3月10日

 「筋肉痛が次の日来ているからまだまだ若い!」

 なんて携帯メールが突然入ったのでびっくりした。だって、今日一日、筋肉痛で苦しんでいるんだもの。筋肉痛で体がぎくしゃくしていることは、だれにも言った覚えはないのだから、もしかしてストーカーにつけねらわれているのかしら! なんていう恐怖感を覚えたのである。

 背筋と、足のももの筋肉が痛くてひっかかるので、ロボコップのようなよちよちした歩き方しかできない。よちよちふらふら、自分では普通に歩いているつもりのときに、突然「あいタ」なんてあえぎ声を出しているのだから、周りにいる人は不審に思ったに違いない。

 久々の筋肉痛になったのは、もちろん、昨日車高を低くするために足回りを脱着したからである。今朝、起きてみて、自分の体のなまり加減に閉口した。エンジンを脱着したときだって、こんな露骨な筋肉痛はなかった気がする。ただ、全身が疲れて、倦怠感のため、1週間ぐらい仕事が手に付かなかったぐらいの副作用しかなかった。

 携帯メールは大阪の某氏からのもの。自分がスキーに行き、その筋肉痛に苦しんでいる、という内容。詳しくは書いてはいないけれど、翌日に筋肉痛が出るくらいだからまだまだ肉体年齢は若い、と言いたいらしい。年取ると遅れて筋肉痛が出る、ということだが、本当??

 真偽は定かではないけれど、まったく同じ苦しみを同時に味わっているわけでなかなかおかしかった。

3月9日

 久しぶりに休みであった。ゆっくり寝ておこうという思惑通り、起きたら正午すぎ。ようやく寝不足が解消された感じ。

 まぶしいほどの青空が広がる晴天であった。開幌にして遊びに行きたい衝動を抑えて、車高を低くする作業に取りかかる。4月には北陸ミーティングで間瀬サーキットを走らねばならない。それまでには、車高を下げてアライメントを取っておこうと考えていたのだ。

 フロント10K、リア8Kの硬いバネを入れているわりには、現在の車高は高すぎる。フロント、リアともに、指が3本入ってしまうのである。いちおう、もう一段階下げられるはずなので、足回りを外してばらして、車高を低くすることにした。

 フロントをジャッキアップして、ハブとアッパーマウントを連結するボールジョイントを外す。久しぶりの作業なので、なかなかささっと作業は進まない。

 ショックとバネがかなり汚れていたので、バケツに水を張って、ショックごと突っ込んでじゃぶじゃぶと洗う。なかなかきれいにはならなかったが、どうせすぐに汚くなるのだから、問題はないだろう。

 丁寧に作業していたら、夕方までかかってしまった。タイヤはスタッドレスから、サーキット走行専用の15インチワタナベを取り付ける。

 試しに走りに出かける。やはり、スタッドレスタイヤと違い、15インチNeovaはすばらしいグリップを発揮する。瀬戸の山奥をぐるぐる回る。やはり、松本の山道ほど素晴らしい道はなかなかない。松本が懐かしい。

 車高を下げたところ、前後とも指2本弱の車高になった。もう少し下げたい気もするが、ツーリングであちこち走るにはこれくらいがぎりぎりだろう。いや、もし下げたいと思ったところで無理だから仕方がない。ヘルパースプリングか、ショックをオーバーホールに出してロッド長を短くする、それかバネを柔らかくするかしない限り、これ以上車高を下げることはできない。

 とりあえず、車高は下げた。次はアライメントか?

3月8日

 富山のミニサーキットで今シーズンの走り初めをする予定だったのだが、あいにくの天気で中止。まだまだ、飛騨の峠は凍っている。もし、この時期夏タイヤで富山に行くのなら、北陸道経由で行かねばならないだろう。米原を通って日本海に出るまででも遠いのに、それからさらに福井、石川と通ってようやく富山県に入るのだから、異常に遠くなってしまう。

 仕方がないので仕事を片づけるために出社する。ちょいと寄り道をして用事をすまし、あまり通らない道経由で仕事場に向かおうと走り出すと、携帯電話を家に置いてきたことに気づいた。あらら、もう一度戻らねば…、しまった、と思ったそのとき、道路脇に警官が立っているのに気づいた。警察のワンボックスのわきに車が止まっており、窓から警官がなにやら話している。

 速度取り締まりだ! 携帯を忘れ、しまったと思うと同時にアクセルをゆるめていたので、引っかからずにすんだ。もし、携帯電話を忘れていなかったら、2寸管の音を堪能するために2速8000回転まで引っ張っていただろうから、30キロオーバーぐらいでつかまっていたに違いない。世の中、何が幸いするか分からないものだ。

