パロマに続いてリンナイにも問題が起こってしまった。
リンナイの下請けの部品工場の社長とまぶだちなので、パロマの事件後、あたふたと大変なことになったことは聞いていた。リンナイのガスコンロで、センサー付きでてんぷら油の温度が指定できる機能付きのものを持っている人がいたら、そのセンサーは江南市の社長さんの工場で作ったものである。自分もそのガスコンロを便利に使っているので、その部品を作っている人と知ってぐっと親近感が高まった。
パロマ後、本社から調査団が来て、査察をしたらしい。もっとも、社長の工場は品質管理でまったく問題がなかったのだが。パロマの轍は踏むまいとハチの巣をたたいたような騒ぎになったようだが、問題があったとは聞かなかったので、さすがリンナイは違う、と思っていたら、今回のこの騒動である。
火を使うってことは本来危ないことなのだから、本来、使う人が注意しなければならないことなのだろう。掘り炬燵で炭火を使っていたりとか、そんな時代はみんな火の怖さを知っていたのかもしれないが、今はボタン一つで温かいお湯が出てくる時代。危なさの認識はまったくないに等しい。亡くなった人は気の毒だけれど、最低限の注意を払っていれば、命を失うことはなかったに違いない。ま、命を奪った事件が起きたことを認識しておきながら、隠すことはやっぱり良くないのだけれどね。
と、生意気書いている僕だが、ストーブの前でエンジンパーツをきれいにしようとパーツクリーナーを放出しまくり「ドムッ」と何度か爆発した人間だ。正論を吐く資格はない。