1月5日

 休みの今日も塩梅良く雪が降ったので、山道に行くことにした。

 が、雪の積もり方が中途半端でかえって危なかった。スケート場へ上る道なので、朝除雪されてしまうのだ。白い圧雪とうっすらと白く積もった路面が入り交じり、滑りやすくて、滑る量も速さも予想が外れるから、下手をすると車をぶつけそうだった。すごすごと帰る。

 夜、雪は降り止んでいたが、山道の方では積もったに違いない、と再び出掛けた。松本市内の路面は、雪解け水が凍ったいわゆるブラックバーンの状態。緩い上り坂でさえ、タイヤを止めたら、発進もままらない路面だ。何とか動くことはできるものの、他車の動きが怖い。自分はコントロールできても、追突されたらおしまいである。

 山道へ着くと、案の定、白い路面だった。何とか、中腹にたどり着くと、先客が何台かいた。ワゴンRにファミリアハッチバック、そして途中の路側帯にシルビアが2台止まっていた。

 1往復したらファミリアと鉢合わせになった。きれいなスピンターンを見て、向こうの方が上手だと思い、先に行かしたら、すごい勢いですっ飛んでいった。先に行かせて正解である。

 緩いコーナーで入り口から出口まで一定のアングルを付けて曲がる練習をし、2往復ぐらいしたところで、シルビア、ハチロク、180SX、MR2などの軍団が5台ぐらい上ってきたので、見切りを付けて下山。少々、欲求不満気味である。

 下山してきて、凍った路面で滑らせたら、何の抵抗もできずに180度のスピンをした。誰かに見られていたわけではないけれど、何ごともなかったかのように反対側に向かって逃げ去り帰宅。

 書いていたら、また行きたくなってきたぞ…。

1月4日

 水から風呂を沸かし、てっきり沸いたものだと思って、ざんぶ、と一気に飛び込んだら、次の瞬間「ごめんなさい!」と、意味不明な叫びとともに、飛び上がった。風呂水の上だけはお湯だったけれど、下が冷水だった。30分沸かした後に、20分も沸かしたのに、まだ全然足りなかったらしい。

 ぶるぶる震えながら、風呂をかき混ぜたら、均一に水になった。こんな低い温度の水に入ったら、心臓がばくばくいって止まってしまいそう。仕方なく、風呂桶の上にしゃがみ、再び湯を沸かすことにする。お湯の蛇口もひねってぶち込む。裸のまま風呂桶の上にしゃがみ、沸くのを待っている姿は、間違っても他の人に見られたくない。

 体全体で震えながら、沸くのを待てども、なかなかすぐに沸くものでもない。風呂の中の温度は、吐いた息が白いくらいだから10度前後と思われる。気化熱で体温がどんどん奪われながらも、真っ裸で、ひたすら待った。

 耐えきれなくなって、蛇口から出たお湯を、頭からかぶったら、あっという間に冷めてしまって、かえって寒さを助長した。心臓がどきどきするくらいの寒さを味わったとき、ようやく上澄みだけはお湯になってきたので、たまらず飛び込んだ。下の方は水だけれど、何とかしのぐことができるもんだ。

 松本の冬には、こういったサバイバルが日常的に繰り広げられるのです。

1月3日

 昨日の夜、日付が変わる頃に帰ろうとしたら、ちょうど良い具合に道路を雪が覆っていた。家に帰り、ジムニーからロードスターに乗り換える。手が痛いのをがまんしながら、車の上に積もった雪を払いのける。暖機がてら、街の中をぐるぐる回っていたものの、物足りないのでいつもの山道へ行くことにした。雪道スラロームでジムニーをぶつけ痛い出費をしたばかりなのに、どこか神経が抜け落ちているらしい。

 いつもの山道は入り口が急坂&ヘアピンなので、止まらないように慎重なアクセルワークが必要だ。あまり踏みすぎると滑ってスピン、立て直せずに止まってしまったら、坂の上に向かって発進することはできないので引き返すしかない。いくらハンドル操作でまっすぐ走っているとはいえ、リアを空転させすぎると、だんだん速度が落ちていく。微妙なアクセルワークを心がけながら、ふらふらしつつも山道を登っていく。新雪には他の車が走った形跡もある。やはりみんな、考えることは同じらしい。

