エンジン

9月9日

 朝5時に起きてシャワーを浴び、まだ薄暗い中を出発した。諏訪のB氏とビーナスラインで走る約束をしたのだ。松本の平らは薄曇りの天候。山の上は濃い霧がかかっているか、雨が降っているに違いない。それでも、山は稜線を越えると天候ががらりとちがう。諏訪側がどんな天候か、半ば期待しながら開幌状態で出発する。

 すると、家の近くでSLKがぶっつぶれていた。全損確実のダメージ。城下町の狭い道を飛ばしすぎ。もったいない。

 6時前、ビーナスラインに到着。山を駆け上るにつれて、だんだんと霧が出てきていたのだが、頂上に登った途端、小雨となった。他の車も少なく、快調に飛ばしているから、開幌でも濡れない。けれども、すれ違う車の人はかなり奇異な目で見るに違いない。

 諏訪の方へ向けて走っていたら、B氏とすれ違った。B氏も当然のようにオープン。急ブレーキしてUターンし、合流する。諏訪の方はまだ天候がよい、とのことなので、霧ヶ峰方面へ向かう。すると、こちらは曇り程度の天候だった。しかし、路面は濡れているので思いっきり走ることはできない。お互いの車を乗り比べたりして、過ごす。虹が出てきれいだった。NBもいいかも。

 有料時間が迫ってきたので、山を下り、諏訪のファミレスで朝食。B氏は午後、松本にアライメント(9800円!)を取りに来るというものの、せっかく諏訪に来たことだし、スープラを買った甲府の友達に会いに行くことにする。

 携帯に電話をするも、出ない。国道20号をひた走り、韮崎でもう一度連絡するが、出ない。甲府まで行って空振りするのもいやだったので、そのまま進路を清里に向ける。半ば放心状態のドライブ。小雨が時折降ったものの、濡れるほどではないので、ずっと開幌状態。すれ違うオープンカーはすべて屋根を閉じている。軟弱な奴らだ。まあ、独りで走っている僕も寂しいやつだけれど。

 再び長野入り。佐久を通り、千曲川ビューラインを走って松本へ向かう。松本へ通じる国道は有料道路。500円を払うのが嫌で、美ヶ原高原の標高1800m地点を経由して松本に下る。

 ニュースなどによると、佐久の東側や塩尻峠は大雨が降ったらしいが、不思議なことに道中の路面はかなり濡れていたのだが、雨は降らなかった。美ヶ原の峠を越えて松本側に出るまで、ずっと開幌状態を維持できた。

 B氏がアライメントを取っているお店へ行き、再び合流。スポーツファクトリーやら工具屋に行く。

 午後3時すぎに家に帰ってきて、さすがに早くに起きて300キロ以上走った疲れが出てダウン、意識を失う。夕方、起きてみると、意外と体力が回復していたので、ホームセンターで買い物をし、夕飯を食べて、エンジン加工部屋にこもる。オイル食いで死にそうなエンジンを早く復活させたい。腰下の分解に入る。

 オイルパンを外して、クランクを剥き出しにする。エンジンの摩耗をチェックするため、クランクのガタやら、コンロッド大端部のクリアランスを測っていたら、午後11時半。作業を中止する。

 かなり濃い1日でした。

9月7日

 エンジン加工部屋を片付けた。

 松本も夏は暑い。冷房器具のない我が家では、暑さのピークを迎える時期は午後9時ぐらいにならないと、家に入る気にならない。

 暑い暑いと思っていたら、あっという間に涼しくなった。ようやく昼間でも部屋にこもって作業ができるシーズンとなった。いよいよ腰下に着手できる。

 が、その前にやることがある。夏の間、「開かずの間」となっていた加工部屋を片付けなければならない。シリンダーヘッドやカムカバー、インマニを削った粉が床に堆積した状態。紙ヤスリのカスやら、ボロボロになった新聞紙、布といったものがごちゃごちゃになって落ちている。電気スタンドや工具にもアルミの粉がこびりついている。こんな状態では、腰下をばらすことすら、ままならぬ。

 さまざまなゴミを袋に詰めて(ちゃんと分別してます)、掃除機をかける。加工部屋がきれいになったところで、今度はヘッドを組み立てた部屋も片付ける。あまりにも汚い加工部屋に、取り外したヘッドを置くのも気が引けたので、畳の上にヘッドが転がっている状態だった。今度、親が来る、と予告してきていて、寝る部屋を確保しなくてはならないので、ちゃんと片付けるのだ。

 2時間ぐらいかけて、ゴミを追い出し、削り粉を掃除機で吸い、散らばっていた工具を棚に押し込んで、なんとか片付けが終わった。さすがに汗が出たので、最近我が家にやってきた冷房器具で体を冷やす。

 いくら片付けが終わったところで、腰下が部屋の真ん中に鎮座している光景はやはり異様。以前、親がやってきたときには「鶴が機を織っているから絶対に開けてはダメ」と言って、うまいこと?加工中のヘッドを発見されずに済んだが、今度は何と言い逃れよう。 