 なかなか仕事がはかどらずにうだうだと過ごしていたら、いつしか遅い時間に。帰ってきたら、日付が変わっていた。

3月7日

 モノの価格ってなかなかどうして不思議なところがある。特に市場に通っていたりすると、値段を決める要因ってコスト+αという単純なものではないことが分かる。

 例えばイチゴの値段。ひとくくりにイチゴといってもいろいろ種類がある。女峰、とよのか、章姫、栃乙女などなど。西のとよのか、東の女峰と言われた時代もあったらしいが、新興勢力の章姫、栃乙女あたりがシェアを食っているという状況。新興勢力は味が良くて日持ちがするから、当然人気が高まるわけだ。そんなことはどうでもいいのだが、だいたいスーパーに並ぶと、498円、398円、298円という売られ方をする。

 イチゴは一番果、二番果、三番果などと順々に出荷のピークを迎えるから、出荷量に波がある。品種ごとの波によっては高騰したり、暴落したりするのだ。今シーズンは、例の無登録農薬問題があって、イチゴの苗がかなり捨てられたらしいので、もともと少な目の生産量。そして、寒さが重なって、クリスマスあたりは異常な高値が続いていた。

 その高値はだらだらと続いて、ひな祭りのケーキ需要まで続いたのだが、スーパーで並ぶ価格は、高くて498円。少し無理して398円。安い時期に特売があったりすると298円。何でも、スーパーの広告の目玉商品として扱われているらしく、逆ざや、損当たり前で特売してしまうのだ。市場の関係者曰く「イチゴは市場で買うよりスーパーで買う方が安いことが多い」。それだけ、この時期の客引きにイチゴの価格が大切なんだって。

 そのとばっちりを喰らうのがミカンである。小売店はイチゴで損した分、市場でミカンを買いたたいて、そして店頭で高く売ろうとする。ミカン農家は怒る。市場のおっちゃんは両方にいい顔しなければならないから、大変である。

 特に、イチゴはミカンのように日持ちしないから、短期決戦で売り切ることが勝敗を分けるのである。イヨカンとか、デコポン、ポンカンあたりもとばっちりを受ける果物である。

 魚でもしょっちゅう逆ざやが発生する。港で仕入れる値段より、市場で売る値段の方が安いのである。運んできたトラックの運賃にもならないどころか、売るだけ損、ということがよく起こる。特に、最近は飲酒運転厳罰化で夜の街で魚の消費が減っているから、どうしても市場での値段は安くなってしまう。浜ではこれまで通りの値段で買ってくる。素人は、ここら辺の価格決定メカニズムについては首を傾げるしかない。

 市場だけでもなく、おかしな値動きをしたものがある。トイレットペーパーとティッシュペーパーである。昨年秋までは、スーパーなどでの安売りで、トイレットペーパーは12ロール178円程度だったものが、11月を境に上がっていき、今では最低248円。ティッシュペーパーは安くて5箱258円ぐらいだったものが、348円、398円となっている。

 表向きの理由では、古紙の値段が上がっているから、再生紙を使うトイレットペーパーの値段が上がっているということになっている。確かに、リサイクルが流行って在庫がだぶつき、値段が暴落した少し前と違って、今は古紙の値段が上がっているのである。中国がテレビやパソコンを大量に造っている、その梱包のための段ボール原料として大量に国内から輸出されているから。本を製本した後のみみの部分のような、くず紙の値段が上がっている。

 しかし、ティッシュペーパーは「パルプ100%」と書いてある。古紙なんて入っていない。それなのに、同じように値上がりしている。

 値上げの背景をひもといてみると、どうも各社が相次いで出荷価格を上げているらしい、ということが分かる。製紙メーカー側は「これまで特売で安く売られすぎていた」と主張する。この時期のイチゴと同じように、スーパーやドラッグストアの目玉商品として扱われていて、もはや価格はメーカーの用語で言うところの「再生産が不可能なレベル」にまで落ち込んでいるそうな。上げないと、つぶれるから企業としては上げざるを得ないんだって。

 ま、個々の企業の判断として、値段を上げているのなら、文句はないのだ。だって安く売っているメーカーの製品を買えばいいのだから。けれども、どのメーカーも同じように値段が上がっている。これっていわゆる「価格カルテル」というんじゃないだろうか? 公正取引委員会の怖いお役人さんが怒らないといけないケースかもしれない思うのだが、手入れがないところをみると、100円やそこらの微々たる違いだし、本当に安かったから、放っておくということなんだろう。

 ものの値段ってあやふやなものなのかもしれない。そういえば、1万円札だってみんなが価値があると信用しているから通用しているだけの話。経済すべては砂上の楼閣のような、危うい状態で成り立っているのかもしれない。

3月6日

 のぞみで東京に着いたのが午後6時ごろ。そのまま中央線に乗り換えて、目指すは水道橋。お茶の水で乗り換えるらしい。東京の路線なんてまったく分からないのだが、いまはインターネットで路線検索ができるからとっても楽である。

 目的地に行くためには地下鉄で行くのがもっとも近いのだが、わざわざJRを使った。乗り換えが楽であることと、新幹線のチケットで改札を出られるから。そしてもう一つの目的は、東京ドームを見学するのだ!

