4月3日

 運命。昨日、突然にしてそれを思い知らされたのである。ある人からのメールがきっかけだ。添付された絵を見て悟った。僕は、自然の中で死ぬまでロードスターを駆らなければ生きていけない運命なのだ。そうなのだ。

 回遊魚は一生、泳ぎ続けるしかない。それがさだめだからだ。そんな悲しい運命を僕も背負っていたなんて。

 その絵は、コレだ!

 誕生日に絵をもらえるなんて、とっても素敵。このページをやっていて良かった。のらくろさんありがとう。

4月2日

 ダイドーのおまけ企画、どうやら1回の出荷のみですでに終了してしまったらしい。2、3日前から買おうとコンビニへ行くのだが、おまけが付いていないデミダスコーヒーばかりである。10数缶買って、1回もロードスターが出なかった僕は、やはりくじ運が悪いんだろうか。

 ときどき買う宝くじも300円以上当たったためしがない。3000円ぐらいならちょくちょく当たると聞くのに。麻雀をやっても、後追いリーチされて、次に引いたのが当たり。上がる気満々でいたのが、一気にリーチ一発を喰らって大きくへこみ、負けてしまうことが多かった気がする。麻雀なんて、高校生以来あまりやっていないのだけれど。

 うん、どうも僕は巡り合わせが悪いぞ、とだんだんとマイナス思考になっていく今日この頃。

4月1日

 例年ならこの時期、まだ朝には氷点下になることもしばしばなのだが、松本で史上初めて3月に桜が咲いてしまったような陽気。果たして、ぽかぽか陽気だった。街中を歩いていると暑いぐらいである。この時期が、信州でロードスターを味わう季節なんだろう。仕事をさぼってドライブに出掛けたい衝動に駆られる。

 ところが、庭で足回りセッティングの最中である。昨日、リアの車高を下げた。調整前ですらリア指3本、フロント指3本半の車高だったのだから、今は極端な前上がり状態。リア指1本半、フロント4本ぐらいになるんじゃないかしら。

 そんなおっかない状態で走りに行くわけにもいかず、我慢した。それに庭へ車を入れるのもお隣さんに気を遣わなければならない。あまり出し入れすると、クレームが直接大家さんに行っちゃったら、パーツや工具が散乱する室内を見られてしまうかも知れない。それは、まずい。

 早くセッティングを終えなければならないのである。なぜ急ぐかと言えば、6日開催される北陸ミーティング間瀬サーキット走行会に参戦するからだ。もしかすると出られないかもしれない事態に陥るかも知れないのだが。

 前回のサーキット走行での課題は足回りの腰砕け感。攻めていくと、ぐらり、と姿勢が変わる感覚があって、それ以上は何もできなくなる。バネやショックの固さの問題もあるだろうけれど、もしかしたら車高の高さが悪さをしているのではないか、と考えたのだ。

 希望の車高は指2本が入るかはいらないかぐらい。それ以上低くすると、信州のうねった路面で快適に走ることはかなわなくなる。今回の調整で近いところまで行くと思うのだが、どうなるのだろう。

 昼間やる時間がなければ、夜やるしかない。本当ならどこかの駐車場でジャッキアップしてやりたいのだが、照明が使える庭での作業となってしまう。

 土の上でのジャッキアップはウマが土にめり込んで、車体が倒れてノシイカのようになってしまう可能性があるので、本来やりたくないのだが、仕方がない。実際、車体にもぐるために高めにジャッキアップしたら、作業後にだんだん傾いてきて怖い思いをした。もちろん、地面に落ちないように、外したタイヤやらコンクリートブロックやら廃タイヤやらを車体の下に詰め込んでいることは言うまでもない。でも危険。もう庭でもぐるのはやめておこう。

 果たして満足行くセッティングとなるのか。

3月31日

 この世に発生した日であるなら、世間一般ではめでたいことになっているかもしれないのだが、問答無用で仕事である。

 せめてもの贈り物、仕事を少し早めに切り上げて、庭でロードスターの下に潜っていた。1キロぐらい軽くなったカモ。

3月30日

 タダナラヌことがあったので、木曜の夜から愛知県の東三河の山奥行っていた。中央道飯田インターから国道151号に乗ったのだが、新野というところで通行止め。迂回路に回らされた。

