クルマ

4月15日

 友人に会いに甲府に行ったら、ロードスターの左リアのブレーキが利いたままになってしまった。ものすごい熱を持ってしまってい、手をかざしただけで熱が伝わってくるほど。試しに水を掛けると、豪快な音を立てて、水蒸気が立ち上った。まずい。このまま高速に乗ったら、ブレーキパッドが炭化するに違いない。

 車載ジャッキでジャッキアップ。タイヤを手で回してみるが、重くてほとんど回らない。タイヤを外す。リアブレーキには、キャリパ−のピストンを戻すための仕組みが付いている。ブレーキは素人整備じゃ恐ろしいので触ったことがないのだが、リア回りは事故車をばらしたことがあるから知っていたのだ。14mmのボルトを外して、中にある調整ねじのようなものを、6角レンチで回すと、ピストンの出具合を調整できる。見た目で調整して、タイヤをつける。手でタイヤを回すと、くるくると回った。しばらくは大丈夫だろう。

 ゆるめたおかげで、サイドブレーキの引きしろが少し増えた感じ。でも、なぜ片側だけ利きっぱなしになっちゃったんだろう? 一度、ちゃんと診てもらったほうがよいかも。

 マツダスピードのアドバイザーによると、6角レンチで回すねじは、一番締め込んでから、3分の1回転戻すのが正しいのだそう。今のところ、片利きしている気配もないので、大丈夫だと思う。

4月10日

 S2000の話。この車、僕にとっては危険すぎる。僕が欲しいのは、公道でドライブして気持ちいい車。S2000で「気持ちよく」走ろうとすると、時速150キロからのフルブレーキとか、そういう世界になっちゃう。かといって、高回転を維持しないと、おもしろさが半減する。だってエンジンが「もっと回せ」って要求するんだもん。そんな領域のコントロールなんて僕にはできない。ドリフトさえしたことないのに。目標エンジンスペックがあって、それを受け止める車体をつくっていったのかな?

 重量の問題も大きいかも。S2000は1250Kg(カーナビ付で)。確かにハンドリングはクイックだけれど、ロードスターの身軽さとは別の感覚な気がした。S2000は、全開で走っていないと、乗用車に乗っている感覚。 ロードスターだと、3000〜6000回転をキープして、リズミカルにシフトするのが楽しい。S2000はやっぱり、いかに速く走るか、ということが中心に造られている。まじめ丸刈りのスポーツマンのような体育会系イメージ。

 ロードスターのイメージはパンクロッカー。リズムは荒削りで、速くはないのだけれど、どんな速度領域でも、車と語り合う感じ。コーナーが楽しい。

 じゃあ、1600ccぐらいの素晴らしく回るエンジンに、1トンを切るボディ、すべて専用設計のサスペンション(ダブルウイッシュボーン)を組み合わせたFR車(できればオープン)がホンダから出てきたら? 下手したら買います。

 一言申し添えておくと、ロードスターは決して卑屈になるくらい遅くはないと思う。交差点からのフル加速に付いていったけれど(1速8000回転まで回して)、思ったより離されなかった(一応吸排気系とROMチューンをしてある。ノーマルでは苦しいかも)。それに、公道で出せるスピードは限られている。まあ、サーキットでの全開勝負は、相手にならないけれど。

 ロードスターを持っているからどうしてもひいきしちゃうけれど、S2000、めちゃくちゃいい車です。それは前提の話。

4月8日

 富山に集った仲間の一人がS2000に乗ってきた。もう、興奮状態。会ったとたんに乗せてもらった。

 とってもタイトな運転席。ドライバーがフレームに包まれるような感覚で、見ただけで高剛性が予感される。シートに座って、クラッチを切る。ロードスターより若干重いぐらい。キーをひねって、スターターボタンを押す。この演出はとってもステキ。アクセルを少しあおると、びんびん回転が上がる。ロードスターだとぶおんぶおん。フライホイールが結構軽そう。シフトはとてもクイック。手首だけでシフトできる感じ。シフトの心地はロードスターの方が好きかな。

 はやる心を押さえつけて、スタートさせる。エンストしそうになる。やはり、かなり軽めのフライホイールに違いない。ハンドルは軽すぎ。左右に切ってみると、すっとノーズが向きを変える。パワステ付のロードスターのようにちょっとクイック感を演出しているのかな。ちなみに、速度で切れ角が変わる仕組み(なんて言うんだか忘れてしまった)はついていないもの。剛性の高さは少し走っただけで分かる。3000回転前後のトルクも申し分なく、普通に街乗りに使える。9000回転も回るエンジンなのに、さすがVTEC。