 中腹の比較的坂が緩く、道幅が広いところで走ることにする。積雪は20センチほどだが、他の車が走った後があるので、路面には10センチほど。遊ぶには絶好の積雪かもしれない。まだ激しく雪が降っている。赤いビビオとすれ違った。FFの軽自動車でも、かなり面白く走れそうだ。

 ビビオを見送り、そろそろと走り出す。やはり、ジムニーの後遺症があるので、最初はぜんぜん滑らすことができない。最初はほとんどカウンターを当てることもなく、走りきってしまった。折り返して下りは、怖くてアクセルを踏むことすらできない。

 再び折り返し地点に戻る。ここで、白い軽ワゴンとすれ違った。路面にはこの軽ワゴンが付けたとみられるスラロームの跡が残っている。僕の今日の目的は、スラロームじゃないんだ。

 気を取り直して、再び発進。とりあえず、安全な上り坂でパワードリフト状態に持ち込んで、カウンターを当てる練習をする。最初は怖々した操作で、あまりアングルを付けることができない。リアが滑ったと思ったら、すぐハンドルを戻してアクセルをゆるめるから、ぐらりとするだけで収束してしまうのだ。これでは、意味がない。

 少しだけスピードを付けて、左コーナーにさしかかり、アクセルをゆるめた後に再び少し踏み込むと、すっとリアが流れ出した。少しのカウンターと、アクセルワークでコントロールを試みると、ノーズが左側を向きつつ、アウト側に向かってふくらんでいく姿勢になった。いい感じかな、と思ったら、ハンドルを戻し損ねて、右側にぐらりと来た。失敗。

 いろいろ試行錯誤しているうちに、コツのようなものをつかんできた。何かをつかんだわけではないのだが、リアが少しぐらい流れても、怖くなくなってきた。もちろん、速度はかなり抑えている。

 何往復かしているうちに、速度は少しずつ上がるもので、コーナーでブレーキを使うぐらいになった。雪道だから、それほど急減速するわけではないが。少し勢いを付けて、アクセルを多めに踏んで、ぐらりとかなりのアングルが付いて横向きになっても、フルカウンターとアクセルで何とか、揺り返しがなく収束できるようになった。こうなってくると、だんだん面白くなる。白い軽ワゴンも、何往復もしているらしく、何回かすれ違う。お互い好きだね。

 アクセルを踏んで滑らすだけでなく、ブレーキできっかけをつくりたいのだが、雪道でブレーキを踏む余地がないくらい遅いこともあって、なかなか難しい。踏むと速度が落ちすぎてしまう。ほんの少しだけ踏んで、利くか利かないかのところでクリップ前まで残して置いたら、ほんの少し姿勢が不安定になった。微妙な変化だからわかりにくいけれど、ぐらりとする。

 そのぐらりが来そうかな、と感じたぐらいに、アクセルを軽く踏んでやると、そのままドリフトの姿勢になる。アングルもあまり付かずに、アクセルとハンドルの微調整でコーナーが曲がれる感じ。ブレーキといい、アクセルと言い、かなり微妙なタッチでの操作が必要。そのうち、下りでも滑らすことができるようになってきた。

 後ろから軽ワゴンが来ているようなので、少しだけ速度をゆるめ、そのまま折り返し地点で停止してハザードを出す。軽ワゴンは後ろについたまま微動だにしないので、仕方なくUターンする。すると軽ワゴンが動いた。どうやら、後ろに付いてきたいらしい。横並びになったところで、こちらを伺っている。2人が乗っているようだ。

 あまり見せるものじゃないのだが、と思いつつ、発進する。ハザードを付けながら軽ワゴンが付いてきた。パワードリフトで派手にアングルをつけたりしてサービスしたいつもりなのだが、やはりまだまだへたくそ。おつりをもらったり、ドアンダーを出したり、めちゃくちゃである。

 一生懸命走っていたら、バックミラーから軽ワゴンが消えた。待つ義理もないのでそのまま練習に打ち込む。再び何往復かしていたら、すでに時計は午前2時近かった。もちろん、3日も仕事なので大人しく帰ることにする。

 帰りの下りでは、片側の車線だけ使って、滑らせて遊んだ。派手なアングルを付けなければ、それほど危険じゃない。コントロールを失っても、センターライン付近でスピンしていればよろしい。それよりも、アンダーを出して、ガードレールに向かったときの方が危険。ブレーキを踏むとより滑るし、ガードレールが近づいてきているのに、ブレーキをゆるめるという勇気が必要。アンダーで滑ってロックすると、どうやらタイヤが雪をかいてしまっているらしくて、少しブレーキをゆるめただけではロックを解除できない。危ない。

