日常

7月14日

 昨日の夜、安曇野の某所で田中康夫知事を見た。何度か見ているけれど、同じ話ばかりする。集会に集まってくる住民も見たことのある顔が多い。よく飽きないもんだ。僕は飽きました。

 安曇野某所で飲む。車で帰れないので宿泊。宿でもビールを1リットルちょっと飲んだ。

 松本へ戻ってなぜか、高校野球県大会の開会式を見た。丸刈りのすがすがしい表情の選手たちが、堂々と行進していくのを同じ高さから見ていたら、前日の夜更かしで濁った目つき、挙動不審な自分の場違いさがいやになって、思わず、わあ、と叫びながら走って逃げたくなった。

 神聖なるグラウンドに、輝く高校球児に幻惑しながら、のろのろと足を引きずりながら球場を後にした。

 異動する同期が松本に来たので、一緒に昼メシを喰らう。僕は朝メシは宿で3杯もおかわりしていたので、アイスココアのみ。

 あ、仕事してない。

7月13日

 壊れたCoolpix700の後継をあれこれ探してみた。

 いろいろ調べてみて気になったのはミノルタのDiMAGE 7(495万画素)とカシオのQV-4000(413万画素)の2機種。画素数は200万あれば、趣味でも仕事でもどちらでも使えるのであまり問題にはならない。かえって、CCDの大きさがあまり変わらないのに画素数だけ増やすことによる弊害の方が目立ってしまう。クオリティーが欲しければ、フィルムで撮影するし。

 いずれの機種も記録メディアはコンパクトフラッシュで、単三電池4本で駆動できる。最低限の要求は満たしている。

 DiMAGE 7は28〜200mmのレンズがステキ。ほぼ一眼レフのようなマニアックな設定が可能となっている。けれども、でかい。ごつごつしてガンダムプラモみたい。13万円は高すぎ。

 カシオQV-4000のレンズは34〜102mm相当。広角側がもう少し欲しいけれど、最低限は満たしているかな。値段は8万円ぐらいらしい。発売は8月。

 両カメラは、カメラメーカーと家電メーカーによる製品ということで特徴が分けられている。DiMAGE 7はカメラメーカーが「これでもか」と入魂して作ったマニアックな製品。QVは携帯性を重視した上、何も知らなくてもシャッターさえ押せばきれいな画像が得られる感じ。それでも、あれこれ設定をいじることができるようにはなっている。

 普段F90とともに持ち歩くことが多い。まさか一眼レフみたいな物体を2つ下げて歩くわけにもいかないし、値段も高いし、DiMAGE 7は却下かな。QV-4000は、マニュアルフォーカスとしたときに、焦点距離を表す数字もゲージも出ないらしいのが気になるが、普段は何も気にせずカメラ任せに撮ることの方が多いずぼらな人間ので、問題ないか。ピントや露出の狂った写真が多いこのサイトの写真を見ても分かる。

 今、QV-4000に触ることができたら、買っちゃうかも知れない。しかし、8月発売。8月以降はCoolpixの990が使えるようになるかもしれない雰囲気がそこはかとなく漂っている。

 結局990を使うことになるのかしら。

7月12日

 どろどろに汚れたエンジン加工部屋を少しでも整理しようとしたら、パーツクリーナーの空き缶があるわあるわ。500mlから840mlのサイズで、10本近くあった。空になりかけのものも3、4本転がっていた。穴を開けて中の残圧を抜くだけで大変そう。

 調子に乗って吹きまくっていたが、ものすごい量のクリーナーを、吸引していたことになる。だって、音が漏れないように部屋を閉め切って作業していたんだもん。

 脳みそ溶けてすかすかになっていたらどうしよ。

7月11日

 8月以降も松本で過ごすことが決まった。

 実はどこかへ引っ越す可能性が高かった。会社の上層部から来る紙切れ1枚で。松本に来たのが98年8月。だいたい3年が同じ仕事場にいられる周期となる。

 3年となるから、上の人間からどのように希望しているのか、聴取された。冬はちと寒いが夏もさわやか、家から5分で山道に突入、30分も走れば2000メートルの高原に到達するこの恵まれた地から、離れたいわけがない。異動はいい、とこたえてあったので、希望が聞き入れられたことになる。

