クルマ

8月11日

 左の後ろのフェンダーに赤く豪快な傷が付いているのに気付いた。泥よけも割れていた。

 「すわ当て逃げか!」と、体中の血がにわかに沸き立ち、臨戦態勢に入ったものの、傷の様子がどうもおかしい。明らかに他の車に当てられたのではなく、どこか樹脂製のものに、こすってしまった感じ。走っていてぶつけたような物音がした覚えもないし、とっても不思議な傷。いつ、なににこすってできたんだろう。ボディは薄皮一枚程度の傷なのだが、泥よけはかなり激しく割れてしまっている。ちょっとした出っ張りに、けっこうなスピードでこすりつけちゃったんだろう。

 赤い傷は、ぶつけた相手のプラスチックがこびりついているだけで、コンパウンドで落ちた。若干、へこんでいるような気もするが、言われなければ分からない程度。一文字に塗装がはがれてしまったが、目立つ傷でなかったので、タッチアップペンでさび止めをしておいた。泥よけは割れてしまっているので、再生は不能か。

 実は、我がロードスターの泥よけはNA6CEのものと、NA8Cのもの2種類が付いている。泥よけは、NA6CEとNA8Cでは形が違うのだ。NA8Cのものは、NA6CEよりも、タイヤハウスに沿う形で長くなっている。車の後ろからよく見ると、左右の泥よけの形が違うのが分かって変なのだが、NA8Cを解体したとき、泥よけをわざわざ左右で見比べる人もいないだろうと、程度の良かった右側を移植したのだ。

 今度壊れたのはNA6CE型。確か実家にNA8Cのものが転がっているはずなので、交換してしまおう。少々、変形していた覚えがあるが、修正すれば問題ないはず。

 発見したときはかなり深刻な傷に見えてブルーになってしまったけれど、手当てしてみたら、それほど大したものではなかったので胸をなで下ろした。しかし、無意識のうちにどこかにぶつけた、ということになるのだから、気を付けなければ。

7月27日

 今日、休みだったがなぜか出勤。こういう場合は、ロードスターで出掛けることにしている。車に乗っているときぐらいは楽しんでいたいから。

 ある駐車場に停車し、用事を済ませて戻ってくると、ボディになにやら見慣れぬシミが…。よく見てみると、シミなんかじゃなく、キーか何かでひっかいたような傷だった(涙)。右のリアフェンダーに幅2ミリ、長さ3センチほどに渡って、縦方向に傷が付いていた。わざとか知らないが、ひどいことしやがる。塗装が完全にはがれ、下の鉄板にも傷が付いていた。

 雨が降るとあっという間にさびてしまうので、タッチアップペンで塗っておいた。リアフェンダーの曲面が一番美しいところに、無惨にも目立つ傷がついてしまった。

 いくら9年落ちで塗装もそろそろぼろぼろだとは言え、大切にしている車に傷を付けられると、がっかり。板金して直すほどでもなし、このままずっとこの傷とつきあうことになりそう。

 最近ついてない。

7月2日

 足回りのリフレッシュが緊急課題となった。

 現在の足は、マツダスピードの車高調。1998年11月ごろ、50000キロのときにブッシュ打ち換えなどと合わせて交換した。最近、「抜けかけてきたかな」とこの「日常」の中でも書いたけれど、昨日、ちゃんとした腕を持つ人に運転してもらって、やはり「ほとんど終わりかけ」であることが確認された。

 減衰力がダイヤルで4段階に調整できるこのショック。しばらく、前を3番目の固さに、後ろを2番目の固さにしていた。それでしばらくは良かったのだが、最近はタイヤをぎゅーんに変えたこととも合わせて、やけにワンテンポ遅れるような、ぐにゃぐにゃしたハンドリングになっているな、と自覚していた。

 もともと、ど〜だバーを付けてボディーがしっかりし、ステアリングがアンダー気味になった上、重ステ化が加わって、ロードスター特有の「ひらり感」が全然ないセッティングになっていたのだ。もう少し、ロードスターらしい「味」をハンドリングに持たせたい。昨日3台を運転してみて、今の僕の車のハンドリングが、ただごとではなくなっていることに、改めて気付いた。いい言葉で納得すれば「弱アンダーで運転しやすい。乗りやすい車」。痛い言葉で表現すると「乗用車」。

 「後ろのショックが弱い」との指摘を受け、減衰力ダイヤルを最強の4に合わせた。「かなり良くなった」とのことだったが、へたったショックをダイヤル調整でカバーしたにすぎず、寿命を迎えていることには変わりがない。

 峠道を走ってもらい、僕には今ぐらいの足回りが合っているのだろうと認識したので、同じ感じの足を組みたい。

 方向性は見えた。あとは、突き進むのだ。

7月1日

 起きたら天気が良かったので、ロードスターを簡単に洗って、幌を開けてふらりと出発した。ちょっと富山までオイル交換に出掛けたのだ。

 富山、金沢のロードスター乗りのたまり場となっている車屋さんへ。いろんなロードスターが集まっていて、3台運転させてもらった。

 1台は店長の車。4連スロットルのフリーダム制御。小石をエンジンに吸ってしまい、最初よりパワーが落ちている、とのことだが、異次元の加速だった。同じB6なのにあそこまで違うと、驚くのを通り越して笑うしかない。低い車高で決まった足といい、やる気になっちゃう音といい、ため息が出ます。

