9月22日

 間瀬で長岡のおもちゃ屋さん主催の大運動会。初心者からSタイヤのクラスまでさまざまなクラス分けがある中で、耐久レース参加者はすべてのクラスで走行可能という破格の扱い。4時間走れるというので、TORFロードスターのドライバー3人にお願いをして、ちょっとだけドライブさせてもらうことにした。

 そのTORFのオオミチさんが間瀬に行くついでに長野に寄ってから行くから一緒に行こうと誘われた。微妙に、というかまったくもってついでに行くような感じの距離じゃなかったのだが、しっぽ振って付いていくことに。

 朝6時出発なので、前日の金曜日におおとろ亭に泊めてもらう。木曜日に休みを取って車検取って、内装取って、幌取って、そのまま睡眠も取っていたので、2日連続の宿泊。富山来てからおおとろ亭宿泊率が異常に高い。朝早いにもかかわらず、やっぱり車談義にグランツーリスモで深夜まで遊んでいたので、少し寝坊をした。

 高速で長野を目指す。1時に到着したければ、けっこうタイトなスケジュール。交通安全運動の初日だったので、クラウンやセドリックなどに気を配りながら、北陸道、長野道、上信越道。30分で用事をすませて、上信越道、長野道、北陸道。下道ではレーダーに気を付ける。間瀬に1時ちょうどに到着。素晴らしいペース配分だったが、もうすでに500キロ走ってちょっぴり疲労を感じる。

 間瀬は2002年4月以来、2回目の走行。前回は、間瀬サーキットに向かう道中で、腰下まで手を入れた自作エンジンが激しくオイル消費することが分かった直後だったので、かなりへこんでいた状況での走行。こんなこと、まったく忘れていたのだが、昔の「日常」を読んで思い出した。継続は力。

 タイムは覚えていないが、素人がいい加減に作ったエンジンと、抜けかけたマツダスピードの足回り、14インチFM901だったはずだから、そんなにタイムは出なかったんだと思う。今回は、レギュレーションの範囲で製作しているとはいえ、レース車両である。

 サーキット自体も2004年6月に鈴鹿を走って以来。スポーツ走行は、7月のジムカーナでしたが、相当なまっているので、Zコーナーで回って落ちて車をばらばらにしちゃうカモ、という不安もあった。

 1クラス20分走行で入れ替えもあるから1回15分の走行。インラップ、アウトラップもあるから10周もできれば良いところ。

 道具は一切、片づけてしまってあったので、ヘルメットもグローブもおろしたての新品。けっこう緊張しながら、準備。グローブ左右反対に着けようとしたり、ロールバーにヘルメットをぶつけたり。

 初めて乗る車とはいえ、そこは20万キロ近く走ったロードスター。何も迷うことはない。タイム計測のラップショットが装着されていたのだが、余裕もなくてスイッチ入れ忘れ。ま、久しぶりのサーキットで、タイム云々の状況じゃないのだけれど。

 ノーマルエンジンだが、爆音なので思ったよりパワーが出てる。他車が走行する中なので、ブレーキテストをするのは気が引けて、各コーナーではブレーキの限界を探りながらの走行。久しぶりの走行なので、最終コーナーなどで、自分がどこにいるのか分からなくなるような状態になった。コーナーの相当手前で減速が終わってしまってそのままインに寄ってしまい、インベタ走行でアクセルがいつまでも踏めなかったりする。爆音なので、コースのどこにいてもアクセルワークがピットに伝わってしまうので、けっこう恥ずかしい。

 さすがに、5年以上前に走行したときの記憶はなく、コースへの対応と、車への対応、いろんなことを一気にやっているので、もう頭がパニック状態。5周ぐらいして、水温やコーナーポストに気を配っていないことに気が付き、慌ててチェックする。

 もうめろめろの状態で、あっという間にチェッカー。クーリングをしながら、1周回り、ここにピットロード入り口があるはずと思っていた場所がガードレールだったので、ちょっとパニクって、コース上をうろうろしてしまった。入り口を通り過ぎてしまったかと勘違いした。

 次の走行までの間に、最終コーナーを観察したり、他の耐久号の爆音を聞いたりしながら、頭の中でイメージを整理する。いっぱいいっぱいで走っていて、ブレーキをあまり踏んでいないことに気が付き、2回目の課題はブレーキングと1コーナー後のシケインと最終コーナーに定める。

 2回目。やっぱりタイム計測を忘れてコースイン。さすがに2回目は、落ち着いて走ることができた。

 ブレーキを詰めてみると、けっこうコントローラブル。が、Zコーナーとかでいろんな挙動が出だした。1度、Zコーナーでコースアウト。人の車だ、壊れていないかしらと、そのままピットインしてチェックしてもらったが、大丈夫だったみたいで、再びコースインする。

 結局、シケインはイメージ通りに攻略することができず、納得できるような走りはできなかった。1回目よりは2秒ぐらい上がったので良しとしよう。

 最初だから、これぐらいかな、と自分では納得するしかないのだが、長岡のライバル勢はさらにタイムを伸ばし、2秒もちぎられているのが現状。ここからの2秒ってかなり難しい領域になってくる。

 さて、11月のレースはどうなることやら。