放置しているとどんどん悪くなるかもしれないと思い、車検切れのロードスターのエンジンをかけてみる。まずはボンネットを開けて、オイルの点検。オイルレベルゲージのHをはるかに超える量のオイルが入っていて、オイル減りエンジンとしてはばっちりである。作ってから4万キロを超えたエンジンはオイルが減る。ある人曰く「エスコートのピストンが減ってるんだろ」。セットで4万円ちょっとのピストンだから、十分あり得る話である。ものすごい手間を掛けてエンジンを組むのだから、部品はケチらない方がよいかもしれない。戸田にしておくべきだったか。
クランキング一発でエンジンは始動。それにしてもin272ex288度のカムだと振動がひどい。こんなにぶるぶるしている車で普通に街乗りしていたんだな、と今さら思う。
半年以上ぶりにFCSSを起動してみる。目標アイドリング回転数を見ると900回転。大オーバーラップのバルブタイミングによる吹き返しの影響がほぼない4連だからこそこの回転数でもアイドリングする。シングルスロットルであれば、軽すぎるフライホイールを入れちゃうと、264度のカムでもおいしいバルブタイミングにすることはできない。アイドリングしないから。
試しにアイドル回転数を1100回転まで上げてみる。かなり安定するけれど、やっぱりぶるぶると不快なことには変わりがない。
そういえば、Dジェトロだったので、スロポジ制御に変更してみる。アイドリングのままスロポジ制御のデータをFreedomに転送すると、途中でエンジンがストールする。転送を終え、セルを回すと、ちょっとかかりにくい。アクセルを少しあおりながら、長めのクランキングでばっちりアイドリング。なぜか、Dジェトロよりもアイドリングは安定している。たぶん、一定しない負圧で制御するのと、ずっと一定の信号で制御するのとの違いだろう。なまし量を増やせばましになるかもしれない。エアコンを入れればばっちりアイドルアップ。空燃比も空燃比計連動はしていなくても14台で安定する。それでも、スロポジ制御は、スロポジの信号はときどき狂うので使えない。なにが原因なのかつきとめることができれば、絶対スロポジ制御で回すのだけれど。
街に繰り出してセッティングしたい気分。んが、車検切れなので、敷地から出られない。