クルマ

11月10日

 ロードスター乗りとで集まって、バーベキュー。屋根のある場所で、午前中から肉を焼き、喰らう。普段できない、マニアックな話に興じることができて、素晴らしい。「コンロッド削りすぎちゃったんですよ」なんて会話は、普通の集団ではできない。コンロッドはブロックに穴が開いた夢を見るくらい精神衛生上悪いので、いま動いているエンジンから1本拝借することにした。

 スロットル以外は吸排気系もすべてノーマルのNA6CEに乗った。他の人は「動きが軽い!」と驚いていた。確かに踏み込んだ時のレスポンスは良いのだけれど、トルクが薄すぎる。ノーマルってこんなだったのかしら。レスポンスが良いから楽しくはあるけれど。

 今日は200キロほど運転した。これから名古屋に向かうと再び200キロほど走ることになる。途中、我がチューニングヘッドが載って1万キロを突破する予定。

11月3日

お化けパワーのB6エンジンが載ったNA6CEを運転した。腰下オーバーホール前で200馬力近く絞り出した嘘八百エンジンである。

カムは288度。戸田レーシングのφ81mmピストン1722cc。圧縮比は13.1!ぐらい。ウエーバーαのインジェクションシステムで、4連スロットルを制御している。はっきり言って、乗りにくいんだろうな、と思った。乗りにくい、とは運転者にスキルを要求する、という意味である。乗り手を選ぶ、と言ってもいい。

50キロほど、併走して走ったが、音がものすごくいい。バイクの音みたい。まだ慣らし中なため、5000回転ぐらいしか回していなかったようだが、かなり気合を入れて走らないと、離されそうだった。ある一直線のトンネルでは、ぐぐっと離されてしまった。

乗ってもいい、とのことだったので、はやる気持ちを抑えつつ、運転席に座る。クラッチはメタルが入っているというが、レガシーに比べれば軽い。キーをひねると、簡単に始動。バラッバラッバララという大作用角特有のアイドリング音が素晴らしい。雨だったので、気を付けないといけないな、と思っていたので、クラッチをつないだときは拍子抜けした。難しいことは何もなかった。

まだ慣らし中のエンジン。6500回転まで回すことを許された。1速で軽くアクセルを踏んで6000回転近くまで回すが、山も谷もないトルク。それでは、と2速に入れ、少し踏み込んでみる。3000回転ぐらいから力強い加速。がーんと回って6000回転に近くなった途端、シートに体が押しつけられる。パワーバンドに乗りかけ、やばい加速をしそうになったのだが、残念ながら慣らし中。製作者は「もう高負荷をかけても大丈夫」とはいえ、人の車。やはり、遠慮する。

普通に6速(NBミッションを移植してある)に入れ、2000回転で走っていても、きわめて普通である。よく「低速がすかすかになる」と言われるけれど、さすが圧縮比が高いこともあって、乗りやすい。アクセルを踏み込めば、どの回転数だろうが、たくましく加速する。

作った本人は「フラットすぎて」気に入らないみたいだが、僕のようにあまり腕がないドライバーなら最高。高回転の凶暴なパンチを体験できなくて残念。

はかりを借りてピストンとコンロッドも削ったし、充実した一日でした。

11月2日

仕事場の人のレガシーを運転した。ツインターボで280馬力のやつ。

まず、クラッチが重い。さすが大パワーとそれなりの車重を受け止めているだけある。渋滞だと滅入りそうなくらい重い。踏み込んで、シフトレバーを1速へ。操作するだけで楽しくなってくるロードスターのシフトと比べるまでもない。おもむろに、アクセルを踏むと、極めて普通に走り出した。ハンドリングはニュートラル付近の反応はあまり良くないが、少し切るとスッと方向が変わる味付け。重い割りにはいい部類に入るのかも。

軽く踏みながら、6000回転ぐらいまで回すと、意外に静かだし、スムーズに回る。同じ4気筒でも直列よりボクサーの方が、フィールはいいかも。街中を普通に走ると、2000回転ちょっとぐらいのトルクが薄い気がする。3000まで回すと、1段目の加給が始まってぐっと加速し出す。もう少し、スムーズな方がいい気がするのだが。

許しを得て、急加速してみる。2速でアクセルを半分以上踏み込む。3000回転ぐらいでトルクがうわっと出て、4000回転をすぎて、トルクカーブは一度谷に落ち込む。再び5500回転近くから2発目のタービンが働き出し、凶暴な加速を始める。ピークは6000を越えたくらい。重いワゴンのボディーがべらぼーな加速をする。いわゆるどっかんターボだ。これはシャレになりません。

どうも2リットルで280馬力という数字にこだわりすぎた味付けな気がする。市販車のしかも、ワゴンにしてはピーキーすぎるのでは。はっきりいって普通の人は高速道路の加速でもない限り、6000回転オーバーまで回すことがないんだから、もう少し下の回転数からトルクを厚く持っていって、谷をなくしたフラットトルクの方がいい気がするのに。雨の日の発進なんて、ちょっと危なくないかしら。こう考える僕の方が間違っているのか。

