9月12日

 岐阜の多治見で仕事があったので、本当はいけないのだが、ロードスターで向かう。多治見と尾張旭は愛岐道路という良い道があるので近いのだ。電車で行ったとすると、1時間かけて名古屋駅へゆき、再び30分かけて多治見にいく羽目になる。車なら、往復で1時間ちょっとだ。

 もちろん、セッティングをしながら向かうに決まっている。Freedom用に古くからの愛機であるIBMのThinkpadにWindows95を入れて、軽く動くようにした。最新のWEB技術や動画などを扱うにはちょっと役不足なこのパソコンも、フルコンの設定ならまったく問題なく快適に使える。

 乗り込んでからエアコンが壊れていることに気が付き、スーツ姿だから一気に汗が噴き出してくる。そんな状態で、不調なアイドリングを設定する。一時調子が良くてもだんだんと設定がずれていって最後にはエンストしてしまう。どうしてずれていくのか原因が分からないからやっかいである。

 それにしても、アクセルのレスポンスはROMチューンのときと遜色ないし、高回転のトルク感がなんとも気持ちよくなった。まだ、空燃比と点火時期が調整し切れていないので、ぱちぱちとキーをたたいて調整する。一度止めてエンジンを切って差し替えないといけないROMチューンと違い、設定を変えてどうレスポンスが変わったか分かりやすくてよろしい。

 どうも、外気圧補正マップの学習が不気味な挙動の原因になっている気がしたので、学習を停止して当たり障りのない数値を入れておいた。標高差で空燃比がどう変わってくるかは、なんとなく分かっているので平地でのセッティングが完成するまで悪さしないようにした。

 うむ、Freedomを使っていないと分からない文章になってしまった。ECUのいろはを書いているのでしばしお待ちを!