 「鬼婆が包丁研いでる」かな。

9月5日

当サイトを読んでいただいている人に誤解を招いているようなので一言。エンジンチューンのコーナーで、表題の隣に書いてある日付は、あくまで更新日時。実際に作業した日は、かなり前のこともあるのでご注意を。ある方からは「またヘッド開けたの?」と聞かれた。確かに、作業したのは6月中旬のたった5日間ぐらいなのに、その内容を書き終わったのは8月中旬だから、混乱を生じるのは当たり前。集中して一気に作業をしてしまったから、ホームページの更新が大幅に遅れちゃった。やはり、ロードスターに乗れない日は極力少なくしたいわけで、やり始めたらうわっと一気に終わらせないと気が済まなかった。逆にホームページの更新はなかなか面倒なわけで、2カ月もずれが生じちゃった。あと、1度、エンジンチューンのコーナーを書いたら、腰下の分解を始めるつもり。

だから、コーナーの表紙に以下の注を付けました。

かっこ内の日付は更新日時。実際に作業した日とはかなりのずれがあります。

9月4日

 昨日も激しく飲んでしまった。今朝、意識不明に陥った三次会会場のある寮でたたき起こされた。景色がぐるぐる回る。

 一応、休みということだったのだが、やらなければならない仕事があった。それを何とかこなし、遅めの昼食を食べて、家に戻ると、そのまま再び意識不明となった。起きたらすでに暗かった。もったいない休日となったが体力は少し回復。

 夜、ロードスターのオイル量を見たら、0.5Lちょっと消費していた。約250キロの走行でガソリンの消費が35Lほど。リッター7キロの走り方だと、やはりこれくらいオイルが消費するのか。サーキット走行では300km/Lぐらいか? 走行時間は計1時間20分。これぐらいの時間だったら、サーキット走行中にオイル切れすることはなさそう。

 油圧だけ、注意しよ。

9月3日

軒先に置かれたマイ・スイート・B6エンジン。ロータリーエンジンに積み替えたロードスターから外されたもので、完動品。走行距離は5万キロほどらしいが、オイルのフタを外して中を見たら、カム回りが茶色だった。オイル管理は良くも悪くもなかった感じ。Yahoo!のオークションで長野県内から出品されていたので、思わず落札しちゃった。

これが究極のサーキット対策。エンジンがブローしても、載せ替えちゃう、という覚悟で踏みまくるのだ。

それにしても、2基もエンジンが転がっている家、というのはどう考えてもまともじゃない。ビニールでもくるんで何かわからないようにしておこう。

この写真を撮ってから、ちょっと場所をずらそうと、サーモスタットハウジングを持ったら、ザクッと右手の親指が切れた。ちょっと深く切れた感覚。あっという間に血がにじみ出してきて、したたり始めた。付け根を握って止血を試みるも、なかなか止まらない。

エンジンと血痕がある軒先。いよいよ不気味だ。

などと、くだらないことを考えながらしばらく、放心状態。けれども血はしたたりつづける。血だまりができて、なにやら小動物でも絞めたような雰囲気になってきた。やばい。

とりあえず、消毒しておかなければ。家の中に入って、まず目に入ったのがWAKOSのパーツクリーナーとアロンアルファ。これを吹けばオイルまみれの手はきれいになるし、傷口も閉じることができるな…、と考えるも、注意書きの「第1石油類。危険度。火気厳禁という表示を見て、躊躇する。やはりやめておこう。

火気厳禁

やはり流水が一番、と蛇口をひねって水を出す。しばらく流すも、血は止まらない。根本をきつくしばろうと、輪ゴムを探すが、畳の上にシリンダーヘッドが転がっているような、生活感の希薄な家。見つからない。引き出しを開けたら、某氏からいただいた、鱒のすしに付いていた強力なゴムを発見! これで親指の根本をしばると、親指から一気に血の気が失せた。出血もほとんど止まった。止血成功。

薬袋を探っていたら、「液体絆創膏」という変わったものを発見。使ってみると、傷口をセメダインで固めている雰囲気。においも似ている。だが、使用感はなかなかのもので、切り傷にはかなり有効。

出勤前にこんなことをしている、僕の生活は一体…。

9月1日

 「今日の夜、暇? 午前零時ぐらいまで空いてないかな」

午後7時すぎ、携帯電話の向こう側の友人Kにこう切り出した。「残念ながら…」との声に続き「暇なんですよ」とK。かわいいやつだ。「晩飯食いに行こう」と誘った。

 「あ、そうそう」と僕。付け加えることがある。「汚れてもいい服でね。軍手はこっちで用意するから」。「今度は何するんだよ。また変なことさせるのか?」とK。察しがいいじゃないか。Kはヘッドを積んだとき、手伝ってもらった1人である。

