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12月15日

 富山の平野部にも初雪が降って、ロードスター生活的にはすっかりシーズンオフ。月曜日夜に雪がざあざあと降ってきたので、あわててインプレッサのタイヤをスタッドレスに交換した。

 職場の駐車場は事務所の1階部分なので、屋根がある場所にて作業。タイヤも同じ場所で保管してあるので、わざわざ車にタイヤを積んでどこかに交換しに行くよりも、その場でやっちゃった方が楽。

 で、おもむろに車載ジャッキを取りだそうとしたのだが、春に導入したインプレッサのタイヤ交換は初めて。車載ジャッキがどこにあるのか分からない。クランクは、スペアタイヤ収納部のふたにくっついていたのだが、本体はどこかしらん。

 下回りをのぞき込んだりして、ようやく左リアタイヤの室内側に隠されているのを発見した。暗がりだったもので、ふたしてあるのがまったく気付かなかった。

 今週中は雪マークが連続しているので、おわらサーキットなんかも走れなくなる。そういえば、せっかく車検を取った雅久号も、間瀬耐久最終戦とT.O.R.F.走行会の2回しか出動していない気がする。たまには走らないとさび付いちゃうねえ。

12月12日

 有力筋からの情報によると、どうやら僕はこの1月にでも名古屋へ異動になる感じだったのだが、今週に内示がなかったところを見ると空振りしたっぽい。次の異動先が名古屋、ということはまあ、何となく決まっているっぽいので、あとはいつ動かされるか。来年の3月か8月が有力だ。これで別の場所に飛ばされたら笑っちゃうのだけれど。

 だいたい、2、3年で異動になるというのは、今の仕事を続けている限りは科せられた義務で、異動するの嫌だから仕事辞めよう、というご時世でもないし、とりあえず従っておいてチャンスがあれば別の身の振り方も考える、ということだと思う。働いているおかげで、好き勝手に車遊びもできるわけで、生き方とどうバランスを取るかって問題は非常に難しい。1回しかない短い人生なので、なるべく羽目を外していたいのだが、毎月1500万円をくれるお母さんでもいない限り、やはり労働しなければならないのである。

 実は頭は中は富山のことなんかけろっと忘れて、すでに次の職場に切り替わりつつあったのだが、1月以降も受け持つとなると1人でこなすには忙しい時期に入るので、あわてて気合いを入れ直さなければならない。なによりも、予算編成がずれ込んでいて、12月30日にまとめる、っていうのだから、下手したら正月がないっぽい。くだらないローテーションで回ってくる仕事がなぜか年明けにトリプルでぶつかってきていて、ただでさえ仕事がしにくい時期にトリプルでぶつけられるだけでもいぢめのようなのだけれど、さらに予算関連の仕事まで降りかかってきたら、死んでしまう。というか、東京に行かなければならないのだけれど。

 今の仕事に就いて、松本に4年、名古屋に2年7カ月、愛知県北部に2年5カ月。そして、富山はすでに2年4カ月余りが過ぎた。いつ飛ばされるのかは分からないが残りの期間、精一杯富山を味わう所存。

12月11日

 仕事を終えて、午後10時半ぐらいに二上山のつけ麺屋まるかんへ。

つけ麺屋まるかん

 しばらくたつと無性に食べたくなるのがB級グルメの正しい姿。そういう意味では、名古屋で一般的なCoCo壱番屋よりは、北陸のチャンピオンやゴーゴーカレーの方がより正しい姿なんだろう。

 で、つけ麺が食べたくなったので、富山からはまあまあ距離があるのだけれど、ロードスターに乗り換えればまったく気にならなくなる。太い麺をどろりとしたつけ汁に付けて食べる。うまい、のだが、「前と味が変わってない?」。すると「つけ汁の味は変えている」とのこと。つけ麺は、麺の小麦の味を味わうものだから、つけ汁は毎回変わっているぐらいがいいのだ、とマスター。

 角煮やら煮卵やら具がたくさん付いてくる特製つけ麺に欲張って麺を大盛りにしたら、こしがとってもある麺なので、想像以上におなかにたまった。深夜におなかがいっぱい。メタボ一直線。

 密かに、特製つけ麺の具だけ注文してビールを飲みたい衝動に駆られている。ビールを大量に摂取しながら、具だけ食べちゃって、最後素のつけ麺だけで締める。今度、試してみようかしら。

12月7日

 日曜日。会社同期の結婚式2次会があるというので、午後から名古屋駅前に向かう。慣らしにもってこい、と、新品エンジンの雅号で。

 火が入った当初、負圧も低いし何となくスムーズでなかったのだが、100キロぐらい走ったところで回り方も変わってきて、ノーマルっぽい負圧も出るようになった。長期間保管してあったエンジン、ということもあるかもしれないが、やっぱり最低限の当たりが付かないと調子よくならないみたい。ここら辺は、一度回したエンジンをばらして、各パーツの面取りを済ませて組み込むチューニングエンジンとは違うところ。最近のエンジンであれば、最初から調子が良いのかな。

