8月27日

 突然、夕方から浜松に行くことになってしまったので、新幹線に乗って行ってきた。東海道新幹線はそれこそ東京と名古屋間でびゅんびゅん走っているのだけれど、途中で止まる列車の本数が少ない。浜松に止まるひかりに乗ろうと思ったら、1分ほど遅刻してしまった。本当に秒単位で時刻表通りの新幹線はやっぱりすごい。容赦なく置いて行かれたので、30分ほど後のこだまに乗った。各駅停車である。

 2件の用事があり、最初は駅前の千歳町というところであった。駅前だから繁華街であろうとは想像していたのだが、想像以上のにぎわった街であった。午後7時前だというのに、キャバレーなんかの客引きが大勢いて、面食らったけれど、僕の顔を見てしつこく誘ってくる人は皆無であった。いかにもお金持っていなさそうだから。

 2件目は早出町という駅から車で10分ぐらいのところ。地図を見て驚いたのだが、浜松って町名がえらく多い。住所を地図上で探してもなかなか見つからないぐらい。町名がたくさん残っているのは、歴史や文化が残っているということだから良いと思う。松本も狭い範囲にたくさんの旧町名が残っていたのだが、郵便局が合理化を進めたせいだろうか、中央だの大手だのに集約されてしまった。商店街の呼び名としては残っているだろうけれど、そのうち廃れて忘れ去れてしまう地名が多いと思うと寂しい気がする。

 午後9時17分のひかりに乗ったら10時半すぎに家に到着した。浜松って意外と近い。