6月11日

 一日中、会議を聞いてがんがんと仕事をして、へとへとになってしまったのだけれど、ホタルが飛んでいるかもしれない、ということで、ロードスターに乗り換えて南砺市へと出掛けた。

 ホタルってなかなか見に行く機会がない。富山ならば、山側に行けばどこでも見られそうなものだけれど、富山に越して来て最初のシーズンの昨年は見ることはなかった。

 隠れたホタルスポットの小川に行くと、いた。真っ暗な水辺の草に捕まって、2、3の光が。川沿いに歩くと、ゆっくりと飛び回るホタルもいて、数は少ないけれど、想像よりも幻想的な光景。午後10時すぎと、時間がちょっと遅かったこともあって、飛んでいるよりは草にとまっているホタルの方が多かった。

 一面田んぼと農業用水だらけの南砺市だけれど、農薬を使うのでそんなにたくさんはいないらしい。あてどもなく開幌のロードスターを走らせる。目的もないドライブって素敵。上を見上げれば、満天の星。山沿いを走ってホタルがいそうなところはヘッドライトを消してのろのろ走る。普通の畑や田んぼに1、2匹発見できた。

 走っていると、強く光りながら元気よく上空めがけて飛んでいったホタルが見えたので、車を止める。畑の中に5、6匹のホタルが明滅していて、広い土地にちらほらといるだけだけれど、それもまた良かった。

 城端方面は時間が遅くなったためか、はたまた畑が多いからか、ホタルは発見できず。遅い夕食のため、福光の小矢部川沿いの店に寄ってオムライスを食べて帰宅した。

6月9日

 兄貴の初の子ども、僕から見るとおい、が4月末に誕生した。五月はレースやら軽井沢やらで忙しい月であったのと、兄貴の奥さんが実家に戻っていたということもあって、顔を出さないまま1カ月が過ぎ、兄貴の家に母子が戻ってきたというので、最初の休日の月曜日に顔を出してきた。

 日曜日夜に実家入りして、月曜日の夕方に瀬戸市の兄貴の家に行くというスケジュールだったので、朝から名古屋・栄へ。百貨店なんぞをぐるぐると回る。よさげなソファセットなんか50万円とかしている。転勤族な僕には高級家具なんてもったいなくて買えないので、本当に見るだけ。やっぱりそんじょそこらの量販店と違って良い品が並んでいるのは分かるのだが、たぶん今は百貨店店頭で品定めをして、ネットで買っちゃうんだろう。

 お昼すぎから中央卸売市場へ行き、魚屋さんに顔を出す。良く来た、元気かということでそのまま市場の定食屋に入り、中トロ刺し身にたこの煮たのに、イカげその炒め物にウナギの白焼きに、穴子の天ぷらにご飯に貝汁に塩からにオムレツにと冗談みたいな品数が机の上に並んだので、わしわしと全部平らげた。

 夕方、兄貴のマンションへ。やっぱり子どもはかわいい。

6月6日

 先日、平日なのにお昼前に県庁を抜け出して、神通川の左岸の道をぶっ飛ばして大沢野へ。なんか、おいしいラーメン屋ができたらしい、という情報を元に、国道41号沿いのお店に出掛けた。

 「ラーメン たつや」というお店で、大沢野小学校のちょっと北。「博多長浜ラーメン」をうたっているだけのこともあって、正しい豚骨ラーメンが食べられる。席に座って、注文すると、ぱっとラーメンが出てくるのも好印象。普段、大盛りとかは食べない人なんだけれど、勢い余って替え玉を注文してしまった。こちらも、ぱっと出てくる。

 富山というと、大喜を始めとする「富山ブラック系」と、まるたかやや九頭竜、せんりゅうといった醤油豚ベースのすっきり系、豚豚炉やバグジーの醤油豚骨のまったり系といろいろあるのだけれど、正真正銘の豚骨ラーメンが食べたければ、ここをお薦め。富山にはなかった感じのラーメンが食べられる。

 笹津の近くでかなり山よりなので、ちょっと遠いけれど、足を運ぶ価値はあるかも。豚骨ラーメンといってもすっきり系で、本当の豚臭い豚骨好きだとちょっと物足りないかもしれないが、まあ、富山ではほかに食べられない味なので、ラーメン好きなら近くに寄ったときに食べてみても損はないはず。

