8月5日

 江南の七夕まつりが始まった。先週あった一宮の七夕まつりは、3大七夕まつりの1つとして自称するだけあって、アーケードの商店街に飾られた七夕飾りはさすがにきらびやか。一方、江南はぶら下げるアーケードはないので、ロープなどを使って飾り付けをしていた。

 以前「もはや江南で七夕まつりなんてやる意味があるのかしら」なんて書いた気がするが、実際に飾り付けられているところを見ると、なかなか良いもんだ。普段、人通りがなくて死んだようになっている商店街も、飾り付けされると少し息を吹き返したようにも見える。

 で、七夕まつりの目玉がなぜか「阿波おどり」である。突拍子もないイベントのように思えるが、実は理由がある。

 阿波と言えば徳島。徳島藩の初代藩主蜂須賀家政は尾張の出身であり、江南の地ともゆかりがあるのである。古文書なんかを見ると、織田信長が無礼講で踊らせた踊りの様子が阿波おどりに似ているらしい。少なくとも戦国時代のゆかりがあるので、借り物なのだけれど、堂々と踊っても良いのである。

 名古屋の「どまつり」をはじめ、全国各地でよさこい踊りの祭りが盛り上がり、まちづくりのきっかけになっている。それこそ、一宮や犬山からも参加するぐらいのでっかい阿波おどり大会でもやれば良いのに。

 今日は、布袋の町で阿波おどり大会。明日は江南駅前。せっかくの祭りもちょっと離れた場所で2回に分けて開くとちょっと迫力が薄まってしまうが、まあ仕方がない。夕方にひどい雷雨が来て、間断なく空が光るような状況で中止になるかもしれないと思ったが、8時前になんとかできる状態になった。

 おどりでまちづくり、などとえらそうなことを言っているが、おどりが始まったら速攻で写真を撮って瞬く間にその場を立ち去り、市内のすし屋での宴会に突入したことは秘密である。