サーキット

9月30日

サーキットへ行って来た。前日、「強化合宿」ならぬ「弱体化合宿」に参加。「変態」と呼ばれてしまうぐらい速い人の話を聞いていたら、午前5時を回ってしまった。午前6時すぎ、起床。見事、弱体化合宿の目的を達成してしまった。

眠い。それでも、走行前はとても緊張して、眠気など吹き飛んだ。

結果は、初めてにしてはまあまあか。とにかく、自分の作ったエンジンがそこそこ速いことが分かった。8000回転常用は反則気味かも。

走行が終わって、松本に戻る気力はなかったので、弱体化合宿の合宿所に再び戻り、ビールを飲みながら話していたら、意識がフェードアウトした。起こしてもらい、ふとんまで運んでもらい寝る。今日、仕事があるので、朝7時起床。誰も起きていなかったので、黙って出てきてしまった。

詳細は、また別に書きます。

9月28日

明日は待ちに待ったサーキット走行である。富山県八尾町のおわらの里スポーツランドというサーキット。さて、どうなることやら。もちろん、サーキットは初体験。タイムを計って走るのも初めて。タイムは速いかどうかの厳正なる基準なので、いまのクルマとドライバーの実力があからさまに分かる。とても速い人だと55秒台だから、10秒落ちの1分5秒くらいで走れたらいいなあ、とは思うけれど、どうなるかは不明。車だけは壊さないようにしよう。

お昼はバーベキュー。最近知り合った車仲間が多く集まるので、語らいが楽しみ。マニアックな話になったりして。

9月26日

 エンジンオイルを交換した。29日のサーキット走行のためである。オイルは1カ月前にオイルクーラーを装着したときに交換してあり、3000キロ弱走行したと思う。しかし、まだ粘度もあるし、色もきれい。だって、交換してから4リットル継ぎ足しているんだもの(涙)。環境に極悪のエゴエゴエンジンである。オイルをたくさん消費する欠陥エンジンとはいえ、すでに7000キロ走行している。オイル消費は7リットルぐらい(涙)。この冬には積み替えをしなくては。

 ディーラーが統合される前はWAKOSのオイルを1リットル700円で入れてもらい、税込み2100円のオイル交換だった。しかし、今のところではWAKOSの4CTというグレードのオイルしかなく、1リットル1900円。オイル交換3.2リットルに4リットルを加えて(涙)、14000円もかかる。これは、痛い。今回はサーキット前ということで、甘んじたが、次からは純正オイルを入れてもらおうかしら。

 ヘルメットも買ってある。ディーラーを通じて買おうとカタログを見たら、異常に高い。スネルという規格に準じて高いものだと、定価97000円。JAF公認で安いものでも、37000円。公式のレースにでも出られるものだから、仕方がないのか。しかし、僕はサーキットを年に数回走るかどうか分からない、ストリート野郎なので、ここまでは必要ない。

 家の近くのホームセンターに寄ったら、あった。フルフェイスで7800円(税別)。色がガンメタなのが気に入らなかったものの、価格だけで購入した。

 油類は交換したし、ヘルメット、手袋も用意した。さらに、予備エンジン(笑)も買った。これで、サーキット準備は万全である。当日の服はどうしよう。長袖、長ズボンが必要らしい。

 オイルや液体ガスケットで汚れたつなぎの作業服か…。

9月25日

 月曜日の仕事はあっという間に終わらせて、午後7時ごろ帰宅。8時には寝た。今日の午前零時に起床。筑波に向かう。

 道を知らないので、アバウトな地図を見ながら走る。迷わないか心配だったが案外すんなりと、午前4時半前にたどり着いた。時間が余ったので、そこら辺を走って過ごし、午前6時すぎにパドックへ行くと、知っている人たちが準備にいそしんでいた。

 さまざまな人にエンジンや足回りの仕様を聞き回る。かなりとんがった仕様の人も。まさにサーキットスペック。走行会では例のごとく、流し撮りの練習をしていた。間瀬のときよりは、手応えある気がする。さて、どうなることやら。某サイトで有名な人たちが4台絡むバトルはなかなかの見物。ファインダー越しながら、興奮した。

 午前中に終了し、参加者とともに昼飯を食べて、解散。このサイトの掲示板に書き込んでくれて知り合った人に、ジョイフル本田というマニアックな品揃えのホームセンターに連れて行ってもらう。測定器具やら、研磨工具やらを衝動買い。親切に連れていってもらい、感謝。

 帰りは、夕方の混雑に巻き込まれて、なかなか進まなかった。しかも、埼玉や茨城など、生まれて初めて行った気がするくらいの不案内な場所。地図を見ながらうろうろさまよい、さすがに疲れていたので、関越道を目指す。花園というインターで高速に乗り、上信越道の東部・湯ノ丸インターで下りる。そこからは下道。国道254号の三才山トンネルを通って松本に。現在午後11時。23時間連続で活動していると、さすがに疲れる。しかもなぜか仕事場でフィルムを現像中。整理していると、寝るのは午前2時ぐらいになる気がする。