 街乗りの感覚だと、想像よりはずっとおとなしい。拍子抜けする感じ。普通の乗用車に乗っているよう。これは当たり前か。

 さて、街からちょっと抜け出したところである。信号が変わり、突然フルスロットル。ぐわーっと力強く回転が上がっていき、6000回転から爆発したように一気に9000回転までふけちゃった。あわてて2速へ。ロードスターと同じ感覚でシフトできる。回転の落ち込みがほとんどないから爆発が続いている。あっという間に9000回転(何キロなんだろ?)。実に、なめらかに豪快にふけあがっていく。10000回転ぐらいまで回るんじゃないの?ぐらいの感じ。とにかく面白い。3速に入れ、そのままフルスロットルで、と考えてふと理性が戻ってきて右足の力を抜いた。かなり危険な領域で運転しているナと。コーナリングは実に安定していて安心して走っていられる。ヒールアンドトゥも、軽くあおってやるだけで回転が合う。

 鼻歌を歌いながら、危険なスピードで走る。やや急なカーブから立ち上がる直線。9000回転の加速を楽しみ、ふとメーターを見たら時速ぬふわキロ以上だった。普通の農道で。まあ、新潟あたりのポルシェは「新潟の農道は設計速度が時速300キロ」と言って相当出しているらしいから、それに比べればかわいいけど。

 実に速い。エンジンサウンドもロードスターに比べるべくもない。もうちょっと迫力が欲しいか。エンジンを見せてもらったら、ストラットタワーよりも後ろにちょこんとエンジンが付いていた。とてもコンパクト。B6より軽そう。SOHCぐらいのヘッドの大きさ。

 それにしても冗談みたいな車。エンジンが素晴らしい。込み込みだと400万円ぐらいというから、とっても安い。

 とってもいい車だからといって、買うかと言えば話は別。その話は明日書こう。

4月2日

 仕事をさぼって夕方、ロードスターでいつもの山道に走りに行った。夏タイヤで今シーズン初のスポーツ走行。重ステ化にしてから初のスポーツ走行でもある。

 路面は雪が解けて濡れている部分が若干あるものの、凍ってもなし、おおむね良好であった。久しぶりに、アクセルとブレーキをフルに使って走ることができたのだ。

 何と言っても、ステアリングインフォメーションが素晴らしい。スポーツ走行したら、重すぎてコントロールが甘くなるんじゃ、という危惧もあったが、全開で走っているときは、気合が入って体中が力んで堅くなっているから、あまり気にならなかった。それよりも、路面と、タイヤの状況がステアリングからダイレクトに伝わり、車がどういう状況にあるのかが、リアルタイムで分かる。重ステ化のスポーツ走行は、とても幸せな気分になれます。

 少しオーバースピード気味でコーナリングすると、途中でステアリングが軽くなってアンダーステアが出ているのかな、とか、コーナー中にステアリングを切ったら、すっと軽くなると、切りすぎかな、など、車の挙動が目や腰よりも先に腕に伝わって、一瞬早い対応ができる気がする。まあ、運転がうまいわけでもないから、車の挙動が分かりやすくなったなんて、実は大きな勘違いで、ただ自己満足しているだけなのかもしれないけれど。だとしても、十分楽しいです。

 タイヤの踏ん張りはそのまま腕に伝わるから、コーナースピードを上げれば上げるほどハンドルが重くなる。だから、どれだけの気合で走るのかは、そのままどれだけの力でステアリングを切るか、になる。まさに人馬一体という感じで、操縦してやっているのだ、という充実感が味わえる。

 これが、重い車だと、こうは行かない。ハンドルが重すぎて満足な運転ができないに違いない。やはり、車は軽いに限る。

 ロードスターってやっぱり素敵。

3月30日

 仕事をさぼってマツダスポーツファクトリーに行った。

 なじみのアドバイザーから、閉店の事情を聞く。閉店は突然の決定だったそうで、その人も聞いたのは今月15日。土地を地主から借りているのだが平成17年まで借りている契約にもかかわらず、新しい借り手が現れたために閉店しなくてはならなくなったらしい。後に入るのは飲食店。地主とどんな交渉をしたのかは知らないが、「大人の事情」でもあったのだろう。

