8月21日

 なぜか一宮駅前で民主党の岡田代表を見た。演説を聞いていたが、なんだか華がない。まじめなのは伝わってくるが、今回の選挙では相手が悪いとしか言いようがない。「選挙に負けたら責任を取って辞める」といい切ったのは格好が良いのだが、小泉さんが言った翌日となるとインパクトが弱い。ごてごてで仕方なく言わされた印象になってしまう。解散した5分後ぐらいに会見を開いてそう宣言するぐらいでないと意味がなかった。

 それにしても小泉さん、郵政法案否決から解散、その後の刺客まで、練りに練ったシナリオがあったとしたら、ものすごい政治センスだ。肉を切らせて骨をたつ、という言葉がこれほどしっくりくる状況もないだろう。自民党、という組織を生かすための、最大の効果を発揮するシナリオを誰かが書いたんだろうか?