9月17日

 昨夜、練習に呼ばれて恥も外聞も知らずがなり散らしたビートルズバンドのライブがあったので、名古屋の大須に向かった。グッドウイルという大須パソコン街の大手のショップの一つの店舗の半地下が、ライブカフェになっているのだ。

 電車で行くのも面倒だったので、ロードスターで向かった。カフェに到着し、激しく後悔することになる。酒を飲まずにいるのはとってもつらい雰囲気だから。

 まず始まったのはフォーク野郎の弾き語り。曲は違うのだが、長渕ックな調子、と言えばどんなものかよく分かるだろう。アンコールで、あの発禁ミュージック「金太の大冒険」を歌っていた。よくあの長い歌詞を覚えているものだな、と感心。

 お次はハードロックバンド。これはギター1本のためにあるようなバンドだ。MCも曲紹介ぐらいで、ハードな演奏ばかり続くから、かえって単調になって最後は退屈してしまった。

 ようやくビートルズバンド。Back In The USSRから始まり、Come Together、While My Guitar Gently
Weeps、Drive My Carなどなど、マニアックな後期の曲から、ホンダのCMにも使われているObladi-Oblada、前期でカーペンターズも歌ったPlease
Mr. Postmanなどなど。キャリアが長いバンドなので、そつなくこなしていた。こちらも知っている曲ばかりだから、安心して聞ける。

 帰り、一人を車で送っていった。知多半島の先に住んでいる人なので、まるで正反対の方向に向かったことになる。助手席に乗せてみると分かるけれど、やはりいくらショックが新鮮でも10k8kのバネは堅すぎる。名古屋の悪い舗装ではちょっとつらいものが。高速道路を90キロぐらいで走っていても、継ぎ目の衝撃が気になるレベル。

 美浜で人を降ろし、せっかくだからと知多半島先端の師崎に向かう。ペースを上げると、もう人を乗せられないぐらいの突き上げ。一人で乗っているとあまり気にならなかったけれど、やはり一度人を乗せてしまうと、とっても気になってきた。助手席に乗せるのが野郎なら我慢させるんだが、女の子なんか間違っても乗せられない。ドライブ用の足回り1セットを探そうかな、と考えて、ふとある重大な事実に気づいたのである。

 そんなことは乗せる人を探してから心配しろ、という深刻な事実。

9月16日

 ブレーキはちゃんと利いている。フルードも減っていないみたい。

 今日は、点火プラグを交換した。これまでついていたのは、数年前に買って2万キロぐらい使ってあった、ボッシュのブループラチナという6番のプラグ。エンジンはきれいに吹けているし、電極も問題ない(と勝手に思う)ので、交換する必要はないかなとも思うのだが、見た目がぼろぼろになっているのと、電極もなんとなく丸くなっているので、思い切って交換することにした。

 今度買ったのはNGKのイリジウムの6番。圧縮比9.4のノーマルエンジンには6番で十分だと思われる。それに、Freedomはエンスト直後にかぶりやすい。番手を上げると、輪を掛けてかかりにくくなってしまうかもしれない。

 これで、来月の筑波走行までにできることはだいたい終わった。タイヤを新品にするかどうかを迷う。たびたび走れる場所じゃないので、新品の方がよいかしら。Freedomのセッティングは、学習が勝手に進んでいるので、大丈夫だろう。

9月15日

 フロントブレーキのオーバーホールをやった。これまでブレーキのエア抜きさえしてことがないのに、突然オーバーホール。ブレーキパッドや足回りを交換する前にエンジンを交換しちゃったりと、なんだか僕はステップアップの順番が狂っている。

 半月ほど前、足回りの交換をしているときに、フロントのブレーキがキーキー鳴いてうるさいので、パッドの角を削ることにした。パッドをはずし、ブーツの様子を見てみると、ぽろりとブーツの一部分が破れてしまったのである。

