4月22日

 表を歩いていると、光の具合でもう春がすぎつつあることに気づく。ロードスターに乗っていて、一番良い季節を、一回も開幌して走ることなく無為に過ごしてしまうことになった。朝晩はヒーターを付けるぐらいの季節が一番気持ちがよい。5月に入れば昼間はすでに強烈な日差しが待っている。誠に残念。

 そろそろ禁断症状が出てきた。ロードスターで走りたい。

 一刻も早くエンジンを積みたいのだが、日曜日、残念ながら仕事が入ってしまった。これで再び富山でのエンジン製作が延期されることになってしまった。あとはこちらでヘッドを組み立てるぐらいしかやることがなくなってしまう。一刻も早く作りたい時に限って休みがない。それでも今月は3日は休んだか。

 このまま時期が延び延びなってしまうとまずいことが2つある。なんとしてでも行っておきたい軽井沢ミーティングに行けなくなることと、なんと6月に車検があるのだ。セッティングも取れていない車で車検を通すなんて到底無理。面倒なことが増えてしまう。

 これからなぜか浜松で飲み会。仕事なのに飲み会。

4月21日

 3月に免許を更新したときにもらった「安全運転自己診断」という紙が、カバンの中でくちゃくちゃになっていたのを見つけて、やってみた。30の設問に「はい」「いいえ」でこたえて、その結果から運転の傾向を判断するのだそう。ドラテク診断みたいなものだな(違う?)。

 「自分のペースを乱されると、とてもイヤな気分になる」→「はい(山道ではすいすい走りたい)

はい(山道ではすいすい走りたい)

 「運転が下手な人は遠慮して走るべきだ」→「はい(のろのろふらふら走っている人ほど、後に10台ぐらいの車が詰まっていても気づかないんだよね)

はい(のろのろふらふら走っている人ほど、後に10台ぐらいの車が詰まっていても気づかないんだよね)

 「他の人の運転に腹を立てることが多い」→「はい(追い越しかけられたら、まず追いかける)

はい(追い越しかけられたら、まず追いかける)

 「多少の速度オーバーは、しかたがないことだ」→「はい(見通しの良い道を40キロなんかで走っていられない)

はい(見通しの良い道を40キロなんかで走っていられない)

 「前方が開いていると、ついスピードが出てしまう」→「はい(うれしくなってつい)」。

はい(うれしくなってつい)

 

  「イライラ運転をしていませんか」。はあ、どちらかというと。

イライラ運転をしていませんかイライラ運転をしていませんかイライラ運転をしていませんかイライラ運転をしていませんか

 

 「いつでも早く行きたいという気持ちが強い」→「はい(遠距離の移動となると特に)

はい(遠距離の移動となると特に)

 「渋滞にぶつかると、抜け道に入ることが多い」→「はい(名古屋人の特徴だ)」。

はい(名古屋人の特徴だ)

 

  「あらっぽい運転をしていませんか」。別にそうは思っていないけど…。

あらっぽい運転をしていませんかあらっぽい運転をしていませんかあらっぽい運転をしていませんか

 

 「どちらかといえば、運転に自信がないほうだ」→「いいえ(遅いけど、普通の人よりは)

いいえ(遅いけど、普通の人よりは)

 「判断に迷って、どう動けばよいかわからないことがある」→「いいえ(予測外の挙動を示さない限りはなんとか対応できるゾ)

いいえ(予測外の挙動を示さない限りはなんとか対応できるゾ)

 「進路をゆずってもらうと、あわててしまう」→「いいえ(虎視眈々とスキを狙っているから、サンキューとぶち抜いていくハズだ)

いいえ(虎視眈々とスキを狙っているから、サンキューとぶち抜いていくハズだ)

 「ハンドルを切ってから、まわりの車に気づくことがある」→「いいえ(いくら何でもそれはない)」。

いいえ(いくら何でもそれはない)

 

 「自信過剰運転をしていませんか」。うるさいよ。

自信過剰運転をしていませんか自信過剰運転をしていませんか自信過剰運転をしていませんか自信過剰運転をしていませんか

 

 なんだか怒られてしまったみたいだけれど、まったく外れているかと言えば、そんなこともない。なかなか良い線を突いているかもしれない。安全運転にはよろしくない4タイプの性格のうち、3つに該当してしまったのである。反省。

4月20日

 大失敗してしまった。燃焼室を調子に乗って削りすぎてしまったのだ。どのくらいの失敗かと言えば、せっかく面研1mmでシリンダヘッド側燃焼室の容積を減らしたのに、ノーマルと同じぐらいになってしまった。もう0.8mmぐらい削ってやろうかしら。

 せっかくの日曜日だというのに、昼ごろに起きて、何となく見返したくなったホットバージョンを見て、ガレージに引きこもって燃焼室の加工の詰めをやっていた。自分でもあきれるぐらい、車漬けの日々である。