 もう1台は3.5キロのフライホイールが入った車。13万キロのノーマルエンジンで吸排気系ぐらいしかやってなのに、とっても回るエンジンだった。フライホイールであそこまで変わるものだとは思わなかった。エンジンもいわゆる「当たり」のものみたい。

 もう一台はハイカムを組んだ車。吸排気とも264度。低回転がすかすかじゃないの? と偏見を持っていたが、ちゃんと太いトルクが出ていた。このあたりのカムを入れても、ぜんぜん問題なさそう。そう言えば数ヶ月前にYahoo!で出てたな。手に入れておけば良かった。

 一日中走り回って疲れたので、この辺で。

6月23日

 飲んで午前3時ぐらいに帰って、8時半すぎ起床。そのまま出勤だ。いい加減、ちゃんと休まないと死んじゃうかもしれない。今日はちゃんと寝よう。

 久しぶりにジムニーに乗る。今日はロードスターに乗っていない。点火時期を煮詰めていきたいのだけれど、しばらく暇がなさそう。

 HKSのフライホイールを密かに狙っていたのだが、生産中止で在庫もなくなったため、もう手に入らないらしい。5.0kgという理性的な重量(ノーマルは確か8.1kg)と、なによりも34000円という良心的な値段で、クラッチを替えるときには絶対付けてやろうと狙っていたのに。また、違う部品を物色せねばならない。腰下の積み替えと同時にやろうと考えているので、来年のことになるかもしれない。

 HKSのカタログを見ると、「在庫がなくなり次第、販売中止」という部品がけっこうある。NA6CEも古い車の部類に入りつつあるから、仕方ないところか。要望を出しまくれば、また生産してくれるのかな。 

6月21日

 朝5時、なぜか仕事場でスーツ姿のまま目が覚めたので、そのままふらふらといつもの山へ。

 アクセルを少し開けたハーフスロットルの領域では、とても変化を感じる。ちょっと踏んだだけで、トルクがぐっと出る。街乗りだと、あまりアクセルを踏まなくても楽々加速しそう。しかし、急な上りで全開をくれてやったときは、いまひとつパワーが出ていない気がする。これまでと同じような吹け上がり方しかしていない。4000〜5500回転ぐらいはいい感じで吹け上がるのに、高回転はこれまでよりも回るのが重苦しい感じ。やはり、点火時期に問題があるのかも。

 山の上の方は霧がかかって視界が悪かったので、引き返す。下り坂を抑え気味のペースで走っていたら、なにやら焦げ臭いにおいが。やばい、冷却水漏れか? とあわてて車を止めたら、前後のブレーキパッドから煙が立ち上っていた。思いっきりフェード。

 前後は新品のブレーキパッド。こんな抑え気味のペースで煙が出るぐらいじゃ、サーキットに行ったら満足にブレーキが踏めない。エンジンと同時にブレーキも強化されたので、これまでとあまり違和感なく運転していても、少しペースが上がっていたのかもしれない。ブレーキが音を上げたのは初めて。

 作業道具で散らかったままのジムニーは置いておき、ロードスターで仕事をする。なぜか、乗っているうちにパワー感が出てきた気がする。バルブスプリングやらHLAやらが馴染んできたのか? 組んでから数十キロしか走っていないのに、高回転まで回したのは問題だったかも。

 やはりノーマルとは明らかに違う。素人としては、自分でやって普通に回っているだけでとても満足。

6月16日

 ロードスターが車検から帰ってきた。フロントに1.8のブレーキが移植され、リアもオーバーホールで不安はなくなった。完璧な状態である。

 工賃を見ると、なぜか異様に安い。一番心配していたブレーキオーバーホール。オーバーホールキットは3590円で、ブレーキフルードが1リットル2400円、マツダスピードのブレーキパッドがフロントとリアで3万円となっている。これは固定された料金。しかし、オーバーホールには所要時間が1カ所1時間強、2カ所で2〜3時間かかると思われるので、1カ所1万円で2万円を予想していた。しかし、請求書では5200円。何と。ただみたいな値段でオーバーホールやってもらっちゃった。自分でやろうかなとも考えていたが、この値段ならやってもらった方がいい。

 キャリパーとローターの移植作業は8000円。なぜかこちらの方が高くなっている。プロポーショニングバルブの交換は2000円。これだったら、絶対自分でやらない方がいいぞ。自分の素人作業で整備したブレーキなんて、安心して踏めない。

 一つ一つの値段は安くても、一気に請求されるとびっくりする額となる。タイヤ交換やヘッドガスケットセットなども含め、26万円ちょっと払った。ブレーキの不安がなくなったり、タイヤが新しくなったりで、とっても満足なんだけれど、一方で車にこんなお金つぎ込んで良いのかいな、という思いもある。