 さすがに、ここが破れるとやばい。ピストン部分に砂が入ったり、ブーツを取り付けている場所が錆びたりすると、キャリパー交換となり、数万円が飛んでいってしまう。見なかったことにするわけにもいかないので、とりあえずゴミが入り込まないように破れた箇所にグリスをてんこ盛りに塗っておいて、シールセットを注文した。

 油圧関係、特に、ぜったいミスを犯してはならないブレーキの整備はこれまでディーラーに任せていた。NA8Cのブレーキ移植も、何もかも。たぶん、松本にいたら、すぐにディーラーに持ち込んでオーバーホールしてもらっただろう。しかし、名古屋に来てしまい、近場に信頼できるディーラーをまだ捜していない。変な整備をされるくらいなら、自分がやった方がましだろうと考えたのである。甘い考えかもしれない。

 ブレーキフルードを買いにオートバックスに行ったら、Quaker StateというマニアックなメーカーのDOT4がおいてあった。Quaker Stateのエンジンオイルはロードスターにぴったりでとっても良かったので、衝動買いしてしまう。350ccを2本。

 家に帰り、フロント部分をジャッキアップしてウマをかける。キャリパーを取り外し、まず、ブレーキを踏んでピストンを抜く。本当は、穴からエアを吹き込んで外すらしいけれど、素人はそんな道具は持っていない。

 フルードがだだ漏れになってしまった。とりあえずブレーキホースを切り離して、先をビニール袋に包み、なるべく高い場所にやっておく。

 抜いたピストンはとてもきれいでぴかぴかであった。シリンダーも錆びはなく、状態は良かった。ブーツさえ破れていなければ、オーバーホールも不要だったのに。

 パーツクリーナーを豪快に吹いて、汚れを落とす。ピストンをウエスで磨いてぴかぴかにし、シリンダ側の溝も念入りに清掃する。

 まず、ピストンシールというOリングのようなものを溝にはめる。これは簡単。次はブーツ。どちらが表かは何となく分かったのだが、溝にはめるのがなかなか難しい。溝とブーツにそれぞれ、付属のピンク色のグリスを薄く塗り、きれいにはめる。これがなかなか難しくて、念入りにチェックすると、案の定、溝から浮き上がっている。何度も何度も押さえつけて、なんとかぴったりはめることができた。

 今度は、ピストンをはめ込む。これが難しくて泣いた。ただ押さえ込んだだけでは入らない。ブーツをめくってゴムを伸ばし、ピストンをはめ込んでいくのだけれど、ブレーキフルードを塗ってあるから滑るし、裏側半分がとっても入れづらい。PBの千枚通しのようなピックツールを駆使してようやくはめ込むことができた。ブーツに穴をあけないか冷や冷やした。

 あとはピストンを押し込んで完成。元通りに組み立てて、ホースを接続し、エアを抜く。ブリーダーのプラグがあんなに小さいとは知らなくて、あわてて近くのホームセンターに8mmのメガネレンチを買いに行った。本当にエア抜きをしたことがないことがここでも分かる。

 エア抜きは2人でやるものだそうだが、以前、アストロへ行ったときに耐油ホースとワンウエイバルブ、タンクからなるエア抜き用のツールを買ってあった。素人メカヲタクとして、まず形から入っている、といういい加減さがここからも分かる。

 ホースを取り付けて、ちょっと緩かったのでタイラップで締めてエアを吸い込まないようにし、ナットをゆるめて、踏み応えのなくなったブレーキペダルを2、3回踏み込む。ホースを見てみると、大きな空気の固まりがぼこぼこと浮き上がっているのが見えた。リザーバータンクを空にしないように、フルードを継ぎ足す。

 ブリーダープラグを締めて、ブレーキペダルをぎゅ、ぎゅっと何回か踏む。再びプラグをゆるめると、さらにエアが出てきた。ここら辺の手順は、いい加減である。けれども、元のような踏み応えになったから大丈夫だろう。

