愛・地球博が終わった。最初は「目標の1500万人も危ういのではないか」と言われていたが、何とか2200万人入り、ちまたでは成功と言われているらしい。果たして成功なのか。
当初、愛知万博の想定入場者数は3000万人だった。これでも、1970年の大阪の万博の半分の設定である。んが、やはり無茶だということで1500万人に改められた経緯がある。2200万人入った、と言ったって、つくば博ですら2000万人、大阪花博は2300万人が入っているのだから、この人数だけでは成功とは言い切れない。
収支も大きな黒字になるらしい。んが、財団法人で運営している以上、利益が成功の目安になることはない。
環境の先進技術が持ち寄られたが、前進はあったのか。万博が終わったら、再び顧みられなくなって、元の木阿弥にならないか。うかれる前にちゃんと検証していかないと、ただの大型公共事業、大手ゼネコンや広告代理店だけ儲かった、ということになりかねない。