 国道でさえ、すれ違いが難しい個所もあるというのに、その迂回路なんだからどんな道かは想像を絶する。ガードレールが途切れているところもあり、もし落ちちゃったら、何日も発見されないかもしれない。崖から岩が落ちてきそうで冷や冷やである。

 むろん、路面はでこぼこ。正に洗濯板。信州を走っていると、こんな道ばかりだから、車高はあまり下げられない。僕にとってロードスターはあくまで「ツーリング車」。こういった道でも疲れない足回りがツーリング仕様に求められる、と独り勝手に思っているので、8K6Kの今のバネでも少し固いくらい。バネの固さのわりには乗り心地はいいと思うのだけれど。さすがにサーキット「も」走ることができる車にしようとすると、我慢しなくてはならないことが出てくる。

 3時間ばかしの睡眠をとり、親父の車に乗って、豊橋に行く。とんぼ返り。夜は小牧に行き、小牧から松本に出勤した。

 大雨が降っていたので、松本スペシャルROMのまま平地を走った。アクセルを踏んでも空燃比計は13.8あたりを指す。あまり踏まずにフィードバック領域の範囲で走っていれば問題ないのだけれど。

 セッティングもしていないのに、5万円もするセンサーをどんどん劣化させているな。

3月28日

 なぜか信州大学の中を歩いていたら、あるロードスターが目に留まった。目をひいたのがちらりとシートからうかがえた内装色。ほとんど白に近いベージュ。

 外装は普通だから、もしかして、と思って近づくと、果たしてウインカーの下にエンブレム。TOKYO LIMITED。

 野田ナンバーだから千葉の人なのか。激レアな車が身近にあった。

3月27日

 ダイドーのミニカー企画。ロードスターがあるとなれば、やらねばなるまい、と買い続けているのだが、何缶買っても出てこない。スカイライン3台、プレリュード3台、117クーペ2台、パジェロ、2000GT、スバル360と、NSX。買えども買えども出てこないので、さらに怒れてきて、箱買いしてやろうか、と思っていたら、職場の人から携帯に電話。「ロードスター出たよ」。3缶目だったらしい。10缶買えば出てくる確率のはずなのに、なぜ僕にだけ巡り合わせが悪いんだろう。

 この企画、なかなかの好評のようで、松本のコンビニでもデミダスコーヒーだけ棚から消え失せているところもある。箱ごと買う人も多くいるらしい。120円でおまけの楽しさが付いてくるから、なかなかよろしい。

 そのうち、「ロードスター50台集めた」とか、そんな自慢になってくるんだろう。Yahoo!のオークションでも「ロードスター赤青300円」とか並んでいる。

 赤青そろうまでは買い続けるしかない。しかし、なぜ僕だけ出ないんだろう。

 改造されるのを恐れているんだな。

3月26日

 ジムニーに再び息付きの症状が出てきた。

 3000回転前後のターボのブーストがかかり出すあたりで、回転が上がっていかないときがある。がくがくっとエンジンが揺れ、しばらくして回転が上がると一気に回る。3000回転以下はトルクが薄くて事実上使えない領域なので、ブーストが掛かる直前でのこの息付きは致命的である。右折や合流で、2、3秒加速しないこともある。危ういタイミングだった場合は、必死にステアリングを握って体を前後に揺すっちゃう。進め、進め、と。

 1年前にも同じ症状が出て、他の用事のついでに車屋に持っていったら、オイルが汚れている、とのことだった。まだ2000キロちょっとしか使っていないのでおかしいな、と思ったが、ついでに点火プラグも交換してもらったら、症状は収まった。

 最近、再び息付くのである。とってもイライラする。オイル交換をしばらくしていなかったからだろうと独り合点して、仕事場指定のシェルのスタンドで1リットル1500円の高級品を入れてもらった。どうせ人の金だ。シェルと言えばフェラーリ。なんだか速くなりそうだぞ。

 ところが、症状は収まらない。がくがく、がスムーズになったような気がするが気のせいだ。ほとんど変わっていない。

 どこがおかしいのか。勘ではプラグコードを疑っているのだが。

3月25日

 先日、松本であった山火事。全国ニュースでも流れるほどの注目を浴びたが何を隠そう、あの火事は我がホームコースであるいつもの山道の山全体がもえちゃった形なのだ。

 ふもとで燃えていた火事も、台風のような突風にあおられ、あっという間に飛び火していき、上へ上へと進んでいった。美鈴湖や浅間カントリー付近にまで火が行ったという情報を得て、一番心配だったのが、どれだけの面積が焼けてしまったか、ではなく、いつもの山道がどうなっているかだったのである。

