いつも仕事でお世話になっている人たちと4人で飲みに行くことに。江南市内では1、2を争うすし屋に行くことになった。自分の財布では行けないから、これまで連れてきてもらったことしかない。
夕方、歩いて向かう。飲酒運転などしたらあっという間にクビになってしまうご時世である。ご時世じゃなくてもしちゃいけないけれど。
到着したら向こう側の人も一人到着したところだった。なんと、車で来ていた。アルコールは飲まないらしい。
追っ付けでもう一人も到着。な、なんとこちらも車だ。1対1で飲む羽目になってしまった。
最後の1人が「もう到着する」と連絡を入れてきた。な、な、なんとバイクで向かっているという。
すし屋で懇親会、というから飲む気満々で来たのは僕1人だけ。勝手にビールを注文されてしまい、まあまあとグラスに注がれる。3つのウーロン茶グラスと乾杯。ぐいっと一口飲むが、いくら飲んべえであっても、飲む相手がいなくてはおいしいはずがない。
こんなことなら、最初からお食事だけにして、それにふさわしいお店にすれば良かったのだが、後の祭りである。ちびちびとのどを潤す程度にビールを飲んで、ひたすら飯を喰らう。飲みたくなくても、席が席だから相手も気を使って酌をしてくる。1人だけ飲んでいるのはどうも、間が悪い。
人の苦労も知らないお店のおばちゃんが「今日はいつもよりペースがだいぶ遅いですね」と余計なことを言う。頭皮が一気に汗ばむのを感じながら「いやいや、そんなことはありませんよ。いつも通りですよ」とごまかす。
妙に肩が凝った席だった。