8月25日

 電気工作は苦手である。

 目に見えないような実感を伴わないものについては、あまり手を出したいと思わない。電気の配線なんかは最たるもので、これまでなるべく手を出さないようにしてきた。カーオーディオも追加メーターもプロにお願いしたぐらいである。オイルクーラーもそうだが、なかったものを新たに新設するのは苦手なのだ。一度付けてもらえば、大体理解できて組み直すことはできるのだが。 

 そんな人間が初めてやったのがフルコンの配線だ! エーモンの電工ペンチと端子がセットになったものを買ってきて、 バキュームセンサーと吸気温を計る水温センサーをエアフロのコネクターを利用して配線する。きちんと、机の上でイメージトレーニングしてから配線した。そして今日、炎天下で汗を垂らしながら配線をしたのである。

 水温センサーは極性がないから簡単につないでしまったのだが、バキュームセンサーが電源とアース、出力の3つがあってなかなか難しい。説明書には簡単にしか書いていなかったから、要するにつないでみるしかないのだな、と考え、壊れるのを覚悟で適当に配線したらやはり違っていた。

 まあ、かなり悪いコンディションでも使われることが想定されているようなセンサーだから、たかが5ボルトの電力が変な場所に流れようが壊れることはない、と実にいい加減な推測の元に作業をしたら、まったくその通りで、2、3通り試してようやくきちんと配線したら、問題なく動作していた。

 空燃比計との接続もやった。きちんとパソコン画面上に空燃比が表示されるようになった。

 やはり、アイドリングからして絶不調。まともに走るようになるんだろうか。