 街中で調子に乗って滑らせたら、コントロールを失った。積雪が少ないとより滑るらしい。リアの流れる速さにびっくりした。

 滑らせて遊ぶのはジムニーよりロードスターの方が簡単。また、行こうかな。

1月2日

 雪が降る中、朝一番で松本城に行き、なぜか市長が太鼓をたたくところを見た。開門式の後に紅白もちが配られるとあって、なかなかの人混みであった。本丸庭園から天守閣を望むと、うっすら雪化粧した白さと、烏城と呼ばれる黒い外壁の対比が美しかった。松本城もけっこうやるなあ、と訳の分からないことをつぶやいて、後にする。

 慣らし運転として目安にしていた1500キロを乗ったので、仕事をさぼってディーラーへ行った。さまざまなアドバイスをもらってお世話になっている店長に乗ってもらうためである。今日は初売りだけで、サービスはしていないのだけれど、無理を言ったらオイルを交換してくれた。いい人だ。

 乗ってもらった後、デミオに乗った。ファミリアヘッドを載せたDOHCデミオという日本に何台あるのか分からない珍品である。「壊れるから6000回転まで」と言われていたので、大人しく乗ったつもりなのだが、なかなかいい吹け上がりをする。エンジン音もレーシーである。走りはスポーティーな感覚なのに、景色は全くファミリーカーであるギャップが面白い。6000とは言わず、7000以上でも回っていきそうな吹け上がりだったので「カム変えてあるでしょ」と言ったら、どうやら264度が入っているらしかった。今度サーキットで一緒に走るか。

 どうせすることもないし、そのまま山道へ行った。雪道を走るためである。ロードスターだと、ジムニーよりもスライドコントロールは簡単である。かなりアングルが付いても何とか元に戻せるし。

 しかし、最初のきつい上り坂であえなくリタイヤした。狭いヘアピンなので、速度を上げるわけにもいかず、ゆっくりとした速度から後ろを滑らせたら、ずるりと滑っていき、横をむきかけたのでカウンターを目一杯切って何とかこらえた、と思ったら、おつりをもらって反対側にスピンして停止した。道に対して真横に向いてしまい、さらに坂ですべりやすいため、クラッチをつなぐと、そのままリアが坂の下の方に向かって流れてしまう状態。昨日からの雪で圧雪の上に新雪が積もり、特に滑りやすい路面ということを悟り、すごすごと引き返した。

 夜、いまさら年賀状を作成。車関係のお友達に一通り書いたのだけれど、やはり住所が分からない人が多い。

 まだ住所を伝えた覚えのない人、ぜひメールで知らせてください!

1月1日

 新年あけましておめでとうございます。

 ローソンで買ってきた天ぷらそばを後輩とともにすすり、ただでさえわびしい年越しの情景をさらに悲惨なものにしながら紅白歌合戦を見て、年を越した。いいんだ。もう、慣れているのさ。

兄貴がスノボで白馬に来るというので、松本から仕事場のパジェロで乗せていくことになった。一緒に昼飯を食べる場所があるかしら、と思っていたらたくさんの店が開いていた。元日ぐらい、ゆっくり休もうよ。

元日なのにイタリアンな昼飯を食べて、高瀬川沿いを北上。大町市に至ると雪が降ってきた。圧雪になるほどでもないので、それほど恐れることはない。

兄貴を降ろし、帰途に就く。往復100キロぐらいか。午後4時前に戻ったからといって、家でのんびりすることはない。世間がいくら元日でのほほんとしていようと、慣らし運転が待っているのである。

ロードスターに乗り込み、三才山トンネルを抜け、広域農道「千曲川ビューライン」を走って、佐久方面へ。再び折り返して、和田峠を通り、下諏訪、岡谷、塩尻を通ってかえってきた。ロードスターだけで200キロ弱走ったか。これでようやく、目標の1500キロを走ったのである。1週間でこの距離を走った。変態だ。

夜は世間並みにおせち料理を食べて過ごした。兄貴が家から持ってきてくれたのだ。煮物や数の子、酢の物にもち。実に正しい食卓だ。こんなものを食べていると、当然、ビールが飲みたくなるわけで、今年こそはお酒をひかえよう、と自分で持っていた決意を、すでに破ってしまったのである。