 店舗自体は採算がとれているのだが、国道に面した立地から、借地代が高いらしい。全国的にディーラーの整理統合を進めているため、松本市南部の店舗と合併することになったという。スタッフはすべて合併後の店舗に移るというものの、なじみのアドバイザーは退職して、他の整備工場に移るという。

 この人、今の職場ではアドバイザー業務が主で、整備などはあまり担当しなかったらしい。だから、一から勉強するために新たな道を進もうと考えた、ということと、やはり閉店の半月前になっていきなり通告してくる社の方針に疑問を持っているという。その他、口には出さないさまざまな思いがありそう。

 基本的に田舎の松本では、気軽に立ち寄れ、専門的なアドバイスが受けられる店はなかなかない。この店には、多くの車好きが集まるたまり場ともなっていた。「ユーノス」のディーラーとして建てられたためだろうか、けっこうセンスのいい造りで、実際に「この建物が好き」と来ていた客もいるようだ。マツダスピード製作のレーシングカーが何気なく(2台も!)置いてあるし、日本にはなかなか根付いていない「車文化」のようなものを感じることができたことは確か。

 僕はなじみのアドバイザーがいたから利用していた。気軽に相談でき、安心して車を任すことができたから。変に新車購入を勧めてこないし。

 いささか土地代が高いとはいえ、こんなディーラーをなくしてしまうのは「長野マツダ」にとってかなりの損失だと思う。僕のように車のために無節操にお金を使う客が新しい店は利用しないかもしれないし、この店があったことでマツダのイメージも上がっていたと思うのだけれど。

 新しく合併したらどんな場所になるのでしょう。しつこく新車を進めてきたり、あまりいやすい雰囲気でなかったら、大幅に遠くなることだし、いかなくなるかも。なじみのアドバイザーが新たに行く工場で面倒を見てもらおうかしら。

 ポート研磨の話などをしていていたら、余っていたパーツカタログをくれた。NA8C(1993.8以降)用だが大部分は共通パーツの上、デフやブレーキはNA8C用が付いている。ありがたい。

3月27日

 行きつけのマツダスポーツファクトリー松本が閉店することになった。

 この店、ついこの間まで「ユーノス信州スポーツファクトリー松本」だった。ユーノスなどという名前が残っているディーラーは全国でも珍しい、というか、ここだけのような気がしていた。

 ところが最近、ユーノス信州が信濃マツダに統合。信濃マツダは長野マツダに名称変更してしまった。スポーツファクトリーは同じ長野マツダのディーラーと隣接しているので、無駄な配置。もしからしたら、整理統合されてしまうかも、と思っていた。

 それが現実になってしまった。スポーツファクトリーは廃止され長野マツダ松本村井店と統合し、「マツダ松本村井店」となるらしい。スタッフはそのまま、新しい場所に異動するらしいので、安心なのだが、心配なことがある。

 異動先の店舗は松本市のかなり南の方。僕は北部に住んでいるので行くとしたら、松本市の中心部を通って横断することになる。今までの3倍以上時間がかかるし、車を入院させたときにタクシーで向かったら料金が異常に高くなっちゃう。

 

 さらに、エンジンチューンのページでも書いたが、スポーツファクトリーではオイル交換は原則、オイル代だけで工賃は必要なかった。これに甘えて、松本に来てからオイル交換はすべてここに任せていた。

 店舗の統合で工賃がどうなるか不透明。もし、高い工賃を取られるようになったら、再び自らオイル交換をするようになるかも。

3月25日

 スタッドレスタイヤから夏タイヤに替えた。ようやく今シーズンの到来である。

 実はパワステを外して、初めての夏タイヤ。スタッドレスタイヤではスポーツ走行ができなかったので、ようやく外した効果を実感できるようになったのである。

 パワステを外して、最初にロードスターを運転したときは、正直、後悔した。スタッドレスタイヤだったにもかかわらず、異常に重く感じた。気合を入れないと、曲がれない。なんで外しちゃったんだろう、と本気で思った。山道のように、あまりハンドルを切らなくても走れる場所ならいいのだが、街中は最悪。交差点を曲がるのが、苦役のように感じた。

 けれども、「慣れ」というものは、やはりある。普通に運転するのなら、あまり重さが気にならなくなった。さすがに、縦列駐車をするときや、疲れているときなんかは、泣きそうになるが、それでも、ちょっと気合を入れれば大丈夫になった。

