12月29日

 名古屋某所にて友人が集まっての暴燃会があったのだが、今年最後の仕事がなかなかくせ者で終わらない。というか、気分はすでにおとそ気分で自宅にこもっていたら、いつの間にか夜になってしまった、というのが正直なところ。結局、この日は終わらず、翌日に持ち越しになってしまった。暴燃会にも出られず。

12月28日

 午後から鈴鹿入り。某ガレージにて打ち合わせをする。どっちも一長一短。安全パイを取るか、苦労するかも知れないが秘めたる可能性に期待するか。苦労するのは一向にかまわないのだが、報われないのは困る。苦労し損だったら、なんのために飛び込むのか分からない。金と時間は決まっている。その条件の中で最大限の上を目指せるのはどちらか。ばくちを打つつもりはない。理詰めで納得した方を選ぶことになる。

 夕方はオリーブボールへ。レーシングハチロクやら、妙にタイヤが引っ込んだロードスターがいた。

12月27日

 官公庁が昨日で仕事納めをしていようが、そんなことはまったく関係なく仕事だけは発生するので、仕方がないから午後から出勤した。よく考えてみると、外回りするのは今年、これが最後だと気づき、改めて年の瀬だと実感。

 夜は、昔からの知り合いと暴燃会。風邪気味だったのでビール1本飲んだだけでふらふら。座ったままあっという間に意識を失い、気が付いたら午前2時ぐらい。せっかくみんなと会ったのに、寝ただけで終わってしまった気がする。

12月26日

 ビートルズバンドのリーダで仕事場の上司でもある人からライブに誘われたので行ってきた。「gulff」というバンドで、なんと上司の息子さんがドラムをたたいているのだ。沖縄出身のボーカル、ギターが中心メンバー。沖縄色の濃いバンドで、東京あたりのライブはかなり盛況らしい。

 夜、仕事を抜け出して新栄のアポロシアターへ向かう。なかなか決まっていて良いライブであった。演奏に三線も取り入れているところが格好良い。ちゃんと、”LOVE&PEACE&MUSIC”と沖縄らしく平和のメッセージを音楽に込めているところも感心。この世相によく似合う。ブレイクすると良いのだが。

12月25日

 午後2時から、神戸市で仕事だったので、正午前ののぞみに乗る。1時間ちょっとで着くから近いものだ。地下鉄で板宿、山陽電鉄に乗り換えて月見山。仕事は2時間ぐらいで終わり、そのままとんぼ返りする。

 さすがに、本気カテゴリーではないとはいえ、フォーミュラに1時間乗って体力を消耗していたのか、はたまた、その後の夜遊びと寝不足がいけなかったのか、それとも、昼メシを食べなかったのがいけなかったのか、名古屋に戻ったときには非常にだるく、体を引きずるようにして仕事場に。そのままソファに座ったまま意識を失った。たぶん、上司らを前に大口を開けて寝ていた。

12月24日

 昨日のうちに会社のホワイトボードに「24日 三重」とだけ書いて、今日は鈴鹿へ行って来た。巷では、冬なのになんだかほんわかと温かな空気が漂い、数多くの若者が、夜の計画を完ぺきにこなそう、と企んで仕事が手に付かない中、僕は仕事を思いっきりさぼって、初めて走る鈴鹿・南コースを激走してきたのである。

 朝、作業用のつなぎを着て家を出発。サーキット近くのガレージに立ち寄り、メカの方とコースへ。ジムカーナ大会のお昼休みを貸し切りにして、まるまる1時間走れるのだから贅沢な話だ。

 簡単にシートを合わせて、保険に加入、そしてすぐコースインととてもお手軽。クラッチとブレーキが固いことと、シフトが右にあること以外は、極端に遊びをなくして軽量化したロードスターのフィーリング。車には10周ぐらいで慣れ、あとはコースをどう攻めるかである。