 でも最近、そのちょっとした「後ろめたさ」が気持ちよかったりして。変態です。

 さあ、ルマン見ながらヘッド組み立てよ。

6月14日

 昨日の夜、ロードスターの納税証明書がないことに気が付いた。現在は松本に住んでいるけれど、実家は愛知。ナンバーはまだ「尾張小牧」(格好悪い)で、自動車税の請求は実家に行く。お金を渡して払ってもらったのだけれど、証明書を取り寄せておくのを忘れた。今日の朝一番に速達で送るように親に頼む。

 工場には午前中連絡。車検ラインの予約がキャンセルとなった。迷惑をかけて本当に申し訳ない。あやまらないと。

 証明書を仕事場に送ってもらったので、受け取って明日の昼までに工場に届けないといけない。ちゃんと届くかな。

 車の書類関係は面倒なことが多い。しかし、それは車一台を保有することの社会的責任を意味するから、仕方ない。ちゃんとそろえておかなかった自分が悪い。

6月13日

 昨日の夜中、ごそごそとエンジン加工部屋を探し回って、1.8前ブレーキのローターとキャリパー、Pバルブをかき集める。さらに、シリンダブロックに突き刺さっている油圧センサーを外して、準備完了である。

 朝、仕事に出ているふりをして、9時にマツダのディーラーを襲撃。どんな作業をやってもらうか事細かに指示した。15日には終わるのではないかとのこと。結構早い。

 しかし、マツダスピードスポーツファクトリー松本の移転統合で、ディーラーがとんでもなく遠くなった。松本市の北部から渋滞する中心部を横切って、南部にあるディーラーに行かなくてはならない。今までより2倍は時間がかかる。不便。けれども、元店長がいるから、ここの店に任せるのである。

 車を工場に入れて、帰りはディーラーの人に自宅まで送っていってもらう。前の場所だったら、ちょっとした仕事だけれど、遠くなったため、それだけで1時間はかかる大仕事になってしまう。不便だ。

 長野のマツダディーラーは最近、統廃合が急ピッチで進められた。この店「長野マツダ松本村井店」は塩尻市にあったアンフィニと松本市北部にあったスポーツファクトリーの3店が合併した店だ。車で送ってもらった人はアンフィニの塩尻店の元店長。アンフィニ系と旧信濃マツダ系のディーラーの人間はやはり育ちが違うので、やりにくいことが多い、とのこと。

 塩尻の客は店が遠くなったので、多くが離れてしまったという。「営業マンの人のつながりだけでやっているようなものですよ」という。にもかかわらず、マツダは「1足す1は3だ」などと、数字を求めてくるらしい。「馬鹿なことを言っちゃいけない。1.5ぐらいにしかならないよ」と、元塩尻店長。話題はマツダが希望退職を募った話になり、「そんなことをしたら、自分に自信がある人はみんなやめてしまうに決まっている。何を考えているのかねえ」。

 希望者が殺到しすぎてあわてて締め切ったぐらいだから、よっぽど魅力がなくなっているのかな。ジムニーを運転しながら、ロードスターやRX7の行く末に考えが巡り、ため息が出た。

6月12日

 ロードスターを車検に出さなければならない。平成4年式を平成9年に買って2回目の車検。ついでにいろいろやってもらおう。

 まず企んでいるのが、ブレーキの完全1.8化。現在リアのみ1.8用のキャリパーとローターになっているのだが、フロントも移植してもらう。別にブレーキの効きに不満はないのだけれど、不良在庫のまま放置して腐らせてしまうのはもったいない。また、左後ろのキャリパーが固着しているので、リアのみオーバーホールしてもらう。ブレーキパッドや工賃で5万円オーバー決定(涙)。下手するとキャリパー交換。こちらはどうやら部品を分けてもらえそうなので、それほどの出費とはならない。これで、ブレーキの不安はしばらく解消する。もう11万5000キロだし、仕方のない出費か。

 純正の油圧計が壊れている。アイドリングだと1kg/cm2ぐらいを指している。走行中にへろへろっと0近くを指すこともある。大森の機械式が付いているので不具合はないのだが、いつも目に入っているものだけに、鬱陶しいので直したい。メーター側を交換したものの直らなかったので、センサーがいかれているものと思われる。部屋に転がっているブロックからセンサーを取り外して替えてもらおう。ついでに、大森の機械式油圧計もエンジン停止状態で0.2kg/cm2を指している。その分を差し引いて数字を読めば問題ないのだが、できれば直してもらいたい。

 「ピヨヨヨヨ」と鳴く虫がすんでいるクラッチは今回は涙を飲んで放置しよう。クラッチ板はまだ使えそうな感触。どこかのベアリングが鳴いているらしい。腰下を積み替えるときに、フライホイールとともに交換することにする。

 オルタネーターは次の車検までは大丈夫かな。「他には」といろいろ考えたが、タイヤも替えたことだし、直すところはないみたい。足回りはエンジンをやった後の課題として、今シーズンは見送ろう。

 思ったよりも手を入れなくても大丈夫そう。検査途中で深刻な故障が発見されない限りは。あ、排ガス検査に引っかかると困るので念のためROMはノーマルに戻しておこう。触媒は付いたままなので問題ないと思うけれど。