なんだか、新年を暗示しているような…。

12月31日

 世間では大晦日らしいのだが、問答無用で出勤である。ここ4年間、仕事場もしくは、仕事中に年越ししている気がする。ただれた生活だ。

 こんな日にやる仕事など全然ないわけで、午前中は洗濯をしながら、ゆっくり風呂に入っていた。午後は、引き続きロードスターの慣らし。暗くなってからの走行も合わせると今日は130キロぐらい走ったかな。

 仕事場にいようが暇なものは暇なので、WEBをがしがし書いていた。できあがったので、アップしたところ、異変に気付く。どうやら、前回のページを上書き&上書きアップしてしまったらしい。ハードディスク内を探すものの、どこにも見あたらない。

 これは、困った。1ページ書くだけでかなりのエネルギーがいるのに、同じ物なんて書く気がしない。高岡の某氏に速攻で電話。キャッシュファイルが残っていないかを調べてもらった。

 どうやら、キャッシュは残っていない。別ルート。帰省中の諏訪の某氏と東京の某氏に電話する。大晦日なのに迷惑な話だ。2人とも探してくれる、とのこと。大いに期待して待っていたら、ほとんど同時にメールで送られてきた。

 やっぱり持つべきものは仲間だね。お礼に諏訪の某氏にはショットバーのお酒を、東京の某氏にはシリンダーヘッドをあげよう(今のエンジンにトラブルがなければね)。

 

 いろんなページを巡回していたら、この1年を振り返る書き込みが多かったからちと書き足して振り返っておこう。

 一言で言うと、エンジンをいじっていた1年だった。1月に中古のエンジンを購入し、ばらして、ついにヘッドだけ載ったのが6月。その後、12月にはフルオーバーホールをして積み替えが成功した。最初、まったくエンジン内部のことを知らなくて、ぶっつけ本番、とりあえずばらしてみたら、何とかなった。やはり、ばらしてみることから始まるらしい。あとは、いつでもアドバイスを受けられる温かい人たちがいると、素晴らしい。この1年でプロだけで4人ぐらいから聞けるようになった。

 素人のエンジンチューンには「気合」が必要だ。その「気合」を保つために、このページを作ったら、いままでなかった仲間ができた。想像していた以上の副産物。この輪のおかげで、充実した日々が始まった。

 来年は、この輪を大切にしつつ広げて行けたらいいな、と思う。

 お世話になった方々、ありがとうございました。来年も、どうぞよろしくお願いします。

12月30日

 遅ればせながら、フレッツISDNを導入した。これまで、テレホーダイでつないでいた。昼には家にいないし、インターネットを使うのはちょうど帰宅するころの午後11時以降だったので、なんの不都合もなかった。ADSLなんて、必要と思ったことすらない。ADSLやケーブル、光といった通称「ブロードバンド」を使っている人たちはいったい、どんなコンテンツで楽しんでいるんでしょう。何か面白いことがあったらすぐに導入するんだけれど。

 ISDN+テレホーダイで十分満足していたのだが、最近、夜にメールを書きながらそのままこたつで寝てしまうこともしばしば。気が付くと、朝8時をすぎて無意味に課金されていることが多くなった。1時間課金されると200円。これくらいならいいや、と面倒くさいし、フレッツの導入は見送っていた。

 ところが、この前は失敗してつないだまま1日放置しちゃった。数千円が無駄になった計算。これはまずいな、と思っていたところ、しつこいNTTからフレッツ勧誘のダイレクトメールが届いていた。初めて、1カ月2800円であることを知る。ISDNテレホーダイは2400円である。次の瞬間、WEB上から申し込みをしていた。

 数日後、NTTから電話があった。テレホーダイを解除するかどうかの確認。もちろん解除する。開通は28日午後だという。

 28日昼、仕事中に家に寄ったら、留守電に工事をした旨が録音されていた。さっそく、ダイヤルアップルーターの設定を変更。つながったな、とメールチェックしていたら、速達が届いた。「設定マニュアル」である。無用の長物。

 せっかく送ってもらったのに意味がないな、速達料金使わせて申し訳ないな、と思ったいたら、あることに気が付いた。サービス変更料金は2000円。速達は自分のお金で届いていたのである。