 あるものを買ったのだ。僕と、売ってくれた人の2人では、持ち上げることができない。もう1人、手が欲しい。ぶつぶつ言いながらも、電話1本で来てくれる友人がいる、というのは、感謝しなければならない。

 ジムニーで友人を迎えに行き、向かったのは岡谷市。ここにブツが置いてあるのである。約束の時間は午後11時だったので、ファミレスでメシを喰らいながら時間をつぶす。午後11時になった。岡谷工業高近くへ向かう。

 ブツは地面に置いてあった。売ってくれた人と、友人K、僕の3人でジムニーの荷台に積む。このとき、友人Kがあごを打った。ちょっと血がにじんだらしい。すまない。晩飯代だけじゃ、割に合わないね。苦労しつつも、何とか積んだ。

 何しろ、重量物なので、転がらないように固定しなければならない。ビールケースとパンタグラフジャッキで両側を支え、固定する。代金、27000円を払って、しばらく車談義をし、友人Kがいるので、早めに話を切り上げて、ジムニーに乗り込む。

 帰りの道中、荷台を気にしながら、慎重に運転した。今度は、どうやって降ろすのか考えなくちゃ。

 苦労しつつも、よく、やってきた。マイ・スイートB6エンジン。

8月23日

 ディーラーから請求書が届いた。ヘッドガスケットにバルブシール、タイミングベルトに、インマニ、エキマニのガスケット。水のホース1本。注文したまま1カ月ぐらい放置して置いたら、怒られちゃった。締めて18000円。いつ、組み込むことになることやら。

8月15日

 ああ、心が揺れる。

 オイル消費の原因はヘッドなのだろうか?という疑問がわいてきた。高回転キープ後にどかんとはき出される煙を見ると、どこかのバルブステムからオイルが伝っただけのオイル漏れのようにはなかなか思えない。少し大量すぎやしないかな、と思う。それに、点火プラグに付着する妙な堆積物も気になる。オイルの燃えかすかもしれない。

 オイルの燃えかすだとして、1気筒だけに付くなら分かるが、4気筒全部に付いている。いくら素人が組んだヘッドとはいえ、4気筒分のステムからオイルが漏れるようなことが、あるのかしら。

 それに、オイル消費の量も、だんだんと予想が付くようになってきた。普通に移動する分にはあまり減らない。高回転まで回す、スポーツ走行をするとてきめんに減る。昨日、がんがんエンジンを回して山道を100キロ走ったら、だいたい0.1L減っていた。

 予想が付き、オイルをつぎ足していればよい(オイル交換の必要がなかったりして)のだから、腰下を作ってから、エンジンごと載せ替えるときに原因を究明してもよいかもしれない。

 8000回転まで回していて、しかも7000回転以上でかなりの振動が出るエンジン。ピストンリングがやられていてもおかしくない気がする。

 とりあえず、点火プラグがくすぶるまでのオイル漏れではないから、このまま乗っていようかな。でも、9月にはサーキットに行けるかもしれない。白煙はきながらサーキットを走っていいのだろうか。

 ああ、心が揺れる。 

8月14日

 ロードスター、やはりかなりのオイルが燃えているらしい。6000回転ぐらいをキープして、フルアクセルをくれてやると、マフラーから白い煙がどかんと出た。触媒を外していないのに、もくもく出る、というのは、かなりの燃え方らしい。

 今日は、愛知と、長野の県境にある、母親の実家に来た。どれぐらい、オイルが減るものか、道中は、思いっきり回してやってきた。くねくねした道を高回転キープ、かなりのハイペース。距離は、80キロぐらい。フル加速するたびにバックミラーを見るが、時折白い煙が出ている。油圧がちゃんと掛かっているか確認しながら、思う存分回して走った。

 明日、レベルゲージを見て、どのくらい減っているのかな。

8月12日

 昨夜、午後11時に仕事を終え、実家に向かう。高速代がもったいないので、木曽路をひた走り、名古屋へ向かう。道中は時速70キロぐらいのペース。5速、2000回転ちょっとの運転である。

 燃費はかなりいい。燃料計の減り具合から見ると、リッター12キロ以上は走っている。

 中津川から中央高速に乗る。多治見で下り、そこからまた下道。実家に向かう。200キロ弱、3時間ほどの道中だが、燃料計は5分の3ぐらいを指していた。

 問題は、オイルの消費量。距離で言えば、0.2Lぐらい減っていてもおかしくはないのだが、今朝、レベルゲージを見ると、ほとんど減っていなかった。低回転、低負荷ならほとんどオイルは減らないらしい。しかし、7000回転前後まで回す運転をすると、バックミラーに白い煙が映る。

 そう、乗用車的な走り方をしている限り、オイル消費は問題ないのかも知れない。5000回転以上回さなければ、走る続けることができるのだ。なんだ、そんなことだったのか。簡単じゃん。

 なんちゃって。思い切りエンジンを回すのがためらわれるスポーツカーに存在意義はない。ヘッド分解決定。