9月24日

 総裁選のせいで、休みだったはずの日曜日が出勤日と変わり、さらにそのあおりを受けて、月末の土日の休みも、日曜日が出勤&宿直に切り替わってしまった。がしがし作業を進めるはずだった休日を次々に取り上げられてしまい、焦る。なにが焦るかと言えば、僕が作業をしていないのに、どんどん車が出来上がっていってしまうかもしれないから。

 2日も休みが取り上げられたので、こちらもそのように対処させていただく。休日は特にやらねばならないような仕事もなく、出勤したということだけ記録に残すぐらいの仕事をすれば良いから、午前中に仕事を終わらせて、午後は激しく仕事をさぼって車いじりをすることに。

 宿直明けだったので、早朝に起き出して仕事を始める。1度、仕事場に戻ったら、ボスが座っていたので「当直明けで眠いんで、午前中に仕事を終わらせて、午後は寝てます」と若干ウソを織り交ぜて、午後は働かない意志を伝える。何かあればどうせ電話がかかってくるのだ。

 空港に行って、その足で車屋さんへ。なぜか、僕の車がすでに工場内でウマの上に乗っていた。うかうかしていると、エンジンが下りてしまう勢いだったので、パソコン広げて30分で文章にまとめて提出。写真も送って仕事終了。つなぎに着替えて作業に取りかかるころにはエンジンの上側の作業はすでに終わっていた。

 下に潜ってあれこれ作業。インパクトレンチを使って触媒のボルトをゆるめようとしたら、相当堅くて一発でなめた。ここら辺が素人。フロントパイプ部分で切り離すことにして、いろいろ苦労。ようやく、チェーンブロックを使ってエンジンを下ろした。

 エンジンスタンドにエンジンを固定するためにあれこれと苦労しているうちに、車体側ではどんどん作業が進み、エアコン撤去、パワステ撤去、重ステラック装着と進んでしまった。とりあえず、マフラーを外し、今日は車体側の作業は終了な感じ。仕事をさぼって作業したにしては、進んだというか、進めてもらったので、満足。

 おもむろにエンジンスタンドに固定したエンジンの補機を外したり、クランクのボルトをインパクトでゆるめたり。あ、そういえば長岡から車を引き取ってくるときに、「もしかすると、エンジンの状態が悪いかもしれないよ」と言われたことを思い出す。オイルフィラーキャップを外してのぞいたら、真っ黒だったとのこと。たしかに、エンジンの隙間という隙間からオイルを吹き出して下回りが派手に汚れているし、相当怪しい。

 若干、不吉な予感を感じながら、がしがしっとヘッドカバーボルトを外す。オオミチさんと2人でせいのー、と開けると…

 じゃーん。(ioi)

じゃーん。(ioi)

 ばーん。(ioi)

ばーん。(ioi)

 

 どーん。(ioi)

どーん。(ioi)

 見たこともないぐらいのスラッジ。カムホルダーの字が読めない、どころの騒ぎじゃなくて、こんもりと数ミリの堆積がある。メーター読みで88000キロのエンジンなのだが、オイルを継ぎ足しただけで、交換したことがないのではなかろうか。

 前期型エンジンだし、捨てよう。 

前期型エンジンだし、捨てよう。

 一瞬でそう判断して、別のエンジンを確保することに。エンジンコレクターに電話し「スポンサーロゴみたいにステッカー張るからさあ」と、1基融通してもらう。ま、車検を通したエンジンと思えば、諦めも付く。いや、別に次のエンジンだってノーマルで車検通るんだけれど。

 ということで、がくっときて、夜はおおとろ亭にてやけ酒に突入。意識を失う。