 スーパーチョコバナナな足は、車高こそ高いが、高速道路ではとっても楽。固いバネの足や幅広ハイグリップタイヤは、遊びもなく狙ったラインをトレースできる強みはあるけれど、直進性という意味では今の足に負ける。わだちや路面の凹凸が気になるし、遊びがないということはドライバーにもそれなりの緊張感を強いる。気が向いたら太平洋側のコンビニに行って缶コーヒーを買ってくるロングツアラーな僕には、指でハンドルをつまんでいれば走れる今の足回りが良い。

 やはりノーマルエンジンは遅いな、と不満だったのだが、点火時期の調整をしていないことに気がつき、FCSSを広げてみると、やはり全然詰めていないマップだった。フルコンのセッティングの勘所は、全開だけでなく、ハーフスロットルの部分をいかに仕上げるかで気持ちよさが変わる。全開付近はそれなりの数値になっていても、ハーフスロットルの部分の詰めが甘いと遅く感じる。

 B63Hのノーマル点火時期の数値を参考に、がしがしっと進めていく。中回転当たりはB63Hでもそれなりに進んだ点火時期になっているんだ、と改めて発見。そこら辺をかなり進めていったら5速のまま追い越し車線を加速するようなシチュエーションで、トルクが感じられるようになった。ツーリング仕様車として、不満がない感じ。タンクの中にまだハイオクが半分ぐらい混ざっているから、次回の給油後にノッキングが出ないかだけ試す必要あり。たぶん、大丈夫だけれど。

 東海北陸道であっという間に名古屋に到着して、駅前のホテルにチェックイン。実家で泊まれば良いのだが、どうせ終電過ぎまで飲んでいて、タクシーで実家に行くのなら泊まった方が早いし安いということで。時間があったので、名古屋の街をうろうろと歩いたのだが、電飾で飾られた街並みは例年よりも寂しい感じ。やっぱり不景気なんだろうか。

 二次会は、同期の相手がデパート関係者ということで「顔で選んでるだろ!」というぐらいのレベルの高さだったのだが、むさっ苦しい野郎どもばかりが同じ会社だということで同じ席に固められ、特に席替えもなく同期同士で盛り上がっちゃったので、まだ1度も結婚を経験したことのない同期数人は千載一遇のチャンスを逃してしまった。

 2次会の2次会を経て何とかホテルに戻り意識を失う。

 月曜日。午前10時からの仕事に間に合わせるために早朝、ホテルをチェックアウト。昔はへっちゃらだったような気がするのだが、さすがに1日中体がだるくて調子が出なかった。

12月2日

 朝、2本目の飛行機で富山へ。以前乗った始発飛行機だと、朝7時すぎ発で相当な早起きが必要なのだが、9時すぎ発の2本目だと7時半ぐらいに出れば間に合うので、だいぶ楽。

 松本時代に仕事でいろいろかかわったスーパー和尚さんが書いた岩波新書「寺よ、変われ」を読みながらのフライト。機長が「右手に浅間山が見えます」と気の利いたアナウンスをしてくれたので、しばし眺める。あそこら辺が千曲ビューラインがある御牧原だな、あれが美ヶ原だなと、散々走り回った土地を上空から眺める。

 どうやら、松本上空を通過する感じだったので、下の方を見ていると、松本市野球場が見え、浅間温泉の辺りも眺めることができた。ちょうどスーパー和尚の本を読んでいたのでとってもタイムリー。

 北アルプスを越えて能登半島上空からぐるりと富山空港へ。行きは新潟上空から房総半島に向かってぐるりと羽田に進入したから、飛行機ってけっこう余分に飛ばないといけないんだな、と知る。帰りの方が距離が短そう。

12月1日

 朝10時すぎに、金沢のオフィスから電話がかかってきて「夕方に東京で3県のボスが会議を開いた後、M原大臣に会うらしい」だと。「そりゃあ、行った方が良いですよね」(人が多い金沢から人を出してね、はあと)と答えたら「お前、行ってくれ」とのこと。

(人が多い金沢から人を出してね、はあと)

 はあ、突然、東京出張ですか、と時間を見ると、午前11時10分発の富山空港発羽田行きに乗れる感じだったので承諾した。あわてて荷物をまとめてインプレッサで空港へ。携帯電話でチケット購入。いまは携帯で購入から座席指定、チェックインまですべてできちゃうからスゴイ時代だ。

