8月14日

 富山にもROMチューンがしたい人もいるだろうと、車屋さんのガレージにあったB63HとBPF3を持ち出す。ネットで検索したら富山にも電子パーツ屋さんがあったので、そちらでソケットやEP-ROMなどを買い込む。電子パーツ用の道具がないので、はんだごてなども。

 月曜日の泊まり勤務とか、火曜日の午前中の時間を使って(仕事をさぼって)、まずはBPF3のEP-ROMを外して、28ピンのソケットを取り付ける。

 はんだ吸い取り線をつかってROMの足についているはんだを取り除こうとするのだが、いかんせん、初めてやる作業。要領がなかなか分からずに、手こずる。めんどくさいので、中途半端な段階でマイナスドライバーでこじってROMを外そうとしたら、足が何本かもげてしまった。使用不能である。ま、データは持っているので大丈夫なんだけれど。28ピンのソケットをはんだ付け。これは簡単。が、向きが逆だった。ROMさえきちんと差せば大丈夫。

 今度はB63H。BPF3はROMを取ってソケットをはんだ付けするだけなのだが、B63Hの場合は追加基盤が必要。なにをする追加基盤かと言えば、CPUチップの内部に記憶してあるプログラムやデータを読まないモードに切り替えて、外部のEP-ROMに記録したプログラムやデータを読み込ませるようにするのである。なんだか分からないかもしれないが、外したCPUは追加基盤に再びはんだ付けする必要があるので、BPF3みたいに破壊してはいけない。

 追加基盤はGRIDという自動車エレクトロニクスの専門ショップのものがポピュラーなのだが、Yahoo!オークションを検索したら、7000円の破格値で(たぶん自作の)追加基盤があったので、落札する。月曜日昼に落札し、火曜日午前中に受け取った。なんという、手際の良い取り引き。

 まずはCPUチップを外さねばならない。吸い取り線の使い方をいろいろ工夫してみて、かなりのはんだを取り除くことができた。あとはめんどくさいので、やっぱりマイナスドライバーでこじって基盤から外す。外観上は壊れることなく、追加基盤に実装することができた。はんだごての熱やドライバーをこじってかかった力で壊れているかもしれないけれど。

 素人仕事でROMチューンができるようにしたECUが2つ。ちゃんとエンジンがかかると良いのだけれど。