 今日一日かけて燃焼室の加工も終わり、磨き込む前に燃焼室の容積を測定した。しかし、道具が注射器、しかも、プラスチック製のシリンダにゴムパッキンがついたピストンのものなので、正確な計測は望めない代物である。注射器2本と3ccまで測れるピペットを使っての測定。どの気筒も38.5cc前後。面研したときは35.5前後だったから、3cc分も削り込んでしまったことになる。

 燃焼室はこんな感じ。まだ、バルブも燃焼室も仮磨きである。別にこのまま組んでしまってもかまわないのだけれど。

4月18日

 作業疲れを癒そうと、1週間ぶりのビール、いやアルコールを胃に流し込んだ。特段、なんの感慨もない。断酒記録は1週間で止まった。いや、止めた。別に体調が悪いわけでもなし、アルコールを飲んではいけない理由なんて何もなかった。5時間ぐらい作業したし、久しぶりに飲んだらおいしいだろうと、ビールを開けて飲んだのである。この1週間、飲まなくても何の支障もなかったから、アル中ではなかったことは証明されたと言って良いだろう。

 昨日は3つの荷物が届いた。一つはオークションで落札した4連スロットル。もう一つは貸していたバルブスプリングコンプレッサー。あとは、加工に出していたシリンダーヘッドである。玄関が荷物でいっぱいになってしまった。

 ヘッドが届いてしまったからには、寝る時間を削っての作業をするしかないだろう、と今日は仕事も早々に切り上げて、上司そのほか、同じ部署の人間がまだまだ仕事に打ち込んでいる隙をついて、仕事場を抜け出した。午後8時前に帰宅。晩飯をかき込んで作業着に着替え、親父のガレージで作業を始めた。

 燃焼室の加工である。今回、直径78mmのノーマルピストンから、81mmのものに変える。これで1597ccから1722ccへと排気量が上がることになる。3mm分拡大されたシリンダーブロックに合わせて、ヘッド側も広げてやるのだ。別に広げなくてもエンジンは動くし、広げれば必然的に圧縮比が下がるから、最近ではあまりやられていない加工らしいのだが、ある方のアドバイスがあったからきちっと加工する。広げないと、スキッシュ効果が出てしまい、高い圧縮比になるとノッキングの原因になる、とのことであった。

 使い古しのガスケットをあてがって、がりがりと拡大していく。ガスケットのおかげで削りすぎることも、面研したてのヘッド下面を傷つけることもないから、楽ちんである。また、シートカットによってできた吸気ポートのちょっとした段付きを落とす。

 1mm面研しても、燃焼室とスキッシュに1mmほどの段差があった。気に入らないので削ってまっすぐにすることに。スキッシュの幅がかなり狭くなった。良いのだろうか…。

 せっかくカットしたバルブシートに何度かフラップホイールを接触させてしまった。バルブフェース研磨もしておきながら、すりあわせをする羽目になるかもしれない。

 燃焼室を2つまで磨いたところでさすがに疲れて嫌になった。時計を見たら午前1時すぎである。さすがに、苦笑した。

4月16日

 寝不足がたたって一日ボーっとすごすことになってしまった。やはり人間、きちんと寝ないとすっきりしないみたい。

 なにを血迷ったのか、家でお酒を飲まないことにした。いや、血迷ったのではなくて、お腹の肉が余りかけて大変な事態になってきたから、さすがに反省して、やめただけなんだけれど。土曜日から飲んでいないから、ここ5年くらいだと、禁酒の最長記録更新ということになるかもしれない。たかだか丸4日絶っただけなのだが。

 肝臓も復活して快適生活スタートと意気込んでいたのだが、朝起きてけだるいのは変わらず。いままで、朝がだるくて頭がさえないのは前日のアルコールが残っているせいだとばかり思っていたが、どうやら血圧が低くてボーっとしているだけだったようである。

 変わらないどころか、なんだか体調が悪い気がするのは気のせいか。お酒を飲まなくなったら体調が悪くなる、ということはすなわち、体がアルコールに依存しているということであり、それは「アル中」と呼ぶ状態だったのかもしれないけれど、そう考えると恐ろしくなるから気にしないで寝よう。

4月15日

 日付が変わった頃に思い立って、荷物の整理をしていた。そう、まだ僕の引っ越しは終わっていないのである。

 松本の家に散らばっていたさまざまなものを段ボール箱に詰め込んだままにして、実家に持ってきてそのまま部屋の中で積んであるだけなので、どこになにがあるのかさっぱり分からなくなった。半年も開けなくてもまったく不便がないのだから、全部不要なものと言えなくもないのだろうけれど、写真やら手紙やらも交じっているのでさすがにそのまま捨ててしまうのは惜しかった。

 ところで、なぜ今ごろこんなことをやり出したかと言えば、Freedom関係の説明書もすべて箱の中に収まっているからである。Freedomをいじっているだけならもう不便はないのだが、4連スロットルの取り付け説明書やら、4連スロットルに付属してきた部品やらが紛れ込んでいるのだ。なにが足りないのかも分からない状況だから、一通り箱の中身を見る必要がある。

 何とか、4連スロットルの取り付け説明書は出てきた。が、何が書いてあるのかさっぱり分からない。本当に動かすことができるのか?