 仕事の引き継ぎやら、東京のオフィスの人への連絡やらであわただしい。そういうときに限って落とし穴にはまるもので、電話をしながら空港へ走っていく途中の田んぼに制服を着た人が見えたから「やばい」と思ったら、案の定、高速のガードの向こう側から同じ服の人が出てきて、笛を吹きながら赤い逆三角形の旗を掲示した。青い紙と振り込み用紙をもらう。3年ぶりぐらいだなあ。ゴールドライセンスが再び遠のいた。

 「すみません、11時10分の飛行機なんで急いでください」と言ったけれど、パンダクラウンの中の制服の人は何知らぬ顔で書類を書く。何とか、離陸15分前ぐらいに到着。富山空港は無料で駐車できるのだけれど、空港ビルに近い有料駐車場に車を止めて飛行機に駆け込む。ビリじゃなかったからよしとしよう。

 気を取り直してフライトを楽しむ。窓際の席をゲットしたのだ。富山には珍しく、抜けるような青空。空港を飛び立って、海岸線沿いを新潟方面にしばらく飛んだのだが、荒々しい立山が白く冠雪した姿や田んぼの中に点々と屋敷林を構えた家が立つ平野を見て、やっぱり富山って美しいと思った。

 昼すぎには羽田に着いて、4時前からの仕事だったのでちょこっと時間があったから新橋で下りて歩いて平河町に向かう。新橋の駅を出たら真ん前にチャンスセンターがあったので、年末ジャンボを購入。近くにMUFGの支店があったので、さっきもらった振り込み用紙で6000円を国庫に納入。

 日比谷公園を横切って皇居のお堀沿いを歩いて平河町へ。パソコンに加え、巨大なCanon5Dとストロボ、ブラケットを放り込んだ鞄はあり得ない重さで、歩いていると肩にひもが食い込む感じ。ランチを食べるところはいくらでもあったけれど、マックでジャンクな昼食を。

 K土K通省で再びM原大臣の顔を見る。短い期間に4度も顔を見ると、親近感すらわいちゃうよ。ちゃきちゃきっと仕事をして、夜。帰れないので新橋のビジネスホテルにチェックイン。

 腹が減ったので、ラーメンでも食べようと、深夜の街へ。夜の11時過ぎだってのに、朝の出勤ラッシュの富山駅よりも多くの人が歩いている感じ。リーマンの街だから普通か。「マッサージどう?」の国籍不明なお姉さんがつじつじに立っていて、数がものすごく多い。が、富山の桜木町のお姉さんよりもあっさりとしていて危険は感じない。

 1杯飲んだ後のラーメンに興じる人でどのラーメン屋も超満員。国籍不明お姉さんとキャバクラの呼び込みをかわしながら探し回ると、ばんから、というラーメン屋のスペースが空いているようだったので、入店。辛ネギばんからというラーメンと生ビールを注文する。最初はうまい気がしたのだが、辛ネギのおかげでスープが台湾ラーメンみたいな色になってしまったので、辛さの耐性が低い僕は味を感じなくなってしまった。

 ホテルに戻ってビールを飲み直して意識を失う。

11月29日

 宴会で大量にビールを摂取して翌日は動けないだろう、という予測のもと、きちんと休みにしてあったのだけれど、急きょ、M原大臣がなぜか富山県に来るというので、強制出勤と相成った。そのために深夜でも自宅に戻ったのだけれど。

 新政権になってから前H大臣の顔を見るのはかれこれ3度目。まさか、富山の地で見ることになろうとは。ライトレールやグランドプラザなどなど、あちこち回るのに金魚のふんみたいについて歩く。でも、国側のしばりで質問は禁止。けち。

 北陸新幹線の視察では上冨居の現場で高架橋に上った。なかなか上れる場所じゃないのでちょこっと得した気分。

 夜は南砺市方面で開かれた料理教室に潜伏して出来上がったころに現れてお料理だけ食べた。井波彫刻の職人宅だったのだけれど、家の中の仕事場を見たら、道具が整然と並ぶ男の世界がかいま見られたので、これまた得した気分。

11月28日

 チームT.O.R.F.の打ち上げ。「いろいろ選んでいる時間があまりなかったから」と言う魚屋さんが送ってくれたのはフグ。しかも8匹いつもありがとうございます!

フグ8匹いつもありがとうございます!

