8月8日

 異動によって、普段の半分の人間で職場を回さなくてはならず、残った人間の中では僕が一番年長なので(みんな非常に若い。といっても4つ違いだか)、これはがんばらなければならないと一生懸命ネタを仕込んで異動発令の8月1日にぶあっと大量放出したら、逆に仕事が余ってしまった上に、若い2人は危機感をまったく感じていないらしく情けない仕事量だったので、なんか僕一人だけが仕事をしているような情けない状況になってしまった今日この頃。山場を乗り切って今日は休み。んが、普通に仕事をしていた。

 世間ではカメダでけんけんがくがくの議論が起こってようやく一段落したところだが、僕にとってのカメダとは、86N2決戦に出場した最強プライベーターの亀田であって、決してボクサーではないのである。

 2002年ぐらいのN2決戦のビデオ、VHS(まだDVD環境がなかった)のテープが伸びるぐらい見たもんだ。その後の決戦よりも圧倒的に映像が作り込んであって面白かった。各車の紹介では、エンジンルームの映像とともにエンジンスペックの紹介とエンジン空ぶかしの様子が収められているのだが、亀田号だけ別格。レーシングカーの音がしていた。見た目は優しそうな好青年なのだが、走ると危なげな走りで車とともに速いプライベーターにぞっこんになったことを懐かしく思い出す。

 あのレスポンスを求めて4スロを組んだのだが、見る影もなくあまりレスポンスが良くないエンジンになってしまった(あ、空ぶかしの話しね)。スロットルの口径、圧縮比、燃焼室とポートの形状などなど、たくさんの要因はあるだろうけれど、素人がいい加減に作ったエンジン、4万キロを超えてもなお回ってるだけでもありがたいと思わなければならないだろう。

 最近亀田号は出場していないが、たぶんお金がかかりすぎるからだろう。がわだけハチロクの化け物マシンが普通になってしまったから(とはいえタイムはそれほど変わっていない)、プライベーターにはきついかもしれない。プライベーターがレースを続けていくにはやっぱり、間瀬の耐久レースぐらいのレギュレーションは最低限必要かもしれない。