4月14日

 午前3時ごろまで強制的に仕事をさせられていた。なんだか数字の確認ばかりに追われて、大変な思いをしたのである。

 なんだかんだと言っていても仕事は発生しており、ボーっとしていてはたまるばかりなので、昼過ぎに出勤する。さすがに体がだるかったので、ジムニーで出発。ロードスターより小さいから、縦列駐車がやりやすい。

 5月連休がやってくる。なぜか休みのために仕事を前倒ししなくてはならず、あれこれいろいろこなさなればいけないみたいなのだが、そろそろ加工に出したヘッドが戻ってくる頃でもあるし、やはり車も5月連休ぐらいには走るようにしたいなあと思っているので、仕事&エンジンづくりのダブルパンチとなりそうである。

 体が悲鳴を上げないことを祈るばかり。

4月13日

 RX-8関連本を2冊仕入れてきて、ざっと目を通した。別にRX-8を買うつもりはない。なぜ関連本を買ったかと言えば、ロードスターへの流用パーツがないか、チューニングの参考になることはないか、を見ているのである。素人が見たところで、あまり役立ちはしないのだが。カーボンのプロペラシャフトあたりがなんとか付かないのかしら。エンジン、駆動系を流用するために、プロシャを加工して長さを調整する、ということはできなくなってしまったのかな。

 形については賛否があると思うけれど、ほかのメーカーでは絶対つくることのできないスタイルとパッケージングが素晴らしいと思う(買わないけれど)。ロードスターから比べたらウルトラロングなホイールベースだから、ステアリングの軽快感はないと思うが、9000回転まで回るエンジンが素敵。12000回転、280馬力も十分可能なのだという。必ずどこかのショップがやりそうな感じのチューンである。

 価格がかなり抑えてあるところが注目どころ。現行ロードスターとあまり変わらないのだから、乗り換えるときには有力な選択肢になるかもしれない。

 フロントのサスペンションアームや後のドアがアルミだったりするところがマツダのマニアックなところ。こういった技術が、ロードスターにどう生かされていくのかが注目どころである。噂では次期RX-7はロードスターのシャーシをベースにするようだが…。

4月12日

 二日連続で復活したロードスターを運転している夢を見た。いかん、病気だ。ぶっ壊れてから一月がたつので、そろそろ禁断症状が出てきたようである。ロードスターなしでは生きていけないらしい。

 夢の中で、昨日も同じ夢を見たじゃないかと、ぼんやり思っていたのでかなり目覚めかけの時の夢だったんだろう。

 AE101のISCVもなんとか調達することができそうだし、あとは加工から返ってきたヘッドの燃焼室をいじれば、組み立てるだけである。自分でも驚くぐらいのペースで今のところ進んでいる。

 仕事を終え、家に帰ってきたら、誰もいなかった。松本のときは普通だったが、実家に戻ってきてからはだいたい人がいたから、何となく寂しい。そういえば両親が旅行に出かけていたのだった。

 とってもハングリーだったのだが、もちろんメシなど置いてあるわけもない。バナナや夏ミカンならあるが、それだけでは飢えはしのげそうにない。

 がらがらとあちこちの戸棚を開けたら、スパゲティーがたくさん入っていた。ペペロンチーノでも作って喰らおうと、オリーブオイルを探したら、あった。あとは、ニンニクと唐辛子が少しずつあれば良い。がさごそとあちこちを探ったら、あった。「ペペロンチーノの素」が。

 パスタをゆでて、かけるだけ!と、とってもお手軽な作り方が書いてあったのだが、ソースを絡めるだけではペペロンチーノとは言えない気がする。

 とにかく、湯を沸かして、パスタをひとつかみ、ばらばらと入れ、ぐわらぐわらと煮る。包装には8分と書いてあったが、6分半ぐらいでどう見てもきれいにゆであがっていたので火を止めてざるに移し、水気を切る。

 これをお皿に移してソースを絡めるだけでは、やはり味気ないので、フライパンを温めてオリーブオイルを敷き、パスタを炒める。フライパンにペペロンチーノソースと乾燥したニンニクなどの具を放り込み、軽く炒めてできあがり。

 そういえば、これまでパスタなどゆでたことなんてなかったのだが、ちょいと芯が残るぐらいのなかなか良いゆで具合で、できあいのソースも絡めたパスタの量とのバランスがばっちりで良い塩加減であった。

 きわめて簡単な晩餐であるが、ちょっぴり満足。