 同じように反対側もやる。やはり、ブーツ取り付けとピストンはめ込みが難しかった。

 リアは1年前にオーバーホールしてあるから、良いだろう。と書くと、愛車の状態を熟知して、考えて判断しているように見えるけれど、本当はリアブレーキのシール類の多さを見て怖じ気づいてしまったのである。とっても難しそう。それでも、エア抜きだけやっておいた。

 とりあえず、ブレーキがちゃんと利くか、安全な場所でフルブレーキをしなくちゃ。利かなかったらどうしよう…。

9月14日

 新横浜駅で降りると、肌寒いぐらいだった。朝から重い雲がたれ込めて、いやな天気だと思ったけれど、気温がこれくらい低かったら良いものだな、と思いつつ、肩にぶら下げていた上着に袖を通した。名古屋に引っ越してきて夏用の上着がないことに気が付いて、買ったもの。暑すぎたので、これまで巾着袋代わりに肩からぶら下げて持ち歩くだけで、着たことはなかった。いよいよ、秋も近いのか。

 突然朝に思い立って、出勤して、勢いで横浜に出かけてしまった。十日市場で降りて、仕事先に向かう。

 仕事が済んで、駅の隣にスーパーオートバックスがあったから吸い込まれるように立ち寄った。車をテーマにした雑貨屋のような雰囲気。足回りやマフラー、補強部品などいろいろ置いてあったけれど、何しろすべてのメーカーを網羅しているのだから広く浅くの品揃え。ここまでマニアックな世界に沈み込んでしまった廃人のような者にとっては、雑貨以外はまったく興味を引かれるものがなかった。ただ、入り口にあったF1用のホイールとミシュランのタイヤだけは激しくそそられた。

 すぐさま新幹線でとんぼ返り。すっかり暗くなっているのに、名古屋は昼の新横浜よりも少し気温が高い。

9月13日

  会社から棚ぼたしたIBMのThinkpadX22(ようやく形式を覚えた)。ハードに私物化するためには、私物化しているという証拠をいつでも隠せるようにせねばならぬ。会社がいつパソコンを提出せよ、と言っても大丈夫なように、ワンタッチでもらった状態まで戻せるよう、オリジナルのハードディスクをはずして保存しておくのだ。そのために、もらったばかりの新品ノートパソコンのハードディスクを、ちょちょいと摘出した。何と、ねじ1つ取れば摘出できるようになっている。さすがIBM。

 とりあえず、元から付いていたハードディスクの内容を他のハードディスクに写すため、インターネットで拾ったシェアウエアを使って丸ごとコピーを開始する。余っていたノート用10GのハードディスクをPCカード経由で接続して、一気にコピー。これがなかなか時間がかかる大変な作業なのだ。

 ようやくコピーが終わり、ハードディスクを入れ替える。緊張の瞬間である。だいたい、最初は起動すらしない。案の定、起動しなかった。これまでOSはWindows98だったのだが、Windows2000になったのでこれまでと勝手が違う。ファイルシステムの堅牢さがちょっとじゃましているらしい。

 足りない、と怒られたファイルをコピーしてやっても動かない。結局、2日間ぐらい夜なべしてあれこれ試してみたが、まったく状況は変わらない。悩んでいるのも疲れたので、シェアウエアの説明書を読んだら、ちゃんと対策方法が書いてあった。説明書を読んでからソフトを使うのがやっぱり正しいのだろうか。多くが読んでもわからないように書いてあるマニュアルが嫌いなのがたたってしまった。Freedomの説明書すら、ろくに読んでいない。

 とにかく、起動するようになったのでアンチウイルスソフトやWEB用ソフトなどを放り込む。

 これが、新パソコンからの初めての書き込み。ちゃんと更新されるかしら。

9月12日

 岐阜の多治見で仕事があったので、本当はいけないのだが、ロードスターで向かう。多治見と尾張旭は愛岐道路という良い道があるので近いのだ。電車で行ったとすると、1時間かけて名古屋駅へゆき、再び30分かけて多治見にいく羽目になる。車なら、往復で1時間ちょっとだ。