6月4日

 「新鮮な山菜がある」という情報を聞きつけて、再び高岡市の二上山にあるカントリーレストハウス二上へ。店へ入るなり、県境の標高1500メートルの山奥で採ってきたばかりという箱いっぱいのススタケ(ネマガリタケ)が出迎えてくれた。

 おもむろに炭火を用意したマスター、網の上で土が付いたままのススタケをごろごろっと並べて焼き始めた。皮が焦げて良い香りが漂うぐらいでアツアツのススタケを手にとって、ばりばりっと皮をむく。塩を軽くかけてそのままぱくり。柔らかくてみずみずしくて何とも言えない味。行者ニンニクも一緒に焼いて、ぱりぱりになった葉っぱに塩やたれを付けて食べるとこれもうまかった。

 フキノトウとコシアブラも出てきて、こちらは天ぷらに。ススタケも天ぷらで出されてきて、こちらはさらにみずみずしくて絶品だった。残雪の中から顔を出していたというフキノトウも柔らかくて味よし。

 鶏肉を焼いて焼きおにぎりをしておなかいっぱい。リーズナブルなお値段でおなかいっぱい山菜を味わうことができた。

 本当はそばがメーンだとのことなので、今度はそばを食べに行かねば。

6月2日

 昨年に続き「快晴になる」という軽井沢マジックが実現しないようだったので、下道で松本入りし、標高2000メートルを通って軽井沢入り、というルートはあきらめた。だって高速1000円なんだもの。がんばって下道を走っていくというモチベーションは、少なくとも土日はわかなくなってしまった。

 雨の軽井沢は悲惨な感じなことが分かっていたので、やる気なく午前7時すぎに出発。朝マックをドライブスルーして富山インター。雨の中、安全運転でのろのろ走っていたのだけれど、長野市あたりに至るころには飽きてしまってやっぱりいつもみたいにぶっ飛ばした。

 ミーティング会場に到着したのは10時半ぐらい。もちろん、第3駐車場だ。雨だということが分かっていたのに、去年と同じぐらいの台数は集まっているということは、やっぱり高速1000円が効いているのだろうか。ショップのブースをぐるりと一周して、すぐさまアウトレットモールに向かう。

 アウトレットに行ったって欲しいものがあるわけじゃなし、ただ広大なモールをうろうろと歩くだけなのだけれど、何が楽しいかといえば、集まっている人たちを観察することだったりする。少なくとも新型インフルエンザを警戒してマスクをしている人はいなかった。

 昼食券で食べられるのにモールで食べることにして、昼飯にカレーを食べて再び会場入りし、20周年記念車にサインしてまたモールへ。スタバでお茶をして午後2時半の早々に会場を後にする。

 5月30、31日は軽井沢ミーティングに備えて休みにしてあったのだけれど、土曜日は仕事が入ってしまった。事前に仕事があるのが分かったので、勤務表を作るときに土曜日の休みを月曜日にずらす感じで6月1日を休みにしておいた。月単位で作る勤務表上は連休に見えないという裏技を駆使。遊びまくっていることが分からないように粉飾する暮らしの知恵である。

 ようするに、ミーティング翌日も休みにしてあったので、群馬で遊ぶことにしたのだ。四万温泉に宿を確保してあったので、早めにチェックイン。1日は榛名山、赤城山周辺で遊ぶ。

 榛名山に向かう道ではBNR32が反対車線をぶっ飛ばしていた。そのうち、バックミラーに同じ車が映ったので、おとなしく抜かれた後に追いかけてみる。いくらボアアップ雅号でも付いていくことはできなかったけれど、雅久号なら追いついたかもしれない。

 榛名富士登山をして、水沢うどんの田丸屋で昼食。赤城山を上る。赤城神社に寄って、北面道路を転がるように下って、吹割の滝へ。散策路をぐるりと回るころには夕暮れ時になっていた。

 沼田インターから通勤割りを使って水上インター。温泉施設に沈んだ後、関越トンネルを抜けて湯沢インター。長岡回りで高速を使うと、けっこう料金がかさむので下道を選択。土日1000円ならば、迷うことなく高速を使うのだけれど。

