5月10日

 自分一人で家にいるときぐらいはお酒を飲まないようにしようと決心して、実行してから、なんだかとっても長い時間が過ぎた気がする。しかし、前にお酒を飲んだ日を考えてみたら、まだ3晩、お酒を抜いただけだった。それでも喉から手が出そうなぐらいビールが飲みたくなっている僕はやはり、依存症になりかけているんだろうか。

 それでも、ここ2年ぐらい、3晩も飲まずにいたことがなかった気がする。どうも、仕事場の人から「飲みに行きたいオーラ」が出ている気がするので、ほんの少しの間だけ達成した偉業も今日で終わりそうな感じだ。「行こう」と誘われて、断れるほど意志が固くないのである。てんで、駄目なのである。飲むたびに後悔して、ある人から「駄目だね」とまで、はっきり言われて、よし、もうやめよう、酒は、やめたやめた、と、ここまで追いつめられているはずなのに。僕の決心なんてそんなものなのかもしれない。

 こう書いている間にも、「飲みに行こうぜ視線」を背後から感じる…。逃げるか。