 もちろん、セッティングをしながら向かうに決まっている。Freedom用に古くからの愛機であるIBMのThinkpadにWindows95を入れて、軽く動くようにした。最新のWEB技術や動画などを扱うにはちょっと役不足なこのパソコンも、フルコンの設定ならまったく問題なく快適に使える。

 乗り込んでからエアコンが壊れていることに気が付き、スーツ姿だから一気に汗が噴き出してくる。そんな状態で、不調なアイドリングを設定する。一時調子が良くてもだんだんと設定がずれていって最後にはエンストしてしまう。どうしてずれていくのか原因が分からないからやっかいである。

 それにしても、アクセルのレスポンスはROMチューンのときと遜色ないし、高回転のトルク感がなんとも気持ちよくなった。まだ、空燃比と点火時期が調整し切れていないので、ぱちぱちとキーをたたいて調整する。一度止めてエンジンを切って差し替えないといけないROMチューンと違い、設定を変えてどうレスポンスが変わったか分かりやすくてよろしい。

 どうも、外気圧補正マップの学習が不気味な挙動の原因になっている気がしたので、学習を停止して当たり障りのない数値を入れておいた。標高差で空燃比がどう変わってくるかは、なんとなく分かっているので平地でのセッティングが完成するまで悪さしないようにした。

 うむ、Freedomを使っていないと分からない文章になってしまった。ECUのいろはを書いているのでしばしお待ちを!

9月11日

 前にも書いたとおり、最近ものが立て続けに壊れた。

 うっかりコーヒーを飲ませてしまい、「ESC」(エスケープ)キー連打状態に陥ってしまったパソコンのキーボードは、キーの半分以上をめくって丹念に掃除したおかげで復活した。乾いたら元に戻るらしい。機嫌が悪くなると止まったり、データを飛ばして持ち主に復讐したりと、パソコンはなかなか人間的な機械である。

 一番痛いのがロードスターのエアコンである。下手すると20万コース。素人じゃ手出しできない部品なので、直してもらうしかない。20万といったら新しいエンジンのパーツが買えてしまうな、と思うとすべて撤去してしまうことも頭に浮かぶのだが、そうするとたぶんこの車に乗らなくなる。これから冬になるから問題を先延ばしして、修理費を積み立てることもできる。「エアコンを直すか」か「車ごと捨てるか」のいずれかの選択しかない。「車ごと捨てる」=「死んじゃうかもしれない」ということだから、やはり痛い出費をするしかないようである。

 タイヤとエンジンはとっても簡単に直ったので、問題じゃない。

 エアコン修理痛いな、不幸だな、と考えていたら、思いがけず、会社から新しいパソコンが支給されることになった。今使っているDynaBookSS3300でも、Peinum2の266Mhzだし、メモリーは勝手に128メガに増設したし、ハードディスクも6.4Gから勝手に20Gにしてしまったりで業務上はまったく支障はないのだが、くれるというのだから断る理由もないだろう。このサイトを作るのに役立ってきたDynaBookを返さなければならないのはつらいけれど、新しいパソコンの魅力には勝てない。ただでさえ給料泥棒をしているのに、会社にはさらに損害を与えることになってしまった。

 そうして来たのが何とIBMのThinkpad! 自分で買ってしまおうかしら、と思うぐらいのIBMマニアなので、とってもうれしい。型番はまだ見ていないけれど、かなり新しいもの。ノートパソコンのくせにPentium3の750Mhz! メモリーは256メガ! ハードディスクだけちょっと少なく15Gだった。しかし画面が800×600から1024×768に拡大した。文字が少し小さく見えるのが不便だけれど、WEB制作上は楽ちんになる。