 生まれてこの方、東京ドームなんてみたことがない。ナゴヤドームならいくらでも見ているけれど、本家本元のドームと言えばやはり東京ドームである。お上りさん丸出しの、実に分かりやすい理由である。でも、地図を見てみて、何となく後楽園周辺を歩いてみたいと思った。

 そして歩いたのであるが、夜だし、回りにはいろいろな建物がそびえ立っているしで、ちらりとしか見ることができなかった。別に、見ることが目的ではなくて、見たことがある、と言えるようになることが目的であるので、どちらでも良いのだけれど。

 仕事の時間があるのでゆっくりしているわけにはいかない。遊園地を左手に見つつ、早足で歩く。

 仕事が終わり、今度は同じ道を走った。名古屋行き最終のぞみは午後10時発。仕事が終わったのが9時すぎ。時間に余裕はあるのだが、その列車を逃せば宿を確保せねばならんので、必死である。

 無事、乗ることができ、駅で買った助六を食べているうちに名古屋着。仕事場の近くに置いてあったロードスターで帰宅。音が大きくなっているので気を使う。

 そして、家の玄関を開ける。・・・・・、開かない。あちこち探すも、玄関のカギはない。閉め出された形。仕事して、夜遅く帰ったのに、家の中に入れてもらえない。困った、困った。部屋の電気が消えているところを見ると、どうも家人は寝静まっている様子。さすがに遅い時間に起こすのも気が引ける。困った、困った。

 家の回りをぐるりと回るうち、セキュリティーの甘いところを発見。開錠して家に侵入。空き巣まがいの帰宅。

3月5日

 変な時期の歓送迎会で、中華料理屋&カラオケで飲みまくり、飲みたくってしまったのである。ああ、気分が悪い。

 朝、いつもの時間に起きられるわけもなく、2時間も寝過ごしてもたもた過ごしてロードスターで出勤。排気音が大きくなっていることを忘れていたので、エンジン掛けたらびっくりした。

 そして出勤してきても、ネットをあちこちチェックして、こんな文章を書いているのだから、これは給料ドロボー以外のなにものでもない。

 とはいえ、今日は夜の7時から東京で仕事があったりする。午後10時の最終ののぞみで帰ってきて帰宅は零時半ごろか。

3月3日

 日曜日だろうが問答無用で出勤しなければならず、朝、ぐずぐずしながらもスーツを着て出かけた。2時から東京、四ッ谷に行かねばならなかったのだが、出発したのが午前11時前。バス、地下鉄と乗り継いで、とりあえず携帯電話で何時の新幹線があるのかを調べた。最近、携帯でネットにつなげる便利さを知って手放せなくなってしまったのである。

 昨年8月に携帯電話を新しくして、iモードも使えるようになっていたのだが、携帯メールと同じくあまり必要性を感じないでほとんど使っていなかった。外出先でこのサイトの掲示板が更新されているかをチェックするぐらい。

 ところが、この前の九州行きから見方が変わってしまった。名古屋に帰ることができないことが判明し、博多に泊まることになったのだが、さてホテルを確保しなければならない。昔なら、駅で情報を仕入れたり、電話帳を当たったりして調べていたんだろう。

 どうしようかな、と不知火海を望む水俣病資料館の庭先を歩きながら考えていたとき、携帯電話でネットにアクセスできることに気が付いた。そして、目から鱗が落ちたのである。

 ビジネスホテルもちょちょいのちょいで調べられる。電話番号も出るから、メモも必要なくそのまま電話が掛けられる。非常に便利。しかも、何時の特急に乗れば、具合の良い時間帯に博多に到着するのかも簡単に調べられる。ベンチに座って海を眺めながら、携帯でホテルの予約と電車の時間を知ることができたのである。いやあ、本当に便利。

 で、昨日、地下鉄の中で新幹線の時間を調べた。すると、11時51分に発車するひかりがある、と出てきた。地下鉄が名古屋に到着するのが、11時45分ぐらい。少し、時間が厳しい。新幹線切符の自販機だと、座席指定をするには、その電車が発車する5分前までに買わないといけないのだ。次は12時20分ののぞみだから、東京、四ッ谷に2時すぎに到着するには、このひかりに乗るしかない。別に自由席に乗れば良いのだけれど、日曜日の昼前の時間帯。込んでいて座れない可能性がある。そんなのは、いやだ。

