金曜日、さっさと松本に帰ろうと思っていたのに、いつの間にか麻雀に突入していた。さくっと負けて、勝ち逃げはかなわず。午後11時前に長野の仕事場に戻ったら、戦場のような忙しさであった。蚊帳の外の僕は傍観しているしかない。
さすがに、そのままさようならして帰る雰囲気ではないので、お手伝いのまねごとをしていたら、そのまま飲み会へ突入。午前4時ごろ、長野の仕事場のソファーで意識を失う。
土曜日も仕事であったので、ジムニーをぶっ飛ばして松本に戻る。ぶっ飛ばしても時速90キロ。
すでに仕事はほとんどする必要はないので、ジムニーの整備でお世話になった車屋さんにあいさつに行く。そして、いつものディーラーへ注文してあった12Kと10Kのバネとバンプラバーを受け取りに行くと、新型デミオが置いてあった。
なかなか格好が良い。いつものようにベタベタ触って出来具合を調べる。
外観は、ヨーロピアンな感じになった。がちゃり、とドアを開けると、サイドシルの厚さと高さが目に留まった。かなり剛性が出ていそうである。内装はちょっとプラスチックが安っぽかったけれど、これは最近の車の傾向か。やすい車なのだから仕方がない。カーステレオは一体式で社外品と交換不可なタイプ。アテンザの内装に似ている。フロントの5角形グリルのおかげで、全体的なイメージは「小アテンザ」。
エンジンルームを見る。まず目につくのは、前方吸気となって手前側に配置された樹脂製のインテークマニホールド。スロットルが少し下側にあって、各気筒へのポートは一度下に下がってから180度反転して上にあがってヘッドにドッキングする形となっており、長さを取ってトルクを稼いでいる様子。ひょろ長くたこ足のようになっているのが最近の車の特徴か。ロードスターのB6の太く短く素直な形をしているいかにもスポーティーなインマニの方が好きかも。樹脂製ならば、正面衝突をしたときにつぶれるから安全である。
そして驚愕のパーツを発見してしまった。ストラットタワーバーだ! タワーバーが標準装備されるほどマニアックな車だったのか。ハンドリングにかけるマツダの心意気を感じる。が、下回りをのぞくと、リアはリジットサスであった。当たり前か。
ストラットタワーバー
競合車種はフィットあたりになるのかな。新型デミオ、いい出来です。