 ま、今の僕がタイムを云々と語るのはおこがましい。とにかく、合格点はもらった。

 走行終了後、ロードスターに置いてあったスーツに着替えて慌てて出勤。午後2時すぎには到着し、何食わぬ顔で仕事をしていた。

12月23日

 粗大ごみを捨てるのに、家の前に置いてあるロードスターが邪魔だったので、朝早く起きて動かすことに。いつものように乗り込んで、おもむろにキーをひねるも、、、。指導しない。ぎゅぎゅぎゅぎゅん、ぶすす、ぎゅぎゅぎゅぎゅん、ぶすす、と繰り返すばかりで、何ともならない。

 こういう場合、まず疑われるのがFreedomである。FCSSで通信してパラメーターを確認するも、それほどおかしいところはない。いくら回してもぶすすとまでは行くのだが、ぶおーんと回らない。おかしい。

 仕方がないのでプラグの様子を見ることにして、プラグレンチで外す。外してみて、ああそうか、と理解した。IRIWAYの8番が入っていた。さすがに一けた前半の気温になってくると、8番のプラグでは始動性が悪いみたい。昨日当たりに、オヤジがほんのちょっとの距離を移動させたらしいので、もともとかぶり気味になっていたんだろう。

 トランクに入っていたイリジウムの6番を付けて、クランキング。ぎゅ、と回ったらぶおーん、とあっという間に始動した。

教訓:むやみにFreedomを疑わない。基本すら忘れてしまう。

教訓:むやみにFreedomを疑わない。基本すら忘れてしまう。

12月22日

 さすが、シーサイドな温泉旅館だけあって、朝の景色はなかなか良かった。目の前に広がる三河湾。奥には渥美半島が東西に伸び、東の方から日が昇ってくる。野郎ばかり、虐殺されたように浴衣をはだけて転がっているむさ苦しい部屋から見ている、というのがとっても残念だ。

 朝ご飯も正しい、温泉旅館のものだったが、やっぱりちょっと古い。伝統と格式も大事だけれど、この時代にあっては、なにか新しい提案がないと、次に来ようとは思わない。

 ジムニーをぶっ飛ばして名古屋の職場へ。軽自動車のくせにけっこうスピードが出る。松本で乗っていたジムニーが時速100キロも出したら分解しそうだったのと比べると、すごい進歩である。名古屋インターから名古屋高速へ。途中に東名阪の料金500円が取られるのが、納得できない。

12月21日

 富山に行けば、車屋さんに寄るは必然で当たり前であり、車屋さんに行けばビールを大量摂取するのは必然で当たり前であるので、やっぱりたくさん飲んじゃって、寝不足がたたってあっという間に撃沈、数時間寝たのち、また起き出してビールがば飲みしていたら、やっぱり翌日はグロッキーであった。

 それでも午後3時45分に名古屋駅で待ち合わせをして、JRで蒲郡まで行き、温泉旅館に泊まり込んでの暴燃会がある、とのことだったので、のろのろと起き出して、それでも雪道を暴走して名古屋に戻る。出たのが早かったのでスムーズに到着。が、家に帰っている暇はなかったので、そのままジムニーで名古屋駅に乗り付け、自分は車で現地に入る旨を伝えて、再び走り出す。

 高速道路を使おうと思ったのだが、名古屋市内が大渋滞。年の瀬が近づき、みなさん買い物に明け暮れているのだろう。込んでいるのに高速の入り口まで行くのも面倒だったので、国道23号に乗って、下道で蒲郡に到着。

 シーサイドな温泉旅館で正しく古い形式の宴会となれば、ビールを大量摂取するのは必然で当たり前であるので、やっぱりたくさん飲んじゃって、酔っぱらったまま温泉に入って湯上がりにもまた一杯飲んで寝ることにしたのである。