もしかすると、そういうピーキーなエンジンを好む人向けの車なのかも知れない。乗りやすさなんてクソ喰らえ、男は凶暴ピークパワー! とメーカーが考えていたとしたら、スバルもすごいメーカーだ。そういう考えなら、激しく同意する。

難癖付けているようだけれど、いい車です。

10月26日

 ジムニーが車検から帰ってきた。

 平成元年式のJA71。550ccのターボ付。走行距離は少なくまだ70500キロぐらいである。3年ちょっと前に45万円で購入した。松本地方ではジムニーの需要が高いので、中古市場は高値安定である。今でも同じ形式・同程度の車で30万円代で売っている。何でも、製造台数のうち、スクラップされた車両の台数の割合が、かなり低い車なんだそうな。

 今回は、あまりお金がかからないかな、と思っていたら、冷却水漏れを発見された。ウオーターポンプのベアリングにガタが出て、そこからにじんでいたらしい。タイミングベルト、オイルシールとともに交換を勧められた。

 電話で聞いたとき、自分でもできそうな作業だったので少し悩んだ。45万の車にあまりお金をかけたくない。が、やっぱり交換をお願いした。僕が作業するとして、1日作業。もしかすると、何日かにまたがるかも知れない。ジムニーに何日かかけるより、今はロードスターのエンジンチューンを進めたかった。それに、プロにやってもらえる作業は任せてしまった方が安心。自分の時間が買えると思えば、決して高いとは思わない。

 結局、車検費用と、入りが悪かったFMラジオのアンテナ交換、エアコンベルトとウオーターポンプベルト、さらに下回りのさび止め加工なども合わせて11万7000円。前回の車検では、デフ回りのオイルシールの交換で同じくらい掛かっている。エアコンコンプレッサーからの異音も指摘されたけれど、コンプレッサーだけで5万円ぐらいかかるらしいから、今回は見合わせた。どうせ効かないので、夏場にもあまり使っていないし。

 実はロードスターの任意保険代の請求も迫っている。明日は友人の結婚式でこれから実家に帰らなければならない。当然祝儀を出す。ガソリンを燃やす。出費がかさむ、かさむ。

 足回りの交換が遠のく。

10月24日

昨日は休日。土曜日に結婚式を迎える医師のたまごの友人と飲もうと、愛知・刈谷に向かった。なぜか、「結婚前に飲まなければ」と、いう強迫観念を持っていたので、土曜日の式に出席するにもかかわらず、強行軍である。別に奥さんができたところで、誘い出して一緒に飲めばいいのだけれど、やはり独身時代の飲みとは何かが違ってしまうのではないか、という考えがぼんやりあるのだ。

友人は夜まで仕事。急ぐ必要もないので、午前中はサービス出勤をして、午後2時すぎに出発。高速代を節約するため、木曽路を開幌状態で抜ける。ところどころで美しい紅葉に目を引かれる。しかし、大型トラックの排ガスで空気は最悪である。フル回転で坂道を上るトラックの圧力ある排気が、もろに顔に当たる。髪の毛がごわごわになる。

中津川から多治見までは高速を使う。実家へ向かう途中、春日井にあるアストロ名古屋店に寄る。辺りはもう暗い。ライトを付けたら右側のヘッドライトが点いていないことに気が付いた。もうしばらく街の中を走るのに、片目は怖い。時間はすでに午後7時をすぎ、何軒かのカー用品店も閉店していた。仕方ないので、実家で工作をした。

段ボールをちょきちょきっと切ってガムテープで張り付け、ヘッドライトの4分の3ほどを覆う。そして、ハイビームで走行するのだ。これだけ覆っても十分明るいから、ハイビームってけっこう強力。段ボールが熱で燃えないか心配だったが、大丈夫だった。この怪しさが素晴らしい。友人の家では、ヘッドライトを上げたまま駐車しておいた。怖くてだれも近づけまい。

午後9時ごろ、友人と和洋折衷料理を出す居酒屋へ。報道を見ていたら、どうしても食べたくなったので、牛のたたきを注文。ビールに日本酒を飲む。酒には強いヤツなので、ペースを合わせて飲んでいると、半端でない量を飲むことになるので注意しなければならない。それをちゃんと心得ていたにもかかわらず、やっぱり大量に飲んでしまった。飲み過ぎてあまりよく覚えていないが、駅前の目立つ場所で取っ組み合いをした覚えがある。友人に投げられて、吹き飛んだメガネのレンズが外れたような…。メガネのフレームがゆがんでいるから間違いなさそう。正しい酔っぱらいだ。

友人の家で意識を回復。今日は出勤である。急いでロードスターに乗り込む。こんなときに限って、東名高速が集中工事。「春日井まで1時間」という表示だったので、下道で多治見まで行くことにした。結局、松本に着いたのは、11時30分ぐらい。ばれなかったから、よしとしよう。