 行きは下道で4時間ちょっとだったのに、帰りは高速を駆使しても5時間をすぎてしまった。やはり、茨城は遠い。

 けれども、来年の走行会に出ることを約束したので、再び出陣するのだ。

9月24日

 3連休のうち2日は出勤だったが、休みの日なんて暇なもの。今日は洗車に行ってしまった。掲示板でやりとりがあったように、明日は筑波サーキットへ行って、走行会を見学するのだ。

 でも、つくばってどこにあるのか良く知らない。茨城県だったっけ? 北関東は群馬県中部より東に行ったことがないので、どんな地名があるのか、どんな道路で行けるのか、まったく分からない。混雑を避けるため、夜の11時ごろ出発するつもりなのだけれど、果たしてたどり着けるかどうか。松本から何キロあるんでしょう。

 ど〜だロールバー、ど〜だバーを付けたときのように、ハンドリングの変化は感じられないから、剛性は上がったのかどうかわからないけれど、剛性感は上がった気がする。すなわち、道路の段差を乗り越えたときのボディのぶるぶる感がいくらか軽減された。ハードトップを付けたときのほどでもないが。でも、ハードトップを付けたときのように重くならないから、けっこういいかも。

 ちなみに、NA用を付けた。だから、NB用の幌はもう付かない。だって、ビニールウインドーをこよなく愛しているんだもの。

7月23日

サーキットでは「流し撮り」という撮影方法を練習した。

通常、写真を撮るときには、画面がぶれないように、なるべくシャッターが開いている露出時間を短くする。手持ちで撮影する場合、だいたい60分の1秒より短ければ、手ぶれが出ない。30分の1になると、慣れていない人だとちょっと手ぶれが気になりだす。15分の1だと、ぶれないようにカメラを持っているつもりでも手ぶれが出る。8分の1秒だと、プロでない限り、腕を机などで固定するか、壁にもたれかかってじっとしていないと、クリアな写真を撮ることができない。それより露出を長くすると、三脚なしではまともな写真が撮れない。

車を撮るときには、500分の1秒あたりでシャッターを切れば、ピタッと車が止まって見える写真が撮れる。野球でもここら辺の露出で撮影すると、さすがにボールやバットがぶれるが、きれいに撮ることができる。F1になると、4000分の1秒とかで撮るんでしょうか。

たとえば、三脚にカメラを固定して、15分の1秒のシャッタースピードで走っている車を撮ると、風景はくっきり写るけれど、車は動いているので、ぶれて長くのびたような格好に写る。「流し撮り」は、動いている車をレンズ上で追いながら、スローシャッターを切る撮り方。すると、車はピタッと止まって写るのだが、周りの風景が流れているように写るので、スピード感や躍動感あふれる写真となるのだ。間瀬サーキットで写真を撮ろうとすると、この撮り方じゃないと、コースの内側にある畑や農作業風景が写ってしまうので、間抜けな写真となってしまう。背景をぶれさせて、畑を消すのだ。

今回は「流し撮り大会」と称して、この撮影法を練習した。走っている車をレンズで正確に追いながら撮影する高度なテクニックだが、「下手な鉄砲も数打てば当たる」で、素人でもたくさん撮れば中には1枚ぐらいまともなやつがあるだろう、いう考えで、なぜか仕事場にあった不要なフイルムを100本ぐらい持ち込み、しかもこれまたなぜか仕事場にあるカラー現像機で現像して、費用のことをまったく考えずにシャッターを切りまくる、というのが趣旨。来る車すべてをレンズで追って、とにかくシャッターを切る。それこそ、サルのように切りまくる。

参加者は僕を含め3人。僕は仕事で写真を撮る程度。1人はコンテストにも出品する写真好き(本業だったりして?)。もう1人は、写真を撮ることに人生の意義の1つを見いだそうと苦悩するプチ思想家。

写真好きの人は自分のフィルムを含めて24枚撮り換算で、10本ほど撮影。僕は20本。プチ思想家は何と30本。枚数にしたら、720枚も撮っちゃった。サルです。

2日間、さんざん遊びまくって、富山から松本の仕事場に着いたのが土曜日の午後11時半前。へとへとだったが、何となく現像を開始した。

血反吐を吐きながらプチ思想家の30本を現像したあたりで、意識を失った。たぶん午前2時前ぐらいだったんだろう、覚えがない。再び朝、起き出して、残りの30本ほどを現像をする。日曜日は仕事。