 ちょうどエアコンの修理代に釣り合うものを棚ぼたでもらって、ほくほく顔なのだ。

9月10日

 今回のサーキット走行会での目玉は、10k8kのバネではなく、タイヤだった。これまでずっと純正14インチのBBSを付けていたのを、譲ってもらったワタナベの15インチにしたのだ。NA6CEには14インチが似合うと一人で勝手に思っているので、あまり変える気がしなかったのだが、サーキットを走っていると、あの手この手を使ってみたくなるのである。

 Vスペシャルにはワタナベ、という思いはずっと持っていた。見た目のバランスとしては14インチが良いのだが、同じサイズのタイヤを持っていても仕方がない。ホイールは高いし、しばらくは14インチかな、と思っていたところ、富山の方が15インチワタナベを余らせている、と聞いて即金で譲ってもらったのである。

 サイズは195/50R15。銘柄はぎゅーん。やっぱり、14インチがかっこいいな、と思いながら取り付けてみると、これもなかなか格好良い。ちょいと余分にスパルタンな感じが出て、それがロールバーと相まって、具合がよろしいのである。

 さて、走行会。付け替えてすぐサーキット走行だった。コースインして、正直、びっくりしたのである。こんなに違うものなのか、と。

 バネが固くなったこともあるけれど、それだけではない。明らかにこれまでとは異質な横Gを体に感じ、狙ったラインに車がすっと入ってゆく。14インチの感覚で走っていると、切れ込みすぎて乗らなくても良いイン側の縁石に乗ってしまうぐらい。以前、15インチの人の助手席に乗って「次元が違う」と自分の腕のなさを反省したのだが、タイヤの違いも大きかった気がする。それくらい、明らかに違う。

 コースインして4周目でこれまでの最速ラップを0.2秒更新した。しかし、14インチとは明らかに違う操作を要求される。慣れないととってもじゃないけれど、タイムを削ることが出来ない。練習しようと、Freedomが長時間のスポーツ走行でも不審な動きをしないかも含めて、しばらくタイムを考えずに様子見で走ることにした。

 これまで、14インチのネオバでは、連続走行4周あたりで明らかにグリップが悪くなるのが分かった。真夏だったからということもあるけれど、1回の走行(1kmのコースで30〜40周)で極端な減り方をしていたので、かなりタイヤに無理をさせて走っていた気がする。おまけに操作も忙しかった。足回りがノーマルビルシュタインだったことも関係しているんだろうか。

 これが15インチだと、忙しかった操作がオンザレールの動きになって狙ったところを走れてしまうので、楽ちんになってしまった。グリップの低下もそれほど感じない。パワステがないから、タイヤを太くすればそれだけ体力を消耗しそうだと想像していたけれど、ステアリングを忙しく動かさなくて良い分、楽だった。ただ、すべてのコーナーでブレーキングポイントやステアリングの切り方が微妙に変わってしまったので、思うとおりに走るにはしばらくかかった。

 午前中の慣らし運転が終わり、連続走行したからかなりタイヤが減ってしまったと思ったけれど、ほとんど減っていなかった。きついコーナーばかりのミニサーキットでは15インチの方がコスト的にやさしいかもしれない。午後からは雨が降ってしまったので、ひたすら横を向く練習をする。

 雨が上がって路面が乾き始めたところで、今度はドライ路面で滑っていたら、最終コーナーでまだ濡れていた路面につるっとすべって、そのまま縁石を乗り越えてコースアウトしてしまった。タイヤがホイールから外れてしまったのは、前の日記に書いたとおり。

 最後はタイムアタック。14インチで走っていたときように、15インチでは走ることが出来ない。まだまだ走り込みが必要だと感じたので、練習と割り切った。ところが1周走ったところでエンジントラブル。赤旗を出してしまう。不動車を押してくださったみなさん、ありがとう。午前中の練習の成果を見ることが出来なかったのが残念であった。

 15インチのインプレッションと言えば、14インチで走っていたときの方がさまざまな苦労をしていた分、楽しかった。15インチのタイヤで「楽しい」と思うまでは、まだまだ走り込みが必要そうである。