 国道353号から国道253号を通って上越まで至るルート。距離を測ってみたら、高速回りの半分の距離だった。道はといえば、ロードスターにぴったりのワインディングロード。ちょこっとだけスピードが出やすい走りやすい道だった。

 上越で飯を喰らって高速で富山インター。午後11時に戻ってきた。群馬を満喫。

5月29日

 間瀬会員になると送られてくる走行券1万円分の期限が5月31日だったので、これは使わねばなるまい、と昨日、急きょ仕事を休んで間瀬に行ってきた。会員走行は1枠3000円の消費税だから3枠分。3枠目にちょこっとつかんだものがあったので4枠分を追加して計77周。何も考えずに思いっきり走ることができるのは、耐久向けに作った車ならでは。

 9時のゲートオープン前に到着し、前の駐車場でジャッキアップしていつもの作業。ゲートに入ってちゃちゃっと準備して9時半からの走行。もう、慣れたものである。だーれも来ていなくて1台の貸し切り状態。

 バネレートを変更したこともあって、コースインから不可解な動きに悩む。右コーナーで全然、曲がっていかない。クリップに付けない。タイムも14秒台で13秒台に入るか入らないかぐらい。「やばい、外したかも」と思ったけれど、いくら何でもセッティングが変なんだとピットインしてショックの減衰を変更。ちょっとはマシになったけれど、これはもう、減衰がどうのこうのという問題ではないでしょう、と1枠目が終わってジャッキアップし、車高をいじる。前後バランスがおかしいに違いない。

 左フロントを思い切って5ミリ下げて、右フロントをジャッキアップ。車高調整をしようと物差しで寸法を測ってみると…。なぜか、調整後の左フロントと同じ寸法だった。左側だけ車高が高かったわけで、右コーナーが曲がりにくい理由が良く分かった。サーキット走行は車高や減衰、空気圧などなど、きちんと把握してからにしましょうorz。

 1枠分を無駄にしてしまい、2枠目。ハンドリングも戻ったけれど、タイムはいまいちで焦る。5月3日の路面状況と比べたら、少し温度が高いはずだから、タイムダウンは仕方がないかもしれないが、なんだか乗れている感じもない。風間塾で学んだのになにやっているんだ、と思いつつ終了。

 3枠目は、おおとろ氏の走行のムービーを確認してから最終コーナーのイメージを膨らませてコースイン。ハンドリングが変わらないかと、ちょこっと減衰をいじったらまったくの失敗だったので、すぐにピットインして減衰を元に戻す。最終コーナーはかなりツボにはまったイメージができて調子が良い。いままでちょこっと小さく回っていた感じ。シケインも2速を駆使して横を向きながら進入する練習とか。一番苦手なソックスもちょこっと改善。あちこちにある縁石にタイヤを引っかけながら走ったりと、トリッキーなことも試しまくる。レースじゃできないから。

 かなり乗れてきて3枠目の最後のラップでベストタイムが出た。レース時のコンマ2秒落ちぐらい。路面も違って正午近いことを考えれば上出来とする。

 せっかくつかんだイメージを忘れないようにしようと、お金を払って4枠目にチャレンジ。午後1時半からの走行になるはずが「待っているの大変でしょ。零時半から走って良いよ」とありがたい配慮で零時半にコースイン。

 朝から薄曇りだったので路面温度もそれほど高くなっていなかったと思われたのだが、3枠目ぐらいから天気が良くなりだした。暑いと思いつつ走る。平均タイムは3枠目よりも良い感じ。目標には届いていないけれど、絶不調な状態から自分1人だけでいけている感じに持っていけたので気分は良い。縁石を使いまくってあらゆる手段を駆使してアタックしたけれど、目標には届かず。結局、3枠目より100分の6秒だけ向上して終了した。

 帰り道、真っ直ぐ走らないことに気がつく。縁石は乗っても良いけれど、ひっかけない方が良いみたい。

 そのままRS Factory STAGEへ。月曜日の日常を読んだT氏が「へー、いいよね」と意味不明な電話を掛けてきたので襲撃してみる(笑)。足回り交換の作業を見学しながら、あーでもない、こーでもないとお話。スタースペックの裏組みは「ありえねーでしょ」と言われてしまった。確かに、ショルダーが減る傾向が強いタイヤなので、裏組みすると、接地面積が減る感じになっちゃうよね。第2戦に向けてタイヤ選択に悩みそう。