 あと、1年ほどはこの地で暮らすことになる。いや、クビになったり、ロードスターで谷から落ちたりすれば分からないけれど。エンジン加工部屋がそのまま使えるから、腰下オーバーホールにもすぐ入ることができそう。

 出世街道からは転がり落ちたかも。

 望むところです。

7月10日

 分解は男のロマン。

 なぞと書いたら、分解する気満々になってしまった。近くにあった精密ドライバーで見えるねじを手当たり次第外す。外して外して外しまくる。こう書くと豪快に作業しているように思えるが、実際は長さ数ミリのねじを、なくさないように、ちまちま外しているのである。

 見えているねじと、電池のふたを外したら、外装がまっぷたつになって中身が見えた。どきどきする瞬間。カメラのフラッシュ部分の回路はかなりの高電圧がかかっているので、感電しないかしら、とわくわくしながら開けていく。

 中は配線やらケーブルやらでごちゃごちゃ。切らないように注意しながら、レンズ回りのねじを外す。レンズ部と一体化している子基盤のようなものを外したら、それがフィルムに当たるCCDだった。

 レンズを見てもCCDを見ても、変な汚れはない。一応、綿棒を使って表面をふいてみたのだが、電源を入れてみると、画面上のごみはそのまま。どうやら、どこかがデジタルな壊れ方をしているらしい。こうなると、素人の手には負えない。いや、プロだって、基盤交換となるんだろう。

 画像は修正すれば何とか使えるので、次期デジカメを手に入れるまで、がまんすることにして、組み立てる。

 ねじは余りませんでした。

7月9日

デジタルカメラが壊れた。

現在使っているのは、NikonのCoolpix700。メモ代わりの撮影に使おうと昨年の春に購入した。このページで使われている写真の多くが、このデジカメの画像。ピントが合わなかったり、ホワイトバランスがめちゃくちゃだったりする上、レンズにズーム機能がない。構図を決めるために、撮影者自ら右往左往しなくてはならない(動くのは前後方向だけれど)お茶目なカメラである。

いろいろ不満があるけれど、コンパクトさで気に入っている。仕事でもばんばん使っている。

最近、ある不具合が出た。撮影はできる。しかし、画像に致命的な欠陥が出るようになってしまったのだ。

 写すと地上から変なビームが発射されてしまう。じゃなくて、画面上の同じ位置に、変な線が写り込むようになってしまったのだ。こりゃ使えん。

 CCDに不具合が出たなら、横一文字にデーターの乱れが出たりするんだろうけれど、斜めにぼんやりとした紫色の線が写り込む。デジタルカメラのくせに、ずいぶんアナログな壊れ方をしたもんだ。飼い主に似たか。

 どうやら、レンズ回りに光学的な不具合が出たらしい。見た目ではまったく分からない。ばらしちゃおうかな。

 分解は男のロマン。

7月8日

 暑い。寝苦しくて、どうしても寝続けられなくなり、仕方なく起きたのが午後1時ぐらい。こんな時間までクーラーもなく寝ていられるということは、まだまだ真夏ではないんだろう。しばらく放心状態だったが、外はとっても良いお天気。やはり開幌状態のドライブに出掛けたくなった。

 出掛けたのが午後3時前。美ヶ原林道を通り、標高約1800メートルを経由して武石村に下りる。

 丸子町から北御牧村を通り、千曲ビューラインという、畑の中を走っているくせに、異常に整備されすぎた道を通る。トウモロコシ畑やら、千曲川、断崖絶壁の岩場などを見ながら、小諸市を走り、佐久市に至る。