 さて、夏タイヤである。ブリジストンのRE711。グリップが大幅に増すので、必然的にハンドルが重くなる。まともに運転できるかしら。

 付け替えて、試走する。拍子抜けするぐらい、余裕で運転できた。少々重くなったようだが、全然問題ない。わだちに乗ったり、交差点を曲がったりするときのステアリングインフォメーションがダイレクトに手に伝わって、面白い。これぞ、スポーツカーを運転している、という実感なんだろう。限界まで走ってオーバーやアンダーステアが出たらやはり、手に伝わるのかな。早く、スポーツ走行がしたい。どんな感触なんだろ。

 でも、まだジムカーナのような走りをする自信はない。非力だから。

3月22日

 今日は休み。せっかくの休み。外も暖かい。ロードスターを久しぶりに洗車することに した。カーシャンプーで水垢を徹底的に落とす。

 ワックスがけは、いつも場所を変えている。家のすぐ裏の山を上ると、美鈴湖という湖がある。標高1000mぐらい。湖のすぐ近くにスケート場があり、近くに木陰があるので、ガレージのない僕には最適な場所。行き止まりになっている道なので、迷い込んできた車ぐらいしか走ってこない山の中、一人でワックスがけを
しているのは端から見たら不気味だと思われる。それでも、下界より空気が澄んでいるし、もう少し暖かくなれば鳥のさえずりなんかも聞こえてきて、作業していてもとても気持ちがいい。買ってきたパンを食べたり音楽を軽くかけたりと、ピクニック気分である。

 ことし初めてこの場所に来た。湖にはまだ氷が張っている。かなり溶け始めていて、白い 湖面の至る所にひび割れのような模様が走っていた。

 そんな中、ワックスがけ開始。10キロぐらい走っただけで、車の上に は黄砂か花粉か粉状の物質がうっすらとついていた。このまま磨いたら、 塗装にひどい傷がついてしまう。雪解け水が溝を景気よく流れていたので、
ペットボトルにすくってボディーにかけ、手で軽く洗い流してからワックスをかけた。

 夜、ある場所に行き、久しぶりに会った人と話を していたら、あっという間に、数時間が経過。ふと、外を見たら、雨が降っていた。

 そして、声にならない叫び声を上げた。

3月5日

 ジムニーがようやく帰ってきた。セルモーターの修理が20600円。脱着に3000円。依頼しておいた点火プラグの交換は、部品代が550円×3で1650円、技術料が1200円。勢いで交換を頼んだが、自分でやっておけばよかったかも。

 息つきの症状については「オイルがひどく汚れていた」との説明。かなり粘度が低下していた、という。しかし、オイルは交換してまだ2000キロちょっとしか走行していない。ターボエンジンだからとはいえ、2000キロ走っただけで、「ひどく」などと言われるぐらい汚れるものかしら? 交換を依頼したガソリンスタンド(会社から経費が出るため、指定の場所で交換している)が、ひどいオイルを入れたのか? それとも、高回転まで回しすぎなのか。

 結局オイルが1L1000円×2.8Lに、オイルフィルター1000円に交換工賃800円が追加された。オイルについては交換工賃がついていなかったので、よしとする。結局、合計で32600円の修理代となった。セルモーターの修理は手が出ないので、仕方がない。

 1キロほど走ってみたが、息つきの症状は出なかった。オイルよりも、点火プラグを変えたからかも。また症状が出たら、今度こそはプラグコードを疑おう。

 ジムニーのステアリングが軽くて驚いた。買った当初、腐ったタイヤを着けていたときには、重くて気が狂いそうだったが、スタッドレスタイヤに変えたとたん、軽くなった。重ステ化したロードスターに比べたら、パワーアシストがあるんじゃないか? と疑うぐらい軽い。

 しかし、2台車を持っていて、基本的に二台とも二人乗り、パワステが付いていないのか、偏りすぎか?

2月27日

 入院したジムニーがなかなか帰ってこない。電装屋にセルモーターの修理を依頼したところ、オーバーホールする部品が欠品になっていて、取り寄せに時間が掛かっているそう。しばらく、ロードスターで仕事をしなくてはならない。

 春になったような暖かさが続き、大雪後、なかなか解けなかった雪も、消えつつある。しかし、油断はできないのである。まだ2月。この先1カ月はまだまだ冬である。4月になるまでは、大雪が降る可能性が残る。

 雪が降ると、ロードスターは役に立たない。パワステも取っちゃったし、街中の運転も疲れる。路上駐車にも気を遣う。その点、ジムニーはぶつけようが傷つけられようが、まったく気にならないので、気楽に運転できる。

 ジムニーよ、早く帰ってきてちょうだい。