RS Factory STAGE

 何をすることもなく、結局、夕方遅くまで仕事のじゃまをして帰ってきた。

5月26日

 31日は軽井沢ミーティング。事前申し込みが始まっているのに気がつくのが遅くて、先日届いたチケットに駐車券は入っていなかった…。

 去年は雅久号を持ち込んだけれど、今年は車検を取った雅号で行く。昨年、カーステもエアコンもない雅久号でのドライブはけっこうつらいものがあった(先日、フロント16キロを入れたのだが、ピロアッパー化で乗り心地は同じ感じだと思う。余談)。なにがつらかったってハードトップだから極上ワインディングロードを走っているのに開幌走行できなかった。

 今年はスーパーチョコバナナでエアコン&カーステ付きで、燃費も良く、開幌できる雅号で行くのだ。日曜早朝に出て、国道41、471、158号と走って松本入り。標高2000メートルと通って、千曲川ビューラインにて佐久市へ。御代田町を通って裏口から軽井沢入りする形で。どうせ遠いところに駐車するのだから、10時ぐらいに到着すれば良いかしら。

 6月1日も休みを取ったので、群馬辺りに転進する予定。

5月25日

 気がついたら、今月17日から次の土曜日まで休みがないことに気がついた。先週、平日休みがあったのだけれど、案の定つぶれたので、連続12日勤務。しかも、土曜日夜勤で日曜日宿直というわけのわからない働き方。すべて、勤務のローテーションを組んでいる自分が悪いので、責めるとしたら自分なのだけれど。

 ま、毎日が日曜気分で働いているので、精神的にきつい、ということはまったくない。5月は3日の間瀬耐久と5日の風間道場、31日の軽井沢ミーティングに行ければOK。あ、こんなにイベントを詰め込んでいるから、こんな感じの勤務になっちゃうのか。納得した。

 そして今、来月の勤務ローテーションを作っている。自由に自分の休みが決められるので、まず調べるのが車関係の日取り。間瀬耐久はいつだっけ?と調べていたら、なんと7月5日だった。もう1カ月しかないじゃん。

 間瀬サーキットの日程を調べてみる。僕は間瀬会員だから発作的に平日に休んででも練習やセッティングに行けるのだけれど、問題はチームメイト。べいべは土日しか休めないというので、発作的練習はできない。非会員でも比較的割安に走ることができる間瀬サーキットの「もっと走ろう練習会」が平日以外は6月14日にしかないので、この日のみということになる。梅雨なので、雨の可能性が高い。

 おおとろ監督はあまり走らないって言っているし、もう一人のドライバーを確保しなくてはならないのだけれど、なかなか条件に合う人はいない。上位2台のシビックとレースしたいので、最低でも僕のコンマ5秒落ちで安定して周回できる人で、できたら休日に時間を分けてもらってオイル交換ぐらいしてくれる人を希望。僕より速かったらベスト(笑)。

5月22日

 高岡市の二上万葉ラインの途中にあるカントリーレストハウス二上のタケノコ定食を食べに行く。二上山は8年前、僕と富山を結びつけてくれた大切な場所。今、こうして富山に住んでいて、仕事が終わってからタケノコ料理を食べに行くなんてシチュエーションはちょっと前までは考えられなかった。二上山がなければ、僕はたぶん富山に異動になることもなかったし、異動になったとしてもロードスター仲間とは出会わなかった。改めて「ご縁」という言葉に思いをはせる今日この頃。

 タケノコの刺し身に天ぷら、タケノコご飯などなど何から何までタケノコと山菜づくしの定食。タケノコってこんなにやさしい味だったんだ、と本来の味を再発見する。タケノコアイスまで出てきて、もうこりゃ参ったなと、月並みな言葉しか出てこないぐらいの、味覚の連続攻撃にやられっぱなし。5月中ならまだ食べられるみたいなので、興味のある人はぜひ。

