万博

 予想はしていたけれど、やっぱりひどい状況だった。

 大阪・関西万博へ行ってきた。鉄道で夢洲駅に行き東ゲートから入るよりも、シャトルバスを利用して西ゲートから入った方が混雑を避けられる、とのことだったので堺のパークアンドライド駐車場を予約。伊賀からは1時間半もかからない。上記の写真は僕が撮った万博の西ゲートの写真だが、大きな間違いがあります。

 夏休み中の連休ということで相当混雑しているんだろうな、という予想はやはり当たり、会場のキャパを超えた人数が入場している感じだった。スマホでパビリオンの予約を取ろうにも、空き枠が出たと思ったら次の瞬間に埋まっているような状態で、長い列に並ぶしかない。あきらめて並ぼうと行説の最後尾に行くのだが、スタッフに「もう並べません」と止められる始末。行列が通路をふさぐほどになると、並ばせるのを止めているようだった。おそらく、近くで様子をうかがっていて再開したら並べばいいんだろうけれども、そこから1時間ぐらいは並ばないといけない感じだし、あきらめて次のパビリオンへ行くもやっぱり並べもしない。強風と雨だったのだが、そんなことはものともせず、皆さん気合を入れて並んでいる感じだったので、もともと人混みが嫌いな僕はすぐに帰りたくなった。

 子どもの前で「帰る」とわがままを言うわけにもいかず、コモンズ(共同館)を中心に回ることに。娘が公式スタンプ帳をもらってスタンプを集めていたので、各国が集うコモンズはスタンプを集めるには最適。特にコモンズでもらえる重ねスタンプは秀逸だった。ただ、展示物を見ているのか、スタンプを集めているのかよくわからない状態で、ぐるぐるとコモンズ巡りをしていたらタイムアップになってしまった。展示品は千差万別で、中にはメールでデータをやり取りしただけだろうな、と思われるような安易な展示のブースもあった。

 ウクライナのブースは行っておかねばならないだろうと、1時間ぐらい並んだ。ご想像通り、今繰り広げられている戦争について考えさせる内容で、見せ方とコンテンツが練られてさすが。戦時下でいろいろ個人への制限があるのだろうけれど、主張していた価値観は今のアメリカよりもリベラルな感じであった。いや、西欧からの支援や同情を集めるためのプロパガンダなのかも。

 すいているときにもう一度行ってじっくり巡りたいと強く思うのだが、おそらくできないのだろうな。

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