 土曜日に、見に行くことにした。いつものペースで走るわけにもいけない。いつものペースでコーナーを抜けた途端、ホースを持った消防士が道の真ん中に立っているのが目に入ったとしたら、我が人生はそこで終わってしまう。何よりも、前を走るのはパトカー。ぶち抜くわけにもいかず、左右を伺いながらゆっくりと走る。

 ゴルフ場入り口付近から、道路脇が黒こげになっている場所があった。ヘアピンを2つ抜け、南側の斜面になった途端、つんと火事独特のにおいが鼻を突いた。松林。木全体が燃えているわけではなく、下草が焼けて根のあたりが黒く焦げた程度。木は枯れないと思われる。途中の道では、消防車が一台止まって、枯れ草をめくった上で、まだくすぶっているところを念入りに消火していた。

 火元へ下る方向の谷では、谷に沿って猛烈に火が上がってきた跡がある。さすがにここでは木の根ばかりでなく、幹の中程まで葉が焼けていた。一番、やけ方がひどかったのは、まだ植林したばかりの斜面。1メートルほどの高さの木が全焼していた。また、植林し直さなければならない。

 コースの半分ほどの長さの沿道が焼けている感じ。土日となれば出現するライダーたちもさすがにこの日は走っていなかった。道路自体に被害はないので、ほとぼりが冷めれば再び走ることができるかな。

3月24日

 東京あたりでは桜がすでに葉桜になりつつある、というのに、松本は冬に逆戻りしたような寒さ。それなのに、午後11時に仕事が飛び込みやがった。

 仕方なくジムニーに乗ろうとすると、うっすらと雪化粧。松本の市街地でも雪が舞ったらしい。なぜか制服を着た人がうじゃうじゃいるスーパーの前に張られた黄色いテープの近くで、カメラをぶら下げながら立ちつくしていた。数日前なら、風もやわらかくて春のにおいがしていたのに、こんな日に限って刺すように冷たい。

 私事ながら、やらねばならないことをやっていたら、いつしか時計の短針が下の方を指す時間になっていた。帰宅して寝る。今日は休みなのだが、飛び込んだ仕事の後始末をしなくてはならない。

 夕方、諏訪の某氏とブツを交換するために、ロードスターを開幌状態にして走り出す。塩尻峠の気温は0度だった。せっかく空燃比計が付いているのだから、高いところを走って燃調がどうなるのかを見てみたい。霧ヶ峰に進路を取る。

 スキーシーズンも終わりかけたこの時期、暗くなった高原に向かう車は皆無。路面は乾燥状態。凍っていないか注意しながら、快調に走る。

 霧ヶ峰にたどり着くと、燃調は諏訪より1濃くなっていた。海面でぴったりと燃調を合わせて、標高600mの松本に来ると、全体に0.9くらい濃くなる。それだけ空気が薄い、ということである。松本の平らではあまりフルスロットルをする機会もないので、少し薄くして、山を駆け上っているときにちょうどよい燃調になるようにしてあった。だから、標高700mの諏訪でちょうど良い燃調だった。

 それが、霧ヶ峰に行ったら、また全体に1濃くなった。霧ヶ峰はだいたい標高1500m前後。ということは標高が700〜800m高くなるごとに空燃比は1ぐらいずつ濃くなっていくことになる。

 そのままビーナスラインで一番標高の高い2000m付近に行けばさらに1近く濃くなることになる。もし、ノーマルのまま燃調を絞らないで上がったら、空燃比計は8台を指すこともあるかもしれない。まあ、標高2000mで本気で走る人は一部だろうから、それほど問題にならないのだろうけれど。

 空気の濃さ、は日ごろあまり意識をしない。無料化になったビーナスラインを白樺湖方面にひた走り、そんなことを考えながら走っていたら、吹き込む風もどことなく軽く感じられる。しかし、下界で0度なんだから、標高1500mでは−5度以下に違いない。グローブをして走っていても、指の先が痛い。耳がちぎれそうになったので、コートのフードを被った。

 寒いから屋根を閉めるという発想は起きなかったのかしら。