 雨だったので、高岡までの往復にはインプレッサを使う。県庁との往復ぐらいにしか使っていないので、ようやく長距離を乗った感じなのだけれど、感じるのはデミオに比べたら高級車だってこと。POWERスイッチ(オートマだから備わっている)を押すとちょっとしたアクセル操作で高回転まで回す感じの制御に変わるし、音も静かだし、カーナビ付いているし。あ、カーナビは前オーナーが付けただけなのか。

 帰り道、思いがけず限界コントロールをすることに。片側2車線の道で左側を走っていたとき、ちょっと前の右側を走っていたRV車が右折レーンへ曲がっていった。こちらは車線キープで左側から追い抜く形。何も問題ないはずだったのだが、RV車、右折レーンから突然左折を始めやがった。たぶん、酔っぱらいだ。けっこうスピードが出る道路である。

 目の前を突然RV車が横切る形。左足ブレーキでABSを作動させながら、ぎゅっと左にハンドルを切ったが、「ぶつかるかも」というタイミング。やばい、と身構えたところで、RV車側が気付いたみたいで左側車線まで来る直前で止まった。車検取ったばかりの車が廃車になるところだった。

 インプレッサはきゅきゅっとタイヤがないたけれど、けっこうクイックに反応してくれた。さすがスポーツワゴン。

5月21日

 雅号のエンジンは2003年に組んだもの。もう組んでから6年もたっていて、5万キロ以上は使っている。ピストンリングとか、バルブシートとかの劣化ですかすかになっていそうだけれども、まだまだ使えそうな回り方をする。ただ、オイルは減る。

 ツーリング仕様(車検に通る仕様)にするために、4連スロットルは外してNBのインマニを取り付けて、TODAの256度のカムシャフトに交換した。車検に通る仕様ということは何よりもバルブタイミングでオーバーラップが大きいとだめなので、256度カムへと交換になるのだけれど、そうなると4連スロットルも付いている意味がなくなって外すことになるのだ。

 当初、圧縮比11台後半ぐらいで組んだので、圧縮がばっちりの場合は256度のカムだとノッキングがちょっとキツイ感じ。けれども、5万キロも使って圧縮も抜け抜けなので、大丈夫でしょうとオーバーラップがノーマル並みのバルブタイミングで組んでみた。で、やっぱりハイオクガソリンを入れてもノッキングが出る。出ないくらいまで点火時期を遅らせると、もうそれはそれは情けない感じの数値になる。でも、だからといって情けない回り方をするか、と言えばそうではなくてちゃんと回る。最近、気温が高くなってノッキングが出るようになったので、再び点火時期を遅らせた。

 点火時期は、数値が一人歩きしてネット上でいろいろな情報が出回っているけれど、進めすぎで乗っていると本当にエンジンが壊れるので注意してほしい。ただでさえ、Freedomのデフォルトは進みすぎだ。NA8CなんかはFreedomを付けてブローしたという話を良く聞く。

 バルブタイミングもアイドリングや低中速回転時にトルクが出るようなバルタイにしたため、より圧縮的に厳しい雅号。高回転まで回さなくてもトルクフルで走るのだけれど、時々、高回転まで回したくなる。サーキットであれば全開にするんだけれど、街乗りでは軽くアクセルを踏んだまま、高回転まで回すってシチュエーションは良くある。たとえば、高速道路に乗るとき加速して、合流のためにバックミラーをちらりと見ているときのアクセル操作とか。雅号はそんな状態のとき、時々きっついノッキングが出ていた。

 回転数でいえば5000回転以上。そんなときのハーフスロットルというか開け始めの負圧の出方が、やっぱりシングルスロットル化やバルブタイミングの変化でだいぶ変わってくるらしい。やばい感じのノックが出たところの点火時期をみたら、アクセル全閉を想定したマップを読んでいた。どうりで、やばい音がするわけだ。ということで、ぱちぱちと点火時期を修正したら、高回転の負圧が高いところのマップがかなり変わった。

 ばっちり詰めたと思ったセッティングも、季節が変わるとまたやり直しになったりする。パソコンは手放せない。何となく不便だから、B63Hに戻そうかしら。ついでにフライホイールもノーマルに戻したりして。