前にも書いたとおり、最近ものが立て続けに壊れた。
うっかりコーヒーを飲ませてしまい、「ESC」(エスケープ)キー連打状態に陥ってしまったパソコンのキーボードは、キーの半分以上をめくって丹念に掃除したおかげで復活した。乾いたら元に戻るらしい。機嫌が悪くなると止まったり、データを飛ばして持ち主に復讐したりと、パソコンはなかなか人間的な機械である。
一番痛いのがロードスターのエアコンである。下手すると20万コース。素人じゃ手出しできない部品なので、直してもらうしかない。20万といったら新しいエンジンのパーツが買えてしまうな、と思うとすべて撤去してしまうことも頭に浮かぶのだが、そうするとたぶんこの車に乗らなくなる。これから冬になるから問題を先延ばしして、修理費を積み立てることもできる。「エアコンを直すか」か「車ごと捨てるか」のいずれかの選択しかない。「車ごと捨てる」=「死んじゃうかもしれない」ということだから、やはり痛い出費をするしかないようである。
タイヤとエンジンはとっても簡単に直ったので、問題じゃない。
エアコン修理痛いな、不幸だな、と考えていたら、思いがけず、会社から新しいパソコンが支給されることになった。今使っているDynaBookSS3300でも、Peinum2の266Mhzだし、メモリーは勝手に128メガに増設したし、ハードディスクも6.4Gから勝手に20Gにしてしまったりで業務上はまったく支障はないのだが、くれるというのだから断る理由もないだろう。このサイトを作るのに役立ってきたDynaBookを返さなければならないのはつらいけれど、新しいパソコンの魅力には勝てない。ただでさえ給料泥棒をしているのに、会社にはさらに損害を与えることになってしまった。
そうして来たのが何とIBMのThinkpad! 自分で買ってしまおうかしら、と思うぐらいのIBMマニアなので、とってもうれしい。型番はまだ見ていないけれど、かなり新しいもの。ノートパソコンのくせにPentium3の750Mhz! メモリーは256メガ! ハードディスクだけちょっと少なく15Gだった。しかし画面が800×600から1024×768に拡大した。文字が少し小さく見えるのが不便だけれど、WEB制作上は楽ちんになる。
ちょうどエアコンの修理代に釣り合うものを棚ぼたでもらって、ほくほく顔なのだ。