 富山県内ではいまフグは微妙な立場だ。先日、県西部のすし屋でフグを出したら毒にやられて、2人が意識不明の重体になったというニュースがあった。大都会だと、そんなニュースは1度流れたら終わりなのだけれど、地方にとっては格好なニュースなわけで、思い出したようにフグネタがニュースで流れる。たぶん、富山県内の今シーズンのフグ消費量は、昨年を大きく下回るだろう。

 そんな危険なフグを! と思うかもしれないけれど、魚屋さんが送ってくれたのは、プロが剥いて無毒化したもの。身と皮と、アラみたいな部分に分かれていて、箱に入って、キット化してあるのだ。素人でもばつんばつんと適当に切って鍋にぶち込めばおいしいフグ鍋のできあがり。

 フグと言えば、向こう側が見えるぐらいに切った刺身「てっさ」を思い浮かべる人が多いと思う。あれってけちけちして切っているわけじゃなくて、フグの身があまりにも弾力があるというか、かみ切れないので薄く切ってあるのだ。普通の包丁ではなかなか身に刃が入っていかないので、道具もない素人では薄く切るのにすごく苦労するのだが、やはりてっさも食べたい人がいるでしょう、と一部をスライスする。

 滅茶苦茶だしが出るフグは、水炊きにしてポン酢で食べて、その後に雑炊を作ると昇天できるのだが、何せ8匹もあるから別のおいしさ追求!ということで、キムチ鍋を作ってみた。あとは唐揚げ。皮を湯引きして細切りして大根下ろしにポン酢でも。

 あ、間違った量のカニもあった。

 一連の作業は、なぜか主催者2人が主に担当する。だって、フグなんて普通さわれないからね。手伝って、って言ってもなかなかできるもんじゃない。僕がちゃんと調理できるのか、といえば、適当にやっているだけなのだけれど。食材を調達した人が責任を持って調理もするってことだ。

 で、毎回の宴会で飲み過ぎて暴れて意識を失って大いびきで大迷惑を掛ける、といういつもの反省を踏まえて、この日はちゃんとコントロールして飲もうかと思っていたのだが、祝杯だということで年甲斐もなく一気飲みをしたら、直後から記憶が怪しくなり、子どもたちと暴れて意識を失い、深夜になって保護者に連れて帰ってもらった。

11月26日

 28日(土)は、チームT.O.R.F.の打ち上げ。いちおう、年間チャンプという結果になったので、祝勝会と言っても良いかもしれない。高岡市の雨晴海岸方面にある建物をスポンサーである丸石さまからお借りして、飲んで叫んでそのまま意識を失ってください、という素晴らしい会なのだ。

 で、こちらもスポンサーである中部水産さまに「また、お願いします!」とブツの発射をお願いした。「なにか、見繕っておくよ」との返事で何が届くかは分からないのだが、きっとまた間違ったとしか思えない量が届くに違いない。消費者で「1つ」と言えば1パックだが、魚屋さんで「1つ」と言えば、5キロ、10キロの梱包の箱だのだから。

 というこうとで、ちょっとでもかかわりのあった人であれば歓迎します(飲み物持ち込みで笑)ので、参戦希望者は名乗りを上げてください。

11月23日

 長岡からのツーリングに富山インター付近で合流、のはずが遅刻したので、半泣きで富山インターから高速に乗り、飛ばして走る。ノーマル新品エンジンなので、当然、慣らしが必要だとは思うけれど、そんなのおかまいなしで。そして、思ったことは「ノーマルってパワーない」。速攻でいじってしまおうかしら。

 小矢部川サービスエリアも通過したら、ご一行が休憩していたらしく、めでたく追い抜く結果に。仕方がないから、先に金沢森本インターで下りて、とりあえずエンジンに問題がないかをチェック。どうやら問題はなさそう。

 見慣れたザク色のロードスターが通りかかったので、置いて行かれないようにあわてて車に乗り込む。が、その後からロードスターが来るわ来るわ。20数台連なってるものだから、乗り込んでからもしばらく待つ感じとなる。

 そのまま昼食会場の第七ギョウザの店で昼食。目的地である日本自動車博物館に向かう。

 この季節の北陸にしては珍しく快晴でオープンが気持ち良い日よりだった。

 自動車博物館は世界中の自動車が展示はしてあるのだけれど、なじみのない車がずらりと並んでいても「なんだかなあ」という感じではある。でも、1台1台のデザインをじっくり見つつ回ると、あっという間に1時間とかは経過してしまう。もう少し、うんちくがパネルなっていたり、珍しいエンジンだったらボンネットを開けるとか、おしゃれな内装だったらのぞけるようになっているとか、そういう工夫があるともっとおもしろいスポットになること間違いなし。

 マツダのロータリーを積んだ高級セダン「ロードぺーサー」とか、T型フォードとか、いろいろ見られたのが楽しかった。古いエンジンとか見たかったけれど、外観ばかりしか見られない車がほとんどなので残念。

 帰りは草々に離脱して、小松のパン屋さん(休業中、涙)へ寄り、金沢の花屋や雑貨屋に寄った後にイタリアンな夕食を食べて帰ってきた。