9月14日

 日付が変わった時間に飲みに出かけてしまった。メンツの中には、元ラガーマンの元気の良い後輩がいるので、やばいかな、と一瞬思ったのだが、ビールの魅惑に負けて、総曲輪へ。

 3時をすぎて、そろそろ限界。もう、さすがにみんな、帰るでしょう、と思っていたら、やっぱり後輩、「次行きましょう」と言い出した。こんな時間、どの店もやっていないって、と思ったが、案の定、おねいちゃんがいるお店は軒並み閉店。振り上げたこぶしを降ろす場所がなくなった後輩は、深夜の桜木町をうろうろ動き回る。

 なんだかんだと、30分ぐらいさまよったか。スナックみたいなお店を見つけて、とりあえず飲めればよいからと、入店する。僕はよっぽど帰ろうかとも思ったけれど、後輩が勢揃いしている場所から逃げると、あとから何を言われるか分からないので、おつきあいをすることにした。

 おねいちゃんは帰ってしまったから、若いおにいちゃんが、席に付いた。が、野郎ばかりの集団に、おにいちゃんが来たところでうれしいわけもない。おにいちゃんにも悪いから、適当に話を合わすが、気遣いするぐらいなら、近くにいない方がマシだった。

 結局、朝5時すぎに店を出て、ふらふらと家に戻る。途中、なぜかラーメンが食べたかったので、コンビニでおいしそうなカップラーメンを買ってお湯を沸かして喰らって意識を失った。