9月9日

 富山県であった走行会。金曜日にロードスターで出勤して、仕事を終えてから富山へ向かう。午後6時半ぐらいだったか。

 朝からの雨はほぼやんでいたものの、岐阜県にさしかかると雨に変わっていた。Freedomは雨でも問題なく動作して、高速道路も不安なく快調である。まだ全然セッティングが取れていないので、不満なところを直すために、パーキングエリアに止まる。助手席で常時センサーの状況をモニターしてくれているパソコンをぱちぱちといじって、空燃比が濃すぎるところを薄くする作業をする。他車から見たら怪しい車だっただろう。のろのろ走っていたと思ったら、突然猛ダッシュして走り去り、再びのろのろと走っているのだから。

 飛騨地方にさしかかると、標高が上がったためだと思われるが、空燃比がどんどん濃くなっていった。気圧が下がったのは、パソコンの画面でも確認できる。ノーマルECUでも同じ現象が起こるのだから、この場は放置するしかあるまい。

 東海北陸道の終点、清見インターで下りる。インターでお金を払って信号で止まると、

 「ぽん」

と軽い音だけ残してエンストした。しょうがないな、とキーをひねってエンジンをかけるも、異常に濃い空燃比でアイドリングもままならない。ならば、とアクセルをあおって回転を上げようとしても、濃すぎて回転が上がらないのである。

 夜の8時半。富山のみなさんはすでに宴会に突入している時間だ。遅れてしまってはかなわぬ、とかまわず走り出す。

 古川に向かう峠を登り始めたものの、空燃比が濃すぎてエンジンがまったく回らない。空燃比計には10台の数字か「RICH」という文字が躍る。回転をいろいろ変えてみるものの、急な坂なのでだんだんとスピードが落ちてきた。仕方がないから脇に車を止めて、パソコンをのぞき込む。外気圧の補正関係が悪いんだろう。

 どうやっていじったかは忘れてしまった。再びエンジンを始動しようとするも、初爆すらない。プラグがかぶっちゃったのかもしれない。あまりセルだけ回していると、孤立無援な山の中でバッテリー上がりという事態になってしまう。仕方がないから、坂道の途中にいることを利用して、セルを利用してバックして方向を変え、ごろごろと坂道を下っていく。速度が付いたところで2速に入れてクラッチをつなぎ、キーをひねるも、ぶすんぶすんと少しだけ反応するのだがいっこうにエンジンがかからない。しばらくから回ししておけばかぶったプラグも乾くかしら、と甘く考えて、4速に入れてしばらくエンジンをから回しし、キーをひねるもまだかからぬ。結局、坂を下りきってしまったので、街路灯のあるところに停車した。こまった事態になってしまった。

 山の中で悩んでいて、あっと気が付いたら日付が変わっていて、宴会に間に合わなかった、なんてことになってもつまらないから、一大決心をする。トランクに入っているECUとエアフロを取り付けて、Freedomを外してしまうのだ。

 外は雨ではないが、霧の中にいるような霧雨が降っている。回りはだれもいない山中。ネクタイのスーツ姿でエンジンルームに顔をつっこんでいる姿は異常である。

 まず、プラグを抜いて見ると、わずかながらガソリン臭い。それでも、失火するほどでもないな、と感じつつ、念のためにライターで4気筒すべてのプラグをあぶってセット。それから、エアフロの配線につっこんであるFreedom用センサーの配線を抜いて、トランクからおもむろにエアフロを取り出し、接続。暗くてあまり見えないから、エアフロは置いておくだけにした。

 それから、Freedomをカプラーから外してノーマルECUに差し替える。これでエンジンがかからなかったら事だなと不安に思いながら、キーをひねると、少し長めのクランキングの後、ぼん、と始動した。ああ、安定したノーマルって素敵。標高が高い場所なのて空燃比が濃いはずだが、軽やかに高回転まで回る。富山まで一気に走り抜いた。