10月22日

 ジムニーを車検に出した。平成元年車だから、6回目の車検になるのか。

 ロードスターに比べると、極端に走行距離が少ない。主に仕事で使い、松本市内をくるくる回っているだけだから。ロードスターで1日で走ってしまう距離を10日ぐらいかけて走っている。エンジンが暖まる前に止めてしまうことが多いので、マフラーが腐りかけていないか、心配である。

 車検とともに、下回りのさび止めを依頼した。スチーム洗浄と合わせて8400円。冬に雪が降ると、行政が塩カルをまくので、放置するとさびが浮く危険がある。13年もたつ車なので、念のため、施行をお願いした。

 高速道路の散布状況はものすごい。雪の日に走り、下りてみると、ボディーに白い結晶ができて輝いている。2年ほど前はロードスターで月に5回ぐらい名古屋と往復していた。散布車とすれ違うと、「ばらばら」っと、塩カルシャワーを浴びてしまう。路面はべたべた。高速を下りると、緑色のボディーなのに真っ白になってしまう。車に乗るごとに洗車場に行き、塩を洗い落としていた。洗車代がかさむ。

 ことしはロールバーも取り付けたから、さらに念入りに洗わないと。

10月10日

 晴れの特異日だったはずの体育の日が、休日から外れた途端、大雨の予報。やはりこれまでは、「運動会、晴れろ晴れろ」という日本人の念が雨雲を吹き飛ばしていたんだろうか。少なくとも覚えている限りこの日に雨が降った記憶はない。

 大雨の中、止めておいたジムニーに乗り込んだら、助手席の足下がびしょびしょに濡れていた。固い屋根が付いているくせに雨漏りである。我がロードスターだって、露骨には雨漏りしないのに、なんという軟弱な。したたっている場所を追跡してみると、ヒーター回りからの浸水らしい。平成元年式だから、これぐらいのガタは仕方のないことか。ロードスターなら大慌てですぐにでも手当をするのだが、ジムニーだとあまり気にならない。放っておく。

 そろそろオイル交換だし、ついでに車屋に見てもらおう、と思っていたら、車検の時期であることを思い出した。前の車検では、デフ回りのオイルシール交換が余分に掛かって10万円を超えた気がする。最近、激しくロードスターに金をつぎ込んでいるので、かなり痛い出費だ。F1観戦、友人の結婚式などなど、年末にかけて金のかかるイベントが目白押しのような気がする。

 足回りは来年か。

10月7日

 友人Kの引っ越しを手伝った後、治部坂へ行ってきた。こうやって書くと中部ミーティングに参加したように見えるが、満面の笑みでこちらに手を振って会場の駐車場に誘導する係員に軽く会釈して、猛スピードで走り抜けてしまった。心が痛む。

 前日泊組みの集まりに潜り込んだのだった。今日はどうしても外せない仕事があったので、泣く泣く出勤である。

 三重のショップのデモカーに乗った。といっても助手席だが。ドライブした人は速過ぎて「変態」と呼ばれてしまう人。サーキット走行前夜、午前5時まで話を聞いていた人である。キャブ車でバネは前15キロ後13キロだったか? 13インチのSタイヤ。で、道路のギャップで目玉が飛び出し、首の骨がずれるかと怖がっていたら、乗り心地が良かった。自分の常識では考えられない、ものすごい動き方をした。「こんなスピードで突っ込むんですか?」「ここでさらにアクセル踏むんですか?」と、もはや別世界。もちろん、ドライバーは人の車だから遠慮して走っていたことは言うまでもない。

 その後、筑波サーキットで1分6秒台のドライブ(もちろんロードスターで)の車載カメラ映像を見たりして、宴会場で午前3時ぐらいまでずっと話を聞いていた。質問ばかり。

 上には上がいてきりがない。そんな思いを新たにするとともに、自分のちっぽけさを再認識する最近なのであった。

10月5日

今日は転職する友人Kを励ます会。なにわ料理の店で、たらふくうまい飯を喰らい、ビールを飲んだ。2次会は我が家に来てテレビを見ながらビールを飲んだりしてさわぎ、たったさっき、お開きになったところである。

その飲み会に来た友人の中にスープラに乗っているやつがいるので、飲み会の前に試乗した。5速、3LのNAのやつ。シートを調整したら電動式だった。これだけで何キロ重くなるか、考えただけで青ざめる。

さすが3Lもあるだけあり、トルクがものすごい。5速1400回転でもアクセルを踏めばちゃんと加速していく。2速で5000回転ぐらいまわすと、なかなかいい加速をする。

でも、やはり全体が重いのは否めない。ハンドルはクイックなのだが、パワステなどでうまい具合に味付けをしたんだな、というフィール。ロードスターのように、ドライバーを中心に、ひらりと向きを変えるような軽快さはない。

そのスープラで皆が我が家に来たので、ロードスターと並ぶことになった。その大きさといったら、完全に一回り違う。僕はロードスターのコンパクトさの方が好き。

でも、さすが6気筒、エンジンの回転フィールはやはり良かったのであった。