実家で暇だったので、久しぶりにロードスターを洗うことにした。最近、時間が取れればエンジン関係の作業をしていたから、まともに洗車した覚えがない。平成4年2月登録で、ちょうど10年選手となった。塗装面は、水滴が乾いた後やら、傷やらでひどい状態。とりあえず、カーシャンプーとは別に、水垢クリーナーをかけようと、実家近くのホームセンターで買ってきた。
まずは、洗車場に行って、ボディーのほこりを吹き飛ばしてくる。家に戻り、ささっとカーシャンプーで洗う。その後、水垢クリーナーを塗った。ワックスみたいなもの。実際にワックス効果もあるらしい。
塗ったクリーナーをボロボロになったTシャツで拭いてみると、あら不思議! あれほど悩まされた水滴後のまだら模様やら、虫が激突死したとみられるシミ、猫ちゃんが上で寝っ転がって付いたシミやらが、ほとんど目立たないくらいまで落ちた。これはいい。
水垢クリーナーだけで十分輝いてきれいなのだが、少し目立つ傷をコンパウンドでこすって、ごまかした。その後は、シュアラスターを塗る。このワックスはにおいがいい。
洗う前は、捨てられる寸前のポンコツ車に見えていたのだが、ワックスを掛けたらなかなかの艶が出た。エンジンのオーバーホールが終わったことだし、後は足回りを交換して、上質な乗り味になれば、まだまだ10年は行けそうである。
光った愛車に満足して、家の中で晩飯を喰らうなどしていて、帰る時間となった。玄関をがらりと開けて、体中が凍り付いた。雨が降っていたのである。
みぞれ交じりの中央道を走った我がロードスター。融雪剤によって、再び見るも無惨なポンコツ車に成り下がったのである。