12月20日

 富山市で仕事だったので、午後2時までに行かねばならなかった。が、大寒波がやってきており、大雪になるとの予想。最初、ロードスターでスタッドレスだけ付けて行こうと思っていたのだが、生やさしい降り方ではなさそうだったので、オヤジのジムニーを奪って乗っていくことにした。

 金曜夜からちらほら雪が降り始めていたが、たいしたことがなかったので、名古屋近辺は大丈夫だろうと高をくくっていた。が、朝起きたら外が妙に白く明るい。あちゃ、とカーテンを開けると、一面の銀世界。名古屋ではなかなかない積雪だった。

 道路公団のページで確認すると、名神と東海北陸自動車道の各務ヶ原以南は通行止め。雪の対策がない道路はちょっと降っただけですぐに通行止めになってしまう。仕方がないから、東海北陸道の美並インターまで下道で行くことにする。尾張旭から春日井に抜け、国道19号をちょっと走って入鹿池の横を通って国道41号に至り、さらに県道を通って美濃まで抜けられるなかなか良い道がある。

 さすがに平地では路面の雪はあっという間に溶け始めており、雪で交通量が少ないこともあって、スムーズに走れた。尾張パークウエイ方面に向かって丘を登り始めると、だんだんと雪がしまってきて圧雪となり、雪国っぽくなってくる。道路脇の竹が雪の重さでしなって折れて道路を塞いでいる個所が何カ所かあったが、どうせオヤジのジムニーなのだから、かまわず強行突破する。

 上り坂では路肩に突き刺さったトラックやら、坂を上らずに捨てられた車でけっこうにぎやか。こちらはスタッドレスにジムニーという最強の組み合わせなので、まったく問題ない。

 犬山や美濃加茂近辺は標高が低く、気温も上がり始めていたこともあって路面の雪がぐちゃぐちゃでハンドルを取られる以外は快適に走ることができた。美並インターから高速へ。

 郡上八幡、白鳥と標高が高くなるに従って、路面は圧雪となってしかも雪が強くなってきた。それでも、追い越し車線でバヒュンと10数台をごぼう抜きすれば、交通量も少なく快適。が、高鷲を通過した辺りから、吹雪で視界がなくなり、気温も下がってきたのでワイパーとフロントガラスが凍結しだし、一面真っ白だからどこが道路なのかも分からない状態。目印に立てられたポールを横目に見ながら勘で走るしかない。

 ひるがのにさしかかると、さすがに標高1000メートル近く、気温もマイナス7度。猛烈な横殴りの雪が降ってかなりやばい雰囲気となった。ワイパーがスノーブレードでなかったので、あっという間に凍ってフロントガラスも凍って視界がなくなる。ウオッシャー液もあっという間になくなった。

 こんな状態では走らない方が安全なのだが、2時に富山に着かねばならなかったし、なにより止まっていたらそのまま雪に埋もれそうで命の危険を感じた。ワイパーの氷をたたき割ってヒーターを最強にして荘川、飛騨清見へ。

 古川に抜ける卯の花街道の積雪の具合が良くて楽しかった。気温がマイナス4、5度とちょうど良く、パウダースノーが20センチほど積もって何をやっても怖くない感じ。ドライ路面と変わらないスピードで駆け上がり、下りはABSの感触を確かめながらアンダーを出さないように走っていく。アクセルオンでオーバーが出やすいFRと違って、どアンダーでるので何となく違和感があった。が、ロードスターで慣れている身にとっては雪道でのトラクションのかかり具合は感動的。

 古川から神岡に抜ける数河高原は道が広く、ジムニーの独壇場である。峠を越えたら、一段と雪が強くなり、ほとんど視界がなかったため、トラックの後ろについてのろのろと走る。そこから富山市内までは時速30キロほどののろのろ運転。富山市内は昼を過ぎて気温が高いだけあって、ほとんど路面の雪が消えていた。

 結局約束の時間から30分遅れて到着。お雑煮を食べさせてもらう。