 新幹線乗り場までは少し距離がある。地下鉄の地下鉄のドアが開いて、ダッシュ。階段を駆け上り改札を出て、再び階段を駆け上り、通路をダッシュ。心臓をばくばくさせながら自販機にたどり着くと、何とか指定席が取れた。数十秒前に何とか滑り込んだ形だ。

 もたもたしていては、ひかりが発車してしまうので、再び新幹線改札を駆け抜けて、階段を上ってホームへ。ちょうど、ひかりがホームに滑り込んできたタイミングであった。息切れしてぶっ倒れる寸前である。情報化で便利になると、人は忙しくなるものらしい。

 仕事を終え、とんぼ返りして、ちょいと残務整理し、そのままある人との飲みに突入。ビールを大量に摂取し、その人の家になだれ込んで再びビール2本、午前2時すぎ、就寝。今日の出勤は午後3時前であった。

3月1日

 雨で鬱々している上に、土曜日出勤なのだから、気晴らしのためにロードスターで家を出た。走り出した途端、雨水がボタボタと侵入。幌回りのメンテナンスをしないと、梅雨に突入したらひどいことになりそう。

 夜は、勝手に入り込んでいるビートルズバンドの練習に顔を出す。特に何をやるということでもないんだけれど。「Magical Mystery Tour」「Hello
Goodbye」「You Never Give Me Your Money」「She Came in Through the Bathroom Window」などなど。相変わらずマニアックな選曲である。

 帰り、一人を家まで送っていった。やはり、マフラーの音が気になる。3000回転以下で走っていればまあ、何とか大丈夫そうである。

 

2月28日

 ものすごいエンジンを作る方が最近発売されたビデオ「ハチロククラブ筑波N2決戦」を見て、プライベーターの作ったエンジンをほめていた。なかなか人のエンジンをほめるのを聞いたことがない方である。それは見なければなるまい、と、間髪入れず速攻でそのビデオを購入して、仕事後、深夜に家人の迷惑も考えずに見たのである。

 どういう内容かと言えば、全国のハチロク愛好家やショップがハチロクの頂点を目指すべく、筑波サーキットに集って車の出来や腕を競うのである。そして、決勝に勝ち進めば、あの土屋圭一がドライブするTRDワークスハチロクと同じ土俵の上で対決できるのだ。確か、前回の決戦については、富山の車屋さんの家で見た覚えがある。結果なんかはあまり覚えていないが、プライベーターの熱い走りを見て、血が騒いだ覚えがある。

 で、ビデオを見たわけだが、なんだか欲求不満が残ってしまった。予選2位に食らいついたプライベーターがどう考えても速いのだから、ビデオを編集する段階で、その人にスポットを当ててほしいのに、ショップの人たちばかり取り上げられて、その人のことがあまり出てこない。少しでも情報を得て、秘密を知りたいのに。

 一方TRDと言えば、1年半前に組んだエンジンのまま、足回りをちょこちょこっと変えたぐらいで出場しやがった。そしてエンジンブロー。集ったプライベーターやショップの夢をうち砕いたのである。こんなことでは、TRDは負けるのが怖いからエンジンをオーバーホールしなかった、と言われても仕方がない。

 そのプライベーターのエンジンの音だけ、レースエンジンの音であるという。僕にはほかのエンジンと音だけでは区別が付かない。やはり、本物を見分ける目は経験に裏打ちされるようである。

2月27日

 ぴぴぴぴ、という電子音をどこかで聞いたな、と思った。帰りのタクシーの車中である。時間は午後11時。メーターを見ていたら、割り増し料金のランプがついた。そうだ、今朝、市場に向かうタクシーの車中で聞いた音だ。午前5時、割り増し料金から通常料金に戻る時に。ということは、18時間仕事していたのか…。

 市場ではおっちゃんとともに朝飯(おっちゃんにとっては昼飯である)を喰らった。コウナゴの釜揚げを用意してくれて、お茶碗一杯のコウナゴを酢としょう油をぶっかけてごはんに掛けて食べたのだ。伊勢湾で捕れるコウナゴはいまが旬。あまり大きくなりすぎてもいけないらしい。旬のものを無造作にたらふく食らう、この贅沢。

 昼前に新幹線に飛び乗って大阪へ向かう。新大阪から大阪へ。御堂筋を歩いて、仕事をすまし、再び大阪駅に戻る途中、アムラックスにトヨタのF1、TF-103が置いてあった。本物かどうか分からないけれど。

 V10のエンジンがどこに積んであるのか? というくらいリアのカウルは小さなものだった。エアロダイナミクスの固まりみたいなカウルとウイング。まったく違う世界の乗り物なので、ロードスターのチューンにはなにも参考にならん。

 とんぼ返りで名古屋へ。新幹線で1時間。大阪は近い。