9月2日

 今日は、仕事だったにもかかわらず、ロードスターを開幌状態にして、美ヶ原高原へ駆け上がった。

 昨日、ディーラーに頼んであったドライビングの手袋を取りに行き、ついでに、ミッションとデフのオイルを交換してもらった。そのとき、リフトを少しの間かしてもらい、リアの車高を少し下げたのだ。手袋も車高下げもオイル交換も、今月下旬のサーキット対策である。

 ショックが抜けているにしろ、もう少しマシなセッティングにならないものか、と思い、若干尻上がり気味の車高を調整した。どうもリアの挙動が気に入らない。ちょっと強引な曲がり方をすると、巻き込むような感じになる。車高を下げたからと言って、これが直るとも思わないのだが、リフトもあることだし、試行錯誤してみることにしたのだ。

 車高を下げた足回りで、狭い林道を標高2000メートルの美ヶ原をめざし、駆け上る。手袋をした運転にも慣れようと、装着した。はたから見たら、攻める気満々の危険人物である。途中きついヘアピンが連続する区間は1速ホールドで6000〜8000回転キープ。後ろの白煙がものすごい。けれども、油温は100度弱。水温も95度ぐらい。サーキットでは油圧さえ気にしていれば、踏み続けられそう。

 美ヶ原ではごみを拾いながら1時間ちょっと歩き、王ヶ鼻という場所まで歩いていった。これだけ環境保護が叫ばれていても、まだまだ自分のゴミさえ持って帰ることができない連中がいる。ことし復活させたという登山道では、30年ぐらい前のファンタの空き缶や牛乳瓶、ビニール製のむしろが落ちていた。一昔前の人の環境意識が分かるというもの。

 王ヶ鼻は松本平が一望できる、絶景。雲が多くて北アルプスの稜線が見えないのが残念である。一緒に歩いていった一行と別れ、急ぎ足でロードスターまで歩く。一応、仕事中。のんびりはしていられない。

 美ヶ原林道を下ると、いつもの山道である。まだ足回りに腰砕け感があったので、フロントの減衰力を最強にしてやったら、気に入る動きになった。下りの山道でも、安心して走ることができた。

 オイル食いさえなければなあ。