ロードスター乗りなのに、そういえば娘を助手席に乗せたことがなかった、と急な思いつきで実家に置いてあるロードスターのところに行き、チャイルドシートを載せ替えて2歳3カ月の娘を無理矢理助手席に乗っけた。
暑かったので、町内1周でとどめた。走行中は助手席では固まっていたものの、乗った後には「ロードスター乗った」と笑顔の娘。
うちの娘、特殊能力を持っている。街ゆく車の車種を言い当てるのだ。もちろん、親が「あれは〜」と教えたのだが、ちゃんと覚えているのって素直にすごいと思う。だって、世の中の女子って、セダンもバンもワゴンも、まったく区別がつかないじゃないですか。
車を運転していると「プリウス〜」「アクア〜」とチャイルドシートの上から声を上げる娘。よく走っている車の名前を叫ぶことが多いのは仕方がないところ。「ヴィッツ」も分かるのだけれど、初代から最新までモデルに関係なく分かるところは正直すごい、と思う。
けっこうメーカーのマークを覚えていて、ベンツ、アウディなんかはディーラーがあると指さして叫んでいる。なぜか日産車については「にっさんきゅーぶー」「にっさんまーちー」とメーカー名を含めて叫ぶ。
いちばん好きな車ははたらく車。高速道路で爆走営業ワゴン車に抜かれるたびに「プロボックス〜」とうれしそうに声を上げるし、四角い車が来ると「ハイエース〜」と叫ぶ。NV350とかボンゴとかタウンエースを見ても「ハイエース〜」と叫ぶのはご愛敬。
プロボックス〜ハイエース〜
子どもって「天才だ!」って思わせるような瞬間を見せるんだけれど、物心ついたときには全部忘れちゃんだろうなあ。