8月6日

 岩倉の山車を見に行った。春の桜まつりのときと装いを変えて、提灯をごてごてと取り付けて華やかに岩倉街道を巡行するのだ。

 山車というと犬山祭の方が有名だが、岩倉の山車は犬山よりもちょっと早くできたみたい。今でこそ、人口で犬山に負け、祭りの華やかさも圧倒的に劣っているけれど、400年近く前のことに思いをはせてみると、興味深い。山車があるということは、それだけ商業が発達していた、ということだから、犬山よりも先に山車を持った岩倉はやはり尾張地方でも盛っていた土地だったんだろう。

 まちなかのとある場所に3台勢揃い。それぞれ自慢のからくり人形を披露した。からくり人形も良いのだが、山車はやっぱり動いているときが一番華やか。男臭いけれど。