飲み過ぎで、記憶が2時間ほどまったくなくなっていることが分かった。3次会の会場からどうやって帰ったのか。人に暴力でもふるっていないか。心配で、一緒に飲みに行った後輩に聞いてみた。
2次会のショットバーの店長とともに午前3時前ぐらいに、店の真下の居酒屋に出掛けたことは覚えている。3次会に当たる居酒屋で、「これ以上飲むとやばいかも」と思いつつ、2杯目の生ビールを飲んだところで記憶が途切れ、午前9時にジムニーで気が付いた。
後輩の証言により、何と、3次会だけでなく、4次会の寿司屋に行ったことが判明! しかも、他の人がおなか一杯であまり食べない中、僕一人ががつがつ食べていたらしい。本当にまったく何も覚えていません。飲み仲間にちょっかいを出していたらしいが、問題になるほどではなかったらしい。それでも、たばこを分解して水をかけたり、壁を殴っていたりしたらしい。どうりで右手が痛いわけだ。ちゃんと支払いをしたのか、とても気になる。
帰り道では仕事場の仲間とはぐれたものの、1人歩きで仕事場にふらりと帰ってきたらしい。それが5時前のことだという。きちんと自分の荷物を片付け、「帰る」と言って仕事場を立ち去った。後輩も帰ろうとしたら、車の中で寝ている僕を発見したという。
後輩に、壊れちゃっていたはずのそのときの僕の様子を聞いてみたら、「めちゃくちゃ飲んだわりには普通でしたよ。仕事場で荷物を片付けている姿は理性的でしたし」とのこと。かすかにすら、覚えていないのでにわかに信じがたいが、狼藉を働いたようなことはなかったらしい。
ひとまず安心だが、ここまで見事に記憶をなくしたことは生まれてこのかた、ない。たぶんスピリタスをなめてしまったのが失敗した主な原因だろう。このお酒、ポーランド産のウォッカで、世界最強とうたわれているらしい。アルコール度数は何と96度! 純粋なアルコールみたいなもの。口に含んだだけで、舌が腫れたようになって、感覚が無くなる。こんなお酒を飲んだから、ぷつんと記憶が途切れちゃったに違いない。
けれども、社会人になってこんな学生のようなことをやっていたらまずい。今回は大反省。「大人の飲み方」ができるよう、努力しなければ。