 そしてサーキットで再びFreedomに戻して、走行。低地では至って快調に回っていた。特に高回転の切れが少し良くなった気がする。

 そして帰り。神通川に沿って岐阜へ向かう途中、空燃比が怪しげな数値を示すようになった。セッティングがおかしいのかな、と噴射料マップをどんどん削るもまったく薄くならない。やけくそになって半分ぐらいに削ったらまともな空燃比になってきた。

 国道360号を走る。そうしたら、今度は濃く領域がとっても薄くなって失火するぐらいになった。他の領域と比べてもおかしな数値なので当たり前だよな、と感じつつ、再び濃くしていき、ぴったり空燃比があったところでとっても快調に回り出す。

 ところが、ある拍子に再び調子が悪くなった。濃くて濃くて本当にエンジンが回らない。なによりも、高価な空燃比計のO2センサーが壊れてしまうといけないから、路肩に車を止めたら、エンストした。クランキングをしてみると、かろうじてエンジンが回ったが、300回転ぐらいでやっと回っている感じ。しかも、アクセルを少し開けてやらないと止まってしまう。おかしいな、と思いつつ、再びプラグがかぶったのかと、外してみるも、すすが思いっきりついているだけ。

 再びエンジンを始動するも症状は変わらない。ぶるんぶるんと300回転ぐらいで回り、空燃比はRICHのまま。マフラーからは黒煙がもくもくと立ち上り、辺りがガソリン臭くなった。これは、完全にコンピューターがおかしい。

 調べてみると、外気圧補正の方式が切り替えられるようになっていた。変えてみると、ばあぁんと、さっきまでの不調が嘘のようにエンジンがかかり、快調にアイドリングする。設定一つでこんなに変わるなんて。

 けっこう難しい。もう少し詳しいことは本編で書くつもり。「いつ書くんだ?」という疑問が寄せられているので、こう答える。「可及的速やかに更新できるよう、前向きに善処いたします」

9月8日

 実は今、月曜朝です。昨日は更新ができませんでした。

 パソコンのキーボードがぶっ壊れたからです。

 これは車の中でコーヒー飲ませちゃったので。

 外付けキーボードでようやく使えるようになりました。

 ……。

 走行会。

 フリーダムは快調でした。

 雨上がりに路面が乾き始めたところで、遊んじゃったんです。

 最終コーナーで。

 「いつもより、多めに滑っています!」

 と、少々大きくリアを流したんです。

 そしたら、濡れているところを踏んでしまったので、

 そのまま横向きに縁石を乗り越えてコースからはみ出しちゃった。

 ぼこん、がりがり、ばん、ぶしゅー。

 こんな音が同時に聞こえました。

 ……。

 ぶしゅー、は普通、聞かないですよね。

 案の定、タイヤがパンクしてました。

 譲ってもらった15インチのワタナベ。

 泣きながらピットインして右リアを見てみると、

 タイヤが無惨な姿になっていました。

 それを見た富山の車屋さん、

 「大丈夫、空気を入れれば直るよ」

 ……。

 本当に直ったからるんるん気分で再び走り出したんです。

 ところがタイムアタックでトラブルが出て不動車に。

 富山の車屋さんの工場までドナドナされていきました。

 30分ぐらいでさくっと直しました。

 かえって快調なぐらいです。

 ……。

 帰り。

 家で車庫入れしていたら、「くああん」って音が聞こえたんです。

 なんだろう、と思うと、また「くああん」。

 どうやらエンジンルームかららしい。

 と、同時にとっても暑いことに気が付きました。

 名古屋の炎天下だから一気に汗が噴き出しました。

 いや、それは冷や汗だったかもしれません。

 恐る恐るコンプレッサーを見ると、

 ブチルゴムのようなものをはき出してました。

 そして、カチッとスイッチが入ったんです。

 「くああん」

 と鳴くだけ。

 コンプレッサーのクラッチが壊れてしまったのかな。

 ついに、正真正銘の変態車になるのでしょうか。

 なんだか、トラブルばかり続きます。

 ……。

 

 はふ。