9月19日

 嫌なことがあったので、昨日の夜は仕事を早めに切り上げ、ロードスターで出掛けた。29日にサーキットに走るので、練習のつもり。いつもの山道をとろとろ走っているだけだから、あまり練習にもならないんだけれど。

 山道を1往復して、まだ何となく帰りたくなかったので、そのまま美ヶ原高原に駆け上る。真っ暗な心細い山道。もし何かあっても、だれも助けに来てくれない。里を離れるにつれ、星空がだんだんと見えてくる。しかし、夜中に人里を離れ、おねえちゃんと2人で空を見上げたのなら、ロマンチックなんだろうけれど、ただ独り、見上げていると、空恐ろしくなってくる。未確認飛行物体が飛んできて、連れ去られたとしても、だれにも知られることがない。

 山道を駆け上っていると、木々の間に2つの光るものが。何かは分からないが、獣らしい。夜の美ヶ原は動物と走り屋(僕は違います)の世界となる。

 峠を越える。松本の美ヶ原林道を駆け上っても、ビーナスラインには通じていない。「台上」と呼ばれる地域は1970年代、自然保護運動があったため、自動車の通行が禁止されたのだ。車で通れば数分の距離なのだが、舗装もされてなく、通行止めとなっているので、回り道が必要。とても遠くなる。

 なんとなく、ビーナスラインを走りたかったので、峠を松本と反対方向に下り、再び駆け上がる。途中、道路工事をして信号機が設置されているも、対向車などあるわけがなく、無視。ぐんぐん上っていき、ビーナスラインに至る。標高は2000メートル。気温は10度少しぐらいか。

 霧(この標高だと雲か)がかかっていたので、思いっきりは走れなかった。霧ヶ峰まで走り、諏訪側に下りた。そのまま国道などを通り、松本に戻る。100キロ以上は走ったか。

 今朝、ロードスターのエンジンを始動したら、ラッシュ音が。レベルゲージにオイルがついていない。もしかして、オイル食いがひどくなっているかも知れない。

 サーキット、走れるのかな?