9月3日

軒先に置かれたマイ・スイート・B6エンジン。ロータリーエンジンに積み替えたロードスターから外されたもので、完動品。走行距離は5万キロほどらしいが、オイルのフタを外して中を見たら、カム回りが茶色だった。オイル管理は良くも悪くもなかった感じ。Yahoo!のオークションで長野県内から出品されていたので、思わず落札しちゃった。

これが究極のサーキット対策。エンジンがブローしても、載せ替えちゃう、という覚悟で踏みまくるのだ。

それにしても、2基もエンジンが転がっている家、というのはどう考えてもまともじゃない。ビニールでもくるんで何かわからないようにしておこう。

この写真を撮ってから、ちょっと場所をずらそうと、サーモスタットハウジングを持ったら、ザクッと右手の親指が切れた。ちょっと深く切れた感覚。あっという間に血がにじみ出してきて、したたり始めた。付け根を握って止血を試みるも、なかなか止まらない。

エンジンと血痕がある軒先。いよいよ不気味だ。

などと、くだらないことを考えながらしばらく、放心状態。けれども血はしたたりつづける。血だまりができて、なにやら小動物でも絞めたような雰囲気になってきた。やばい。

とりあえず、消毒しておかなければ。家の中に入って、まず目に入ったのがWAKOSのパーツクリーナーとアロンアルファ。これを吹けばオイルまみれの手はきれいになるし、傷口も閉じることができるな…、と考えるも、注意書きの「第1石油類。危険度。火気厳禁という表示を見て、躊躇する。やはりやめておこう。

火気厳禁

やはり流水が一番、と蛇口をひねって水を出す。しばらく流すも、血は止まらない。根本をきつくしばろうと、輪ゴムを探すが、畳の上にシリンダーヘッドが転がっているような、生活感の希薄な家。見つからない。引き出しを開けたら、某氏からいただいた、鱒のすしに付いていた強力なゴムを発見! これで親指の根本をしばると、親指から一気に血の気が失せた。出血もほとんど止まった。止血成功。

薬袋を探っていたら、「液体絆創膏」という変わったものを発見。使ってみると、傷口をセメダインで固めている雰囲気。においも似ている。だが、使用感はなかなかのもので、切り傷にはかなり有効。

出勤前にこんなことをしている、僕の生活は一体…。