 甲府の友達に電話したら、今日は暇、ということなので清里を通って、韮崎に出た。標高1300メートルほどの高原は、曇っていたこともあり、気温は20度。肌寒いくらいだ。ヒーターを入れる。

 韮崎にうまいラーメン屋がある、とのことなので、韮崎の近く、竜王町のバッティングセンターで待ち合わせた。バッティングセンターに着いたのが、午後6時半ごろ。しばらく、バットを振った。

 とんこつ味のうまいラーメンを喰らった後はビリヤード。11時すぎに切り上げて松本に向かう。中央道に乗れば1時間ほどだが、国道を通って帰った。

 トルクの増したエンジンは、きわめて楽ちんであることを、再び実感した。燃費はそれほど変わっていないみたい。効率は上がっているはずだが、アクセルの踏み過ぎか。

7月6日

 昨日は友達と酒を飲んで午前様。今日は職場の人たちと麻雀で午前様。ただれた生活だ。

 麻雀なんて次、いつやるのかしら。たまになら、いい遊び。麻雀をやりながら、札束片手に気合の入っている常連とみられる人たちを見て、背筋が寒くなった。ちょっと力が入りすぎだぜ。

7月4日

 なぜか東京に出張。6時50分の特急あずさに乗って、旅立ちました。

 霞ヶ関のビル群の、とある建物の6階と別な建物の20階に行った。偉そうにしている人たちばかり。窓外に見える景色と同じように高みに立って、あれこれ指図しているんだろう。キャリア組の試験に受かったからと言って、国民から選ばれてもいない人たちが大きな権力を振るっているのは、とっても疑問。4人合わせて100万人以上の市民を代表している人が訪ねていっているのに、立ち話であしらっていた。ナニサマですか?

 昼食は日比谷公園の松本楼でカレー味のオムライスを食べた。見事なお上りさん。今日は、湿気が高くてくそ暑い中をうろうろと歩き回った。

 暑いのは名古屋で慣れているけれど、ここ3年の松本生活に、見事に順応してしまっていた。昼の気温は高いが湿気が少ない松本に慣れていたので、気温が高く、かつ湿気の高い東京の空気にはちょっと参った。街を歩いていると、「都会臭」のようなものが、やけに鼻につく。都会の空気には適応できない体になっているのかもしれない。

 人も多すぎます。あまり住みたいと思わない。関東方面に、転勤にならなければいいけれど。

 田舎者の戯れ言。

7月3日

 生え放題になっていた髪の毛を処理したら、あらゆる場所で違和感を訴える声が噴出している。はて。

 基本的に身なりには無精な性格。服だって買いに行ったことがないし、あるものを着ているだけ。床屋なんて、数カ月に1度しか行かないのでは。前回いつ行ったか覚えがない。

 とにかく、生え放題でよく言えばマッシュルームカット。悪く言うと鳥の巣。好きで生やしているわけではなくて、床屋に行く手間が嫌なだけだ。

 けれども、いい加減、鬱陶しくなった。何よりも、幌を開けて走ると、髪の毛がばさばさと暴れて、目に前髪が入るほど。風呂に入って良く乾かさずに寝ると、朝起きたら大噴火している。

 床屋で「とにかく短く」と注文したら、かなり短くなった。髪が一気に短くなると、人相まで変わって見えるらしい。皆に「だれか分からなかった」と言われてしまう。確かに、頭の直径が2割ぐらい減った感じなので、変わって見えるのだろう。

 僕としては、いつも通り、鬱陶しくなったから切っただけなんだけれど「何かあったのか」と心配されてしまう。「ちょっと仕事失敗して…」とか「失恋したんです」とかこたえて笑いをとっているけれど、やはり髪の毛って身なりに占めるウエートが大きいんだ、と改めて実感した。

 でも、ドライヤーもほとんどいらないし、オープンで飛ばしてもヘアスタイルに全く変化のないこの長さ。とっても便利ですぞ。