 サポートなんていらないから、まけてほしい。

12月29日

慣らし運転のついでに、はかりを借りたり、たくさんお世話になった富山の車屋さんに行くことにした。

昼間なら安房トンネル経由で行っても大丈夫だろうと、山道を登っていった。快晴で、常念岳を始め、北アルプスのパノラマが間近に迫ってくっきり見える。道路に設置された温度計の表示は「−9℃」。路面は圧雪状態である。白い路面ならばのろのろ走っていれば、ロードスターでも何とかなる。

安房トンネルを抜けても圧雪状態。神岡へ抜ける国道は急坂である。下りるのは簡単なのだが、帰りに登ることができるかは不明。夜になるだろうし、帰りは高速を使うことに決めた。

上宝あたりからは、日向では路面も濡れているだけになり、快調に走ることができる。国道41号に合流。走っていたら、路面が乾いてきた。晴れていることだし、これは開幌状態にするしかあるまいと、屋根を開けた。富山の平野に抜けると、こちらも素晴らしい快晴。松本とはまた違った北アルプスがとても美しい。

富山の車屋さんでは異次元の速さを見せるVスペがどんがらになっていた。冬眠の間にスポット増し5000個所だって。どんな車になるのか、想像もつかない。間違っても「僕もやってください」なんて言えない。

夜は高岡の某氏とメシを食うことに。山道で乗ってもらったら、新エンジンはかなり速いことが分かる。

帰りは高速。安房トンネルルートなら、下道で130キロ。高速だと、一度北上してから上越に至り、南下することになるので、240キロぐらいになる。時間もあまり変わらない。冬だから仕方がないけれど。

26日に走り始めて、この日で1100キロ走った。もう良いだろう、と高速で高回転まで回す。8000回転も試す。少し速過ぎて怖い。

自分で組んだエンジンが8000回転まで回ったのに、現実感があまりない。

12月28日

 意味もなく、ロードスターを走らせた。もちろん、仕事をさぼってである。松本は昨日の夜と今日の午後、再び雪が降った。おかしい。いつから雪国になったのだ。

 当然、山に向かえば路面は圧雪。ジムニーで失敗したばかりなので、遊ぼうという気が起こらない。広い駐車場で思う存分遊びたいな。

 最初は乗りにくい車を作っちゃったと、少し後悔したけれど、すでに慣れちゃった。初心者が乗ったらたぶん運転できないけれど。慣らしが進んだためか、走行中にクラッチを切っただけでエンストするという現象は収まりつつある。アクセルワークも慣れた。雪道でも普通に走れる。

 車はどうやら無事に走っているから、早くページを更新しないと。

12月27日

 久しぶりに乗るのだから、やはり開幌状態にしなければならんだろう、とディーラーを出てから屋根を取っ払った。木曽路に入るとやはり凍てついた世界。日が沈むと同時に、凍えてきた。がんばってオープンのまま走り抜こうと思ったのだが、冷たい空気が髪の毛を貫通して、頭皮が痛くなってきたので、閉じることにした。

 コンビニの駐車場でアイドリングと点火時期の調整。オイルをレベルゲージ一杯に入れて、再び出発。発作的に愛知の実家に向かうことにしたのだ。この季節、信州を走り回るのだったら、やはり冬タイヤにせねばならない。スタッドレスは実家に置いてあるのだ。

 気温はマイナス。対向車のヘッドライトが路面に反射する。凍結防止剤がまいてあるから、凍っているわけがないのだが、ぎゅーんだと心許ない。ハンドルに全神経を集中して木曽路を走り抜いた。

 中津川に出れば、路面の心配はいらないので、少しアクセルを踏み込む。最初は3000回転の自己規制をしたので、ストレスがたまる。高速で多治見へ。

 実家の両親はどうやら出掛けているらしい。兄貴とメシに食いに行くことにした。家の駐車場は縦列駐車のように止めないと行けない。クラッチを切るとエンストするセッティングだし、重ステだし、ぎゅーんはスリップサインが出ているし、吹け上がりは見違えるほど軽いしで、大変苦労する。

 兄貴とメシ屋へ。目当ての場所が定休日。焼き肉屋で牛肉を喰らった。駐車場から国道に出るのでさえ、エンストしていたら、笑われた。もうちょっと、工夫しないと乗りにくい。

 松本に戻ってきて少し走ったら、走行距離が500kmになった。ディーラーも今日で年末休業に入ってしまうし、オイル交換に行って来よう。