーは極性がないから簡単につないでしまったのだが、バキュームセンサーが電源とアース、出力の3つがあってなかなか難しい。説明書には簡単にしか書いていなかったから、要するにつないでみるしかないのだな、と考え、壊れるのを覚悟で適当に配線したらやはり違っていた。

 まあ、かなり悪いコンディションでも使われることが想定されているようなセンサーだから、たかが5ボルトの電力が変な場所に流れようが壊れることはない、と実にいい加減な推測の元に作業をしたら、まったくその通りで、2、3通り試してようやくきちんと配線したら、問題なく動作していた。

 空燃比計との接続もやった。きちんとパソコン画面上に空燃比が表示されるようになった。

 やはり、アイドリングからして絶不調。まともに走るようになるんだろうか。

8月24日

 信州ドライブで体がぼろぼろであった。そんなときに限って、飲み会があのもので、あまり気が進まないものの、行かないとかなりひんしゅくを買いそうなので仕方なしにふらふらと居酒屋へ行った。

 しこたま飲んで3軒回り、帰ってきたのは午前3時ぐらいか。今日はたまり始めた仕事をやろうかと思っていたのだが、廃人同然まで体力が削られたので、大人しく昼まで寝て過ごした。

 夜になって、用事があったので名古屋駅近くへ行く。都会の街を走るのはやはり大変。片側3車線も4車線もあったりするとどこを走って良いのかさえ分からない。前後左右すべてに気を使う必要がある。気を抜くとぶつけられてしまいそうだから、緊張の連続である。

 信州の山道ならこんな悩みなんかないのに。