今度、だれがどんな写真を撮ったのか品評会をやるのだ。

とりあえず、どんな写真を撮ったのかは、以下の通り。ほとんど15分の1秒で切ったのだけれど、僕の腕では30分の1や60分の1の方が良かったかもしれない。

7月22日

海の日は間瀬サーキットへ。富山の車屋さんたちが走るので、写真を撮りにいった。前日、午前2時に帰宅し、午前5時にロードスターを開幌状態にして家を出発した。

高速道路を快調に走り、8時前にはサーキットへ。サーキット前の駐車場で車屋さんに会う。オイル食いについて話すと「後で圧縮を測ってあげる」とのありがたいお言葉。

9時すぎ、走行が始まる。なぜか仕事に転がっていた不要なフィルム約100本ほどを袋に入れて持って行き、「撮影大会」である。参加者は3人。一人ノルマ20本ということにして、がしがし撮影する。

やはり、サーキット走行は面白そう。撮影しながら、自分も走ってみたくてたまらなくなった。同じ場所で同じ車を撮影していると、周回ごとにタイヤのグリップが低下していくのが分かる。同じように進入しても、タイヤが食いつかずにふくらんだり、ドリフト状態になったりする。恐ろしい。

撮影して、お昼と食べて、とやっているうちに、いつの間にか午後に。現在、海なし県に住んでいるものにとっては、やはり海で泳いでおきたい、との欲求がマグマのように胸からわき上がってきた。何よりも、海の日に海で泳ぐなんて、当たり前すぎて乙じゃないか。しかし、海パンなんて持っているわけがない。海の家の軒先にぶら下がっていたので購入、更衣室を借りて、さっそく海に飛び込んだ。

テトラポットから飛び込んだり、潜水したり、人を埋めたりして遊ぶ。水中めがねがないのが残念。朝からずっと泳ぐのだったら、買ったのだけれど。

結局撮影したのは20本ほど。撮影大会に参加した1人は30本も撮った。豪快な人間である。

撤収後、富山の車屋さんの家に泊めてもらう。翌日もずっと、車屋さんでうだうだとすごす。お世話になりました。久しぶりに遊びほうけた2日間。

6月11日

 昨日は富山のジムカーナ大会を観戦。これが最高に楽しかった。「タイムをコンマ1秒でも削るぜ」というまじめな人ばかりではなくて、「滑らせてなんぼ」と最初から最後までぐるぐる回っている人もいる。それぞれがそれぞれの楽しみ方をしている楽しい大会だった。これまでドライブ中心であまり競技に目が向いていなかったけれど、開眼しました。機会があったら積極的にトライしよう。運転下手だけれど。

 このページを見てくれている人にも何人か会って、どうやら僕は「磨きマニア」で通っているらしいことが判明。別にマニアなつもりはなかったんだけれど。

 何か違うかな、と違和感を感じたけれど、すでにインマニがぴかぴかなことを思い出し、やはり端から見れば「磨きマニア」であるな、と苦笑した。富山インター近くの「カーマホームセンター」に寄って、磨き道具も買っちゃったし。今朝起きてまずしたことがヘッドカバー磨きだったし。堕ちていく…。

4月14日

 サーキットに見学に行ってきた。午後に用事があったから、行って見てすぐとんぼ返りする形になっちゃったけれど。

 NAクラスではハチロクに交じってロードスターが走っていた。走っているハチロクは、ほとんどが内装などすべての贅肉をはがして、オーバーフェンダーを付け、ハイカムに4連スロットルといった完全なサーキット仕様。甲高い排気音がものすごい。ナンバーが付いていなく、積載車でやってきたものも多い。アイドリングの回転数も高く、ばらついていて、街乗りは厳しそう。

 それに比べ、ロードスターは排気音がとても静か。街乗りに使っているものをそのままサーキットに持ち込んだような車が多かった。1台、完全サーキット仕様が走っていて、ハチロクと互角な勝負をしていた。

 ロードスターが圧倒的に遅かったかと言えば、サーキット専用に作ってきたハチロクと互角の加速(先頭を走っているハチロクは異常に速かった)をしていたし、コーナーでも引けを取っていなかった。同じ用にオーバーフェンダーでトレッドを拡大したりしてサーキット用に作り込めば互角な戦いになるのかな。

 僕にはまだまだサーキットは無理かな、と思った。最終のコーナーのヘアピンで見ていたが、皆さん微妙にカウンターを当てたり、ドリフト状態でもきれいなラインを描いてなんのおつりもなく抜けていく。姿勢が崩れてしまっても、修正の仕方を心得ている。

 僕だったら、リアが滑ったとたんに大カウンターを当てちゃって、アクセルの調整で収束させることもできず、そのままリアのグリップが回復して、反対側にくるりと回って、そのままコースアウトしちゃんだろうな。

 でも80年代前半に製造されて、今もなおサーキットで活躍しているハチロクってすごい車。